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■ 2013 J.LEAGUE プレシーズンマッチ in 群馬 ■


2013年 ザスパクサツ群馬 出陣 2月24日 正田醤油スタジアム群馬にて





■ 2013年2月24日(日) ■

2013 J.LEAGUE プレシーズンマッチ in 群馬

ザスパクサツ群馬 0−1 FC東京

正田醤油スタジアム群馬 2814人

期待が膨らむ一戦

 左サイドを駆け上がった小柳から放たれた高速クロスを、ピンポイントで合わせた平繁のシュートは、惜しくもGK権田に弾かれ、ゴール枠外に逸れた。しかし、寒風吹き荒むスタンドの熱を上げるには、充分なシーンだった。
 開幕を一週間後に控えたこの日、ホーム正田スタにJ1・FC東京を迎えたプレシーズンマッチは、群馬の冬の風物詩、強いからっ風が吹き荒れる中で始まった。新生秋葉ザスパのお披露目は、強豪相手の腕試し。権田を始め、石川、徳永といったベテランから、新加入の東に李忠成も名を連ねるスタメン。今や日本代表となった地元前橋商出身の高橋秀人は、手術明けということもありベンチスタートとなった。
 対するザスパは昨年のレギュラーがスタメンに3人のみと、名実共に生まれ変わった。GKには内藤、今季の基本となる3バックには、中村、増田、乾。ボランチには加藤と黄誠秀、左SHには小柳が入り、右には夛田。ワントップに平繁が座り、シャドーには青木と小林。そして、ベンチには4人しか入れていない。後でわかったことだが、試合に出るには値しない選手はサブにも入れないという、秋葉監督の厳しい措置だった。まさに気持ちを見せてこそのプロ。秋葉流の熱い想いが伝わってくる。
 試合は序盤、あまり前に出てこないFC東京を尻目に、中盤から加藤がボールを散らし、小林や青木が幾度となくDF裏を狙う。両SHも機を見て上がり、時には中村、乾までもが積極的に前に出てボールに絡んでいく。昨シーズンに比べて、攻撃に関わる人数が圧倒的に多い
 平繁は前線の中央でポストプレイとボールキープ。年齢のわりに風格を感じるプレイ。その前後を縦横無尽に走る小林と青木。特に小林の生き生きとしたプレイが目を引く。
時折個人技に勝る石川や渡辺千真がゴール前に迫るものの、中央で増田が高さを生かして攻撃を跳ね返し、決定機を作らせない。唯一、バイタルに入り込んだ李忠成のヘディングシュートは、内藤がファインセーブ。0-0のまま前半を折り返す。
 後半風上に立ったFC東京がパススピードを上げ、圧力をかけてくる。向かい風と疲労で運動量が落ちたザスパは、押し込まれる時間が長くなるが、奪ったボールを素早く前線に供給し、カウンターを仕掛ける。お互いいくつかの決定機を逃し、85分近くになったところで、代わって入った河野にファーストプレイでDF裏に抜けられ、シュートを打たれる。一度ポストに弾かれたところを詰めていた太田に決められ、先制点を献上してしまう。
 最後まで諦めずゴールに迫るザスパは、保崎、横山、坂井を投入し、終了間際には細かいパスで抜け出た小柳がGKと1対1になるが、決め切れず。ザスパクサツ群馬のホーム初陣は、0-1の敗戦となった。
 しかし、負けはしたものの、前に向かう姿勢、躍動する姿は昨年なかなか見られなかったもの。個人の能力、資金力にも勝るJ1の強豪との善戦は、大きな可能性を感じさせてくれた。
 この一戦でわかったこと。今年のザスパのサッカーは面白い。そして、もっと面白くなる可能性を十分に秘めている。若くて伸びしろのある選手たちがどこまで成長できるか。秋葉監督の手腕も含め、期待が大きく膨らむ一戦だった。【yosuie@中毛】




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製作協力三束雨@藤岡


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