開設5周年記念新企画

marron@つくば・境 & すずき@東毛 presents

 群馬には、美しい山々があります.春霞にかすむ山、新緑の山、麦刈りの後の野焼きの煙に隠れる山、紫匂う山、蒼くそびえ入道雲を従えた山、夕映えの山、紅葉をまとった山、雪を頂いた山、空っ風の砂塵にかすむ山、沢や川で遊んだ山、自転車通学の最中に目前に見た山、今は亡き人と眺めた山、山頂に登って自分の住む町を眺めた山・・・・ 皆、一人一人違った「わがこころの山」があるはずです.

 開設5周年記念新企画として、marron@つくば・境 氏と私、すずき@東毛とによる、「我がこころの山」をお送りします.ネットの仮想空間の上で、あなたの「こころの山」の風景を再現します.

第1弾!

 小学校校歌 編 

上毛かるたにも「すそのはながし あかぎやま」と詠われる、その雄大な姿は、群馬人の心のふるさとの山にふさわしく、昭和59年の国体の名は「あかぎ国体」と冠されたのは記憶されている方も多いことでしょう.また県内の小学校では運動会で山の名称で団分けをすることが多いようですが、赤城山の見える地域では「赤城団」は必ず作られる団名と聞きます.

しかし、赤城山は、上毛三山のひとつに数えられ、老若男女に広く知られ、愛されている山とはいえ、西毛や北毛では、それが直接目視できない地域もあることでしょう.そうなればその地域の人には「赤城山がこころの山にはなり得ない」可能性があります.
 私とmarron@つくば・境氏は、県内の「赤城山を心の山とするエリア」を調べたいと思いました.

考えたのは、「小学校の校歌を調べる」ことです.小学校の多くは、「明治の大合併」で誕生した、小さな大字を合体させて誕生させた「村」や「町」を基礎に作られており、その校歌を調べることは、「その地域の心の山川を反映している」であろうことが予想されたからです.(戦後の新制)中学校や高校(旧制中学)は、この小学校エリアの基礎単位よりも、やや広いエリアを基礎として設立されたはずなので除外しました. また校歌も調べた中には、5番まである(笑)小学校もあるので、最も歌われる機会がある「校歌の1番の歌詞中に赤城山が詠われている学校」のエリアを調べました.もちろん昭和や平成に誕生した新設校であっても、それらその地域の「心の山川」が詠み込まれていることは容易に想像できます.2番以降に「赤城」が出てくる学校も多いですが、今回はあえて、作詞者も念を入れたであろう「1番の歌詞だけ」にこだわってみたいと思います.(例えば、伊勢崎市立赤堀小学校の校歌は1番に地元の「多田山」、4番に「赤城」が出てきます.作詞者は「こころの山として校歌の1番にこそ、多田山を入れたい!」と強く念じていたのではないかと思われるからです.)

もちろん、下は現在の私達がネット上の小学校のウェブサイトや直接、出身者の方々に伺って調べたものですので、新たな情報があれば更新したいと思います.これより端で校歌に入ってましたよ!という方は、情報をまでお寄せください.可急的速やかに更新します.

下は、「赤城山が校歌の一番の歌詞に詠われている県内小学校」です.下のボタンを押して頂きますと、その学校からみた赤城山のCG画像をご覧いただくことができます.(これらCG画像は「カシミール3D」で作成致しました.大変すばらしいソフトウェアです) 建物や送電線などの人工構造物は再現できませんが、赤城山の稜線はみごとに再現できていると思います.





2010年7月15日現在調査結果
「赤城山が校歌の一番の歌詞に詠われている県内小学校」

距離は、黒檜山山頂(1828m)までの距離

県内最東端▼ 距離 45.8 km 仰角 2.2 度
県内最西端▼ 距離 31.9 km 仰角 3.1 度
県内最南端▼ 距離 43.1 km 仰角 2.2度
県内最北端▼ 距離 15.6 km 仰角 5.0 度

よって、仰角2.2度以上になると、群馬県人は「こころの山」と認識する・・・のでは?

好評であれば、「榛名」編、「妙義」編へと展開予定??

ならば明治以前の人は、
「こころの山」をどう感じていたのだろう??

想い出さぁねぇ「我がこころの赤城山」

読者のみなさんに「想い出の赤城山」を語ってもらいました.

リクエスト募集!

あなたの故郷から、あるいは想い出の地から眺めた「赤城山」の画像を作成します.赤城山への想いを、にリクエストとともにお送りください.なお群馬を離れ、遠い地方や海外にお住まいの方のリクエストを優先します.こちらで、ご寄稿いただいた文を赤城山のCG画像とともにご紹介したいと思います.

おめーさんが出た小学校の校歌は、どーなん?

インターネット公開調査と同じ要領で、
皆さんの「ご出身の小学校校歌の一番の歌詞に
詠まれている山の名前」

を調べたいと思います.
2番以降の登場は不可です.

あなたの情報を入力するには

  • まずここをクリック!.「我がこころの山;小学校校歌の歌詞の一番に詠まれている山は?」が開きます.
  • 山は現在「赤城」「榛名」「妙義」「浅間」を選抜しています.
  • 新しく開かれたページの上にある「新規入力!」をクリック!して下さい.入力フォーマットが表示されます.
  • 入力したい位置に、マウスでクリックしてください.「★」印が出て点滅します.すでに入力がされている地域と重なる地域は入力できません.白地図中には主要河川、上毛三山と浅間山を描いてあります.(市町村境界は2000年当時のものを使用)隣接県についても入力可能です.(株)アルプス社様ご提供のこちらの地図も参考にして下さい.隣県市町村でも群馬の山が詠われている可能性もありますので、投票を歓迎します.
  • 小学校名を「○○市(町村)△△小学校」まで入力ください.
  • 説明には「歌詞の一節」もぜひご記入して下さい.」はIMEの場合、「おんぷ」とキー入力+「変換」で「♪」に変換できます.あわせて校歌にまつわる思い出がございましたら、ぜひいっしょに入力してください.
  • 分類選択で山名を選びます.「赤城」「榛名」「妙義」「浅間」以外の場合は「その他」とし、「○○市(町村)△△小学校」と記入し、その小学校名の右に(○○山)、そしてコメントにその歌詞の一節を記入してください.できればその山の説明を.(例:○○山は、小学校の西にある山です.など)
  • 「校歌に山の名前がない小学校」のご出身の方は、今回は残念ですが、ご投票できません.
  • 更新・削除用パスワードを設定して登録ボタンを押してください.(アイコンは設定しておりません.)
  • 不適切な書き込みがある場合は、予告なくデータを削除します.また小学校名が不明な書き込みもデータ不足として削除します.中学校・高校のデータも今回は削除します.
  • 小学校関係者の皆様へ:「我がこころの山」の趣旨をご理解いただき、寛大なご対応をお願い致します.
よろしくお願いします!

2010年7月15日現在の状況
今後も年に一度程度更新します

【参考文献】 杉本智彦,『カシミール3D入門』,実業之日本社,2002

この件についての情報をお持ちの方、
上記の地図のプロットは面倒くさいが情報は持っているよ!という方は
ぜひにメールください!待ってます!

このページは読者参加企画だぃね.情報よろしくたのまぃ!