山崎先生は、身に降り注ぐ【Radioactivity】を遮蔽していたともいえる、屋上への扉(下図)をついに開けてしまいました.十年もの間耐えていた【Radioactivity】を全身に浴びてしまったのです.これを読んでいる貴方と同じく、いったんかかったこの病はもう誰にも治療できません.以下は先生の「闘病記」(笑)です.
時間は特に断りのない限り現地時間(冬季なのでUTC+1時間,JST-8時間)です.


空調用のファンの支柱にアンテナを固定しています。マストは3mです。日本で移動運用時に使っていた4.5mの伸縮式マストもありますが、バルト海からの強い風で大きくしなるので、恐くてほとんど使いません。

Magic Band in Sweden (1)

編註;先生からいただいた音声ファイル(AIFF形式)は
小生がMP3形式に編集しております.概ね100KB以下です.
MP3ファイルは、容量の関係で、QSL.NETではなく、

ミラーサイトのある「COOL ONLINE」においてあります.

なおビーコンにつきましては、こちらにまとめてあります.



2002.1.22(Tue)
午後、仕事の合間を見て 50MHz のアンテナを準備。研究室のビル(7階建て)の屋上に手頃な支柱があり、そこにマストを縛り付けてアンテナを上げる予定とする。
2002.1.23(Wed)
屋上にアンテナを立ててSWR の調整を済ませると、もう18時過ぎだ。一応ワッチしてしたものの、聞こえてくるのはノイズだけ。ローカルの誰かが聞いていないかと、10分ほどCQを出してみたが、応答はなかった。それでも、久しぶりに50MHzでCQを出すことができ、満足して帰宅。
2002.1.24(Thu)
朝は、研究室のミィーティング終了後、すぐにアンテナを立ててワッチを開始。ローカルのSMとOZ各局の他には、UN8QXUN7GMが強力に入感していた。また、UN をコールする EA のバックスキャッターとLZ の弱い CQが聞こえた。ワッチしたすべての局がCWでQRV していて、keyを持ってくるのを忘れた私は、ただワッチするのみだった。一瞬だけUN7GMがSSBで出てたが、すぐに引っ込んでしまい、QSOには至らなかった。
2002.1.25(Fri.)
昨日はkeyを忘れて痛い目にあったので、今朝はkeyを持ったことを2回確認して家を出た。アンテナ作業を終えて、さっそくワッチを始めると、すぐにEY8CQの強いシグナルがSSBで飛び込んできた。Euあちこちからかなりのパイルになっている。「勝ち目はないかな?」と、弱気ながらもマイクを手にし30分以上コールしたが、やはり全然歯が立たない。そこで、他に入感している局がいないか、ダイヤルを回してみると UN7GMがCWで出ていた。こちらも強く入感していたが、EY8CQほどのパイルではなく、時々CQ を出している。「よし!」とパドルに手を掛けたところで、私はしばらく躊躇した。実は、私はこの10年間、一度もCWでQSOをしていない!(というかほとんど無線自体をしていない!)。それ以前も、コンテスト以外ではほとんどCW QSO の経験がなく、CW は初心者同然。「記念すべきSM7XQZとしての 50 MHz 1st QSO の途中で、訳が分からなくなったらどうしよう、、、」、「予期せぬことを打たれたら、、、」、私は真剣に悩んだ。そこで、UN7GMのQSOを注意深く聞いてみると、ほとんどがレポート交換だけで終わっていた。時々グリッドロケーターを送ってはいるが、他には余計なことは打っていない。「これなら何とかなりそうだ」と思ってはみたものの、やはり自信がない。そこで、EY8CQをワッチしながら、CW の送信練習をすることにした。「DE SM7XQZ」「BK,UR 55N, BK」と繰り返し練習していると、パイルが収まってきたらしく、EY8CQ も時々CQを出し始めた。パドルをマイクに持ち替えてコールすると、数回目にピックアップされた!無事にSM7XQZとしての 50MHz 1st QSOを終えたことで、一気に気が楽になった。意を決して、UN7GMのCQをコール。「SM7XQZ」、「SM7XQZ, UR 5NN, BK」、「BK, UR 55N, BK」、「TU, QRZ?」。時間にして数秒ほどのことだったろうか。10年ぶりのCW QSOは無事終了した。気をよくしてさらにワッチを続けると、UY5HFのCQが 519-539で聞こえたが、残念ながら私がコールする直前に落ち込んでしまい、二度と上がってこなかった。今日は数時間ワッチを続けて、実際にQSOしたのはたった2局だったが、久しぶりに50MHzにQRV した記念すべき日になった。

2002.1.26(Sat)
早朝6時半から研究室の屋上でワッチ。 Web Clusterでは色々とレポートされていたが、ここではローカル以外は何も聞こえなかった。仕事の都合もあり、正午頃にQRT。

Magic Band in Sweden (2)


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Tomio YAMAZAKI, M.D.(SM7XQZ esJG2GSY) & Hideki SUZUKI, M.D.(JN1BPM) ,2002