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| 山崎先生の運用記です.記されている時間は特に断りのない限り現地時間です.(3月末より夏時間になりUTC+2時間,JST-7時間となりました.) |
Magic Band in Sweden (12) |
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| 編註;先生からいただいた音声ファイル(AIFF形式)は 小生がMP3形式に編集しております.概ね100KB以下です. なおビーコンにつきましては、こちらにまとめてあります. | ||||||
2002.05.22 (Wed)今日も午前中は仕事に徹し、アンテナ作業は昼休みに行った。昨日の失敗を繰り返さぬよう、無線機を持って屋上へ上がったのは言うまでもない。最初に飛び込んできたシグナルは、UR某局のCWであった。ほぼフルスケールだ。UT5G/ B, UU5SIX/Bも、それぞれ579, 559で入感し、南東方向のコンディションの良さをうかがわせる。UR4UDI, US0YA, LY3MR, SP8VJV, SP8RHPとgetした。若干のQSBは伴っているが、この方向からは常に安定して入感している。LY3MRの QTH(KO24)は、マルメ(JO65)からおよそ730 kmの距離にあり、現時点までに私がEsで体験した最短記録となった。これらの局を追いかけている間に、南方向にもEsが発生したようである。しかし、この方向からのシグナルは、深く長いQSBの谷があり、QSBの山はほんの1、2分しかない。タイミング良くコールすることができたのは、YU7BW, YU7ZZ, I7CSBの3局にとどまった。new entityこそ増えなかったが、非常に有意義な昼休みであった。 |
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ここ数日の間、昼休みにアンテナを立てると、ちょうどタイミング良くEsが開いている。今日も無線機に電源を入れた途端、F各局が強力に飛び込んできた。F某局のQSOを聞いていると、「今日はLA, SM,
OZがFBにオープンしている」 と言っている。Fは既に何局か交信しているため、新しいグリッドを探し求めて、今日はワッチに回ることにした。しかし、聞こえてくるF各局のほとんどは、LA, SM, OZ各局の出すCQ(私にはほとんど聞こえない)をコールする局ばかりで、CQを出している局は少ない。それでも、何とかCQを出している局を発見し、F4局(F5LNU, F3CN, F5KDJ, F1URQ)をgetした。F各局を追いかけている間に、I各局のシグナルも聞こえ出した。F各局が安定して入感しているのに対し、I各局はQSBの谷が長く、落ち込んでしまうと数分間何も聞こえない。F方向とは別のEsが発生したのかもしれない。今日聞こえてきたI各局は、既に先日QSOした局ばかりであった。そろそろ昼休みも終わりに近付いた頃、バンドの下の方までスキャンして行くと、599で入感するCWを発見した。「FかIか?」人間は先入観を持ち過ぎると、それが外れた場合、極度の混乱状態に陥いるものである(2002.02.01の運用記参照)。「えっ、何?」、「T....」、「 T9...」、「T94CVだ!」、「T9ってどこ?」、「ロケーターは、、、JN83と打っている」、「I周辺だ!」私は、50MHzの他にもFMレピーター衛星にQRVしているため、EU内のロケーターならば、聞けばだいたいの場所がわかる。しかし、場所がわかったにもかかわらず、T9というプリフィックスを知らない(FM衛星では聞いたことがない)という事実が、私をより一層混乱させた。「ビームの方向は問題ない」、「とにかくコールしよう!」そう思ってパドルに手をかけようとした瞬間であった、「パドルが、、、ない、、、!?」実は、無線機の電源を入れた瞬間から、F各局のSSBがあまりにも強力に入感していたため、そちらに気を取られすぎて、何とパドルを準備するのを忘れていたのである(笑)。あわててパドルを接続していると、T94CVのCQが終わりに近付いた。「落ち着け!次のCQかQRZでコールだ!」果たして、T94CVはもう一度CQを出し始めた。ところが、シグナルがどんどん弱くなっていくではないか!「ああ、待ってくれ!」という私の願いもむなしく、CQが終わらぬうちにT94CVは完全にその姿を消した。「I周辺のからのシグナルならば、数分後には必ず強くなる!」そう信じて待つしか手がなかった。その間に、プリフィックス一覧表を確認し、T9がボスニア・ヘルツェゴビナであることを知った。(実は、最初は、サンマリノ(T7)かと思っていた。)これでもう迷うことはない。あとは
T94CVをgetするだけだ。約5分後、何かCWらしきものが再び聞こえてきた。さらに待つこと2分、T94CVのシグナルは559まで上昇した。しかも、タイミング良くCQを出している!祈りを込めてコール。すると、見事に一発でコールバックがあった。しかし、シグナルは559より強くならない。明らかにコンディションは下り坂だ。急いでレポートとロケーターを送ってスタンバイしたときには、T94CVは既に519となり、互いに最後の挨拶を交わしたときには419-319であった。そして、T94CVは静かにその姿を消し、二度と入感することはなかった。午後からも、仕事の合間を見つけて時々ワッチしてみたが、SM7は全くの無風状態であった。 |
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