

| ■■■ 第90回 天皇杯 (2010) ■■■ |
2010天皇杯 初戦の2回戦・聖地群馬サカラグで惨敗 |
| 今年も天皇杯の戦いを 「まっと!なっから!ザスパ!!」としてレポートしていぐで! |
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■■■ 2010年9月5日(日) ■■■ 2回戦ザスパ草津 1−3 ギラヴァンツ北九州 (J2) 群馬県立敷島公園サッカー・ラグビー場 1300人 |
| 聖地炎上 |
本日は、日本全国「天皇杯」です。全てのJリーグチームが登場する2回戦です。一回戦勝ち上がりの下位カテゴリーチームは日程的に過酷なものがありますが(中一日とかなんの嫌がらせかと)、我が草津の対戦相手は同カテゴリーの北九州。日程的にもリーグ戦の間隔で開催されるため、何ら支障はありません。まあ、すんげぇ、暑っちぃのが支障と言えばそうですが^^;。普段リーグ戦で使用している正田スタが我々にとってのホームグラウンドですが、ここサカラグは、曰く、「群馬サッカーの聖地」です。メインスタンドにしか固定座席が無く(あと3面は全部平坦な芝席)、スコアボードはヒューマンパワーディスプレイ(ええっと、「人力表示板」ね^^)、照明なんてもちろん無く、ロッカールームもアレな、なんか書いてるだけでトホホ感満載ですが、それでもここが聖地なのは万人が認めるところです。一度でもここでサッカーやラグビーの試合を観戦してみれば、その答えが分かります(ここを改修してメインスタジアムにしてぇんね、って声は昔から絶えません)。 天皇杯はクラブ主管ではないため(主管は県サッカー協会です)、リーグ戦のようなお祭り縁日状態はありませんが、独特の雰囲気というかワクワク感があります。今年は下部組織のU23が県予選から出場して県代表を目指していましたが、力及ばず予選で姿を消しました(詳細は「まっさか!なっから!ザスパ!!」観戦記をご覧下さい)。従って、トップチームには彼らの分まで頑張って欲しいと願うサポーターの声も多く聞かれます。 さて、スタジアムに入場してみると、頭上から降り注ぐ日光と足元の芝の照り返しによって、寸刻たりともじっとしていられないような状態で、少ない木陰に退避する人多数です。僕もそそくさと木陰に逃げ、滲む汗を拭きながらスタメンの確認をします。GK:21・常澤選手、DF:4・田中選手、18・御厨選手、13・有薗選手、34・西澤選手、DMF:6・櫻田選手、30・松下選手、OMF:14・熊林選手、9・高田選手、FW:8・ラフィーニャ選手、33・アレックス選手、リザーブメンバーGK:1・伊藤選手、DF:32・ダニエル選手、7・佐田選手、MF:17・秋葉選手、25・山田選手、FW:11・氏原選手、27・杉本選手。試合間隔や対戦相手のことから、スタメンはほぼいつも通りですが、FWのアレックス選手は初のスタメン起用となりました。主力級の選手では、後藤選手や廣山選手などが外れています。コンディションを考慮したのでしょう。対戦相手の北九州ですが、J参戦元年の今シーズンは、リーグ戦では勝ち星が1と苦戦をしていますが、ここ最近に限って言えば、勝ちきれないまでも粘り強い戦い方で勝利にあと一歩という所まできています。草津が直近で大敗した徳島を相手にした試合では、4得点を挙げての引き分けを演じるなど、嵌った時の爆発力は侮れません。そして、何より嫌なのは、チャンスに滅法強いあの漢が居ることですねぇ。ともかく、同リーグ所属のライバルチーム、力量差はなし、全力で闘うべき相手であること疑いなし、です。暑っちぃけんど、頑張んべぇ! 前半序盤から、草津はパス連携を基軸としたサイドアタックで相手陣内に攻め込んで行きます。北九州の守備は、どちらかというとゾーンディフェンスに近いようで(というより気候・体力を考慮してかな?)、それほど強烈なプレッシングを掛けてはきません。このため、中盤の支配は草津側に収まりました。前を向いてパスを繋ぎだした時の草津は、相当迫力があります。前半7分、右サイドからの展開です。右SH・高田選手から始まるパスは、西澤選手→櫻田選手→再び高田選手へと小気味良く繋がれ、センタリングが上げられます。ペナルティエリア内でこのボールの落下点に走り込んでいた熊林選手が背後から倒され、PKを獲得します。ここでキッカーとなるのは、初登場のアレックス選手。落ち着き払った堂々たる佇まいから蹴り出されたシュートは、キッチリネットを揺らし、GOOOOOAL!!! 草津が先制します。先制後も情勢に大きな変化はなく、ポゼッションで上回る草津が主導権を握っているように「一見」見えました。しかし、直前のリーグ戦・徳島戦がそうであったように、何かしっくりこない、指先に見えないトゲが刺さったような不快感が拭えません。現象で説明すると、例えば遅攻から速攻への切り替えが緩慢なことや、ラストパスになるクロスボールが長すぎて繋がらない、あるいは意志が通じてなくて繋がらない、カウンターを受けた際のマーク、フォローが後手に回る、などです。端的に言うと、細かいミスで好機を潰し、危機を招き寄せている、そんなところです。時計を見ると、前半40分になろうかという時間帯です。今のところはそれら細かいミスが単発で終わっているので、事なきを得ているし、「一見すると」中盤を制圧しているように見えるので、「やれやれ、追加点は取れなそうだけど、まあリードして後半切り替えれば勝ちは拾えるだんべぇ」なんて思いました。思っちゃいました。記録用に回していたハンディカム(DVD)の録画時間が一杯になり、映像が途切れたのは前半41分を少し回った頃でした。「ま、もう撮るものは無いだろう」、と油断した僕は、直後に起こる事態に愕然とする羽目になります。前半41分、北九州は右サイドからのロングボールアタックを仕掛けてきます。自陣から長いパスをゴール前に蹴り込むと、落下点に入った佐藤選手が飛び上がりざまトリッキーなジャンピングヒールキックでゴール方向へ流し込むと、これにウェリントン選手が反応。ウェリントン選手は、併走する松下選手が足を伸ばしてクリアするより早くボールを蹴り出し、ボールはそのまま草津ゴールへ。そのあまりに呆気ない同点弾に、一瞬状況が飲み込めませんでした。残り時間なんてほとんどありませんでしたが、草津優勢云々など、どこの国の夢物語。眼前で展開されるのは北九州の猛攻と、自陣に縫い付けられ防戦一方の我が軍の姿。そしてロスタイム。北九州はまたしても右サイドのウェリントン選手を起点とした攻撃の場面です。草津の守備は2名が彼の選手の対応に当たっていましたが、二人で同じような距離をもって囲むだけで、寄せるでなく、どちらかがフォローに回るでなくという中途半端な対応です。そりゃ十分な準備時間を与えさせました。センタリングはファーサイドゴールラインぎりぎりの所に落下し、GK・常澤選手が触ったか、掠ったか。しかし、いまだボールはライン内でアクティブ。ここはハッキリライン外に叩き出しておくべきでしたが、もう後の祭りです。で、こういう所に居るのがこの漢、宮川選手です。このシチュエーションで決して外さないことを誰よりも知る草津サポーターの目の前で、強いシュートが撃ち出されます。結果は草津DFに当たってのオウンゴールでしたが、ゴール前の状況からすれば、まあ、どのみちゴールインは避けられなかった運命でしょう。終了間際の連続失点で逆転とか、これはなんですか、草津のDNAに刷り込まれた何かなんですか?前半終了のホイッスルが遠い耳鳴りのように聞こえてクラッと目眩がしたのは、果たして暑さだけのせいなのやら。 後半序盤もまた、草津のポゼッションがやや優勢ながら、相手バイタルエリア内での有効なラストパスが入らず、攻め崩すに至りません。対する北九州は草津のミスを上手く衝く形でゴール前に迫ってきます。さすがにこのままでは好転する兆しがないと断じた草津ベンチが動きます。後半7分、早目の状況打開を企図し、FW・アレックス選手を下げて同ポジションに杉本選手を投入します。連携面での改善を目指した交代で、その意味からすると確かに杉本選手が絡んだパスワークはそれなりに機能しています。その後も、10分、20分と経過する中で草津ポゼッション・サイドアタック優勢の構図は継続されます。しかしながら、やはり縦に入れる速いラストパスがほとんど見られず、2度ほど相手ゴール前にボールが入りましたが、これも詰める人間がおらず、決定機、とまではいきませんでした。同点に追いつきたい、自分達は優位に試合を運んでいるはずだ、なんでパスが通らないんだ、そんな思いがグルグルと体を縛り、自分達の行動と思考を束縛して行く。ここサカラグでは、ピッチと客席の距離が近い分、その様がよく見えます。北九州側とてこの炎天下でへばっていない訳がありません。実際、後半のこの時間帯になると、至る所にフリースペースが発生しています。交代で入った杉本選手などは、フレッシュな分状況を見渡す余裕もあり、しきりにそうしたスペースに走り込んでは手を上げて「こっちー!」と、そりゃもう大きな声でパスを要求しますが、いやあ、ダメだわ、もうね、みんな肉体的にも思考的にも余裕がありません。「目の前のこいつをどうにかしなくちゃ」の一辺倒に見えます。後半29分、攻守に奔走して汗まみれになった熊林選手に替えて山田選手を投入します。山田選手は元気いっぱいに駆け回っていますが、相変わらず全体にちぐはぐな感じが消えません。余裕がないと柔軟な対応が出来なくなり、色々な事が起こったりします。後半30分、草津は左CKのチャンスでしたが、北九州DFに跳ね返されてしまいました。ここまではいいです。悪いことに、大きく蹴られたクリアボールにレオナルド選手が猛チェイスをかけたことから、事態は一変。GK・常澤選手が大きく釣り出され、一時ゴール前がガラ空き状態となります。こうなると草津DFの最優先事項はゴール前を塞ぐことで、結果、カウンターで攻め込む北九州攻撃陣へのチェックはほとんど行われなくなります。ゴール正面に走り込んだ佐野選手のフリーシュートは、いや幸いにもコースに飛び込んだ御厨選手によって防がれました。奇跡的に、と申し上げましょう。しかし、危機は続きます。今度は北九州・右CKです。キッカー・佐野選手がペナルティエリア中央に蹴り込んだハイボールは、高くもなく低くもなく、速くもなく遅くもない、ごく普通のセンタリングでしたが、草津守備陣によるごく普通のマークやチェックが行われなかったため、フリーで飛んだ小森田選手にあっさりヘディングシュートを叩き込まれてしまいます。余裕がねぇと、ほんっっっっと、いろんな事が起こらぃなぁ。直前まで反対側のコーナーでプレーしてたよねぇ?なんでこっちのゴールにボールが入ってんの?って言うか、こういうの何度もあったよねぇ?まだやるん?これからも続けるん?これはなんですか、草津のDNAに刷r(以下略。 このままやられっぱなしで、敗れ去る訳にはいかない草津は、後半36分、高田選手→佐田選手の交代を行い攻勢を掛けます(佐田選手は高田選手のポジションである右SHへ入ります)。後半37分、ラフィーニャ選手からのパスを左タッチライン沿いで受けた山田選手がそのままドリブルで駆け上がり、隙を見てミドルシュートを放ちます。これはコース・パワーとも申し分なかったんですが、相手GKに上手く弾き出されてしまいました。このプレーに触発されたか、遅まきながら草津の攻撃の歯車が回り始めたようです。後半39分、左タッチラインからの佐田選手のスローインを前線で杉本選手が受け、山田選手へと繋ぎます。山田選手、ドリブルで一人二人と躱すと、中央を走り込んでくるラフィーニャ選手へ綺麗にセットボールを蹴り出します。ラフィーニャ選手がトップスピードで放ったシュートは、わずかにゴールの右へ逸れました。後半ロスタイム2分、田中選手の投げ込むロングスローをゴール前中央で待ち受けていた杉本選手がヘディングで後方(ファーサイド)へ流します。右サイドでフリーになっていた佐田選手がこれを受けてそのままシュート! しかし今度はゴール左へ外れました。直後の後半ロスタイム2分、中盤でのプレスによって松下選手がボールを奪い、すかさず山田選手へ繋ぎます。山田選手は数歩のドリブルの後、右へパスを流します。ここに居た佐田選手は、迷わずシュートを撃ちます。今度こそ、の思い込めた一撃でしたが、無情にもボールは左ポストを直撃して、またしてもゴールには収まりません。そして、草津の天皇杯終幕を告げるホイッスルが場内に鳴り渡ります。 勝てば次戦はおらがホーム・正田スタでJ1チームとの対戦が実現する(かもしれない)という一戦だったはずです。今年のPSM・浦和戦を思い出して下さい。今日の敗戦はただ一戦の負けに止まりません。失ったのものは実に大きいんですよ。炎天下、熱い応援で自軍の勝利を後押しした草津サポーターでしたが、まさか聖地で炎上して火だるまになる様を、この至近距離で見せ付けられることになろうとは。応援に掛けた情熱の分、発散できずに燻った熱量は収まりません。至近距離での声援は、一転して直近から浴びせかけられる大ブーイングへと変わります。選手諸君、今日は甘んじてこの屈辱的な仕打ちを受けて下さい。耳を閉ざさず、目を見開いて、ブーイングするサポーターの声を聞き、姿を見て下さい。怒声に込められた僕らの真意をどうか感じて、そして再び立ち上がる活力へと昇華させて下さい。 夏の名残の炎熱を体と心に刻みつけ、僕らの天皇杯は終わりました。【ほーせん@高崎】 |
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J昇格後、初めての天皇杯初戦敗退・・・ しかも3回戦が開催されるホーム敷島を 余所様のチームに明け渡すとゆう屈辱の事態になっちまった ザスパは、この屈辱を未来に昇華させることがでぎるだんべか? |

Special Thanks
御寄稿・御協力あんがとね!
ほーせん@高崎 様
あきべー@北毛 様
tsuchiy@桐生 様
製作協力:三束雨@藤岡
無断転載、複製公開はかたくお断りすらぃね!
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