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| ■■■ 第1〜21節 ■■■
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| ■■■ 2012年3月4日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第1節 大分トリニータ 2−3 ザスパ草津 大分銀行ドーム 9379人 |
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| 圧巻のJデビュー! |
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| ■■■ 2012年3月11日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第2節 ザスパ草津 1−3 湘南ベルマーレ 正田醤油スタジアム群馬 4237人 |
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| あれから一年・・・ 敷島 開幕! |
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昼下がりの敷島は、残念ながらやや肌寒い曇天です。待望のホーム開幕戦です。チームは既に先週アウェイにて開幕戦を戦い、見事勝利しての今日の凱旋です。副島体制3年目と言う事で、チームの採る戦術については大きな変更はありません。ベースとなる中盤のポゼッションの要たる2ボランチに熊林選手と松下選手をどっしりと据え、1トップのリンコン選手が明確なポスト役をこなし、2列目の選手およびオーバーラップするSBがゴール前になだれ込む、そう言った攻撃スタイルです。今年は2列目に特徴的な選手が揃いましたので、多彩な攻撃が期待出来そうです。 それでは、期待高まる本日のスタメンを確認しましょう。GK:22・北一真選手、DF:2・保崎淳選手(NEW)、3・御厨貴文選手、5・中村英之選手、18・杉本裕之選手、DMF:14・熊林親吾選手、30・松下裕樹選手、OMF:7・林勇介選手、15・小林竜樹選手、19・後藤涼選手、FW:9・リンコン選手、リザーブメンバー・GK:1・内藤圭佑選手(NEW)、DF:13・有薗真吾選手、MF:6・櫻田和樹選手、8・遠藤敬佑選手(NEW)、10・ヘベルチ選手(NEW)、FW:11・金成勇選手(NEW)、16・土井良太選手(NEW)。スターティングラインナップは前節から変更なしで、1トップのリンコン選手をポストに据えた4-2-3-1の陣形です。今シーズンは、開幕前からリンコン選手がかなり(体型的な意味で)絞れているのが分かり、前節の動きなどからもコンディションの良さが窺われます。スタメンで注目すべき選手は、先ずそのリンコン選手。次いで両SBを張る杉本選手とニューカマーの保崎選手です。草津の攻撃システム上最も重要なのはSBの突破を伴う大きく素早い展開なので、この2名に掛かる期待はそれだけ高くなります。それから、今季草津の目玉とも言うべき新戦力・ヘベルチ選手。開幕戦では僕らの期待の遙か上を行く圧巻のパフォーマンスを披露して度肝を抜いてくれました。途中交代が必ずあると思われますので、彼の活躍にも注目です。対戦相手の湘南は3-4-3を採る攻撃的な陣形です。僕らにしてみると、右サイドに張るFW・菊池選手、SH・古林選手にどうしても気が向きますが、左サイドのFW・岩上選手、SH・高山選手の快速突破へのケアも忘れてはなりません。ゲームは、人数が多くなる中盤での攻防でどちらが主導権を取るかに掛かっていると言えます。いずれにせよ、かなり激しい闘いが予想されます。気合いを入れて頑張ろう。 さて、今日は3月11日。あれから1年が経ちました。この一年で、色々な物事が大きく変わりましたが、サッカーのある日常は、今年もこうして変わらずにやって来ました。それぞれの想いを胸に、試合開始前に場内全員で黙祷を捧げます。完全なる静寂、その後の大きな歓声。2012シーズン、敷島の幕が、今上がります。前半の入りは、ボクシングで例えるならば、拳を突き合わせた近距離での様子見、と言った所です。ハーフラインを挟んだフリーゾーンで、互いのパスを奪い奪われる状況ですが、奪われた後のフォローにおいて、湘南側がやや出足が良いようです。これが主に草津側に対して守備的な意識を植え付けつつあるようで、じりじりとではありますが、主戦場が草津ハーフへと移動してきます。草津側は松下選手をアンカーとした中盤の防壁と、CBが固める最終防衛ラインとが湘南の侵攻ルートを塞ぎ、ゴールマウスへ至る花道を封鎖します。それでも湘南は5分に1本ペースでシュートを放つなど、きっちりフィニッシュでプレーを終えているのに対し、草津はシュートどころかペナルティエリアに近付く事すら適いません。前半25分を過ぎた辺りまできて、草津は中盤でのパスを選択する事がほとんどで、これがことごとく相手のカットに合う悪循環に陥っています。そして前半29分、湘南は右サイドで古林選手が倒されてFKを得ます。キッカーの岩上選手は、早目の球速のセンタリングをゴールエリア右隅辺りへと蹴り込みます。このセンタリングに対しGKが吊り出されます。さらに悪い事は重なるもので、遠藤(航)選手に付いていたはずのCBのマークが完全に外れた状態になっていました。結果は明白、遠藤(航)選手が綺麗にヘディングシュートを決めて、湘南が先制します。 先制を許した草津としては、劣勢を挽回するためにも何かしらの手を打って然るべきなんですが、この場面でも失点前と変わらず、細かいパスを出しては相手に奪われる一連のルーチンを繰り返すばかりです。そうこうするうちに前半も残り5,6分という時間になっていました。前半は追い付けそうもないので、まあ、1点のリードならば…、と思った矢先の前半39分に落とし穴が待っていました。直前のプレーで湘南側へ攻め掛かっていた草津は、全体にやや前掛かりになっていました。自陣からややハーフに近いエリアでボールを奪った湘南は、残り時間の事もあったでしょう、ロングボールによるカウンターを選択します。ここで、草津の守備のうち一人だけでも右サイドを見ていたならば、この後の展開は違うものになっていたかも知れません。草津が見逃したその右サイドには、裏を取るのが滅法上手い古林選手が待っていました。ハーフラインからやや草津側へ入った深い位置から、馬場選手の長いスルーパスが通ります。これに反応して草津DFラインを易々と突破した古林選手、GK・北選手が一瞬前に出掛かったのを見て、ループシュートを放つと、これがそのままゴールマウスへ収まります。この時間に追加点を取られるとは…。前半は12本のシュートを浴びて2ゴールを許す一方、当方のシュートはたったの1本という有様で、湘南に良いように翻弄されてしまった感じです。前線の圧力が弱いのが相手に攻勢を掛けられる一因であるように見えるので、兎も角も得点を奪うために早目の手当てが必要でしょう。さて、後半いかに。 2点のリードを許した草津は、後半開始から小林選手→ヘベルチ選手、林選手→遠藤(敬)選手の2枚のカードを替えます。そして、交代投入されたこの2選手は期待通りの働きをしてくれます。後半3分、右CKのチャンスでキッカー・ヘベルチ選手が中央へ蹴りこんだボールに杉本選手が頭を合わせてゴールへと撃ち込みます。この初撃はGKに当たって跳ね返されますが、戻ってきたボールを杉本選手が再度ねじ込み、今度こそGOOOOOAL!!! 後半の立ち上がりで1点を返します。いきなり戦況が変わった感じがします。いけそうな雰囲気があります。この得点はさすがに湘南へもそれなりの打撃を与えたようで、左右の上がりがやや影を潜めました。ここで一気に畳み掛けられれば即座に逆転まで持って行けそうではありますが、湘南もさすがにそこまでは許してくれません。前半からポツポツと気配のあった雨が、後半に入ってはっきりと降ってきました。湘南戦はまたしても雨模様です(「湘南と雨」、まるで売れない小説の様だぃね(笑))。膠着した展開に変化を付けるべく先に動いたのは草津です。後半25分、後藤選手→金選手の交代を敢行。これによってシステムを4-4-2へと変更します(遠藤選手とヘベルチ選手を左右のワイド、リンコン選手と金選手を2トップへ配置)。後半38分、草津はカウンターアタックのチャンスです。相手DF3人に対して中央をドリブルで駆け上がるヘベルチ選手。左には金選手、右にはリンコン選手が併走します。ここでヘベルチ選手の選択は左、金選手です。ヘベルチ選手がチョコンと出したボールにピタリと右足を合わせてシュート一閃。鋭い弾道はゴール目掛けて一直線。次の瞬間、バゴンッと言う音を残してボールはクロスバーに当たって跳ね返ります。〜!残念、ゴールならず。このシュートが今日の分水嶺でした。 残り時間はロスタイムを入れても10分程度。草津ベンチはパワープレーを指示した模様です。攻撃意識の高い左SB・保崎選手と、FWが本職の杉本選手に前目のポジションを取らせ、最終ラインに松下選手が入ったようです。今年は色々な場面を想定してのオプションを考えていると聞いていましたが、この場面での3バックへの変更は、果たして吉と出るか。この賭けは、しかし裏目に出てしまいます。湘南に右サイドの空きスペースを上手く使われ、そこを拠点とした攻撃を受けます。後半41分、右サイドから草津ゴール前へと細かいパスを組み立てた後、高山選手がヒールでゴール前へ短いパスを出します。ここに反応良く走り込んだ岩上選手がゴールへと蹴り込み、試合を決定付ける3点目を奪います。そして試合終了。今日の試合で勝敗を分けたのは、やはり中盤での駆け引きだったと思います。草津側のプレスやチェックも決して緩慢ではありませんでしたが、湘南のフォアチェックはそれを凌駕していました。「奪われたら奪い返す気迫」、この一点において草津は及ばなかったと言う事です。そして、中盤で圧力を受けている状況を打破するための、あるいは圧力をいなすための方策(パス一択ではなく、ロングボールを楔に撃ち込むとか)が足りなかったのも敗れた一因です。 その一方で、少なからず収穫もありました。先ずはリンコン選手。元々技術力には定評がある訳で、試合でそれを表現出来るかどうかが彼の場合は課題となりますが、今日の出来を見る限りでは、キープ力に関しては問題なさそうです(球出しと周囲との連携がもちっとんべぇマッチすれば言うことなしです)。次いでヘベルチ選手。これは逸材ではなかろうか。しなやかな身のこなし、ボールの奪い方、そして何より前を向く姿勢。直接言葉の通じるリンコン選手と組ませたら、ゴールデンコンビになる予感すらありますよ。今後大いに期待します。あと一人挙げるとすれば、こちらも交代出場した遠藤選手。一言で表現するならば、「上手い」。流石は水戸で10番を背負っていただけあって、前線の状況判断が早く、有効な手段へ至るアプローチが的確です。連携を高めるのも大事ですが、彼の場合は遠慮せずにゴールが見えたら即シュート、くらいの感じでやって貰った方が良い結果を生みそうに思います。華舞台であるホームゲームの初戦を落としてしまいましたが、僕個人はそれほど落ち込んでいません。と言うのも、過去何度もそうであったように、「目一杯やってしっかりやっぱり負けました…」、と言う、完全な力負けの感じが今回はない事がその要因です(今日は戦術で敗れたと言う印象)。今年の草津のポテンシャルはまだまだ天井が見えない、そう思える闘いぶりではあったと思います。 ともあれ、無事今年も開幕した敷島のお祭り騒ぎ。晩秋までの長丁場、大いに楽しませて頂きましょう。【ほーせん@高崎】 |
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| ■■■ 2012年3月17日(土) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第3節 FC岐阜 0−0 ザスパ草津 岐阜メモリアルセンター長良川競技場 1836人 |
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| Unable Control |
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| ■■■ 2012年3月20日(火・祝) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第4節 ザスパ草津 0−0 徳島ヴォルティス 正田醤油スタジアム群馬 2903人 |
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| 気持ちの天秤 |
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敷島の杜を巡ってみると、まだまだ裸木ではあるものの、しだれ桜の枝先がほんのりと赤味を帯びている事に気付きます。あいにくの曇り空ながら、春はそこまで来ているようです。スタジアムに入ってみると、陽射しはそれなりにあって寒さは感じません。ただ、日が陰って風吹くとやや肌寒いあたり、いまだ冬将軍も存在感を失っていません。その風ですが、北、北西から時折強めに吹いていますが、まあ試合展開上支障になる程ではないでしょう。さて、本日は前節から中2日と言う過密日程で迎えたホーム2戦目です。対戦相手は、今年こそは、の勢いで臨む徳島です。過去の対戦を紐解くと、徳島との対戦成績は完全な五分です。J2同期生と言う事もあって、互いを強く意識する間柄です。副島体制3年目の「熟成」が良い味を出せるか、はたまた刷新なった小林体制が「新鮮な色合い」を示せるのか、興味は尽きません。 本日のスターティングメンバーの確認です。GK:22・北選手、DF:2・保崎選手、3・御厨選手、5・中村選手、18・杉本選手、DMF:14・熊林選手、30・松下選手、OMF:8・遠藤選手、19・後藤選手、FW:9・リンコン選手、10・ヘベルチ選手、リザーブメンバー・GK:1・内藤選手、DF:13・有薗選手、17・星野選手、MF:6・櫻田選手、25・横山選手、FW:11・金選手、15・小林選手。前節、主力の完全休養を図ったベンチの戦略により、岐阜戦から数名が変更となりました。草津のシステムは4-2-3-1の2ボランチ1トップ3シャドーですが、状況次第ではリンコン選手とヘベルチ選手をトップにおいた4-4-2を採るかも知れません。対する徳島は、オーソドックスな4-4-2です。草津のキーマンは、やはりリンコン選手とヘベルチ選手と言う事になります。この2人にどれだけ決定的な仕事をさせられるかが勝負の分かれ目です。そして今日はサブに横山選手が入りました。出場の有無は展開次第ですが、早い時期にデビューを果たした方が今後のためにもなりますので、是非とも出場して貰いたいし、ピッチに立ったならば勇躍して頂きたいですね。対する徳島のキーマンはMF・鈴木選手に尽きます。絶対にフリーにしてはいけない選手です。それから、守備陣ではエリゼウ選手あたりがリンコン選手のマーカーに付く事が予想されます。従って、ここを上手くかわせないと草津の攻撃の推進力が低下してしまいます。 前半の笛が鳴ると、序盤の草津は従来通りの細かいパス回しの中に時折長短の縦に流すパスを織り交ぜるなど、変化を意識した攻撃姿勢を示していて良い感じのスタートです。これが一つ形になったのが、前半6分のプレーです。ハーフライン付近でヘベルチ選手からパスを受けた熊林選手、ダイレクトで前方、徳島DFの裏へ抜ける長いパスを蹴り込みます。DFを振り切った後藤選手がこのパスに追い付き、そのまま右45°からのボレーシュートを見舞いますが、ここはGK榎本選手が好セーブで防ぎます。対する徳島の見せ場は、前半21分です。左サイドを駆け上がった那須川選手からのセンタリングをゴール正面で待ち受けた津田選手がヘディングシュートに持って行きます。しかしこのシュートはGK真正面だったため難なくキャッチし、事なきを得ます。前半25分、草津は右CKからのチャンスです。熊林選手の蹴り込んだボールに対して、相手守備のマークを外したリンコン選手がフリージャンプして頭でゴール方向へ打ち込みます。このヘディングは前方の密集地帯へ飛び、ここに居た杉本選手が体に当ててコースを変えましたが、その更に奥に居た津田選手に再度当たってゴール外へと弾かれてしまいました。いや〜、惜しかった!前半32分にも40m近いFKをヘベルチ選手が豪快に狙いに行きましたが、惜しくもキャッチされるなど、これまでの所、拮抗しながらもゴール前への圧力は草津にやや分がある展開です。残り時間で押し切っちまうんべえや。ところが、思いも掛けないアクシデントから、草津の推進機関が停止します。前半39分、この予期せぬ早い時間に熊林選手がベンチへと下がり、櫻田選手が交代出場して来ます。熊林選手ですが、交代する少し前頃から腿の辺りを気にしていたので、どうも負傷交代の様子です。大事ないと良いのですが、心配です。前半は両者得点に至らずスコアレスのまま終了。掴みかけたリズムを思わぬ形で手放した草津に対して、徳島がいかに付け込んで来るか。それに対する草津ベンチの作戦は。刮目して後半を待ちます。 後半最初のシュートは、後半4分の徳島・田中選手によるものでした(枠外です)。このシュート自体は危険なものではありませんでしたが、これが徳島攻勢開始の合図になりました。嗚呼、やっぱり徳島に先手を握られたか。優勢に試合を運んで行く徳島の後半最大の決定的場面は、後半13分、右CKの場面です。ファーサイドに飛んだセンタリングの落下地点でフリーになっていた花井選手がダイレクトシュート。遠目には入っちまったかと思ったぃね。ここはサイドネットの方を揺らしてくれたんで助かりましたが、いやはやセットプレーでの守備(マーク)にはまだまだ課題がありそうです。押され気味な草津でしたが、後半17分になってやっと好機を作り出します。カウンターアタックで抜け出したヘベルチ選手が良く粘ってボールをキープし、併走したリンコン選手へとボールを預けて潰れます。リンコン選手、後藤選手との綺麗なワンツーパスでDFをかわすと、ゴール方向に向かってドリブル再開。と、ここでゴールマウスまでの花道が開いた事から果敢にシュートを放ちます。しかし、このシュートはGK正面だったため、敢えなくキャッチされてしまいました。うむ、惜しかったけど、シュートで終わるのは良い事です。ただ、その後はリンコン選手およびヘベルチ選手が相手からの執拗なマークをかわす事が出来ず、完全に沈黙。中盤のゲームメーカー(熊林選手)に続いて前線のコントローラー(リンコン選手)まで失った草津に、本来の戦術をもって有効な攻撃を繰り出すだけの手段も機会ももはやありませんでした。
後半30分にリンコン選手→金選手の交代を行い、ポゼッション一辺倒からターゲットアタックへと舵を切りましたが、如何せんこのターゲットに配球するパサーが居ません。結果として、後半20分〜35分までの間、草津が手も足も出せないのに対して、徳島はFK2本、CK4本、田中選手の(コースさえ良ければあわやと言う)シュートなどを次々と浴びる状況に陥っています(これでも失点していないのは、徳島のお陰様もありますが、草津の守備陣が良く守っていると言う事も記しておかねばならないでしょう)。さすがにこのままでは座して死を待つだけだと感じたか、草津ベンチが動きます。後半39分、ヘベルチ選手に替わって投入されたのは、横山選手です。横山選手はヘベルチ選手の居た位置に入り、システム的には金選手をターゲットに据えた4-2-3-1となります。大事な場面で投入された横山選手、緊張で固くなるかな?と心配しましたが、いやいやどうして、溌剌と前線を駆け回っては相手選手へと果敢なアタックを繰り返します。試合最終盤でこうした元気な選手がフォアチェックをしっかりやってくれると、それは相手の出足を封じる楔になるのです。その証拠に、残り5分は草津の時間となりました。後半40分に左CK、後半43分には左FK→左スローのチャンス、後半44分には左CK、そしてロスタイムにはゴール正面からのFKと、立て続けにチャンスを掴んで行きました。ただ、あと一歩、あと一工夫が足りず、結局ゴールを割る事は出来ませんでした。そして両軍痛み分けのドローで試合終了。 対戦を終えてみて、今年の徳島は守備力強化が第一義にあるように感じました。この辺りの方針は、新任の小林監督の色が良く出ているなぁと言う感じです。前線のタレントも揃っているので、チームとしての熟成が進めば、かなりの強敵になるかも知れません(それだけに今日叩いておきたかったなぁ…)。チームの熟成と言えば、草津の方こそ一日の長があるのですが、今日は相手の守備、特にリンコン選手とへベルト選手に執拗なマンマークを付けたそのスカウティングにしてやられました。これからの対戦相手はこれを手本とした戦術を打ってくるのが明らかでしょう。その時に、草津としては意表を衝く奇策で迎え撃つのか、はたまた、承知の上で貫くのか。僕個人としては、「奇策は通じても1回限り」と言う定石を思うまでもなく、相手の対策のその更に上を行く力と技とアイディアでねじ伏せる事を希望します。それでないと成長も進歩もありませんし、何より見ていて楽しくないですし。アウェイの徳島は、どうにもしっくり来ない試合に、まずは堅い守備で負けない事を腹の底の方に置いていたように見えました。一方の草津はと言うと、「勝ちたい」と言う気持ちよりも、「負けちゃいけない」と思う気持ちが先に立っていて、気持ちが空回りするばかりに拙速に逸ってしまったように見受けられました(もっとも、これには熊林選手と言う中核を欠いた事への動揺が大きく影響していたと言う事もありますが)。この両者の「気持ちの天秤」の揺れ方が、選手達の動き方、ボールの動かし方などの戦い方全般を大きく揺らしていたんではないか、そんな印象が強い試合でした。「負けちゃいけない」と「負けたくない」は似て非なるものです。勝敗の天秤に載せられるのは「勝利の要素」と「敗北の要素」、この2つだけ。より大きな荷重を掛けた方へ天秤は傾きます。その大事な片方に「負けちゃいけない」なんて後ろ向きなものを、そう、間違っても「載せちゃいけない」。【ほーせん@高崎】 |
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| ■■■ 2012年3月25日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第5節 東京ヴェルディ 2−0 ザスパ草津 味の素スタジアム 3008人 |
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| 無情にも |
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ザスパ草津は1勝2分け1敗で13位です。東京Vに勝ってひと桁の順位になるか、10位以下でズルズル順位を落としていくのか分水嶺の戦いです。昨年は同じ味の素スタジアムで、3対1でザスパが勝ちました。昨年と同じく、験を担いでJ1昇格目指す「特急草津号」で出陣です。今回は林勇介選手の出身中学の盛岡市立厨川中学校のサッカー部の大先輩の友達を誘っての観戦です。47年前に岩手県中体連で3連覇した黄金の時代のサッカー部主将です。味の素スタジアムに到着すると、スタメンが発表されました。林選手の名前があり、テンションは上がります。林選手の横断幕は2つ、ゲーフラは2つあり、元サッカー部主将は写真を撮りまくっていました。誘った私としては、一安心です。 怪我をした熊林選手の代わりに櫻田選手が入り、開幕戦と同じ1トップ3シャドーの布陣です。試合が開始されると、東京Vのパスサッカーに翻弄され押されっぱなしです。しかし最初の決定的場面はザスパでした。リンコン選手のパスに小林選手がDFをかわしシュートです。しかしGKが体ごとぶっかってきました。ドーンという音とともに、残念ながらボールは上に舞い上がりました。ゴール裏からは歓声が悲鳴に変わります。その後はやはり東京Vのパスサッカーに押されました。その時、相手ゴール裏から歓声が沸き起こりました。味の素スタジアムにはオーロラビジョンが2つもあります。そこにゴールシーンが映し出されます。それに依りますと、フリースローから東京Vは細かいパスを通して阿部選手がシュートしました。これを北選手がはじきますが、そこに西選手が詰めてゴールを決めたようです。ここ2試合得点の無いザスパにとっては、痛い失点です。その後は、ザスパが必死の反撃を開始します。28分にはゴール前でフリーになった松下選手が左足でシュートしますが、惜しくも右に外れます。前半終了間際にはリンコン選手がシュートするも、バーの上を越えていきます。林選手も左足でシュートをしますが、東京VのDF土屋選手にブロックされバーを緩く越えていきます。目の前にザスパの選手が次々現れ、シュートをサポーターに向けて打ってくるのは迫力があります。J1規格の正田醤油スタジアムになると、ザスパ劇場が毎試合見られるようになるのでしょうか。 後半戦になると、ますますザスパ草津が攻勢をかけます。開始直後リンコン選手のシュートは左へ、65分には櫻田選手のシュートは右に外れます。そして74分に決定的な場面を迎えます。後藤選手からリンコン選手に楔パス、再び後藤選手から金成勇選手へパスが回りシュートしました。GKがはじいたボールを後藤選手がふたたびシュートします。ゴール決まったと思った瞬間、相手DFの右足に無情にも当たってはじかれてしまいました。ああ無情!神はザスパ草津に試練を与えたもうた。ザスパサポーターは悲嘆にくれました。その後もザスパは積極的に攻めます。しかし守備的になった東京Vを崩すことはできませんでした。終了直前にはパワープレーにでた隙をつかれ決定的2点目を献上してしまいました。ここで試合終了、残念ながら痛い敗戦です。サポーターに挨拶にきた選手達に、「切り替えろ」「これからだ」と優しい声、厳しい声がかけられました。厳しい戦いが続きますが、6位以内に入り、ぜひJ1昇格へ向けて選手サポーターが一丸となって頑張りましょう。【ざすっぱ@前橋】 |
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| ざすっぱ先生、ご寄稿いただきありがとうございました。 |
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| ■■■ 2012年4月1日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第6節 ザスパ草津 1−1 横浜FC 正田醤油スタジアム群馬 6891人 |
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| The April Fool |
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「ヘベルチ選手、移籍・退団!」…嘘です。エイプリルフールと言う事で、嘘ネタから記事を始めてみました。もっとも、あんまり身近すぎるネタだと、全く嘘に聞こえないのが恐ろしくもありますが(笑)。 季節は、桜前線一歩手前。草津の開花も一歩手前で足踏み状態です。前日の寒雨で開きかけた蕾はその身を縮めて固くなってしまっていますが、そこは草津の熱い活躍で一気に満開へと導いてやりましょうよ。そして、今日は待ちに待った今季オーセンティックユニフォームが手に入りました♪何というか、新しい衣を纏って、これでやっと今シーズンの戦闘態勢が整ったな、と言う実感が沸いてきます。試合開始前には、恒例となった全国少年サッカー選手権県予選の開会式が行われました。色とりどりのユニフォームも鮮やかに、県下のサッカー少年達が一堂に会しました。彼らはこの後スタンドで試合を観戦する事になるのでしょう。クラブチームの成績や財務と言った脂っぽい話はともかくとして、子供達にとっては、お手本とする、目標とすべきプロチームが自分のごく身近にあるという事それ自体が大事なのだと、開会式を見ていてしみじみ思います。お手本となる良いプレー、良い試合を頼まぃ。 今日の対戦相手は横浜です。ここまで勝ち星なく低迷していますが、いやいや騙されてはいけません。このチームの持つポテンシャルは油断なんかして良いレベルではありません。そして就任から間もない山口監督と言えば、群馬県出身の名プレーヤーとして知らぬ者ない人物です。凱旋する郷里で、チームとしての今季初勝利および監督初勝利を目論むのは必然と言えます。初物に滅法弱い我がチームのこれまでを思うと何やら目眩がしますが、ここは鬼神の気迫で相手を撃滅するのです。 それでは、本日のスターティングメンバーの確認です。GK:22・北選手、DF:4・永田選手、23・小柳選手、13・有薗選手、2・保崎選手、DMF:6・櫻田選手、30・松下選手、OMF:7・林選手、19・後藤選手、FW:9・リンコン選手、11・金選手、リザーブメンバー・GK:1・内藤選手、DF:3・御厨選手、5・中村選手、18・杉本選手、MF:8・遠藤選手、10・ヘベルチ選手、FW:15・小林選手。熊林選手を欠く中で、草津首脳陣はディフェンダー4人中3人を入れ替えると言う冒険に出ました。取り分け目を引くのがCBです。ここまで不動の双璧であった御厨選手・中村選手を共にサブへ回し、実績ある有薗選手を起用したまでは想定内でしたが、Jデビューとなる小柳選手をいきなりスタメンで出してきたのには正直驚きました。一方、今季初登場となる永田選手と有薗選手ですが、実績は折り紙付きです。そして、前節の反省と収穫から、攻撃フォーメーションは左右にSHを配した2トップとなりそうです。思い切った采配と言えば、横浜もFW・三浦選手を先発起用するなど、スタメンを大きくいじってきました。両チームとも思うような成果が得られない中で試行錯誤しているのが分かります。試合開始が近付くにつれ陽が陰り、北風はいよいよ強く吹いてきました。寒いです。コイントスの結果、草津は風下からのスタートを選択したようです。前半はしっかりガッチリ守って後半勝負の意図です。 前半風上から攻める横浜は、キックオフボールをいきなりゴール目がけて蹴ってきました(途中で草津選手に当たって止まりましたが)。風を利用するのにロングボール、ロングシュートは有効です。横浜はやはりそれを多用する気かな、と思いましたが、あに図らんや、サイドに流すロングスルーこそ多く見られるものの、中・長距離からのシュートは打ってきません。複数での対人プレスを徹底した草津の対応がその一因となっているようです。横浜がサイドを拠点として攻め込んできた時、草津はSBとボランチ、あるいはSBとCBがサイドのボールホルダーへ寄せ、ゴール前のスペースを残りのCBとボランチ、時にSHの選手が加わって警戒、ファー側の対応にSBとSHの選手が当たると言った緻密な連携を繰り返します。風下専守の前半は、セットプレーこそが得点のチャンスです。前半12分は、左45°から30mのFKのチャンス到来です。キッカーは林選手。林選手がゴール前目がけて蹴り込んだセンタリングは、強風に押し戻されてゴール正面からファーサイドへ大きく曲がり落ちる変化球になりました。合わせづらい軌道にリンコン選手がなんとか頭を合わせましたが、ボールはマイナス側へこぼれます。この浮き球の落下点に入った櫻田選手、ここは迷わずダイレクトボレーシュートに打って出ます。シュートはキーパーの正面でキャッチされましたが、少ないだろう好機にゴールを目指す姿勢は素晴らしい。サクちゃん、その意気だ。直後の前半13分、今度は右タッチライン沿い30m強からのFKです。この距離だとキッカーは松下選手が担当します。松下選手、強風に負けない強いボールをペナルティエリア左隅に蹴り込みます。ここにリンコン選手が到達、ヒールボレーで中央へ返すと、ここに居た小柳選手がハイボレーでゴールに向かってシュートを放ちます。シュートはゴール左へ外れましたが、DFとは思えないような良いシュートでした。草津の攻勢は続きます。前半17分には保崎選手が相手の虚を衝いたロングシュートを打ちます。ここもシュートは右に外れますが、風下でともすれば守勢に回りがちな中で積極的にシュートを撃つ姿勢を示すのは、特に相手の攻め足に鎖を付ける効果をもたらしますので、遠慮せずバンバンいきましょう。ただ、そうは言ってもやはり風の影響がどう作用するか分からないので、前半残り時間は先ずは堅い守備第一を貫き、目論見通り零封で終えます。前半のシュートが互いに4本ずつだったのは、風を考えると思惑以上の出来と言えますし、更新した守備陣の力量が満足いくものであることも分かりました。これで後半は心置きなく攻勢に出られるでしょう。 後半は開始直後にカウンターから横浜に攻め込まれ、危うい場面になりかけましたが、守備陣が集中してこれを凌ぎました。後半10分、草津陣内での相手パスを小柳選手が出足良くカット。小柳選手、そのままドリブルで上がる上がる。右側を併走するリンコン選手へスルーパスを出しましたが、残念、ここは通りませんでした。いやぁ、しかし小柳選手のプレーは見ていて楽しいです。もしかしてロングシュートなんかも凄かったりしませんか?一度見てみたいものです。後半11分、先ず動いたのは横浜。OMF・小野瀬選手→OMF・武岡選手の交代です(武岡選手のJリーグ初得点は2009年J2第13節・草津戦だったぃね)。選手交代で押され気味な状況を変えたかった横浜ですが、草津の攻勢は続きます。後半12分、リンコン選手がペナルティエリア内でキープ後、右サイドに開いていた後藤選手へセットパス。後藤選手、中央へ切り込みながらシュートを打ちます。しかしコースが狭く、シュートはサイドネットに刺さってしまいました。後半15分にも、後藤選手は相手陣内でパスを受けると即反転してロングシュートを放つなど、しっかりと風を考慮に入れた積極的な攻撃を試みます。後半17分、草津は林選手→ヘベルチ選手の交代で攻勢に拍車を掛けます。システムの変更はないようです。後半18分、草津は左サイドで細かいダイレクトパスを3つほど繋いだそのラスト、櫻田選手が左足で25mのダイレクトシュートを放ちます。このシュートは相手DFに当たってCKとなりましたが、今日の櫻田選手はシュートの意識が大変高く、非常にGOODです。そして、この積極的な姿勢が直後に結実します。後半19分は、そのCKのこぼれ球を追い掛けて横浜がカウンターに移ろうとする切り替えの場面で、保崎選手がボールをインターセプトするところから始まります。保崎選手、相手からボールを奪いざま、CKで前残りしていた自軍選手へスルーパスを打ち上げます。これに反応したのが金選手。完全に裏をかかれた横浜の最終ラインを突破すると、クリアしようと飛び出るGK・関選手にも臆する事なく頭から飛び込みます。勇気ある突進からのヘディングで関選手と交錯しながらもゴールへとボールを突き刺します。GOOOOOAL!!! 先制は草津!リードされた横浜・山口監督の対応は素早く、失点直後の後半22分にFW・三浦選手→FW・永井選手の交代を行います。うわぁ、嫌な選手が出てきましたよ。そしてこの采配が的中。横浜の動きがいきなり活性化し、草津の攻勢は退潮します。後半24分の永井選手の鋭いシュートはポストに当たる危ないものでしたが、GK・北選手が枠外へ弾き出して凌ぎました。しかし、永井選手にとっては、これがゴールに向かう準備運動となりました。後半30分、左サイドからのスローインボールをキープした佐藤選手が、ポストとなった大久保選手とワンツーパスで草津DF2名を抜いてセンタリング。この時、ボールサイドには2名、ゴール前にも2名の草津DFが居ましたが、その全てがボールだけを見ていました。よって、ゴール前に迫り来る永井選手を完全にフリーにしてしまっていたのです。佐藤選手のセンタリングが風で伸びたのもGK・北選手の判断を狂わせた要因になったのかも知れませんが、それ以前にストライカーを自由にした段階で勝負ありでした。永井選手は綺麗なヘディングシュートを突き刺し、同点とされます。後半36分、草津は2枚目のカードとして金選手→遠藤選手の交代を行います(なにやら金選手は足を引き摺っていますが、負傷交代でしょうか)。これでヘベルチ選手をトップに移すかとも思いましたが、どうやらリンコン選手の1トップの様に見えます。リズムを取り戻した横浜に手を焼く草津。業を煮やした草津ベンチは、後半40分に永田選手→杉本選手の交代を行います。杉本選手は右SBへ入り、空いた左SBに保崎選手が移動します。永田選手の動きは悪くなかったと思いますし、負傷でもないみたいです。杉本選手を高めにして攻めるサイドを変えるという事でしょうか(う〜んそれはなんか中途半端なパワープレーだなぁ)。後半42分、横浜のOMF・内田選手→OMF・野崎選手の選手交代で全ての打ち手が出揃って、残り時間の力比べです。ロスタイムに、先制時と同じ様なDF裏へのボールに保崎選手が突っ込んでゴールを狙いましたが、今度はGKに弾き返されました。そして両軍追加点を奪えないまま試合終了のホイッスルとなります。
前半は注文通りの零封堅守で折り返しましたが、攻めに出る予定の後半は9本のシュートを放ちながら1点に止まるなど、好機での精度が勝敗に直結している現状が今節も浮き彫りになりました。良く頑張った試合を引き分けにされてしまったのは残念でしたが、それでも、前半からシュートチャンスに打ち切って終わる事が多くなってきているのが光明です。そして、今日はDFに関して大きな収穫がありました。復活なったSB・永田選手とCB・有薗選手ですが、やはり試合に出れば自分の仕事はしっかりやってくれます。保崎選手は右でも左でもそつなくこなしていましたので、それだけでも戦術の幅が広がります。それから、初先発した小柳選手は、これまでの草津にはなかったスタイル、つまり名古屋の闘莉王選手のように最前線までオーバーラップして攻撃参加するタイプのCBで、停滞しがちな場面では意表を衝いた攻撃で良いアクセントを付ける事が出来そうです(もっとも、周囲のフォローと連携がちゃんと出来ればですが)。控えに回った中村選手、御厨選手など、DFラインの戦力は駒が揃ってきた感じがします。新戦力の活躍、これこそがチーム内の代謝を活性化し、今後の草津を牽引して行く新しい力を生み出すはずです。チームは新戦力という「新しい衣」を纏い、次のステップを上がって行ける事でしょう。
えーと、本日はエイプリルフールと言う事なので、折角ですから最後にもう一つネタを書いておきましょうか。 | |
| 「今年、草津はプレーオフ対象チームにはならない」 | |
| いかがでしょうか。僕の予想は意外と良く当たるんですよ?さて、どこまでが嘘なのでしょうか。【ほーせん@高崎】 | |
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| ■■■ 2012年4月8日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第7節 カターレ富山 1−2 ザスパ草津 富山県総合運動公園陸上競技場 2696人 |
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| キタ〜! |
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| ■■■ 2012年4月15日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第8節 ザスパ草津 1−0 愛媛FC 正田醤油スタジアム群馬 2488人 |
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| 春爛漫 |
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遅れていた桜前線が今週一気に北上し、群馬県平野部は今まさに桜花満開です。県庁から敷島公園へ至る一帯は一年で一番華やかな彩りで、まさに桜の回廊。サカラグ前などは、満開の桜が天井を、舞い落ちた花びらが絨毯を織りなし、得も言われぬ幻想的な空間を創り出しています。前節アウェー・富山にて今季2勝目を勝ち取った草津。今節はホーム初勝利に加えて、第2節に続いて2回目の連勝チャンスでもあります(前回は失敗しましたが…)。上位を狙うためにも、また観客動員を増やすためにも、ホームでの勝利は不可欠です(今日もこの界隈にはすんごい数の人間が居るはずなんですが、何故かスタジアム内は閑散としているんだぃね)。継続困難な派手なパフォーマンスは要りませんから、とにかく基本を忠実に、確実に繰り返し実行する事に務めて頂きたいです(プレーだけでなく、チーム運営的にもね)。 それでは、本日のスターティングメンバーの確認です。GK:22・北選手、DF:4・永田選手、23・小柳選手、13・有薗選手、2・保崎選手、DMF:6・櫻田選手、30・松下選手、OMF:10・ヘベルチ選手、19・後藤選手、FW:9・リンコン選手、11・金選手、リザーブメンバー・GK:1・内藤選手、DF:3・御厨選手、5・中村選手、18・杉本選手、MF:8・遠藤選手、FW:15・小林選手、16・土井選手。今節も熊林選手は欠場です。個人的には長く活躍して頂きたい選手なので、無理せずしっかり療養してから登場して欲しいです。その分、起用された選手諸君にはここが絶好のアピールの場との意識高く、大いに発奮し、チームを勝利へと導いて頂きたい。本日の対戦相手は因縁浅からぬ愛媛です(因縁云々ははぁ遠い昔話になっちまったがねぇ)。今季の愛媛の特徴は、コンパクトに保った中盤での鬩ぎ合いから、効果的に出される縦パスを足掛かりに速攻を仕掛ける形と見ます。フォアチェックも速いので、対する草津としては、リンコン選手一人に前線のボールホールドを任せるだけでは早晩手詰まりになると思われます。SHの後藤・ヘベルチ両選手とボランチの櫻田選手辺りが厚い中盤に隙間を空ける楔となれれば、両SBの突破や金選手の裏への抜け出しと言った決定的好機を作り出す事が出来るでしょう。いずれにしろ、主戦場は中盤ニュートラルゾーン。注意すべきはセカンドボールへの対応(特に自陣DFライン裏へ飛ぶこぼれ球には要注意)。 桜舞う穏やかな春爛漫、蕩々と詠い上げるラスハルは大気を揺らし、第8節の幕が上がります。前半1分、愛媛・前野選手のシュートがファーストアタックとなります(外れましたが)。試合は予想通り中盤での主導権争いになりました。互いに奪い奪われの激しい鬩ぎ合いが続きますが、次第に愛媛側の攻勢が強まってきます。前半7分の園田選手のオーバーヘッドシュートなど、愛媛は前半32分までに4本のシュートを放ちましたが、草津は未だシュート0です。攻撃に移れないのは問題ですが、一方で愛媛の攻勢を受けながらも防戦一方のフルぼっこでもありません。若いCB2名の頑張りもありますが、的確なスウィーピングを見せる松下選手や、最前線から何度も戻って来ては守備に加わる後藤選手などのフォローアップが草津砦を危機から守っています。ここまでで見えてきた双方の差違は、草津のパスはほとんどが受け手の足元へのものであるのに対し、愛媛は自陣でのパスセットの後にサイドの深いスペースへ出すパスを織り交ぜてくると言う事です。狭いエリアで繰り返される足元へのショートパスは、その最後に縦への突破を絡めてこそ効果を発揮しますが、草津のそれは横へ回るばかりで縦がない。そもそも相手に読まれて奪われる事も少なくありません。こうして愛媛の攻勢に遭っているのです。ここまで良く耐えてはいるけれど、このままではいずれジリ貧です。ダメ元で良いから、相手を自陣に引き戻させるようなパスなりシュートなりを1つでも打ち込みたいです。
そんな中、前掛かっていた愛媛DFの裏へ出されたロングボールを、金選手がポストとなって前方へフィードした所でトミッチ選手に倒されてFKを得ます(前半34分)。流れが悪いならセットプレーがあるじゃないか。ボールポイントはゴールほぼ正面で距離は30m程です。距離的には松下選手なんですが、ここはヘベルチ選手が蹴りに行きます。遠目に見てもヤル気満々です(笑)。ヘベルチ選手、前傾姿勢で突っ込んだ助走の後、左足を強く打ち込みシュート発射!撃ち出されたボールは3人の壁の横を勢い良く突き抜け、GKの正面へ飛びます。このシュート、球威があっただけでなく、GKの前で大きく落ちます。GK・秋元選手、さすがに掴みきれず、ボールは前へこぼれます。弾んだこぼれ球に突進、最初に到達したのはなんとリンコン選手。右足でボールを蹴った直後にGKと交錯。しかしボールはゴールマウスへと吸い込まれてGOOOOOAL!!! 草津がファーストチャンスで見事に先制!(前半35分)。ただ、殊勲のリンコン選手はピッチに臥したまま、自力で起き上がれません。前半39分、結局ピッチアウトしていたリンコン選手は負傷のためそのまま交代となり、急遽小林選手が投入されます。なにやら出血しているらしいとの事で、非常に心配です。劣勢の中起死回生の一撃をものにし、勢いを取り戻せるかと思われましたが、愛媛の攻勢は収まりません。前半39分、愛媛は右CKのチャンスです。ニアに蹴り込まれたボールは松下選手がクリアします。このセカンドボールを再度愛媛側が確保し、ゴール前へ入れてきます。ペナルティエリア内に落ちてきたボールを小柳選手が競るもクリアし切れず、園田選手にシュートを許します。やられた!しかし、今日は運もあるみたいです。失点確実と思われたシュートは、クロスバーに当たって弾き返されました。危ない所で難を逃れました(黒須くん良い仕事します^^)。前半42分、またしても愛媛は右CKを得ます。今度のCKはファーに落ち、フリーの村田選手がヘディングシュート。この場面はGK・北選手が体を投げ出して防ぎます(一瞬こぼした時はキモ冷やしたで^^;)。前半はシュート2本で1点を獲得した草津がリードを守ってハーフタイムとなります。前半の印象は愛媛の攻勢(シュート5本)を草津が受け止めいなしたと言った感じです。終了間際にゴールへ迫られましたが、全般的にはやられた感はありません。前線が停滞していたために受け身に回ってしまった、と言うのが実情でしょう。スクランブル交代ではありましたが、小林選手の登場によって守備的な雰囲気が払拭されれば、よりアクティブな試合が観られると思います。後半に期待。 後半最初のシーンは、開始直後に内田選手のチェックに保崎選手が切れてイエローカードを貰う場面です(オイオイ)。気持ちは分かりますが、そのカレー券は高く付くんです(主に金銭的な意味で)。自重自重。後半11分、櫻田選手がアタッキングサード・左サイドからDF裏へ縦パスを入れます。このパスに対して、ポストに入った小林選手がキープした後、マイナスにパスをセットします。このセットボールをヘベルチ選手がシュートしますが、相手DFに当たってこぼれます。しかし、ここ最近しつこさや泥臭さを取り戻してきた草津攻撃陣は、こう言ったオイシイシーンを見逃しません。この場面では、金選手がすかさず突っ込んでヘディングシュートへ持って行きます。シュートはDFに体を寄せられて左へ外れましたが、前を向く意識と行動のベクトルが一致した素晴らしいプレーと言えます。後半15分、愛媛はSB・内田選手が負傷のためFW・福田選手がピッチに入ります。嫌な選手が出てきました。後半19分、カウンターで左サイドを金選手が駆け上がり、櫻田選手とのワンツーパスでDFを引き剥がすと、再加速して敵陣深く疾駆します。金選手、相手を十分に引き付けた所で右サイドへ大きくチェンジするセンタリングを入れます。ここに快足でゴール前へ切り込んできた保崎選手がシュート!…に行きたかったんですが、侵入速度超過で体勢が整わず、足に当てて前へ転がすのが精一杯でした。それでも、ゴール前へ駆け込む姿には熱い漢の魂を感じましたよ。後半20分に愛媛、OMF・赤井選手→OMF・東選手、後半31分に草津、金選手→杉本選手、後半32分に愛媛、OMF・大山選手→OMF・加藤選手と、両陣営が次々と手札を切ってきます。なお、杉本選手は金選手の居たFWにそのまま入りました(おおっ、スギモン久々の「我が家」だぞ)。後半36分の草津はカウンターのチャンスです。左前方の無人エリアに蹴り入れたボールに永田選手が追い付き、相手DFを振り切ってゴール前へと侵入します。永田選手、ドリブルしながら中央に杉本選手、右サイド方向にヘベルチ選手が追い付いてくるのを待ってからファーサイドのヘベルチ選手が走り込む先へと送球します。ヘベルチ選手がこのボールをしっかり足元に入れられれば得点機となったんですが、ここは前野選手の体を張ったブロックに阻まれてシュートを打たせてもらえませんでした。
後半38分、小林選手が自陣内でボールを奪います。そして、小林選手がボールを奪ったその瞬間には、左タッチライン沿いを後藤選手がスタートを切ってダッシュしていました。小林選手は、すぐ目の前で相手DFを背負った杉本選手をポストに使い、左サイドの後藤選手へとボールを繋いでゆきます。ここでキラリと光ったのが、パスを出し終わった後も止まる事なく真っ直ぐ疾走し、後藤選手のフォローとDFの分散を図ったクレバーで迅速な小林選手のプレーです。こう言う献身的な所がサポーターの心を掴むんだぃねぇ。パスを受け取った後藤選手、ボールウォッチャーとなっていた手前2人のDFの隙間を縫って小林選手へスルーパスを送ります。ただ残念ながら、ここは歩幅が合わずシュートを打てませんでした。後半40分、左サイドでボールを持つ後藤選手は、ゆっくりした動きからトミッチ選手が寄せてきた所で急加速し、一瞬で抜き去るとゴールラインギリギリをドリブルで突破します(この時更に2人を抜きましたよ)。後藤選手、中央へ切れ込んでセンターへパスを送ります。このボールは、パス先に居た小林選手、杉本選手の内、杉本選手の足元へピタリと収まります。杉本選手、シュートを打ちますが、東選手が体を入れてきたため力の入ったキックが打てませんでした。〜、残念。後半44分、カウンターから抜け出したのは杉本選手。ゴールライン際まで良く粘り、そのまま中へ切れ込んでシュートを打ちますが、ここもコースが狭く防がれてしまいました。あと一歩が届きません。後半ロスタイムに草津は最後の1枚として、ヘベルチ選手→遠藤選手の交代を行い、ボールを相手陣内高くでホールドする作戦で逃げ切りを図ります。以前はこうしたケースでなっから不安定なプレーをしては僕らを凍り付かせてくれたものですが、今はどうしてどうして、しっかりマイボールを保持してカウンターの隙を与えません。そして試合終了。 前半はまともな攻撃陣形が構築出来ずセットプレー絡みのシュート2本に封じられましたが、後半は一転して草津攻勢となり、シュート7本を浴びせました(愛媛は後半シュート3本)。ただ見方を変えれば、後半は草津が何度も決定機を迎えたものの、最後の詰めが甘く追加点を奪えなかった、とも言えます。前半と後半ではっきりと違うのは、リンコン選手の在・不在です。前線でポスト役をするリンコン選手は保持力に優れた中継点ではありますが、今日のように彼の後列に居る選手達が縦突破をしない状態だと、なかなかシュートには至れない、と言う事も現実としてあります。ではリンコン選手不在の後半、小林選手が入った後はどうか。愛媛のDFラインが高かったからと言う事情もありますが、最前線でしつこくボールを追い回す選手(小林選手、後藤選手、杉本選手)が沢山居ると言うのは、それだけで相手へのプレスになり、相手の体力が落ちてくる時間帯以降に至っては、中盤に空いたスペースを縦横無尽に使って縦、縦、縦と、カウンターが決まるようになってゆきます。これは必然でしたね。ここで言いたいのはですね、リンコン選手が機能しなくて小林選手が良い、と言う短絡的な話ではなく、選手の個性や特徴に応じた方法を適切に選択し実行する意識をもっと強く持つ事が重要ですよね、って事です(前半だって縦の意識をもっと強く持っていれば、リンコン選手からの決定的なラストパスを受け取る事が出来たかも知れませんし)。それから、守備は概ね集中していて良かったですが、それでも幾つか完全に抜かれたり裏を取られたりしたシーンがあり、こうした所をもっと改善できれば言う事なしです。若いCBはまさに成長する春の若芽の如し。彼らに触発されて他の選手達が一層奮起してくれれば、良いスパイラルが生じてチームの実力も成績も上昇気流に乗る事でしょう。 帰路スタジアム脇の桜回廊で歩を止めて振り返ると、舞い散る桜花の下で、今日の試合についてにこやかに楽しげに語り合う人達が目に映ります。春爛漫の穏やかな気候がみんなの気持ちを柔らかくしているだけでなく、ある地元のチームの勝利が、斯くも人の心を高揚させ、豊かでほんわりとした空気を創り出しているのだと、この光景を見て実感します。幸せな一時だ。【ほーせん@高崎】 |
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| ■■■ 2012年4月22日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第9節 水戸ホーリーホック 1−0 ザスパ草津 ケーズデンキスタジアム水戸 3999人 |
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| 上昇気流に乗れず |
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前節愛媛に勝って、今季ホーム初勝利とともに、2連勝を飾ったザスパ。3連勝を賭けた一戦は、アゥエイ水戸に乗り込んでの北関東ダービー初戦。一週間前から雨の予報が少し後ろにずれたおかげで、肌寒いながらも濡れることなく、スタジアムは応援の熱気に包まれました。ザスパの布陣は、前節ケガで途中交代したリンコンがそのまま小林竜樹に置き換わり、ベンチには3試合ぶりに熊林が復帰。昨年まで水戸に在籍していた、保崎は右SBでスタメン、遠藤もベンチに名を連ねました。一方、水戸では元ザスパの尾本がCBでスタメン、コーチとして秋葉忠宏も健在です。 立ち上がり、ザスパは前節勝利の勢いを駆って、ターゲットの金成勇にボールを当て、小林や後藤がDF裏を狙う展開に持ち込みますが、水戸も前線から中盤のプレスを強め、次第に膠着状態に。元日本代表の鈴木隆行が絶妙なボールキープと球の引き出しでリズムを作ります。リンコンがいないザスパは中盤でタメが作れず、次第にロングフィードの多い展開に。乗り切れないザスパを尻目に、ショートカウンターやボランチからのワイドな攻撃で、流れは徐々に水戸に傾いていきます。そんな中、前半36分に自陣右サイドで保崎のタックルがファールを取られ、FKを与えてしまいます。そのFKを繋がれ、一度は北がシュートをはじくものの、ゴール前に詰めていた塩谷にゴールを割られ、先制点を献上。なかなか良いボールがゴール前に入らないザスパは、シュートもままならないまま、前半を終えます。 後半も同じような展開が続き、ボールを保持しても有効な縦パスが入らず、攻め手を欠くザスパ。フラストレーションの溜まるサポーターの気持ちと同じだったか、業を煮やした副島監督は、後半11分に早くも1枚目のカードを切ります。小林に替えて、熊林を投入。ヘベルチを前目に上げて、熊林が左ハーフに。直後から前線へのボールが入りだし、攻めに勢いが出てきます。しかも、その流れを加速するようなプレーが。小柳とのマッチアップで肘打ちをしたとして、鈴木隆行が一発レッドで退場。願ってもない数的優位を得たと思いきや・・・。ゴール前に走りこんだ櫻田が倒れ、鳴った笛の結果は、シミュレーションのイエローカード。この日2枚目のイエローで、なんと今度は櫻田が退場に。激しく抗議した依田コーチも退席を命じられ、試合はヒートアップしていきます。ザスパは金に替えて杉本を投入、その後、永田に替えて遠藤を投入しますが、3バックにしたためか、しばらく守備が混乱し、バタバタした展開に。終盤猛攻を見せ、ヘベルチのミドルは惜しくもGKにはじかれ、そのCKのこぼれ球を松下が狙いましたが、あえなくボールはクロスバーの上に。直後に笛が吹かれ、1点差を詰められずに、敗れました。 審判の判定にもいろいろ問題があったのもたしかですが、パスを出す熊林と、熊林が出られない間、下がってゲームメイクするリンコンという、攻撃の要を欠いた時間帯は、有効な攻撃がまったくできませんでした。この日もらったたくさんのカードのせいで、次節北九州戦は、保崎、松下、櫻田が出場停止になってしまいます。今日の動きを見る限り、熊林は頭から行けそうですが、リンコンが戻ってこれるかは分かりませんし、苦しい布陣になりそうです。ただ、若手にとってはまたとないチャンス。スタメンに定着した小柳のように、若手の底上げなくしては、ザスパの成長は望めません。ピンチの次節に、ニューヒーローの誕生を期待します!【yosuie@中毛】 |
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| ■■■ 2012年4月27日(金) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第10節 ザスパ草津 0−2 ギラヴァンツ北九州 正田醤油スタジアム群馬 1447人 |
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| 黒星先行 |
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| ■■■ 2012年4月30日(月・振替休日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第11節 ファジアーノ岡山 2−1ザスパ草津 kankoスタジアム 7139人 |
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| 不用意な失点 |
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| ■■■ 2012年5月3日(祝) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第12節 ザスパ草津 0−2 ジェフユナイテッド千葉 正田醤油スタジアム群馬 3260人 |
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| 大型連休 |
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5月としては異例の大雨とのことで、利根川は川幅いっぱいの濁流が轟々と流れています。GWの真っ只中に、しかもこの雨の中試合観戦に行こうというのは、やはり変わり者なのでしょうか。いえいえ、これぞ愛の為せる業(惚れた弱みとも言うが…)。本日の対戦相手は千葉。関東圏内と言うこともあるでしょうが、千葉のサポーターがバックスタンド南側を埋め尽くし、それに止まらず、メインスタンドにも大勢お越しいただきました。ホームで迎え撃つサポとしては歯痒い思いですが、入場者数に貢献いただけてありがとうございます。それでは、本日のスターティングメンバーの確認です。GK:22・北選手、DF:4・永田選手、23・小柳選手、13・有薗選手、18・杉本選手、DMF:6・櫻田選手、30・松下選手、OMF:14・熊林選手、15・小林選手、FW:9・リンコン選手、16・土井選手、リザーブメンバー・GK:1・内藤選手、DF:3・御厨選手、24・乾選手、MF:20・山本選手、7・林選手、8・遠藤選手、FW:10・ヘベルチ選手。杉本選手がSBに入り、櫻田選手と松下選手の2ボランチ、SHの熊林選手がゲームコントロールをする形で、高さのある2トップとランニングアタッカーである小林選手との連携が鍵になりそうです。千葉は選手層が厚く、個の力量が優れているので、「この選手」と絞って注目することは出来ませんが、その中でも要注意なのは荒田選手と深井選手、それからサブに入っているオーロイ選手です。力強さ、速さ、高さ、それぞれが特化した特徴を持っているので、それを活かさせない対応が肝要です。 雨はキックオフ前に一端止みましたが、前半開始と共に再びパラパラと小雨模様になりました。前半9分、要注意人物1号こと荒田選手にいきなりしてやられました。千葉は自陣から左サイド縦方向へ長いボールをフィードします。これを藤田選手がしっかりキープしてドリブルで中央へ切り込みます。守る草津は、藤田選手のマークとして小柳選手が対峙、センターに有園選手、ファーサイドに永田選手が控えます。千葉側は有園選手と永田選手のギャップを衝いて荒田選手があっさりと突破、藤田選手のスルーパスを受けると駆け込みながらゴールへと蹴り込み先制します。上手くしてやられました。その荒田選手ですが、前半24分に負傷のため交代となってしまいます(→大塚選手in)。大事ないことを願います。前半26分、千葉は伊藤選手が縦に抜け出してセンタリングを上げます。ファー・左サイドへ切れ込んだ深井選手へ通ればゴール確定なこの場面、やられたと思いました。しかし、杉本選手が懸命に駆け戻り、間一髪クリアしました。おぉ、杉ちゃん、助かったよ〜。防戦一方の草津、前半の見せ場はロスタイム。右45°・40mのFKの場面で、キッカー・松下選手は強いボールをゴール前へ蹴り込みます。守る千葉DFがまずクリアしますが、このこぼれ球を小林選手がヘッドで再びゴール前へと押し込みます。このボールを千葉DFがクリアミスし、ルーズボールはゴール前に居たリンコン選手の元へ。リンコン選手、迷わずフリーシュート!が、左へと外します。追い付く絶好機を逃しました。ま、後半に期待しましょう。 草津は後半から土井選手に替えて遠藤選手を投入します。土井選手一人の問題ではありませんが、とにかく企図したポストプレーアタックが全く機能しなかったのは事実で、この交代はやむなしです。遠藤選手に託されたのは、熊林選手、小林選手、リンコン選手らと共に前線での攻撃拠点を創出し、かつシュートを放つことです。しかしなかなか思うようには事が運びません。リンコン選手がボールキープをしてためを作る機会はあるんですが、球離れが良くない(持ちすぎる)のと周囲との連携がよろしくないのとで、前へ進むどころか前線がズルズル下がる有様です。そこに持ってきて、千葉の「奪って縦へ素早く入れる攻撃」を繰り返し受けて、草津の守備はライン維持すら出来ない程の大混乱です。そして迎えた後半15分、兵働選手のFKに合わせた山口選手に2点目のゴールを許してしまいます。草津は失点を受けて熊林選手→ヘベルチ選手を投入、ある意味個人技頼みの作戦へシフトします。千葉は後半21分に藤田選手→オーロイ選手、後半35分に兵働選手→佐藤選手の交代を行います。交代出場したオーロイ選手ですが、いや、色々と上手い。自分に求められるプレーの完遂度が高いのには大いに感心しました。This is the Post Play! ポストプレーの何たるかをこれでもかと見せつけられます。
2点のビハインドを懸命に追い掛けなくてはならない草津は、後半40分になって最後の交代カードを切り(永田選手→林選手)、陣形も3バックとしてあくまでも得点を目指します。しかしスクランブルを掛けるにはあまりにも時間が少なく、しかもその頃にはほぼ全員の足が止まる有様です。結局為す術なく、敗戦の笛を聞くことになりました。GW怒涛の4連戦は今節で3戦を消化し、目下3連敗(水戸戦から続く連敗は4)。しかも内容がよろしくありません。あまり考えたくはありませんが、このままでは黒星を連ねる事になりかねません。調子の良い選手で試合に臨むのは結構ですが、ここまでの経緯を見ている限りにおいて、どうもその意図は的を射ていないように見えて仕方ありません。この考え方を採るならば、メンバーが替わっても連携が損なわれない前提が必要なはずですが、現実は如何でしょう。基本的な事を置き去りにして、何かマジックのような目を引く新奇な事柄で綻びを覆い隠そうとしている、そんな印象が拭えないんです。GWは間もなく終わりますが、こちらの「大型連休」は果たしていつ終わるのでしょうか。【ほーせん@高崎】 |
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| ■■■ 2012年5月6日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第13節 モンテディオ山形 1−0 ザスパ草津 NDソフトスタジアム山形 7102人 |
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| 報恩果たせず |
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| ■■■ 2012年5月13日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第14節 ザスパ草津 1−2 栃木SC 正田醤油スタジアム群馬 4024人 |
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| 軋む |
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関東平野の北西を縁取る上州の山々は、今やすっかり初夏の趣で、ことに今日はその美しい新緑鮮やかなるを存分に披露しております。まことに風流で美しいですな。新しい芽吹きと言えば、本日は県下一斉に高校総体で、ここ敷島でも幾つかの競技が行われています。サカラグではもちろんサッカーが行われていますが、覗いてみると、前橋育英vs前橋商業の対戦です。何というプラチナマッチ。プレーの質や内容自体は荒削りですが、高校生らしい前を向いた何事にも臆さない姿勢は素晴らしいです。負うた子に瀬を教わる思いですなあ。さて、本日は北関東ダービー・栃木戦です。本ダービーは、今季第9節にファーストレグとして水戸戦を戦い、そして落としています。思えばこの水戸戦から連敗ロードが始まったんでしたね。ダービーで勝てない、栃木にも相性が良くない、しかも連敗真っ只中。そんな不名誉な状況やジンクスを、この際今日一気に晴らしてしまいましょう。うんそうしよう。 それでは、本日のスターティングメンバーの確認です。GK:22・北選手、DF:4・永田選手、3・御厨選手、5・中村選手、18・杉本選手、DMF:6・櫻田選手、30・松下選手、OMF:14・熊林選手、19・後藤選手、FW:9・リンコン選手、15・小林選手、リザーブメンバー・GK:1・内藤選手、DF:13・有薗選手、MF:8・遠藤選手、10・ヘベルチ選手、25・横山選手、FW:11・金選手、16・土井選手。草津は、前節からスタメンを大きく変えてきました。要点は、高さのあるCBで競り合いを制すること、熊林選手をSHに戻して、前線での配球拠点を作り出すこと、リンコン選手をポストにして出足の良い小林選手・後藤選手の2シャドーで相手守備網を突破すること、こんな感じでしょう。 いざ、試合開始です。前半6分、栃木は右CKの場面です。キッカー・高木選手は、ニアへ蹴り込みますが、ここには御厨選手がいます。御厨選手、大きく蹴り出してクリア、と思われましたが、ここで痛恨のクリアミス。ルーズボールはペナルティエリア内のフリースペースへ落ちます。ここに駆け込んだのは栃木・パウリーニョ選手。駆け込みざま右足を強振しシュート一閃。シュートコース上には草津側都合6人が居りましたが、全員が全く動けず、あっさりと先制を許します。おいおい…。この失点ですが、前振りがありました。前半3分に右CKを得た草津は、キッカー・櫻田選手のトリックプレーで相手の意表を衝こうとしましたが、反対に味方の意表を完全に衝いてしまい(笑)、栃木側のスーパーカウンターアタックを受けてしまいました。単騎突破を許しこれを追走した松下選手がバックチャージ止めに掛かったのは、この状況では致し方なしでしたが、イエローカードを受けたこのプレーで草津ゴールへグッと接近されることになりました。ハーフライン近くからゴール前へと蹴られたFKが草津のクリアによってCKとなり、結局このCKが先制点へと繋がった訳です。またミスからじゃん!完全に自滅じゃん!もぉ、ホント頼まぃ。前半29分は栃木・左CKの場面です。キッカーは菊岡選手。草津守備を見ると、ニアサイドにはショートを警戒する櫻田選手、エリア内コース上には熊林選手、その背を見る位置・ニアポスト際にはリンコン選手が配置し、残りは密集の中でそれぞれマークに付くという形でCKを待ちます。菊岡選手の蹴り込んだボールはニアポスト目掛けて緩く左にドライブしながら飛んできます。このコース上にはニアのブロックを担当するリンコン選手が居ます。しかし、ボールはリンコン選手の足下を通り抜けてゴールへと突き刺さります。呆然としました。いや、菊岡選手のCKは疑いようなく素晴らしかったですが、「その為だけにそこに居た」はずの彼の緩慢なプレーにこそ呆然としました。はっきりとした守備動作を取らなかった(少し足を出しただけ)のは何故なのか。一瞬気を失ったとか、そんな理由しか思い浮かびません(もしそうなら、卒中とかの危険性もあるので早急に交代して病院へ行った方がよいです。ええ、早く早く)。緩慢なプレーに業を煮やした副島監督、前半35分と言うかつてない早い時間に選手交代を敢行します(リンコン選手→金選手)。
怪我の功名とは思いませんが、金選手が結果を出します。前半42分、自陣内で櫻田選手→松下選手と繋いで、センターサークル内の熊林選手へとボールが渡ります。今回は前線の連携が良く、熊林選手へボールが入るのが判った段階で全員が前へ向かって走り出します。熊林選手もこうした状況を良く見ていて、パスを受けるとすぐに前方へとスルーパスを打ち出します。ここで金選手が相手DFラインを強引に突破しDF2人に体を寄せられながらもエリア内でステップフェイントでかわし、シュート。見事にゴールマウスへと蹴り込みGOOOOOAL!!! 1点を挙げ追撃開始です。 試合は後半へ。草津は緩い追い風を受けながらの攻撃です。立ち上がりから果敢にアタックを掛け、ボール奪取から攻勢を仕掛けてゆきます。後半2分、9分とFKのチャンスを得ますが、いずれもゴールを脅かすことは出来ません。後半12分、杉本選手が粘ってCKを得ます。熊林選手がファーに蹴り込んだ所に突っ込んだ金選手、フリーな状態からヘディングを打ち出しますが、枠上へ外してしまいました。惜しかった。追撃態勢で攻勢に出たい草津に対し、1点先行する栃木が先に動きます(後半17分;廣瀬選手→久木野選手、後半31分;菊岡選手→河原選手)。後半31分、熊林選手の左ロングスローをニアで受けた金選手が頭でマイナスに戻します。この時にファーサイドをフリーランニングして来た杉本選手へとボールが渡ります。杉本選手、フリーな状態でシュート一閃!…とはいかず、なんと痛恨のチョロキック。杉ちゃん…(´・ω・`)。相手の交代を見て、草津ベンチは勝負に出る模様です。後半32分に、永田選手→横山選手、熊林選手→土井選手と交代を一気に行い、3バック3シャドーで攻勢をかけます。交代直後には2度のカウンターチャンスを迎えますが、いずれもシュートまでは持って行けません。残り時間は減るは、攻めても上手くいなされるはで、焦りばかりが空回りする状態です。結局追いつくことは出来ず、試合終了。かくして刻んだ黒星は6に伸び、あの、暗黒の05年にマークしたチーム連敗記録=7にあと一つまで迫りました(2005年と言えばFWをSBにコンバートした年だったいねぇ…。何の偶然なのか…)。現状、連敗のもたらす歪(ひずみ)のせいで至る所から不協和音が上がっております。今は、勝利一つが軋んだ体にさす油、それ一つで色々な事が動き出すと思うんです。明けぬ夜はないと信じ、今はじっと辛抱です。【ほーせん@高崎】 |
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| ■■■ 2012年5月20日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第15節 ヴァンフォーレ甲府 2−0 ザスパ草津 山梨中銀スタジアム 8739人 |
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| ワーストタイ7連敗 |
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| ■■■ 2012年5月27日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第16節 ザスパ草津 0−0 松本山雅FC 正田醤油スタジアム群馬 5074人 |
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| 記録更新阻止 |
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季節は移ろい、初夏の陽射しです。肌なでる風は、いまだ少しの涼を残していて、陽光に火照る肌を心地良く冷やしてくれます。皐月最後の日曜日、敷島の杜はまさしく『緑一色』。いや、「リューイーソー」じゃないですよ?現在J2において最大の動員数を誇る松本のサポーターさん達が大挙敷島へやって来ておりまして、かつての黄色(柏、仙台)や青赤(F東京)を彷彿とさせる光景です。お客さんがたくさん居るスタジアムは嬉しいのですが、今やすっかりジャックされるのが普通になってしまった我がチームを省みるに、心境は複雑です。 そんなちょっぴり寂しい気持ちでお昼ご飯の油淋鶏を食し、しかる後に本日のスターティングメンバーを確認します。GK:22・北選手、DF:4・永田選手、3・御厨選手、5・中村選手、23・小柳選手、DMF:14・熊林選手、30・松下選手、OMF:7・林選手、8・遠藤選手、FW:11・金選手、15・小林選手、リザーブメンバー・GK:1・内藤選手、DF:13・有薗選手、MF:6・櫻田選手、20・山本選手、25・横山選手、FW:9・リンコン選手、10・ヘベルチ選手。システムは標準型の4-4-2。熊林選手をボランチに入れ、右SHに遠藤選手をスタメン起用してきました。現状で取り得るほぼベストメンバーと言えるでしょう。今日の対戦相手である松本は、基本陣形として3-4-2-1を取ります。松本側のフォアチェックの圧力が増した場合、中盤の枚数で相手の方が上回る場面が多くなり、セカンドボールの支配率が上がる可能性があります。草津が本来指向するポゼッションを確保するには、正確なパス・トラップと、可能な限り迅速なパスワークが求められます。この連敗中のようなお粗末なプレーを今日も繰り返すようでは、不名誉な記録更新が待つのみです。心して闘いに臨んで頂きたいです。 波濤のように、そしてアルプス渡る山びこのように松本サポの大合唱がスタジアムを揺さぶります。松本サポさんは、メイン側までもが総立ちで応援してます。開始前から何と言うプレッシャーか。でも、ここはホーム。僕たちは出来る事をただ為すのみです。前半は松本が主導権を握ります。前半11分、松本・右CKの場面は、草津側がクリアし切れずにセカンドボールを取られます。なんとか左タッチに逃げたものの、スローインからのプレーでファールを犯し、左サイド20数mと言う嫌な位置からのFKを与えてしまいます。松本のキッカー・船山選手は、ゴールを直接狙います。船山選手のシュートはGK・北選手の足下へ落ちるボールで、北選手はキャッチに行ったものの前へこぼし、小柳選手がすかさずクリアして一端難を逃れます。再度の左スローインでは、船山選手がエリア内を左から中央へと持ち込み、マイナスへセットパスを流します。ここに駆け込んだ小松選手は鋭いシュートを放ちますが、北選手が良く止めて、ようやっと一連のラッシュが終わりました。危険な雰囲気漂う相手の攻勢に対し、この場面は良く集中して凌ぎ切りました。上出来です。前半25分、松本はゴール正面25mからのFKです。キッカーの鐡戸 選手が放ったシュートは、北選手の前で弾むものでしたが、ここも北選手が上手に押さえました。直後の前半26分は草津FK(右45°・25m)のチャンスです。キッカー・林選手がニアへ蹴ったボール(多分サインプレー)には味方が誰も反応せず、松本側のクリアボール・セカンドボールを相手方に押さえられると、瞬く間にカウンターアタックを受けると言う悪癖が出ます。結局サイドチェンジからセンタリングを入れられて危ないシーンまで持って行かせてしまいました(ここは相手のハンドに助けられましたが)。自軍の攻撃チャンス、ことにFK,CK,GK,スローイン等があっという間にピンチへと早変わりするのは何故なのか(小一時間ほど問い質したい)。こう言った事の改善を図らないと無駄な失点が一向に減らず、ひいては勝てるゲームを落としかねませんよ。 前半33分、草津は右サイドをパスで繋ぎ、最後は熊林選手→林選手→小柳選手と渡ってセンタリング。ボール落下地点に居た小林選手はヘディングシュートを撃ち出しますが、相手DFに挟まれながら小柄な小林選手が正確な打点を確保するのは困難で、結局シュートは大きく枠を外します。そしてこのシュートが草津のファーストシュートとなりました。前半35分、今度は松本の攻撃。左サイドを起点として鐡戸選手→船山選手→多々良選手と受け渡し、多々良選手の強烈なミドルシュートが炸裂します。横方向へ逸れつつも枠を捉えて飛ぶシュートに対し、北選手は横跳びで弾き飛ばす好セーブを魅せます。ナイスプレー!と言いたい所ですが、守備に関して言えば、サイドに振られて中央がガラ空きになるのは悪い癖です。要修正。前半37分、最終ラインで組み立てた草津は、左サイドの永田選手が狙い澄まして左前方へと大きくフィード。パス落下点に入った金選手がポストとなり、上手な体捌きでマイナス側へとボールを落とします。このパスを後方から駆け込んだ林選手が受け取りながらトップスピードで前進、エリア左隅に侵入した所でGK・野澤選手を引き出してシュート!対角に転がったボールは、いやぁ惜しくも右ポストの外側へと抜けて行きました。くはぁ、入らんかぁ…。前半はシュート2本に封じられた草津。直近7戦の事もあり、感じる危機感は並大抵ではございません。後半は相当の気概と気迫で臨むんべぇや。 後半、暑さのせいもあってか、主に松本側の足色が鈍りました。そこに付け込んでガッツンガッツンやっつけちゃっていいのよ?と思いましたが、草津側の足色も宜しくありません(笑)。草津側から見ると、相手ハーフ・アタッキングサードへの侵入回数は前半よりも大幅に改善されているんですが、相変わらず「見えない壁」が邪魔をしているようで、ペナルティエリア内に侵入する事が出来ません。従って、シュート本数も増えません。こうなるとバックスタンドで上がる声は「シュート打て!」が大勢を占めるいつもの光景となり、剣呑な雰囲気が場内を支配して行く自滅ルートまっしぐらです。それでも相手とのバランスが変な具合に絶妙に取れちゃってて、互いにシュートを打てない状態を長い時間過ごす有様となっています。事態打開に向けて草津が動きます。後半30分に遠藤選手→ヘベルチ選手のカードを切り、前線の活動度を上げます。これは効果があったようで、後半32分、左サイドを起点として、林選手→ヘベルチ選手→中央の小林選手へとパスが繋がります。小林選手はシュートを放ちますが、これは枠の上へ大きく外れます。ちなみに、これが両軍通じて後半のファーストシュートです。草津は次なる手を打ちます。後半34分、疲労の色濃い熊林選手から櫻田選手へとバトンタッチ。次いで後半37分には金選手→リンコン選手の交代を行い、ゴールを、勝利を目指します。草津は攻勢を強めはしましたが、ゴールチャンスにまで至れない状態に変化はありません。後半45分、左スローインをリンコン選手がヒールリフトで前方へフィード、これを小林選手が受けてヘベルチ選手へと繋ぎます。ヘベルチ選手は内に切れ込み、入れ替わりながらリンコン選手へとボールを渡します。前を向いたリンコン選手、シュートチャンスもありましたが、左サイドでフリーになっている林選手へのパスを選択。林選手、迷わずシュート敢行。このシュートはGK・野澤選手のパンチングで防がれますが、こぼれ球に小林選手が飛び込んでヘディングシュート!バクスタ側からはネットが揺れたので入ったと思いましたが、残念ながらサイドネットでした。そしてこれが最後の見せ場となり試合終了。 かくして連敗は7で止まり、不名誉な記録更新は回避されました。しかしながら、ヨカッタヨカッタ、じゃあありませんよ?7つ重ねた黒星の原因はこの試合でもしっかり残っており、残念ながら根の深さを再確認する事になりました。中断期間に入るJ1と違い、J2リーグは貧乏暇無し通常営業なのです。リーグが深まる前、まさに今この時にドラスティックな変革を行わないと、病は進行の一途でしょう。まあ、ネガるのは僕の信条にもとるので、ここはポジティブな方向で良い点を拾いましょうね。まずは無失点で試合を閉じた事。相手の攻勢圧力が強い状況下でも、集中して隙を作らなかったのが無失点に繋がったんだと思います。やりゃあ出来んじゃん、です。次もこの感じでいぐんべぇや。次いで良かったのは、左サイドの攻撃です。永田選手、林選手が好機に絡む場面が多く見られたのは、今後に繋がる好材料と言えます。欲を言えば、右サイドでも合わせ鏡のような攻撃が出来れば、選択肢がグッと広がって攻撃の幅も時間も増やして行けるんじゃあないかな。 今日の試合は、個人的には今季の大きな大きなターニングポイントになる可能性(危険性)を秘めたものと言う位置付けでした。ここで敗れ、8連敗を喫してしまった場合、チームは何か大事なものを失っちゃう、そんな切迫感がありました。未曾有の無間地獄(→奇しくも八熱地獄の第八番目で最下底の地獄)と言う、「終わりの始まり」になるかも知れなかったんです。どんな形であれ、崖っぷちで踏み止まった意味は決して小さくはない、今はそう信じていましょう。今のこの述懐が、シーズン終了時点でどう言った意味を持つのか。それはこの先の闘いが示して行く事になります。願わくば、「そんな事もあったよね」と笑って話す日が来る事を。【ほーせん@高崎】 |
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| ■■■ 2012年6月2日(土) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第17節 ザスパ草津 1−0 アビスパ福岡 正田醤油スタジアム群馬 2616人 |
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| 千金弾! |
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| ■■■ 2012年6月9日(土) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第18節 FC町田ゼルビア 0−2 ザスパ草津 町田市立陸上競技場 2060人 |
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| 巻き返しなるか |
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前節、ホーム敷島で約1ヶ月半ぶりの勝利を挙げたザスパ。ドロ沼の連敗から脱出し、福岡相手に本来のポゼッションサッカーを繰り広げた試合は、今後の巻き返しを大いに期待させる内容でした。今節は、J2昇格初年度のFC町田ゼルビアとの対戦。順位は21位ながら、名将アルディレスを迎え、パスを繋ぐサッカーを志向するチーム。そういう意味では似たもの同士の対戦と言えるでしょう。そして、ザスパゆかりの選手も多く在籍。2006年チャレンジャーズチームに在籍していた、太田康介がボランチとして堂々のスタメン、さらにベンチには、ザスパのJ昇格を知る男、酒井良が名を連ねます。そして、残念ながらケガでその姿は拝めませんでしたが、昨年まで在籍していた戸田和幸も。順位的にも、メンツ的にも負けられない戦いです。 折りしもこの日は、関東地方の梅雨入りと重なり、町田のホーム野津田は朝から雨模様。スタジアム改修中ということもあり、雨を避けられる場所も少なく、選手と共に雨に濡れての応援となりました。ザスパのスタメンは前節と変わらず。控えには横山が久しぶりに入りました。 そして、キックオフ。前節勝利の勢いを駆り、高い位置からのプレスでペースを掴むザスパ。町田に得意のパス回しを許さず、ジワジワとロープ際に追い込んでいきます。たまらずクリアしたボールを、さらにセットプレイで追い詰め、何度もCKを蹴り入れる姿は、どこかで観たような・・・?そう、前日に行われたブラジルW杯最終予選、日本代表が圧倒的な攻撃力でヨルダンをゴール前に釘付けにした、前半の展開にそっくり!そんな妄想を抱きつつ、そろそろ得点をと思っていた19分、ゴールはやはり日本代表と同じCKから。一度クリアされたボールを繋ぎ、永田が上げたクロスにバックヘッド気味に合わせたのは、御厨!GOOOOOAL!!! 放物線を描いたボールがゴールネットを揺らし、前節に続きキャプテンのゴールで先制します。 その後も松下のFKが枠を捉えるなど、今日も6点入るのか?などと楽観視していたのですが、次第にボールを支配され、急激に雲行きが怪しくなってきます。セットプレイをゴール前に入れて来ない町田の攻撃にも助けられましたが、自陣内でのプレーが増え、ファウルで止める場面も増えていきます。なんとか前半は耐え、後半立て直してくれるものと期待していましたが、結果は変わらず・・・。それにも増して、後半頭からディミッチを投入してきた町田にすっかり中盤を支配され、敵ながら素晴らしいボールを回しとサイドチェンジで、幾度となく決定的なピンチを招きます。それでもCBの二人と、最後の牙城、GK北の好セーブで寸前のところでゴールを割らせません。非常に苦しい展開が延々と続き、サポーターのイライラも募っていきます。 なんとか中盤の支配率を高めようと、熊林に替えて櫻田を投入しますが、状況は変わらず。さらに運動量の落ちた林に替えて、左SHに杉本を投入。少しづつ相手のボールをカットできるようになり、 迎えた76分、遠藤がヘッドで前線に送ったボールが、前がかりになった町田DFの裏に落ち、抜け出した金成勇が、角度のない位置からのシュートを対角のサイドネットに叩き込みGOOOOOAL!!!、ワンチャンスで待望の2点目をゲットします。その後はヘベルチを投入し、追加点を狙いつつも、うまく相手をいなして3試合連続の零封。連勝を飾りました。試合開始20分以降、町田のパスワークに支配され続けたのは大きな課題と言えますが、最後まで持ちこたえて勝ち切ったことは、また別の自信になるはず。順位こそ17位で変化はありませんが、どん底を味わったチームは、上昇気流に乗りつつあります。連携面ではまだまだな部分がありますが、お互いの特長を理解した上で、少しづつチーム力を発揮できるようになってきました。目標の6位はまだ見える位置にあります。これまでのマイナスを取り返し、さらに高い位置へ。混戦J2の中心、台風の目に躍り出ましょう!【yosuie@中毛】 |
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| ■■■ 2012年6月13日(水) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第19節 ザスパ草津 0−0 ロアッソ熊本 正田醤油スタジアム群馬 1333人 |
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| 4戦連続無失点 |
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| ■■■ 2012年6月17日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第20節 京都サンガF.C. 0−1 ザスパ草津 京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場 7628人 |
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| 苦節7年・・・京都に初勝利! |
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| ■■■ 2012年6月24日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第21節 ザスパ草津 1−2 ガイナーレ鳥取 正田醤油スタジアム群馬 1894人 |
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| 五月闇 |
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前節で「天敵」ともゆえる京都から、初対戦から7年目にして初勝利をもぎとったザスパ。あの泥沼の7連敗から、一転して5戦負けなし、おまけに無失点と好調をキープ。いったい弱いんか、強いんか、よくわかんねーな(笑)今節の相手は21位、6連敗中と調子を落としてる鳥取。まさにちっと前のザスパを見るようさね。こりゃ否が応にも勝ち点3の期待がかからぃね。しっかし前年のホームでの鳥取戦ではまさかの0-5とフルボッコで負けてる苦い記憶があらぃね。まぁ、相手も連敗止めようと気迫で向かって来るんは必至だぃな。今回は陸上の大会があったんか?19時30分キックオフとゆう試合。良い子のチビっ子たちは翌日学校があることだし、何とも厳しい時間帯設定だぃなぁ。19時キックオフでもいんじゃねんかと思うんだけど。オトナの事情があるんだんべか?ホーム戦の観客が増えねぇっつーんなら、時間帯設定も重要なファクターじゃねんきゃ? 敷島にやって来っと、榛名の方に今にも泣き出しそうな黒雲が低く垂れ込めてらぃね。こりゃ試合途中にいきなし降ってくっかもしんねぇなぁ・・・っつーことでポンチョ他を用意しとく。6月も末だっつーのに半袖(東毛の人は地元発音「はんそで」でぜひ!)じゃ肌寒みぃし。 本日のザスパのスタメンはとゆうとGK北、DF小柳・中村・御厨・永田、MF遠藤・松下・熊林・林、FW金・小林と最近の不動のスタメン。良くゆえばチーム力が醸成されてるってことさね。(悪くゆえば選手層が薄しぃってことだけんど)ずっとスタメンの選手の疲労の蓄積の度合いも気にならぃなぁ。サブはGK内藤、DF有薗、MFヘベルチ・櫻田・横山、FWリンコンと、ホーム戦なんにベンチ6人っきゃいねぇぞ。後藤や杉本がいねぇじゃねーきゃ!みんなコンディション悪りぃんか?(その後藤はあまりにもビミョーなデザインの今年の記念ユニのモデルを勤めていたと後に知るorz 10周年記念も兼ねてるんなら、あんな奇抜にしねぇでプロ野球のクラシックユニみてぇな「復刻モデル」とかにしときゃいんに。)選手紹介の後、バクスタでは故大西社長の命日が近けぇってことで、「大西コール」。天国の父は今日も空から我らを見守ってくれてるんべ。今日は「サンクス草津デー」とゆうことで、試合前には草津町長の挨拶、そして草津節の独唱。澄んだ唄声が敷島に木霊する。いやぁすんばらしい。この歌声に呼応するように、バクスタでいつになく高らかな草津節アンセム。雰囲気サイコー!さぁ試合開始! 試合は双方様子見の展開。ザスパはボールを回しながら攻め込もうとするんだけんど、鳥取のプレスに苛まれ、敵陣になかなかボールを運べねぇ展開。ボールを奪うや速攻で両サイドにボールを入れ、カウンターで一気に攻め込む鳥取。開始15分、右サイドを突破した29福井からボールを受けた19住田がペナルティーエリアに侵入。シュートを打とうとしたんだけんど、芝に足を取られて?体勢を崩してこれを空振り!芝、ナイスジョブ!と思いきや、彼は諦めることなく、体勢を立て直し、シュート敢行。まるで「一人時間差」みてぇなシュートになっちまって、タイミングを外された北はこれを止めることができず、早くも1点を決められちまう。・・・6試合ぶりの失点。まだまだ挽回する時間はたっぷりあらぁと思ったんだけんど・・・ボールは回せても相変わらず敵陣まで攻め込むことがなかなかでぎねぇ。そしてボールをかっさらわれると、一気にロングボールで両サイドから攻め込まれる。まじぃことにザスパは随所でチグハグな連係を露呈。芝にも足を何度か取られてるし。ボールは後ろで回せてもペナルティエリア周辺まで辿り着けず、前線の金も孤立気味。ならば飛び道具の松下のミドルシュートはというと、クロスバーの上。何度かCKのチャンスがあったけんど・・・得点の匂いのせぬまま、時は過ぎ前半終了、0-1。 ハーフタイムで流れを変えるんに交代があるんかと思ったんだけんど・・・メンバーの交代なし。後半開始。巻き返しの攻勢を期待するが、相変わらず決め手に欠ける冴えねぇ展開が続く。そんな中、後半11分、またも右サイドをえぐられ、鳥取にシュートを見舞われる。これはクロスバーに当たって、ラッキー!と思いきや、その跳ね返ったボールを、またも本日の持ってる男・住田が流し込み、これで0-2。今日のザスパじゃ逆転、いや同点も厳しいんじゃねん?いやそれどころか、またも昨年の0-5が再現しちゃうかもしんねぇぞ?やっととゆーかなんつーか、監督はここで大胆にもFW2枚を一気に変え、後半16分、ヘベルチとリンコンを投入。リンコンのポストプレー、ヘベルチの個人技で少しっつ流れが変わってきたで。後半27分、そのヘベルチがミドルシュート!矢のようなファインゴールを叩きこむ!GOOOOOAL!!! これはお見事!ビューティフルな一撃!これで1-2。おっ!これならまだ行げっきゃ!?と思ったんだけんど・・・遠藤の左からのシュートは相手GKの好守に阻まれ、線審の実に不可解な?オフサイド判定もあって、こちらに傾いてきた流れも徐々に収束しちまう。ヘベルチにもリンコンにもしっかり固ぇマークが付く。ザスパは何よりボールを奪っても攻撃の仕掛が遅く、疲労なんかプレーのキレも今ひとつで、ちっともたつくうちに相手には守りをしっかり固められ、ボールを奪われると、今度ぁ一気のカウンターを浴びる・・・の繰り返し。どことなくチグハグな感じがずっと続いてぐ。残り数分で、永田を下げ横山を投入。3バックにしてロスタイム3分を含めた反撃に懸けるもんの・・・相手に脅威を与えることなく、そのまんま1-2、敗戦。 こっちは好調、相手も下位に沈み6連敗中の鳥取だっつー油断もあったんか、相手の術中にまんまとハマり、ホームで敗戦となっちまった。スコアこそ1点差ではあったけんど、なんだか「追いつけそうな感じ」もしねぇ、いったいどっちが連敗中のチームなん?と思うような、天候同様、暗雲の垂れこめたお寒い試合だったぃね。ここ数試合、同じようなメンバーでやってるんに、息の合わねぇ場面が随所に見られたんは残念だったぃな。(天然芝で練習してねぇせいなん?)今日良かったことは、ヘベルチのビューティフルゴールが見れたこと、そして試合中に雨が降んなかったことぐれぇかな。今日の観客は2千人割れの1894人。来場したアウェイサポ様は少ねぇし、時間帯設定のまずさもあるけんど、ホーム戦で(いっつも)こんなグダグダな試合してちゃ、お客さん増えねぇよね。これで今年の前半戦21試合が終了。6勝5分10敗、勝点23、得失点差-8の17位。もうシーズン半ばなんに未だ暗中模索の状態の印象さね。後半戦、チーム成熟と共に(例年どおりの)快進撃がみられるんか?あるいはこのまま深い闇に堕ちて行ぎ、JFL降格の恐怖を味わうんか。「ザスパ草津」としての最後の総括の年、目標に掲げた6位以内は・・・なっから霞んできたぃなぁ。【すずき@東毛】 |
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