「医療人のための群馬弁講座」特講

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2021年 薄氷の残留






■ J.LEAGUE DIVISION 2 2021 ■




監督解任 (第1節〜第21節)

サバイバルレース (第22節〜第42節)







■ 第101回 天皇杯 (2021) ■

ラウンド16 準優勝した大分トリニータ(J1)に延長戦 1-2 で惜敗



「まっと!なっから!ザスパ!!」は、こっち







■ 2021年をふりかえって  ■

 コロナ禍による2020年の変則レギュレーションでJ3への降格がなかった代わりに、2021年はJ1昇格は2チーム、そしてJ3への降格が4チーム(19位以下降格)という毎年J2ボトムズを彷徨っているザスパにはなんともキツいレギュレーションとなった。2年目の奥野監督をはじめコーチ陣も継続、DF岡村とMF飯野をJ1のクラブへ輩出したものの、真っ先に契約更新を発表した大前を始め多くの主力が残留。管理人の母校でもある太田高校卒の初のJリーガーとなった一木や多くのルーキーを加え、昨年終盤は好調だったので、チームの一層の飛躍が期待された。チームは「勝ち点50、16位以内」の目標を掲げた。社長も企業再生の実績があるという奥野監督と旧知の森新社長を迎えた。新型コロナはいわゆる第3波で依然蔓延しており、2020年12月17日より、群馬県の警戒度は4のままであった。1月には2度関係者の感染が報告され、沖縄キャンプの実施が危惧されるなど、いきなり不安の幕開けとなった。2月になって感染状況もやや落ち着き、2月28日に秋田とのホーム開幕戦に2-1と勝利を収めたものの、徐々にザスパは低迷し、勝ちきれない試合が続く。怪我人が多かったのか、本職のサイドバックがいない状態であった。コロナは猛威をふるい、いわゆる第4波が始まり、4月25日に1都3県に緊急事態宣言が発令され、5月5日のアウェイの第13節東京V戦はリモートマッチ(無観客試合)となり、群馬でも5月16日〜6月13日までまん延防止等重点措置が発令され、ビジター席が設置されない事態となった。コロナはやや落ち着きを見せ、まん防後は警戒度2まで下げられたが、チームも徐々に順位を落として行き降格圏へ。半分の21節が終了した翌日の7月4日付で、ザスパ史上初の監督解任という荒療治を選択。クラブ創設のレジェンド解任に衝撃が走った。後任には久藤ヘッドコーチに白羽の矢が立てられ監督に。J2残留という厳しいミッションを課せられた。
 コロナの蔓延は止まらず、いわゆるデルタ株による第5波が始まり、7月の東京オリンピックによる中断期間に行うはずだった草津キャンプは関係者の感染で中止、8月2日より再び警戒度3、4日連続で100人以上の感染者が出たため、同4日より警戒度4へ、更には同8日よりまん延防止等重点措置が発令、13日には選手4人の感染が判明し、アウェイ栃木戦が中止延期となった。18日には群馬県で初の300人超え、そして8月20日〜9月12日まで県内全域に緊急事態宣言が発令された。8月28日には群馬県で過去最高の367人の感染が報告され、翌29日の第27節ホーム金沢戦はリモートマッチ(無観客試合)となった。久藤監督に交代後には、天皇杯で後に準優勝した大分に延長戦で惜敗、リーグ戦でも勝ち点を積み上げることに成功したが、盛夏以降ザスパは最後の最後で失点を重ねる試合が続いた。9月、この事態に風穴を開けたのが、地元出身の細貝の加入であった。細貝自身が地元チームの窮地に自らオファーしたと聞く。コロナ第5波は漸減となり、緊急事態宣言解除後にまん延防止等重点措置に移行したが、9月30日をもって解除となった。
 10月1日からは全県の警戒度を4、10月8日から3に引き下げ、ザスパもJ2残留のザバイバルレースに突入。加入した細貝が中盤の底で奮戦、守備は安定し勝点を得ることができるようになった。同22日から警戒度を2、更に11月6日から1に引き下げ、声を出しての応援はできないもののスタジアムの人数制限が大きく緩和され、大旗も掲げられるようになった。残留を争う因縁の松本に勝利し、終盤のJ2上位の町田、新潟、J2優勝した磐田に強豪に3試合連続でドローを勝ち取り、残留に向けて大きな勝点を得た。今季入場者はホーム最終・磐田戦の4816人である。そんな中、森社長が不正経理で辞任、赤堀社長が就くという事態も発生。残留争いに不安を残す結果となった。最終節は引き分け以上で自力残留、負けても他のチームの動向次第で残留という好条件だったが、降格危機の大宮の執念に完敗。残留を争っていた相模原が東京Vに負けたため、かろうじて18位で残留を決めた。しかし残留チームの中では最下位。まさに「薄氷の残留」であった。
 ベテランの活躍は目立ったものの、目立ったルーキーの台頭はなく、細貝の加入後は堅守が敷けたが、得点力不足が露呈する結果となった。通算35得点はリーグワースト2位であった。監督は途中解任、社長は不可解な不祥事で去り、上昇気流どころか、乱気流に巻き込まれ、危うく下降気流となるところであった。残留のミッションを果たしてくれた久藤監督は退任、レジェンドの小島GKコーチも退任することとなった。来季は「組長」と呼ばれる元浦和の大槻氏が指揮を取ることが決まった。新型コロナは一時期だいぶ低調となったものの、新たな変異株・オミクロン株が発生し、来季がどうなるのか全く予想がつかない。来年は通常どおり、上位2チームがJ1昇格、下位2チームがJ3降格の予定である。J1から4チームが降格となり、ますますの混戦が予想される来季はワールドカップもあり11月中の閉幕予定である。これはザスパサポの宿命(笑)とはいえ、11月にまたハラハラドキドキさせてほしくはないものだ。
 熱い観戦記を寄せて下さるライター諸氏も3密を避けるべく、スタジアムでの観戦を自粛したこともあり、本HPでの観戦記掲載数は今年も少ないものとなってしまった。そんな中でも試合の画像を提供下さった、とも@川崎様、そしてなっから多くの画像を提供下さった え亥輪@前橋 様には厚く御礼申し上げる。新型コロナの終息を祈りつつ、来季また正田醤油スタジアムでお会いしましょう!【すずき@東毛】



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郷土のチームは、やっぱり郷土の言葉で熱く応援するんべぇ!

そんなわけで編集した記事ん中には、独断と偏見が
なっから含まれてっかもしんねぇけど、
十人十色っつーことでカンベンしてくんな。

Special Thanks
ご寄稿、ご協力、画像のご提供あんがとね! (順不同)

yosuie@中毛 様
え亥輪@前橋 様
とも@川崎 様
あきべー@北毛 様
ジルタ@月田 様
さねやん@九州 様
すずきのセガレ

製作協力:三束雨@藤岡



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