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| 山崎先生の運用記です.記されている時間は特に断りのない限り現地時間です.(3月末より夏時間になりUTC+2時間,JST-7時間となりました.) |
Magic Band in Sweden (17) |
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| 編註;先生からいただいた音声ファイル(AIFF形式)は 小生がMP3形式に編集しております.概ね100KB以下です. なおビーコンにつきましては、こちらにまとめてあります. |
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2002.07.11 (Thr)
諸々の事情で、ワッチを始めたのは夕方遅くになってからであった。早々にYO2QC/Pを発見し、あっさりQSOできたときは、昨日のような良いコンディションを期待させた。しかし、それは全くの見かけ倒しであった。YO,
LZ, YUのシグナルが時々聞こえはするが、QSBが非常に強く、数分間であっと言う間にフェードアウトしてしまう。今日は、私自身が疲れていたこともあり、30分ほどでQRTしてしまった。 |
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この日の成果
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2002.07.12 (Fri)今日は夕方まで仕事で忙しい予定であった。ところが、少々手違いがあり、14:00頃には仕事が完全にストップしてしまった。「今日はもう無線をやるだけだ!」と思えば嬉しいが、今回の仕事の遅れはあまりシャレにならない。今後数週間の実験計画を変更することになりそうだ。非常に複雑な気持ちで屋上へ上がり、一応ワッチを始めたものの、やはり集中力がない。しばらくはボーっとワッチしていたが、I5MXX/Bの入感に気が付いて、ふと我に返った。I各局のQRVを期待したが、その時点では何も聞こえなかった。1時間後にワッチを再開すると、I5MXX/Bは姿を消していたが、代わりにI0JX/Bの入感を確認した。 バンドをスキャンすると、あちこちでI各局が聞こえ出したようだが、どのシグナルもあまり安定せず、あとひと押しが足りないようだ。30分ほどワッチを続けながらコンディションの上昇を待ったが、I各局のシグナルは一向に強くならない。しかし、I各局の他に、EA, F, DL, S5, YU, LZ各局も聞こえ出し、聞こえてくる範囲は広くなった。「今日はこれが限界か?」そう考えた私は、強いQSBに揺れるシグナルを相手にすることにした。未交信のグリッドを探してひたすらワッチしたが、getできたのはDL4FCSだけであった。F某局、I某局のグリッドもnewであったが、どうしてもQSBのタイミングが合わず、最後まで QSOには至らなかった。また、newだと思って飛びついたS52MMのグリッドは、良く聞いたら既に交信済みであった。今日最大の収穫は、QSBの周期に関して、ひとつ興味深い発見をしたことである。JM67, JM68, JN61からQRVしているI3局(南北にほぼ直線上に並ぶ)のQSBの周期を観察したところ、ピークが南から北へ移動することがわかった。JM67のシグナルが落ち始める頃、JM68が強くなり、そして、JM68が完全に消えた後、JN61が聞こえ始めた。しかし、時々例外もあり、このパターンが乱れることもあった。何度もデーターを取って楽しんでいたため、今日はほとんどQSOせずに終わってしまった。 |
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この日の成果
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2002.07.13 (Sat)久しぶりにバンドは全く開かなかった。今日は16:00からContest Lario 6 Metri(Italy 6 m contest)が行われる日だと言うのに、Web Clusterも閑散とし、ほとんどレポートが上がらない。私も夕方から少しワッチしてみたが、何のシグナルも確認できなかった。 |
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2002.07.14 (Sun)Contest Lario 6 Metriは今日の16:00まで。「今日こそは!」とどれだけ多くの局が思っただろうか。そんな気迫が通じたのか、Web Clusterによれば、Esは確かにオープンした。しかし、それは北中部EUの東西のパスがほとんどで、南北のパスではない。I各局はさぞかしがっかりしたことだろう。結局まともなEsが出ないまま、コンテストは終了してしまった。SM7ではEsがオープンする雰囲気すらなく、せっかくの週末だと言うのに、2日続けてバンドは静寂に包まれていた。 |
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2002.07.15 (Mon)
今日も中南部EUはEs大繁盛の1日だ。そんな中で、今日一番の話題局はYM0KAだろう。午前中からEUの広い範囲で入感し、Web
Clusterを賑わせている。TA はさほど50MHzのアクティビティーが高くなく、私がWeb
ClusterでTAのコー ルサインを見るのは、これが2回目である。昼過ぎにSM6からもYM0KAのレポートがあったが、その時間は忙しくてQRVできず、結局ワッチする時間ができたのは16:00過ぎだった。OZ南部とDL以南では、引き続きYM0KAが聞こえているらしいが、SM7では影も形もなかった。あまり期待せずにダイヤルを回した途端、非常に強力なシグナルが私を驚かせた。「EIだ!」すぐにビームを西へ向け、マイクを握る。ところが、それは先日のメガトン級のEsの中でQRMと格闘しながらQSOしたEI8HTであった。危うくコールサインも確認せずに呼んでしまうところであった(注)。 |
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この日の成果
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2002.07.16 (Tue)正午少し前に見たWeb Clusterは、いつもとかなり様子が違っていた。今日は北の方がオープンしているらしい。JX, OH, LA, SM2(SM最北部)がEUのかなり広い範囲からレポートされている。15:00少し前にQRVを始め、まずは、強力に入感するLA1NG(JP66)をgetした。この辺りは人口も少なく、普段はあまりアクティビティーが望めない。EU中の各局が喜んでコールするのも無理はない。強く安定したEsもこれを後押ししているようだ。LA1NGのシグナルはほとんど落ち込みがなく、連続して呼ばれ続けている。59で入感するJX7DFAも発見したが、こちらは10分ほどでフェードアウトしてしまった。バンドをスキャンすると、SM2, OH, ES各局のシグナルを確認することができた。アンテナを北東へ振って、今日はOH, ESに狙いを絞ることにした。しかし、真北からくるLA1NGに比べ、OH, ES各局のシグナルはあまり安定しない。QSBのタイミングが悪く、なかなかコールできずにいると、徐々にフェードアウトしてしまったではないか。「もう終わりか?」と思ったが、OH9SIX/Bは強く入っている。「まだパスが消えた訳じゃない!」何かが起きると期待して待つことしばし、ずっと強力に入感していたLA1NGが、突然その姿を消した。コンディションの変化は明らかだ。すると、OH各局が再び聞こえ始めた、しかも、先ほどより強く。OH6MSZ, OH6HFX, OH7PIとgetし、OHともEsでQSOすることができた。これらの局以外にも何局か受信できたが、OHでは引き続いてLAがオープンしているらしく、「CQ LA」とコールする局が多く、声を掛けずに終わってしまった |
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この日の成果
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