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■■■ 第22〜42節 ■■■
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集大成なるか? |
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■■■ 2012年7月1日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第22節 徳島ヴォルティス 0−0 ザスパ草津 鳴門・大塚スポーツパークポカリスェットスタジアム 4132人 |
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堅守なれど |
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■■■ 2012年7月8日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第23節 ザスパ草津 0−2 大分トリニータ 正田醤油スタジアム群馬 2208人 |
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決定機ゼロ |
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■■■ 2012年7月15日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第24節 ギラヴァンツ北九州 0−1 ザスパ草津 北九州市立本城陸上競技場 2894人 |
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何が起こるかわからない! |
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![]() 本城に直行するシャトルバスを待っていると、ある事に気づいた。ホークスの緑のユニフォームを着ている人、ホークスのグッズを手にしている人も同じバスに乗るようだ。 野球とのはしご観戦だろうかと想像するのも面白い。 当日券を買い、会場入口からの道をくぐり抜け、なんとかゴール裏にたどり着いたと思いきや、その瞬間に選手たちのピッチアップは終了していた(涙)当然試合前にスタグルメを堪能する余裕もない。やはり連休の日は余裕をもってスケジュールを立てなければ。 ![]() 九州は日の入りが関東に比べ遅いので、18時キックオフといえと真昼のような青空が広がっている。ただ二時間も経つと流石に暗くなるので、スタジアムの照明は試合開始から点灯している。ゴール裏は傾斜が少なく遠くの様子は若干見えにくい。しかしそれ以外にも何やら違和感があると思ったら、私たちのいるアウェイゴール裏が北九州のバックスタンドの右にあるのだ。正田醤油スタジアムを始め大半のスタンドはアウェイ席はバクスタの左にある。実は二年前にも本城で現地観戦したことがあるが、その時はバクスタの左で左手にメインスタンドを目にした記憶がある。何故入れ替わったのか気になったが、その辺の事情はわからない。 さて試合開始。スターティングメンバーはGK北、DF永田、御厨、中村、小柳、MF遠藤、松下、熊林、林、FW小林、金成勇。リザーブは内藤、櫻田、ヘベルチ、後藤、土井の5名であった。 アグレッシブな感じで試合がスタートしたが、唯一のルーキーにしてレギュラーである小柳選手の調子がいまいちらしく、全体的に攻められたり攻めたりを繰り返す。守備に問題はあまりないが、シュートを打てたとしても精度に欠ける。しかし前回の光が見えない雰囲気の試合よりは得点の予感はちらほらしていたような気がした。とにかく無失点に守れたことを評価しよう。 ![]() 焼うどん屋では「スペシャル焼き」を頼んだ。ソースで焼いたうどん&ちゃんぽんがお好み焼きの中に入った、予想以上にダイナミックでボリューミーなグルメが出てきた。割り箸は一本でいいと伝えたら、店員さんに「えっ」といわんばかりの表情をされた。これを女一人で食べるのは想定外だったのだろう。(ちなみに私は過去にペヤング特大を完食したことがある)ちなみにソースで焼いた麺は単独でも売っていて「チャンどん」というらしい。 ゴール裏に戻ってきたと同時に後半が始まった。何時の間にか調子の悪い小柳選手は後藤選手と交代していた。先ほどのスペシャル焼きを堪能する時間はなく、持ち帰ることにした。涼くんが出てきてからたしかに流れがよくなったかもしれない。しかし最後の一撃がなかなか決まらない。これは北九州側の選手にも言えることだったのかもしれないが、そのためにいくつかのピンチも免れた。この間は林選手がヘベルチと交代、遠藤選手が櫻田選手と交代した。 ![]() そして5分経過。コーナーキックのチャンスを得て、自陣前で御厨選手と北九州の選手が競り合った中、近くにいた中村選手が隙をついて決めGOOOOOAL!!! 試合がひっくりかえる瞬間を目の前にし、ゴール裏はこれ程になく歓喜の声が上がり皆でハイタッチしまくった。ヒデさんは昨年大分アウェイでもロスタイムに決めたような・・かっこよすぎる。 そして試合終了の笛が鳴り、このまま1−0でザスパ草津の勝利!ゴール裏は歓喜に包まれ、ザスパ草津コールで祝した。そして一斉にスタンドの一番前に集まり選手たちを出迎えた。久々に歌う草津節。選手達は目の前にやってきて、全員で笑顔で肩を組み飛び跳ねる。この瞬間にやっと会えた! ![]() ちなみにこの一週間九州全体で大雨続きで、一部地域では大洪水の被害があった。試合開催日の少し前には北九州も大雨に見舞われ、当日の開催も心配されたが、試合は無事に開催された。災害に遭われた方々へ、この場を借りて、心からお見舞い申し上げます。【さねやん@九州】 |
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■■■ クラブ創立10周年記念・ザスパ草津オールスター戦 高田保則引退試合 ■■■ 「ザスパ草津オールスターズ vs 芸能人チームTHEミイラ」 |
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「うーと!なっから!ザスパ!!」は、こっち! |
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■■■ 2012年7月22日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第25節 ![]() 正田醤油スタジアム群馬 6868人 |
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スパイス不足のメインディシュ |
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![]() バクスタに戻ると、前座試合に結構な人がいたんに芸能人目当ての人は帰っちゃったんだか、メインの人が少なくなってるし。バクスタは懐かしいオールスターのメンバーの話に花が咲き、濃厚な前菜の余韻ですでにお腹いっぱいな感じ。オレも「なんだかこのまま幸せな気分で、はぁ帰っちゃってもいいかなぁ」と思ったんはここだけの話。まぁ普段試合を観に来ねぇ人たちにも、今日はじっくりメインディシュのザスパの試合を味わってもらおうじゃねーきゃ!そんなこんなで、なんだかちっとんべいつもと違う雰囲気の中、選手たちの試合前の練習が始まった。今節は松下・小柳が累積警告で出場停止、小柳は先の試合で調子が悪かったっつーし、2人ともこれを機会にリフレッシュして「災い転じて福」にしてもらいてぇやぃね。そんで右サイドバックには初先発の17星野、ボランチには6櫻田が入ったで。その他は最近の不動のメンバーさね。(よくゆえば不動だけんど、単に層が薄しぃっつーほうが正解かも) ![]() すでにまったりとした気分が漂うスタジアムに、おなじみの高山先生の「ザスパ草津、オー!!!」の檄が響く。先生毎回ご苦労さまです。さぁ気合を入れていごーじゃねぇきゃ。少し小雨が降ってきたけんど、天気最後までもつかなぁ。草津温泉感謝祭とゆうことで、お約束の記念ユニ。とはいえ・・・今年のデザインは余りにも奇抜すぎじゃねんきゃ?着物姿の女将さんたちがファアプレー旗を持ち入場。御厨のJ2通算100試合出場記念セレモニーが終わって、さぁキックオフ!試合後のヤスの引退セレモニーに、ぜひ勝利で花を添えるんべぇ! 試合はザスパペース。開始早々、林の左からのシュート、これは惜しくもクロスバーを直撃。その後遠藤のシュートは相手ゴールキーパーの好守に阻まれ得点ならず。ザスパはその後も前線のソンヨンにロングボール当てる作戦だけんど、町田の堅守にあって得点を奪えねぇ。対する町田はカウンターで反撃をしてくるんだけんど、多くが初先発の右サイドの星野の後ろのスペースを徹底して狙ってくるで。今日の試合は松下がいねんで、その空いたスペースをちゃんとケアでぎるんか、いささかの不安もあらぃ。ザスパは攻め込むも、ちぐはぐな攻撃で得点を奪えず。前半41分には線審への暴言?で副島監督が退席処分となっちまう。(→状況がわからずヤキモキ)前半はスコアレスで終了。急遽指揮を取ることになった依田コーチの後半の采配やいかに。 ![]() さて後半開始、メンバー交代はなし。相変わらず町田は攻め上がった右サイドの星野の後ろにできたスペースを執拗に攻めてくる。DF陣はそのケアに翻弄され、FWの竜樹もかなり後ろに下がって守備に追われ、前線のソンヨンも孤立気味になって、ザスパは徐々に得点の匂いがなくなってきた。そんな後半12分、町田はその右サイド後ろのスペースに狙い通りに進撃、そこから数名でボールをきれいにつながれ、逆サイドへ。駆け上がった三鬼にゴールに決められ、ありゃりゃあっけなく失点。場内に溢れる溜息。しっかしまだまだ時間はたっぷりあるのが救いだぃね。 ![]() その数分後、リンコンからのパスを受けたソンヨンが中央をゴール前へ突破。両脇から町田の選手が挾み込むが、これでソンヨンが倒され、PKを獲得。PKを蹴るのはリンコン。祈る場内。リンコンは冷静に右隅に蹴りこみGOOOOOAL!!! 同点、1-1! ロスタイムはまさかの6分!まだ勝機は巡ってきたで!・・・と思ったけんど、ここで永田の足が攣って交代もあり、最後まで決勝点を奪えず、1-1のドローで終了。またもホームで勝てず。 ![]() 今日はおーか濃厚な前菜、スパイス不足のメインデッシュの後に、甘美なデザートが待ってたで。試合後にザスパ草津を支えたエースストライカー・高田保則の引退セレモニーが開かれた。ヤスに魅せられた多くの者がバックスタンドに残り、彼の別れの言葉を聞く。そこでヤスはオレたちに言った、「いつかここに帰ってきます」と。将来ヤスが再び群馬に帰ってこられるように、郷土のチームをまっとまっと盛り上げて行ごうじゃねぇきゃ。 最後にヤス、お疲れ様。そしてザスパに来てくれて本当にありがとう。必ず戻って来いや。待ってるで!【すずき@東毛】 |
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■■■ 2012年7月29日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第26節 アビスパ福岡 0−3 ザスパ草津 レベルファイブスタジアム 6037人 |
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後半猛攻! |
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■■■ 2012年8月5日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第27節 ![]() 正田醤油スタジアム群馬 3622人 |
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ヘベルチショック |
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![]() 唯一の希望は今季J2で続いてきた「首位は勝てない」というジンクスである。ことごとく首位のチームは、取りこぼしで首位から転落しているのでザスパにも期待できるかもしれない。試合が始まると、甲府に押し込まれるものの守備ブロックを組んで甲府の波状攻撃を撥ね返す。攻撃は数年前のザスパを思い出させる、カウンター狙いである。しかしゲームが落ち着き出した矢先の12分、甲府に右CKを与えると、その2次攻撃を受けて中村選手が痛恨のオウンゴールをしてしまう。その後も甲府のパスサッカーに翻弄されながらも、必死に守った。唯一のカウンター攻撃では松下選手からのクロスボールを遠藤選手がダイレクトボレーをするがはるかクロスバーの上を越えてしまう。ようやく前半戦終了かと思わせた42分、甲府の右サイドの圧力に屈してファールを与えた草津は、FKからダヴィ選手に追加点となるヘッドを流し込まれ痛い2失点目を許してしまう。ダヴィ選手はJ1名古屋から中東のチームに多額の移籍金で移籍した選手であり、J2にいること自体反則である。資金力の差が得点差となった。 ![]() ![]() 甲府はエース・ダヴィ選手の強さを前面に押し出すサッカーで、J1再昇格に目途を付けつつある。一方ザスパはホーム戦で勝てず、観客動員数の減少、債務超過の増加という負のスパイラルに苦しんでいる。しかし思い出してみよう。12年前には甲府は19連敗してJ2の最大連敗を記録している。どん底を経験し、そこから這い上がってきた。きっとザスパも這い上がり、私が死ぬまでにはJ1昇格を果たす事を信じてやまない。【ざすっぱ@前橋】 |
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ざすっぱ先生、ご寄稿いただきありがとうございました。 |
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■■■ 2012年8月12日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第28節 ![]() 熊谷スポーツ文化公園陸上競技場 2272人 |
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ヌルいぞ!熊谷 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ロンドンオリッピンクで見た、最後まで諦めない「なでしこ」たちの奮闘する姿、サッカー王国スペインをも翻弄した出足鋭いU-23の見事なカウンター攻撃・・・連日繰り広げられた素晴らしいプレーをお茶の間のテレビ桟敷で眺めて、すっかり目が肥えちゃった観客たちは、この日、目の前で繰り広げられたグダグダな試合は一体どんな感想を持ったんだんべか?アツいぞ!熊谷!な試合を期待したんだけんど、すっかりヌルい試合になっちまったんは残念至極。これじゃ次の熊谷の第2戦は、熊谷の一見さんたちはまず観にこねぇと思うで。まっとホットな試合内容をぜひ観せてほしいやぃな、頼むで。・・・これじゃ次節の両毛ダービーがなんだか思いやられらぃ。【すずき@東毛】 |
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■■■ 2012年8月19日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第29節 栃木SC 0−0 ザスパ草津 栃木県グリーンスタジアム 4868人 |
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ペースは奪えど |
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![]() そんな必ずしもチーム状態が良いとは言えない中で迎えた今節は、グリーンスタジアムに乗り込んでの、アウェイ栃木SC戦。順位的には水を開けられてしまっていますが、群馬県民として隣県栃木には絶対に負けられません。思い起こせば昨シーズン、開幕戦をここで迎えましたが、試合にも内容的にも完敗。その後昇格争いを経験した栃木に対し、ザスパは終盤追い上げ、結果的には栃木のひとつ上の9位で終えることとなりました。 ![]() さて、肝心の試合に話を戻しましょう。前日にリンコンの契約解除というショッキングなニュースが入り、ブラジルトリオはほんの一瞬でアレックス・ラファエルのみになってしまいました。では彼に期待を・・・と思っていたのですが、この日のスタメンにもサブにも、名前が見当たりません。オフィシャルに掲載された内容は、左内転筋肉離れで全治およそ1ヶ月・・・。加入後3試合で結果を出し、これからと思っていた矢先の離脱は、非常に痛いです。逆に前節良いところがなかった土井が再びスタメンで遠藤とのツートップ、右SBには小柳が久しぶりに復帰しましたが、絶対に勝ちたいダービー戦としては一抹の不安を感じながらのキックオフとなりました。 ![]() ![]() 勝てはしませんでしたが、この日のザスパは積極的に仕掛け、自分たちのペースで試合を進めてくれました。そういう点では、観ているサポーターも納得のいく内容でした。球際での強さ、粘り、最後まで勝ちにいく姿勢はダービーらしく、次に繋がる試合ができたと思います。ヘベルチの移籍、リンコンの退団、アレックス・ラファエルの怪我など、ここのところマイナス材料が多く、試合内容もなかなか上向かない状況でしたが、この試合をきっかけに本来の姿を取り戻し、サポーターが熱くなるサッカーを見せてほしいと思います。特にホームで・・・。【yosuie@中毛】 |
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■■■ 2012年8月22日(水) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第30節 ロアッソ熊本 1−1 ザスパ草津 熊本県総合運動公園陸上競技場 3809人 |
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ルーキー初ゴール! |
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■■■ 2012年8月26日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第31節 ![]() 熊谷スポーツ文化公園陸上競技場 2844人 |
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3ヶ月ぶりの歓喜 |
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![]() この日の対戦相手は京都サンガFC。かつてはまったく歯が立たず、昇格初年度0-6で大敗したことは深く脳裏に刻まれていますが、それも過去の話。今シーズン1クール目には、とうとう初めて勝利し、変な苦手意識もなくなっているはず。とは言っても、決して今シーズンの京都が弱いわけではなく、前節は松本山雅に0-1で破れたものの、それまでは破竹の6連勝で、目下昇格圏内の2位という状況。選手の離脱、得点力不足に悩み、ドロー続きのザスパがどれだけ対抗できるか。そんな想いで試合開始を待ちました。 ザスパはスタメンに金が復帰。土井が控えに廻り、前節初ゴールの横山はベンチからのスタート。対する京都は、今シーズン10得点の中村、9得点の宮吉がスタメン、U-19日本代表の久保がベンチに。若く才能溢れる選手がゴロゴロいます。 ![]() 後半に入っても、ボールを持つ京都、守備に重きを置きつつ、チャンスを窺うザスパ、という展開は変わらず。一度中村に裏に抜けられ、クロスバー直撃のヒヤッとするシュートを打たれましたが、試合全体を見てもゴール前まで詰められる場面は、数えるくらいしかなかったと思います。逆にザスパは、熊林の交代でボランチに下がった櫻田が、積極的な飛び出しで攻撃にアクセントを加えることで、徐々にペースを掴み始めます。松下のクロスに頭で合わせた金のシュートは決定的でしたが、クロスバーを叩き、その後も波状攻撃を見せましたが、得点は奪うまでには至らず。遠藤に代わり横山、林に代わって土井を入れて、ホームでの勝利のため、攻撃の比重を上げていきます。京都も久保や伊藤など、攻撃的な選手を投入し、終盤にかけて徐々にゴール前での攻防シーンが増えていきます。 ![]() 前回の対戦での勝利が自信になったのでしょうか?今日は落ち着いて京都対策を遂行し、結果を出すことができました。ヘベルチ、リンコンが去り、頼みのアレックス・ラファエルも怪我という状況の中、残ったメンバーで強敵京都からの勝利は、今後に繋がると思います。また、1ゴール、1アシストと、2試合連続で結果を出したルーキー横山には、ますます期待が膨らみます。シーズン終盤に向かって、新たな楽しみを発見できた試合でした。【yosuie@中毛】 |
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■■■ 2012年9月2日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第32節 松本山雅FC 0−2 ザスパ草津 松本平広域公園総合球技場 11634人 |
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アルウィン初勝利! |
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■■■ 2012年9月14日(金) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第33節 湘南ベルマーレ 2−0 ザスパ草津 Shonan BMW スタジアム平塚 6346人 |
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どうしようもない現実 |
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■■■ 2012年9月17日(月) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第34節 ザスパ草津 0−1 カターレ富山 正田醤油スタジアム群馬 2949人 |
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秋の気配 |
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![]() 台風の影響で、朝から不安定な天気の続く群馬。風が強く、突然の雨の心配もあったが、なんとか天気は保ち、日も落ちつつある中、正田醤油スタジアムに到着した。この日はサンクス伊勢崎デーということで、伊勢崎市のミスひまわりや、オートレース選手などもイベントに参加、富山の物産コーナーや中之条町のPRコーナーなど、スタジアムの外も賑わっていた。 中に入ると、バックスタンド南から、メインスタンド北方向へ吹く風が強く、しかも一定ではない。風向きも強さも微妙に変化している。選手としてはやりやすいコンディションではなかっただろう。幸い、気温のほうはそれほど高くなく、風の影響もあってむしろ涼しいと感じるくらい。中2日で迎えた今節、お互いの体力消耗も勝負のひとつのポイントだった。 ![]() そしてキックオフ。試合開始直後からザスパの出足が良く、右SBの後藤がボールを運んでCKを獲得。この日右からのプレイスキックを務めるのは横山。左足でゴール前に質の高いボールを送り、得点の期待が膨らむ。その後も両サイドからの崩しで、ザスパの選手を捕まえきれない富山を尻目に、土井がキープし、横山や小林が切れ込み、相手陣内でのプレーが続いていく。何度か決定機を迎えるが、小林のが詰めたシュートは枠外、横山の強烈なシュートは相手のGKに阻まれる。時折ミスからボールを奪われ、富山にチャンスを与えるが、うまく守りきり、前半は0-0。攻めているがなかなか得点が奪えない。あまり良いとは言えない流れの中、後半へ。 ![]() ![]() 今日の試合展開から、個人的にはこれ以上投入する駒は残っていないと思っていたが、副島監督は3枚目のカードを切った。後半42分、永田に替えて熊林を投入。櫻田が左SBに下がり、松下と熊林のボランチへ。攻撃のアイデアという部分では、ザスパの中で右に出るものはいない熊林だが、3日前の前節湘南戦、ケガ明けで本来の調子が出ず前半で交代したコンディション、また終盤にかけて攻守の切り替えが遅れてきたザスパに対し、カウンターを仕掛ける富山のスピードがチャンスを生みそうな気配の中、決して足が速いとは言えない彼を、このタイミングで入れることが果たして正しかったのかどうか。そんな疑問を持ちながら見ていた中で、冒頭の失点シーンを迎えることとなった。 これで今シーズンも34試合を終えて、10勝10分14敗の15位、残り8試合でプレーオフ圏内の6位東京ヴェルディとの勝ち点差は17。昨年のような終盤の勢いは見られず、この差を埋めるのはかなり厳しい状況となった。そんな中でも、この日初先発した横山のプレーは、これからのザスパにとって光明と言える。林、星野、小柳、乾なども公式戦で経験を積んでいる。これらの若手が次世代のザスパの核となってくれることに期待したい。【yosuie@中毛】 |
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■■■ 2012年9月23日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第35節 ザスパ草津 3−1モンテディオ山形 正田醤油スタジアム群馬 2257人 |
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ハットトリック! |
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![]() この日は朝から雨模様。予報では夕方くらいから上がるようでしたが、16時キックオフの試合開始に間に合うかどうかは微妙なタイミング。せっかくの奥野さんの凱旋試合、すっきりと晴れた秋空の下で迎えたかったのですが、試合開始30分前になっても雨の止む気配はなく、むしろ勢いを増して降り出す始末。この日は献血スペシャルマッチ。献血カードを見せるとペアチケットがもらえたり、杉本、林、小林が写るクリアファイルがもらえたり。いつも素晴らしい後押しをしてくれる、群馬県赤十字血液センター様なので、なるべくたくさんの方が観に来て欲しかったのですが・・・。スタジアムに入ると、寂しいザスパ側のスタンドに対して、アウェイゴール裏は隙間なくびっしり青色で埋まっています。以前から山形サポーターは敷島に多く駆けつけていましたが、J1を経験し、その動員力はさらに増し、すっかりホームジャックをされてしまいました。ハーフタイムに挨拶した血液センターの所長さんのお話では、献血にご協力いただいた山形サポの方もいらっしゃったとか。たくさんのご来場は、クラブ経営的にもありがたい限りです。こういう風になりたいものです。 ![]() 勢いよく降っていた雨も直前には弱まり、いよいよキックオフ。久しぶりに見る山形のサッカーにザスパがどれだけ対抗できるか。そんな不安は開始早々から薄れていきます。たしかに巧みなボール回しを見せる山形でしたが、この日のザスパは序盤から積極的な守備でその攻撃を抑え込みます。連動した守備で相手のDFラインから有効なボールを入れさせず、奪ったボールは強く縦の意識を持って攻め込みます。この日も目立ったのは、永田と横山。CBのビルドアップから受けた左サイドを二人のパス交換で上がって行き、早めのクロスと、ゴールへの意識を感じられます。そこに高さのある土井と運動量豊富な遠藤が絡むことで、連敗中と比べ、明らかに攻撃の頻度が増えていました。そして前半24分、最初のゴールはその左サイドから生まれます。縦に入れたボールを左奥まで走りこんでいた櫻田がダイレクトでクロスを上げ、ゴール前ヘッドで合わせたのは、長身の土井ではなく、小兵の小林!相手のマークの後ろからの技ありヘッドは、きれいな弾道を描いてゴールに吸い込まれました!GOOOOOAL!!! その後は一進一退が続き、山形は石川のフィード、ブランキーニョの突破から、中島、林がゴール前で何度かチャンスを迎えますが、オフサイドの判定や北の好セーブに阻まれ、得点は奪えず。逆にザスパは、後藤が右サイドを突破し、決定的なクロスを入れますが、土井が中で合わせられず、その折り返しもそのまま流れてしまいます。お互いにゴールに向かう姿勢が見え、あっという間に前半終了。1-0という願ってもない展開で折り返すことになりました。 ![]() ![]() 最後に。敷島凱旋で結果を出すことができなかった、山形奥野監督。昇格争いの中、痛恨の3連敗となり、ブーイングと激励の声が入り混じるアウェイサポーター席に、選手が戻った後一人で向かい、挨拶していました。この姿だけでも、彼の人柄を理解できます。ザスパ草津の誕生、そして現在は、この人なくしてはなかったと、改めて感じました。【yosuie@中毛】 |
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■■■ 2012年9月30日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第36節 ガイナーレ鳥取 2−0 ザスパ草津 とりぎんバードスタジアム 1363人 |
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自滅 |
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■■■ 2012年10月7日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第37節 ジェフユナイテッド千葉 2ー0 ザスパ草津 フクダ電子アリーナ 8381人 |
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苦しい展開 |
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■■■ 2012年10月14日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第38節 ザスパ草津 0−0 水戸ホーリーホック 正田醤油スタジアム群馬 3320人 |
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秋の空 |
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![]() さて今節は松下と後藤が累積警告で出場停止。スタメンはGK北、DF小柳・御厨・中村・永田、MF小林・熊林・櫻田・横山、FW遠藤とアレックスラファエル、サブに内藤・有薗、乾・星野・林・金・土井という面々。金・土井のツィンタワーは控えで、定番の4-2-3-1じゃなく、4-4-2ってことかな。水戸には元ザスパの尾本もスタメンに名を連ねてらぃね。草津も水戸も先にJ1ライセンスがもらえず「現級留置」の措置が講じられたけんど、水戸は弾幕に「未来のために断固6位以内!」の文字が踊り、モチベーションの高さが感じられらぃね。ザスパは6位以内の野望ももはや潰えてるで。 試合前にはメインスタンドも手拍子の練習。いいことじゃねぇきゃ。こないだ熊谷でメインで観戦した時に、メインの人たちって手拍子してくれる人もあんまいねんだなぁって思ってたんさね。やっぱバックだけじゃなくって、メインも同じように応援歌に合わせて手拍子するだけでも、選手に与える影響もスタの雰囲気も変わってくると思うんだけんどなぁ。 ![]() 試合開始、前半はどちらも模様眺めなんか、大きく動かねぇ試合展開。ザスパも何だか一昔前のポゼッションはどこへやら、中盤省略でいきなしポーンと前にボールを入れてみたり(でも今日はターゲットがいねんで全然繋がらねんだぃな)、熊林と櫻田でボール交換の応酬してみたり。(私見だけんど、櫻田はボランチに入ぇった時はなんだか後向きのプレーが多くなるように思う。前目で使ってやったほうがチームに活力も出ると思うんだけんどなぁ)水戸も何度か裏に抜け出してキモを冷やすも、ゴール前の精度を欠いて得点とはならず。前回ホーム戦でハットトリックを達成した小林が、まぁず下の方で守備に追われてるんが気になったで。前半はダービーとは名ばかりの気怠りぃ展開で終了、0-0。本当に45分が長く感じたぃなぁ。まぁ後半勝負ってことなんかな。ハーフタイムには北関東ゆるキャラ大集合で更に緩さが増しちまった(笑) ![]() 主審はなんだか急にジャッジが厳しくなって、後半早々、わずか3分の間に、中村が黄紙2枚をもらっちまって、退場。2枚目の黄紙はいささか酷な判定な気もしたんだけんどね。これで残り40分近くを10人で戦うことになったぃ。ここでオレは今日良い所なく消えてた遠藤を外して、小林を前に出して、DFを一枚入れるんじゃねぇかと思ったんだけんど・・・実際は小柳をCBに移し(まぁこれは納得)、小林を右SBにしたんさ!(どーして?)運動量豊富な小林を右SBにした時点で、あぁ今日の勝ちははぁねぇなぁと思ったぃ。 10人になっちまったザスパは何度もピンチを迎えるんだけんど何とか凌いだぃね。水戸の決定力のなさにも何度も助けられた。10人ということで、一縷の頼みはカウンター攻撃とセットプレーだったけんど、どちらも水戸を崩すには至らなかったぃ。早すぎる退場でゲームプランも崩れちまったんか、監督はなかなか交代もせず、後半35分になってやっと遠藤→金、39分横山→林、ロスタイムに熊林→土井と交代したけんど、ツインタワーも、この時間になって投入されるつーんは、やっぱ調子が悪りぃんだろうけど・・・案の定プレーのキレは良くなかったぃな。最後のコーナーキックのチャンスも潰えて、0-0のまま試合終了。死力を尽くしたダービーとは程遠く、双方拙攻どうしのスコアレスドローとゆう凡戦で終了。(こうゆう試合の観戦記を書くんは文章力がねんで本当にツレぇんだよ、ホント。)そして次節は松下・熊林・中村が出場停止さね。 ![]() 試合が始まる前はあんなに秋晴れだったんに、いつしか試合内容と同じどんよりとした灰色の空に変わってたで。試合後はブーイングもなく、拍手もまばら、そして立ち去る人の速さったらねぇな。まるで負け試合のようだったぃ。今は「判官びいき」にもなれねぇ中途半端に弱ぇってゆうんも一因なんだんべな、かつてはあんなに多くの人がいたバックスタンド北も、秋の樹の葉のようにその隙間が多くなってらぃね。「◯心と秋の空」、サポータたちの心情も、今日の秋の空のように移ろいじまったんだんべか。【すずき@東毛】 | |
■■■ 2012年10月21日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第39節 ザスパ草津 1−0 ファジアーノ岡山 正田醤油スタジアム群馬 1887人 |
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災い転じて |
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![]() 今日のボールパーソンは、ザスパ草津レディース他の面々。ピンクのユニのレディースは関東大会出場を決めたり、おーか活躍してるみてぇじゃねーきゃ!近い将来ザスパからなでしこジャパンに選出されるようになるといいやぃなぁ。がんばってくんなぃ!応援してるで! ![]() 岡山はビッグフラッグも持ち込んで気合入ってんなぁ。キビ団子の代わりに勝点3くんねぇかな(笑)さぁ試合開始。ザスパはいつもの4-2-3-1、岡山は3バックで10番のチアゴを1トップに置いた3-4-3あるいは3-6-1みてぇな感じかな。守備陣は個人技の能力の高ぇチアゴを止められるんか、はたまた攻撃陣はきちんとFWまでゴールを運べるんか。試合開始直後はザスパは連係が今一つだったし、何度かキモを冷やす場面があったぃ。特にチアゴの突破力には要注意だぃね。徐々に連係が良くなってきて少しはボールが回せるようになってきたで。特に目を見張ったのは山本のプレー。左右へのボールさばき、時に前線に鋭い楔のパス、CKのキッカーを務めるなど、以前の試合では「消えてた」感があったんに、今日は存在感アリアリ。前回の先発では今ひとつだった乾も御厨との巧妙な連係でチアゴの突破を何度も食い止めてる。岡山の決定力のなさにも助けられ前半は0-0で終了。これは期待が持てるかもしんねぇ。 ![]() ![]() | |
■■■ 2012年10月28日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第40節 横浜FC 3−0 ザスパ草津 ニッパツ三ツ沢球技場 4899人 |
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積極的攻撃も |
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■■■ 2012年11月4日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第41節 愛媛FC 3−1ザスパ草津 ニンジニアスタジアム 6491人 |
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突き放され完敗 |
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■■■ 2012年11月11日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第42節 ザスパ草津 0−1 東京ヴェルディ 正田醤油スタジアム群馬 5765人 |
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「ザスパ草津」 最終章 |
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![]() ![]() 今日はメインスポンサーのベイシアグループ様のスペシャルマッチとゆうことで、スタ周囲の屋台には多くの人が見受けられてだで。おおよそ最終戦のセンチメントな気分とは乖離した、ゆるキャラじゃんけん大会なんかが開催されてるんも、なんだかシュールな光景だんべ。 ゆるキャラに見守られ選手入場、ザスパ草津最後の試合、ぜひ勝って有終の美を飾りてぇな。そして試合開始。いきなしりヴェルディはペナルティエリアちょい右の位置でフリーキックを得る。そしてこのFKをノーマークの選手が頭で合わせて、開始50秒かそこいらであっけなく失点orz なんだかなー!早くも1点を追いかける展開になっちまったで。得点力のねぇチームにはまぁず重すぎる展開だぃね。前半は、ザスパは思うように前線にボールを運べず、時折アレックスや横山の突破で、ゴールに迫るも、ヴェルディディフェンス陣にかわされる。ヴェルディはヘディングひとつにしても、味方にきれいに繋がり、ポゼッションでザスパを大きく上回り、ゴール前に何度何度も迫る。スクランブル体制で右SBに入った有薗はまぁ守備はいいんだが、本職じゃねぇためか、効果的に攻撃に参加できてねぇやぃなぁ。でもCBの乾は試合慣れしてきて落ち着きが出てきたような気がするで。来年以降、ディフェンスの柱になってぐことを期待すんべぇか。前半は、攻撃の形が作れねぇまんま0-1で終了。気温はだんだん寒くなってきたが、まだ降りだしてはいねぇ。上着を着て後半を迎える。ハーフタイム抽選会はベイシアグループ様の大判振る舞いで、オレもスタに通い始めて9年目にして初めて抽選会に当選!・・・温州みかんジュースだけんどね(笑) ![]() 試合後の最終戦セレモニーの前からポツポツと雨が降り出し、バックスタンド前での選手の挨拶の時は結構な雨脚になった。退団する副島監督、そして契約満了が発表された選手たちの別れの挨拶。そして最後にマイクを手にした熊林の衝撃の退団発表。バックスタンドの連中の多くが言葉を失った。リアル・プロフェッショナルフットボーラーだった彼をチームから失うのはなっからでっけぇ痛手だぃな。彼は「10年後指導者として帰ってきたい」といい、こう付け加えた。「サポータが減ってしまいました。5年前に来た時と同じぐらいの、いやそれ以上の人が集まってほしい」、チームを去るにあたり、彼からサポータに与えられた宿題。彼の遺した言葉は、まっさか重い。天からはなお一層の、涙雨とも思える雨が降りしきり、オレたちの体を、そして心までをも濡らす。 ![]() 十数年後、ヤスやクマが指導者になった「ザスパクサツ群馬」をスタジアムで観ながら、「あの監督が選手でいた頃は、このチームは『ザスパ草津』って名前だったんだで。・・・まぁず弱かったぃなぁ(笑)」と若ぇヤツらに語ってやるんさ。「でもな、ここでアツくなってるオレたちみんな、その『ザスパ草津』の流れをくむ『ザスパバカ』なんだで・・・オレも、そしてオメーもな」・・・それが郷土群馬の「ザスパ草津」というチームと同じ時代を生き、これまで苦楽を共にしたザスパバカの責任と使命なんだとオレは思ってる。【すずき@東毛】 |
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