
■■■ Satellite League 2009 ■■■ |
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■■■ 2009年4月19日(日) ■■■ 2009 Jサテライトリーグ Bグループ第2日ザスパ草津 2−3 モンテディオ山形 嬬恋村運動公園陸上競技場 200人 |
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| 惜敗の初陣 |
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2年ぶりの嬬恋開催となった、2009年サテライトリーグ初戦。平地ではすでに葉桜ですが、嬬恋へ向かう道には数多くの桜が咲いていました。満開に咲き誇る桜が、この日を祝っているかのようです。会場となる嬬恋村運動公園陸上競技場は小高い山を少し登ったところにあります。雲ひとつない快晴なのはいいのですが、高地ゆえ直射日光が容赦なく芝と人間を照りつけます。まるで初夏のような暑さですが、時折吹く心地よい風でここが高地であることを思い出させてくれます。いつもより駐車場が空いているのが気になりますが、観客席に向かうとそれなりに人が集まり始めていました。U-23ブログなどを見て予想するに、きっと今日はU-23のメンバーで挑むのだろう…とか・な・り!期待しておりました。その期待は現実のものとなりました!スタメンはGK北/DF冨田・有薗・成田・星野/MF市川・清水・宮下・古矢/FW森川・藤崎(斜体がU-23新加入選手です)つまり、トップの北選手を除いた10名が全てU-23。欲を言えば北選手でなく寺田(一太)選手を最初から使って欲しかったのですが、その後のゲーム展開を考えると最初は北選手「だから」良かったかな、と今は思っています。 今日の相手はJ1モンテディオ山形。昨年までは同じステージ(J2)で戦っていたはずなのに最近の快進撃を耳にしているからか、非常に格上の相手に思えてしまいます。 さて、サテライトリーグ初戦では過去4年間1度も勝利していないザスパ。初戦独特の緊張なのからか、それとも「徐々に成長していくチーム」の初期ゆえんか。この日も序盤はDFラインが落ち着かず、度重なるピンチを迎えることになります。山形は中盤でしっかり組み立て、サイドの選手や前線の選手にボールを供給していきます。ザスパは、主に左サイドの宮下選手を起点とした攻撃を展開していきます。立ち上がり、この左サイドからの攻撃で藤崎選手が何度もシュートを打とうと中へ斬り込んでいくのですが、山形DF陣の強固な守りによって阻止されてしまいます。藤崎選手は今年で3年目。小柄ですが体つきは年を追う毎に逞しくなり、自慢のスピードには磨きがかかる一方です。この日も、果敢に突進していく彼ならではのプレースタイルに、会場からは何度も感嘆の声が上がりました。試合開始10分を過ぎると、徐々に中盤でボールを支配できるようになってきました。今度は右SB冨田選手を起点とした攻撃を仕掛けます。15分には中盤で宮下選手が奪ったボールを最前線の森下選手へ、そこに右サイドから冨田選手が一気に駆け上がります。森川選手が出したボールはラインギリギリでしたが、冨田選手、なんとかラインに残ります。そしてワンタッチでクロスを上げるのですが、残念ながら失敗。しかし、キャプテンの闘志溢れる姿勢が徐々にザスパイレブンの緊張を解いていきます。グチャグチャだったDFラインも、経験豊富な北選手の的確なコーチングにより、徐々に落ち着いてきました。 しかし前半22分、一瞬の隙を突かれ、山形に先制点を奪われてしまいます。私もカメラを構えていたからか、気がついたら点が入っていて…(とほほ)。この先制点で勢いづいた山形が、徐々にペースを取り戻していきます。ザスパは山形の攻撃に対し、常に多くの選手が自陣に戻り、守備に入っています。しかし、山形は「何人いようが関係ないね〜♪」という声が聞こえんばかりの、余裕の攻撃。ちっくしょー、格上ぶりやがって(いや、実際格上なんですけど)。ここがやはり選手個人個人のスキルの差なのかもしれません。 けれどもそんなことはザスパの選手達も十分に承知しています。ザスパが山形に勝つのに必要なのはチームワークと「強いキモチ」。30分を過ぎた頃、FW森川選手が豪快にシュートを放ちます。残念ながらGKの正面だったのでキャッチされてしまいましたが、これが反撃の狼煙となります。前半終了するまで、再びザスパに流れが転じたのです!右サイドで冨田選手が斬り込み、あんなに小柄な藤崎選手がポストプレーで相手に競り勝ち、サイドを駆け上がってきた冨田選手にもう一度ボールを渡し、そのままシュート。左サイドの星野選手から清水選手へ繋ぎ、中盤の底から走り込んできた市川選手がヘッドでゴールを狙う。今年のU-23は右から左から、バランス良く実に多彩な攻撃を繰り返します。そして仲間うちで非常に盛り上がったのがDF成田選手の頑張り!!!昨年は後半途中から電柱系FWとしての投入が多かったのですが、今日はセンターバックとしての先発出場!しかも度重なるピンチをヘッドで次々とクリア、相手とも競り勝つ場面が多く見られました。高さのない今年のU-23において、180cm台後半という彼の高さは武器となります。守備陣の踏ん張りと、結果こそ出なかったものの攻撃陣のガッツで、前半は相手に追加点を奪われることなく1点のビハインドでハーフタイムを迎えました。相変わらず強い陽が射すなか、後半開始。ザスパも山形も選手を交替しました。ザスパはGK北選手に替えて寺田選手。MF清水選手に替えて杉本選手。つまり、後半はオールU-23での戦いです。前線も少し変更し、藤崎選手1トップ&森川選手・杉本選手の2シャドーに(思えました)。木村コーチのこの交替策は見事的中!後半8分、左の宮下選手からの攻撃でした。左サイドに流れた藤崎選手が杉本選手にクロスを上げます。ゴール前は双方の選手が入り交じりの混戦でしたが、最後は左足を振り抜きGOOOOOAL!!! 後半立ち上がりの時間帯での同点です!ザスパはこの勢いに乗るべく必死に攻めていくのですが、容赦なく照りつける陽射しに体力を奪われていきます。つい最近まで雪の上や室内練習が主だったチームにとって、この日はあまりにも酷な天気でした。そんな苦しそうなザスパイレブンをよそに、全員トップチームの山形が追加点を狙って怒濤のカウンター攻撃を仕掛けてきます。皆で体を張ってなんとかゴールラインを割らせないように頑張っていたのですが …後半20分すぎ、前橋育英高校出身の山形・廣瀬選手がシュートを決め2-1。再び1点を追う形になりました。山形の勢いは止まりません。そんななか明らかに走れなくなっている選手が出ました。左サイドで奮闘していた星野選手です。なんでも彼は怪我明けだったとか…。頑張りすぎたのでしょうか、足を引きずりながら走る姿は痛々しい以外の何者でもありません。星野選手の異変に気づいたベンチも動きます。星野選手に替わり高櫻選手、そして森川選手に替わり武藤選手が入ります。さらにさらに!昨年からのサテ戦後半の最強オプション「電柱系FW成田憲昭」登場です。ここからの時間はなるべく前線に張りだし、パワープレーのポストプレーでとにかく同点→逆転を狙います。幸いなことに、後半立ち上がりは緊張しているように見えたGK寺田選手も徐々に冷静さを取り戻したおかげで、一方的な山形ペースから一進一退の状況へと変わっていきました。 後半40分になろうとするときです。藤崎選手を2度経由しながら細かいパスをつないでいき、最後はお約束通りゴール前にいた成田選手が得意の頭で叩き込みGOOOOOAL!!! ザスパ観客席は総立ち、成田選手をはじめ選手達は喜びを爆発させながらサポーターの近くまで走っていきます。あと5分+ロスタイム、これだけあれば逆転は十分可能!!選手達も、サポーターもボルテージは最高潮に達します。幸いにもこの時間帯のペースを握っているのはザスパ。ロングボールを多用し、FWを走らせ、どうにかして1点を獲ろうと必至にピッチを走ります。観客席からもザスパの選手がボールを持つたびに歓声が沸き起こります。しかし…2分のロスタイムもいよいよ終わろうとするときです。ドンピシャのクロスがネットを揺らします。ヘッドで押し込んだのは紺ではなく黄ユニの選手…この終了間際の追加点により、我がザスパは2-3で惜敗を喫しました。ホイッスルが鳴った瞬間、その場でしゃがみこむザスパの選手たち。しかし、選手同士で労をねぎらいながら立ち上がり、サポーターに挨拶に行く彼らの姿は痛々しくはありますが、立派でした。観客は皆総立ち、そんな彼らに割れんばかりの拍手を送ります。 試合は勝負の場だから結果にこだわるのは当然のこと。しかし、結果が伴わなくても心が動かされる試合はあるのです。この日の嬬恋ではがむしゃらに戦う、若きザスパイレブンの姿がありました。これから初夏にかけて試合が続きます。試合を重ねるごとに成長していく彼らU-23に、1人でも多くの方が興味を示し、スタジアムに足を運んで頂けたらと思います。今年のU-23からも、目が離せませんよ!!! 【きくり∈東毛】 |
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| ■■■ 2009年5月10日(日) ■■■ 2009 Jサテライトリーグ Bグループ第3日 アルビレックス新潟 3−1 ザスパ草津 新発田市五十公野公園陸上競技場 1375人 |
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| これぞ全員サッカー |
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青空で暑い新潟県新発田市・五十公野公園陸上競技場(通称グリーンスタジアム)にて行われたサテライトリーグ第二戦・アルビレックス新潟戦はご存じの通り1-3敗戦となりました…。試合に敗れたザスパ草津イレブンは試合後に相手ベンチへの挨拶へ向かい、一礼。するとメインスタンドから怒涛の大拍手。アルビレックス新潟観客席エリアより波のように起こった総立ちの拍手喝采…。離れたバックスタンドから見ていて、鳥肌がたちました。押せ押せな前半と運動量が全く落ちない後半の闘いぶり。試合後は顔をクシャクシャにして涙した選手とサポーター。結果こそ悔しさ残る敗戦となりましたが、これぞ全員サッカー・全員攻撃・全員守備!!絶対に価値のある敗戦と、しなければならないと感じたサテライトリーグ第二戦レポートいきます!前橋インターから約3時間、現地に到着すると同競技場ではなでしこリーグが開催されており結果はホームのアルビレックス新潟レディースの敗戦…。観客が入れ替わり(出て入る?)入場すると、メインスタンドはあっと言う間に新潟サポで埋まりますが、草津サポーターはごくわずか。。。広ーい芝生のバックスタンドはザスパ声だし隊+小さな湯もみ娘ちゃんも登場し約15人で貸切に。ピッチアップから草津節&草津GOで盛り上げ、試合開始時は伝説の『草津ドリーム』で夢への挑戦を盛り上げ!→草津節へ。 スタメンはトップから唯一参戦のGK常沢選手、DFは左から星野選手、有園選手、成田選手(CPマーク)、富田選手。MFはボランチ市川選手と古矢選手、右に宮下選手、左に清水選手。FWは杉本選手と藤崎選手でスタート。 試合開始から攻勢をかけるザスパ選手の背中を前半から気合いのいきなり草津GOで後押しします!!とにかく前半開始から走り走り走りまくり全員が連動し前からプレスをかけると、新潟の攻撃・パスをことごとく遮断。遅くてもバックラインまでにはザスパ草津がボールを奪い返し、その瞬間即スイッチON!シンプルisワンツーも走ればこそ!度々突破しゴール目掛けて一直線!右は富田選手、左は星野選手が矢のように上がりクロス!FWコンビも確実なポスト、真ん中からはボランチコンビがミドルを狙います!この日の2TOPは流動的にポジションをチェンジし藤崎選手は小柄な体格でも負けずにポストし周りを生かし、杉本選手も新潟DFを次々かわしフィニッシュを迎えます!連携+個人技から打った杉本選手の振り向きシュートは真正面!その後もチャンスは続き度重なるCKやFKのチャンスに飛び込むトミケンや成田選手のヘディングも決まりませんがとにかく走る走るザスパ草津!応援は前半からフルスロットルの草津GOやロール1・2・3・6、クっサっツ!パワード!と色んな曲でサポート!!とにかく押せ押せでした!前半訪れた数回のピンチにもGK常沢選手が反応し前半ほぼ攻めっぱなしのまま0-0で終了。そして後半!危惧していた展開に…。前半の押せ押せな展開がJ1上位チームでありホーム・アルビレックス新潟の逆鱗に触れたかはたまた調整メインからスイッチが入ったのか、後半開始から新潟のスピードが何段階も上がります。ここまで効きまくっていた前線からのプレスも効かなくなり始め、間延びを恐れゾーンを狭くしようと中央こそ密集し固めるザスパ。前半大活躍の星野選手が負傷明けで交代した左サイド、まだ試合のリズムに乗り切れないそのサイドを小刻みなパスで崩され左40°から矢のようなミドルシュートが右上に決まり失点…。こちらも後半開始から代わっていたGK寺田選手は球を触るまえに失点。。予想外のシュートだったのか? 即反撃スイッチON!ザスパ草津は右サイドを富田選手や杉本選手が次々突破しクロス→藤崎選手のダイビングヘッドや市川選手のミドルが出ます!双方に押し込み合う展開ながら新潟は局面ごとにプライド感じるプレー。。有園選手と成田選手がガッチリ鍵をかけた真ん中をまたも避けた左サイドを同じような形で崩され今度は低いシュートで2失点目を喫します。0-2。2失点しても、この日のザスパ草津U23選手は決してあきらめません!走って走って追う足が止まらないザスパ草津は相手エリアまで追いかけ球を奪うや前へ前へ!富田選手から杉本選手のシュートはまたも真正面!市川選手のFKに成田選手のヘッドは…空を切ります(;_;)この日の成田選手は守備では相手外人FWを全てシャットアウト!クリアのヘディングでは負け知らず!足元もガッチリ奪います!…が、カウンターから再び同じ左サイドを突かれ3失点目。リプレイでも見ているかのように…。0-3。残り約15分。でもでもでも、下を向く選手も足を止める選手も一人もいないザスパ!! 応援も選手コールや全てのロールや草津GO・草津GO・草津GO!…選手のためにチームのためにとにかく盛り上げます!!みんな、とにかく走る走る!!杉本選手や藤崎選手が倒されると度々のFKを獲得し、キッカー市川選手の右足からゴールを狙い続けます!ボランチとして常にコントロールし続けた市川選手はみんなで崩した最後ペナルティすぐ外でシュートしますが相手DFに跳ね返ります。清水選手は前に後ろに宮下選手は今日はバランス重視ながら攻撃参加!森川選手も前線からプレスプレスプレス! 後半残り10分切ったあたり、ついにゴールへの執念が実ります!ゴール右で得たFKを市川選手が蹴り成田選手がヘッド!(空振り)!!…そしてこぼれ球に藤崎選手が打ちさらにこぼれた球を真ん中から富田選手がズドン!!と蹴り込み1点返します!! GOOOOOAL!!! 1-3!成田選手はそのままポスト役として前線に張り、残り時間に怒涛の反撃!!応援も最後まで逆転を信じ声を出し跳ねますが…………そのまま1-3で試合終了。 レポート冒頭のメインスタンドからの大拍手が起こります。頭は真っ白。ユニフォームはボロボロ、顔をクシャクシャにしわんわん泣きながらも前に前に力強く歩く成田選手を筆頭にサポーター前まで挨拶にきた選手を、一番近くで精いっぱいの拍手で迎えました。選手・サポ、しばらく向かい合って涙しましたが、共に闘い奮闘した90分には違いなく、出せるものも全て出し尽くした敗戦に、ここからの、これからの上昇を確信しました。『こっから!こっからが大事なんだっ!』と。『この悔しさ絶対忘れるなっ!』と。全てトップチーム選手で臨んできてくれたあの新潟から本気剥き出しなプレーを引き出したのは誉めるべき。同じ左サイドから3失点を喫したのは改善改善改善しかない!何よりチーム一人一人がもっともっと強い絆で結ばれなければいけません!そして『アピール!チャンスを掴め!!』 アウェイであり、負けでありましたが、健闘を称えて、バスを出待ちし出てくる選手を一人一人コールしました。アルビレックス新潟サポーターの方にはこの応援やバス出待ちが異様に見えたかもしれませんが、私たちザスパ草津の、ザスパ草津U23の選手たちは1試合1試合が貴重なアピールの場であり、アマチュアですがサテライトリーグでの活躍→トップ昇格→そしてプロ契約を目指し、選手と同じ夢を追いかけることに魅力を感じ彼らを熱くサポートしています。私たちのアウェイでの行為を不満に感じた方いましたらお許しくださいm(_ _)m この日はJapanサッカーカレッジより研修にきていたカツさん、ひとみさんのお別れの日でした。もちろん二人もコール!今までありがとうございます。そしてこれからも応援お願いします!(これからの二人の活躍を願っております(^-^)) アウェイではU23選手よりランダムに選ばるた6人による名刺配りが行われます。若き選手たちのパワーを、是非感じてください!たくさん触れてください!元気たくさんもらえます!! 【やっちゃん@関越沿】 |
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| やっちゃん@関越沿 様、ご寄稿&画像ご提供、あんがとね!! |
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| ■■■ 2009年6月28日(日) ■■■ 2009 Jサテライトリーグ Bグループ 浦和レッズ 1−1 ザスパ草津 熊谷スポーツ文化公園陸上競技場 3208人 |
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| アツいぞ熊谷! |
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今日のサテライトは、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場でのアウェイゲーム。ザスパトップチームが何度かお世話になったスタジアムです。サテライト、しかも熊谷開催にもかかわらず、たくさんの赤いひとたちが開場を待つ列を作っていました。公式記録によると入場者数はなんと3、208名!恐らく3、000人はレッズサポ。流石です。ザスパのスタメンはGK:常澤/DF:冨田、川原、有薗、星野/MF:秋葉(CP)、玉乃、佐藤大基、佐藤穣/FW:杉本、三澤(←左SBじゃなかったん?)。斜体がU-23、4名。残り7名はトップ。スタメンはトップ中心の構成ですが、ベンチの5選手(GK寺田、DF成田、MF宮下・清水、FW 藤崎)は皆U-23。ベンチに入れなかった残りのU-23の選手たちは悔しい想いを胸に、スタンドから仲間の闘う姿を見守ります。 前半は一言でいえば「凡戦」。ザスパは完全に空回り。選手のモチベーションの高さは見えるのですが、それがチームとして機能しません。そんななか、U-23主体の守備は立派でした。トップの川原選手が軸となったラインコントロール。サイドバックの星野・冨田両選手も、上がりたい気持ちを抑えて守備に徹します。冨田選手がこの日最大の脅威・FWセルヒオ選手と1対1になり、何もさせなかったときはザスパ側スタンドから拍手が起こりました。センターバックの川原・有薗両選手は高さを活かしてレッズにとって「大きな壁」となります。また、攻撃では杉本選手が少しでもチャンスがあればシュートを放ちます。攻撃の基本「最後はシュート」を忠実に守っています。彼の存在感は抜群のものがありました。前半最大のチャンスの起点は佐藤穣選手から。杉本選手へピンポイントの縦パスを出します。杉本選手、すぐさまシュートを打つのですが残念ながらボールは枠のわずか右へ…。しかし幸いなことにCKのチャンスを得ます。キッカーは玉乃選手。このチャンスを逃すまい!と一丸となった選手たちの努力もあり、相手陣内での攻撃がしばらく続くのですが、残念ながら得点なりませんでした。その後はお互いに守りの隙を突いてゴールを狙っていくのですが、なかなかシュートへ至らず。自らのミスや仲間同士での意思疎通不足が両チームにあったと思います。次第に苛立つレッズイレブン。思うようなプレーができず戸惑うザスパイレブン。結局前半は0-0で後半へ折り返します。うーんなんだか消化不足な試合。後半は全員がエンジン全開で戦ってほしい! ザスパは選手交替なしで後半に突入。相手GK交替直後の今こそチャンス!だったのですが、チャンスどころかピンチに…。どうやらレッズが本気モードに突入したようです。レッズの攻撃に耐える時間が多くなっていくなか、後半8分、ザスパが1枚目の交替カー ドを切ります。自慢の俊足を活かしきれず空回りしていた三澤選手に代わり、U-23のエース・藤崎選手が入ります!この交替が見事的中!!フレッシュパワーの投入で試合の面白みが一気に加速しました。ザスパはU-23ツートップ(杉本・藤崎両選手)がと・こ・と・ん!チェイスし、レッズDFラインが崩れ始めます。ただし相変わらずレッズのカウンターは脅威です。ですが、シュートを打たれても、スパイダーマン・常澤選手がゴールを死守します。今日の常澤選手はなんだか神がかってます♪ 先制点を奪えれば勝てるのでは…そう思い始めた後半16分、左サイドからの攻撃。佐藤穣選手がラインギリギリでボールを折り返します。ゴール前に突進してきたのは藤崎選手。武馬!!シュート!!!と叫ぼうとしたときのこと。このマイナスのパス、どうやら相手選手に当たり、思いがけない先制GOOOOOAL!!! 結果としては藤崎選手が囮となったことで生まれたオウンゴールでした。一瞬静まりかえったスタジアム内に、ザスパサポーターの歓声だけが響き渡ります。そんな先制直後でも決して気を抜かない今日のザスパ!数分後には杉本選手と穣選手のワンツー→GKが前に出てきた絶妙のタイミングで、今度は杉本選手がラインギリギリ=角度のないところからのシュート!2点目もらった!!と確信したのですが、無人のゴールに走り込んだレッズDF堀之内選手が必死のクリア。さらにそのこぼれ球を玉乃選手が豪快にシュート!勢いのある波状攻撃でしたが、惜しくもゴールならず。さらにその数分後、再び穣選手から柔らかいパスが出ます。これを繋げたのは玉乃選手。これとないスーパーチャンス、ここは玉乃選手のテクニックに期待!しかし彼が蹴ったシュートはあまりにも力がなくへなへなへなとゴールの外へ…。後半になって勢いが出たとはいっても未だ空回りしている選手が数名。相手チームと口論になる選手や、ほとんど存在が消えている選手。それを見越してか、終盤にかけて選手交替が続きます。後半28分には佐藤大基選手に代わり清水選手が入り、徐々にU-23の割合が高くなっていきます。が、ここで1つアクシデントが…。冨田選手が足を痛めます。一度はピッチに戻ったのですが、大事をとってか宮下選手に交替。失点したのはその直後でした。おそらく交替直後ゆえのマークの確認不足があったのかと思います。DFの穴を見事に突かれたサイド攻撃によるゴールで、1対1の同点です。しかし決して諦めないザスパ、勝利を目指し最後の交替カードを切ります。玉乃選手に代わり成田選手、常澤選手に代わり寺田選手。成田選手は本職のDFとしての起用ですが、チャンスのときはもちろん前線でゴールを狙います。徐々にザスパが優勢になるにつれ、レッズサポーターからブーイングが起こり始めます。通常のサテライトではマッタリ観戦のレッズサポが、です。それだけ後半のザスパには勢いがあったのです。さて、残念なことにアクシデントが続いてしまい、ロスタイム直前には佐藤穣選手が足を痛め退場してしまいます。しかし、交替枠は全て使い切っていたためここからは10人での戦いになります。よりによってロスタイムは4分。長いながーいロスタイムの始まりで す。が!最後の最後に攻めまくったのはザスパでした。相手のGKが前がかりだったためにスペースができ、何度も何度もシュートを打ちました。特にペナルティエリア内で粘りに粘り、自分でシュートに持ち込んだ成田選手の姿には驚きました。足元がおぼつかない印象があったので尚更でした。成長しているんだなぁ…。恐怖の4分間は、いざ蓋を開けてみると最高に盛りあがったロスタイムでした。 試合は1対1のドローにて終了。前半からエンジン全開でいけば勝てたかも…と思わせる試合内容でした。昨年ほどはひどくありませんが、やはり混合チームになったときの短所が出た場面も。ただ、混合チームということで、今日は普段あまり見られないトップ控え選手たちのプレーを見る貴重なチャンスが得られました。高卒ルーキーの佐藤穣選手は、攻撃のキーマンでした。何をとっても巧くてスピーディー。それに彼がボールを持つ度に歓声があがるのは、彼のスター性だと思うのです。ぜひ数年後は東毛が生んだザスパの星として輝いてほしいなぁと思います。U-23とのDFラインを見事にコントロールし、且つ何度も前線へチャンスボールを供給した川原選手。何度もピンチを救った常澤選手。彼らの頑張りは特に目を惹きました。ただ、やはりトップの選手はプレーが綺麗すぎるのです。ザスパはもっと泥臭くていいのです!そういった面をU-23の選手たちから学んで欲しいと思っています。またピッチに立てたU-23の選手たちにとっても、目標とするトップ選手と一緒にプレーし、浦和というトップクラスのチームと戦って学んだことはいっぱいあると思います。この日ピッチに立った選手たちの共通の夢−それはトップの試合にコンスタントに出場する、活躍するということ。次節アウェイ山形戦は混合編成なのかU-23のみなのかは分かりません。しかし、ピッチに立ったらやることはただ1つ、自分をアピール!!!!!今日、この熊谷のピッチに立った選手が、1人でも多く、1分でも長く、正田スタジアムのピッチに立てますように。これから暑くなる一方ですが、試合もより一層アツくて結構!今後も観客の心をがっちり掴むようなゲームを期待したいと思います。最後に余談ですが、レッズのサテライトリーグ戦は埼玉県内のいくつかの会場で開催しています。いまや日本のビッククラブとなった浦和レッズですが、Jクラブの基本中の基本“地域密着”を決して忘れていません。対するザスパの本年度のサテライトリーグは全て草津&嬬恋開催。働きながらサッカーをするというU-23の事情もありますが、できればアマチュア時代のザスパのように伊勢崎・太田・渋川などの各陸上競技にて県内巡業してもいいのでは?と思いました。レッズのように、県全体でザスパが盛りあがる、そんな日を願っています。【きくり∈東毛】 |
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| ■■■ 2009年7月5日(日) ■■■ 2009 Jサテライトリーグ Bグループ モンテディオ山形 4−1 ザスパ草津 鶴岡市小真木原陸上競技場 1078人 |
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| 高く強く聳える壁 |
闘志を全面に押し出し最後まで走り抜き10人になっても攻めの意識を貫き最後まで勝利に向かって闘った90分!圧倒的な山形の強く高い壁に屈するも、東北の地で存分に草津魂を表したサテ第4戦。レポートいきます! 前橋から約6時間。高速を下りてからの新潟〜山形県鶴岡市までは一般道ですが、海沿いを走るため景色は素晴らしく青い空に青い海!試合に向けて徐々にテンションを上げながら小真木原陸上競技場に無事到着。雲がちらつく青空!暑さもありますが、差し入れでいただいたさくらんぼを食べながらしばしの休憩&山形満喫。その後はいつもどおり選手バスをチームコールでむかえ、そのままバス横・草津GOで盛り上げます!! 入場後は段幕貼りなおしや座席変更や落とし穴事件(笑)でアウェイの洗礼をいただきますが…無事バックスタンドに陣取り段幕を貼り即選手ピッチアップ開始!この日、現地まで訪れたザスパ草津サポーターは約20人。声出し隊は太鼓入れて約10人。小さな湯もみちゃんも登場し準備万端、選手コールからスタート!草津GOで選手を鼓舞します!日陰もなく容赦なく体力が削げられていくなか、今日は応援にメリハリをつけ、行く(ガンガン)!見守る(水分!)!を繰り返し要所は草津GO!やロールで盛り上げていく作戦です! この日の山形サポーターはチーム事情もあるのかピッチアップ中から気迫全開の応援。先週のアウェイ浦和レッズ戦in熊谷で対戦した赤星選手はこの週、山形へとレンタル移籍し再度の対戦です。山形サポーターとのエール交換で今日の健闘を誓い合い、草津ドリーム→草津節で選手入場です! ザスパ草津のスタメンはGK伊藤選手、DF左から星野選手、成田選手、有園選手、右SBはケガで不在の冨田選手にかわり宮下選手が入ります!MFはボランチに市川選手、古矢選手、左MFに清水選手、右に杉本選手、FWに森川選手と藤崎選手の11人とサブにGK寺田選手、DF高櫻選手、MF成瀬選手・飯山選手・武藤選手でトップから合流しこの日ザスパデビューのGK伊藤選手以外U23チームでのキックオフです! 序盤、汗が溢れ出るほどの暑さからか長距離遠征からか出足の鈍いザスパ草津。受け身からの守備に追われます。サイドから中央から緩急自在の崩しにあいますが気迫のチェイスと数的優位を作り囲む守りで何とか耐えていきます。開始数分で気付かされた山形のサッカーの質。これに対するにはそれ以上の連携と質を上げてザスパ草津らしい奮闘が必要になってきます!CBの有園選手と成田選手ともに奮闘し最後の最後で跳ね返し続けますが、この二人の守備エリアが広がることで少しずつズレが生じます。そしてザスパでの公式戦デビューとなるGK伊藤選手が鍵をかけたゴールですが…前半27分、山形の右CKからニヤにヘディングを叩きこまれ失点。この試合は終始、ザスパにとって右SBの冨田選手がいないことは大きな問題だと気付かされます。この日の右SB宮下選手は普段一列前のポジションにいる選手。スピードを武器に必死な守備ですが対する山形のFWとMF財前選手の連携で度々ピンチを向かえます。結果右MFの杉本選手は守備に回り下がる機会が増え奪っても攻撃のスイッチがやや後ろからとなることに加え、更にその二人が前に出た際のエリアをカバーすべきCBコンビの成田選手・有薗選手が走り回ることとなります・・・ バランスを失いかけるなかチームを落ち着かせたのはボランチの市川選手!山形のプレスを巧みに交わしキープ。フリーな仲間にセーフティーなパス!と思えば前線の森川選手・藤崎選手にスルーパス!メッセージを込めたパスにリズムを取り戻すザスパは右から・左から、攻め始めます!右から杉本選手がドリブルで仕掛け最後は森川選手のシュート!左サイド星野選手から藤崎選手のポストを経由した清水選手のシュート!チャンスも徐々に増え、市川選手のFKから成田選手が競るなど、攻撃のかたちを見せるなか0-1で前半終了。 強い日差しが照りつける中勝負の後半が始まります!即、攻撃スイッチON!草津GOが鳴り響くなかコーナーキックを獲得!市川選手のクロスから中央に飛び込んだ成田選手が頭で競り合いこぼれ球を藤崎選手がシュート!DFに当たり宙に舞ったボール目掛け杉本選手がカラダで押し込みGOOOOOAL!!! 1-1と同点に追いつくゴールが決まります!!成田選手・杉本選手の気迫の丸刈りコンビによるゴールです!しかしまだ同点。まだまだまだまだ足りないとゆう選手の気持ちが伝わりララ草津ではなく「草津GO!!」で盛り上げます!応援も上げ上げに!ハーフタイムに木村直樹監督から叱咤激励の愛の言葉を受けたのかついにスイッチが入るザスパイレブン!前前前へ加速します。左サイドを駆ける清水選手のクロスから森川選手のシュート!市川選手のパスから藤崎選手の中央突破!右サイドからの杉本選手のシュート!得点こそ決まりませんが二点目の雰囲気が漂うなか、チャンスから一転ピンチへ。カウンターから山形の猛攻が始まります。度々崩されかけた草津の右サイドを起点に中央経由しゴール中央やや左、プレスを個人技でかわした財前選手に弾丸シュートを決められ失点、1−2・・・この日ザスパデビューのGK伊藤選手ですが勇気を出して前に出てほしい場面。2点目を失い更に前がかりになるザスパは前半プレス中心だった古矢選手に替えて長かったケガから復活の飯山選手が入ります!スタミナ充分の飯山選手とクレバーなボランチ市川選手のコンビから中盤が活性化し更に交代で左サイドMFに入った武藤選手の上がりもあり攻撃にかける時間が増えていきます!武藤選手のドリブルからのクロス→森川選手のシュート!ゴール前のFKからの競り合いも決まらない中、やはりやはりのカウンター。守備では優位を作っての対応で何とか耐えてきましたが、山形FWのスピードある突破に対応した成田選手が交錯し倒れたプレーに黄紙、そしてPK献上。左に飛ぶ伊藤選手ですが真ん中へのキックで再び失点、スコアは1−3に。残りは20分。しかし!決して下を向くことなく、セットした球を細かく繋ぎ、再びの攻撃モード!!U23の選手にとっては数少ない真剣勝負の晴れ舞台。前に前に向かうその姿勢は変わりません!!が、アクシデント発生。猛暑にスタミナが削られていくなか、献身的な走りで前線を支えた藤崎選手が左サイド前線でDFとの競り合いから右足を負傷し倒れ込みます・・・がプレーは続行。気づかない主審・山形イレブンの疾風怒涛の崩しにペナルティー外で体を張って止めにいった成田選手がこの日2枚目の黄紙となり、赤紙退場・・・一瞬何が起こったのか理解できない場面ですが退場する成田選手の背中に現実を確認。主審は藤崎選手に寄ることなく、FK続行。藤崎選手は足を引きずりつつ自ら立ち上がりますが、ザスパは中央で攻守にキーとなる成田選手を失います。急遽、攻撃と前線からのチェックで疲労していた森川選手に代わり入ったDF高櫻選手がクロスを跳ね返し、そして足を負傷したはずの藤崎選手主体のカウンター!10人になってもかわらず得点を奪いに前に出ます!!藤崎選手のチェイスに続けと前へ加速するザスパ!その後GK寺田選手、中盤に動ける成瀬選手が入り全体で相手エリアまで追いますがサテ戦名物・残り15分からの切り札・成田選手のポストプレーを失っていたザスパは収まりどころを欠き、攻めあいのカウンター合戦へとなりますがロスタイムに中央→右サイドからの崩しをゴール左から決められ1−4。最後の最後まで走りますがそのまま試合終了となりました。 試合後挨拶へとバックスタンドまで足を運ぶ選手達。参戦メンバーだけでなくケガの選手もスタッフもサポも全員で闘ったサテ第4戦でしたが、サテ開幕戦の嬬恋で対戦した印象をはるか上回る山形の壁は強く高く、またしても悔し涙に姿がかすむ中でのチームコールとなりました。この日の山形はほぼ1.5軍。各選手の気迫の伝わるプレーに敵ながら称える気持ちと全力プレーに対する感謝の気持ちがありました。完敗でした。昨年まで同じJ2にいたとはいえ一回りも二回りも大きいと感じる所がありチームはもちろん、あの熱いサポーターとの「一体感」があればきっときっと「J1残留」出来ると信じています。その「一体感」からは熱い気持ちをいただきました。成田選手の黄色2枚で赤紙退場。藤崎選手の負傷と荒れた内容に伝わるかもしれませんが、振り返ればとてもクリーンなゲーム。だからこそ我がザスパ草津は自分たちの実力を知り、こっから前を向いて上を向いて進んでいくしかないと、日々練習しかないと、切り替えることが出来るはずです!!「夢への挑戦はハンパない!」ことを改めて気付かされたサテ第4戦。まだ、あと、J1チームとの2試合の真剣勝負の場が残っています。残りたったの2試合ですが、全てはザスパのため、サテ戦に出場する選手のために。そしてU23チームの「存在」と、夢への挑戦が素晴らしいアピールと結果に繋がりますようにと信じて。これからも熱く熱く応援していきたいと思います!山形が突きつけてくれた、草津が直面する課題を胸に前へと進みましょう!次の試合はもうすぐそこです!! 【やっちゃん@関越沿】 |
| やっちゃん@関越沿 様、ご寄稿&画像ご提供、あんがとね!! |
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| ■■■ 2009年7月19日(日) ■■■ 2009 Jサテライトリーグ Bグループ ザスパ草津 2−2 アルビレックス新潟 草津町本白根第3グラウンド 500人 |
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| 虹の向こうは |
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年に一度の草津でのサテライト戦。かつて、ザスパ草津がJリーグ昇格に向け数々の死闘を繰り広げてきた聖地・本白根第3グラウンドにて、J1の強豪・アルビレックス新潟を迎え入れます。草津開催のときは、常にアットホームなお祭りムードが満載!!観光ブースでは足湯ならぬ「手湯」を体験して手をサラサラにした上、特製タオルをゲット♪別のブースでは、応援メッセージを書くだけでU-23選手写真&勤務先紹介入りポスターとフラッグをゲット♪♪このように試合前の楽しいひとときを過ごせるのは、草津開催ならでは。 今日のチームを率いるのは木村U-23コーチですが、草津開催とだけあって植木GMも佐野監督もスタンドから見つめる今日の試合。GK伊藤選手を除き、オールU-23の選手たちで臨みます。スタメンはGK伊藤/DF冨田(CP)・有薗・高櫻・星野/MF宮下・市川・古矢・清水/FW森川・杉本の各選手。前節退場処分になった成田選手の代わりに高櫻選手、負傷中の藤崎選手に代わり森川選手が入ります。控えはGK寺田/MF飯山・武藤・成瀬・田村。今日は事情があって出られない選手を除いたU-23全員がベンチ入り♪U-23の結束力を 雲が厚く覆う空の下、毎年恒例・中澤町長のザスパ愛溢れた挨拶ののち、試合が始まります。前半。ザスパは苦しい立ち上がりにもかかわらず、早い時間に流れの中から先制点を奪いました。左ボランチの古矢選手から1人経てボールは森川選手へ。すかさず打ったシュートは一度クリアされてしまいましたが、双方多数入り乱れた混戦のなか、森川選手が再び押し込みます。このシュートをGKがはじき返したものの相手DFが入れてしまいGOOOOOAL!!! 開始5分、オウンゴールにて1-0とリードします。1点を取られた新潟はもちろん反撃を開始、ザスパは守る時間が増えます。が、今日のザスパU-23は守りながらも、チャンスがあればサイドからの攻撃を展開します。唯一のトップチーム登録・GK伊藤選手は終始大きな声でコーチング。それに他の選手たちとの連携もスムーズだし、ロングフィードが正確(今のザスパGKのなかで一番巧いのでは??)なので見ていて安心です。右SBのキャプテン・冨田選手は、各選手に細かく指示を出しながらラインコントロール。そのためCBの有薗・高櫻両選手も安心して守りに専念します。サイドバックからの上がりは裏を取られるのを恐れてか?いつもより控えめ。その代わり、今日はボランチを起点とする攻撃を多用しています。試合経験を積むごとに、選手たちが確実に成長しているのを感じ取れます。「守るべきところは守り、攻めるべきところは攻める」これがしっかりできるのは、お互いに信頼した上での意思疎通がはかれているからだと思うのです。2年目の選手が多いのも一因ですが、今シーズンは例年よりも選手の成長が早いように思えます。 前半から両チームとも全力でピッチを駆け回ります。果たして後半大丈夫なのか?という不安が出るくらい、共に全力です。新潟もザスパのアマチュア選手を相手に全力で戦ってくれるのは本当にありがたく、嬉しく思います。前半終了間際、新潟に集中的にシュートを浴びるものの、新潟の決定力欠如とザスパの踏ん張りで無事1-0のままハーフタイムへ。と、そのとき突然の大雨。しかし、一部のサポーターからは「霧で何も見えないわけじゃないんだから全然マシ」との声。というのも、2005年6月、同会場でのサテライト『霧の仙台戦』を体験しているサポーターにとっては、あの試合より視界が良ければ万事OKなのです(笑)。 横殴りの雨が降りしきるなか、後半開始。GKは伊藤選手に代わり寺田選手。ここからはU-23所属選手のみの戦いになります。雨は徐々に小降りになり、後半10分すぎには再び太陽がピッチを照らし出します。そしてなんとスタンド前方左には虹が!!!「これはU-23の勝利を予告する虹だ」とポジティブに思ってみましたが、勝負の神様は簡単に「勝ち点3」を与えてくれません。後半、数々の試練がU-23を襲います。清水選手に代わり飯山選手が入り、古矢選手を1列前に上げ、飯山選手・市川選手のダブルボランチにして間もない後半17分。市川選手が2枚目の黄紙で退場処分を下されます。次回=サテ最終戦には出られなくなったという事実を誰よりも重く受け止めたであろう市川選手、悔しそうな表情でピッチを去ります。ザスパは4-4-1のフォーメーションに変更、森川選手の1トップ、杉本選手を1列下げ、市川選手の位置に再び古矢選手が入ります。失点阻止を最優先した、10人仕様の布陣です。とはいっても早い時間に追加点がほしい、どうしても勝ちたい! …ここにいる皆の思いがひとつになったのでしょう。後半23分、ペナルティエリアのほんのわずか外、キーパー真っ正面という絶好の位置で直接FKのチャンスを得ます。蹴るのは杉本選手。グラウンドが一瞬静まりかえります。すると…なんと!直接ゴールネットに吸い込まれGOOOOOAL!!! 劣勢のザスパが追加点を決め、2対0となります。サポーターが陣取る目の前で、喜びを爆発させピッチの脇で大の字になった杉本選手。そこにフィールドプレーヤー全員がものすごい勢いで駆け寄ります。彼らの嬉しさを受け止め、勝利のために応援しよう!とスタンドは一層盛り上がっていきました。この直後に怪我明けの冨田選手を下げ、代わって武藤選手が入ります。冨田選手が付けていたキャプテンマークは飯山選手へ。今年の寮長・飯山選手は大声で指示を出し、チームを鼓舞します。長期の怪我離脱から2戦目。短時間でチームをまとめ、自分の力を最大限出そうという気持ちが伝わってきます。数的不利なザスパに対し、新潟は容赦なくシュートを放ちますが、決定力不足と足元の悪いピッチに救われ、なんとか無失点をキープしています。しかし時間が経てば経つほど相手にひろーくピッチを使われることで、ザスパはついにスタミナ切れか??後半40分、新潟のブルーノ選手にミドルシュートを決められ1点差に迫られます。 この時間帯になると、ザスパ選手達の疲弊は目にも明らか。少しでも早く試合が終わってほしい!!しかし、今日の主審はとても頻繁に笛を吹くお方だったからでしょうか、ロスタイムはなんと5分。ザスパ側の応援席も、新潟側の応援席も、立って声出ししている人も、座って見ている人も、それぞれのチャントに合わせ手を叩き、ピッチで戦う選手たちにエールを送ります。ザスパ目線で考えれば、あと5分耐えれば勝てる!はずなのですが、ロスタイム突入と共に選手たちの様子がおかしくなります。パスは全然繋がらない、トラップミスは続出…初勝利へのプレッシャーに押されているのでしょうか?それに加え、ますます走れなくなってきています。古矢選手に代え成瀬選手を入れ、10人全員でどうにかゴールを守りますが、明らかに歯車が狂ってきたザスパを新潟が見逃すわけがありません。ロスタイムからは圧倒的に新潟ペースです。チラチラと腕時計とにらめっこしてみたものの、悲しいかな、なかなか終了の笛は鳴りません。 終了直前、新潟はコーナーキックのチャンスを得ます。このセットプレーが綺麗に決まってしまい、2-2の同点にされてしまいます。その直後、天を仰ぎ、ピッチに倒れ込むザスパの選手たち。大半の選手が倒れたままなかなか立ち上がろうとしません…しかし、まだ試合は終わっていないのです!立ち上がって、残り僅かな時間で点を取りに行かなくてはならないのです!!とはいえ1人少ないなか全力で戦ってきて、体力的・精神的に辛いのも分かる…スタンドで見ていてこの日最も辛い時間でした。なかなか立ち上がらない選手数名に声をかけに、主審が走っていきます。同時にGK寺田選手が自分の横で倒れたままの有薗選手に声をかけ、体を起こします。彼は有薗選手にどのようなことばをかけたのでしょうか。この試合で私が最も心を動かされたシーンでした。 再度キックオフの笛が鳴ってすぐに試合終了となりました。残念ながら今回も初勝利ならず。ホームでの痛いドローです。試合後の挨拶では、選手全員が深々と頭を下げました。けれども、決して恥じるような戦いをしたわけではないのです。あなたたちは今日も全力で、必死で、満身創痍になるまで堂々と戦ったのです。精一杯の力を出し切った彼らに、ザスパ側の応援席からはたくさんの心からの拍手とエールが送られました。チャレンジャー精神をむき出しに全力で戦う彼らは、ザスパ草津の誇りであり宝なのです。このようなアツい戦いが繰り広げられている2009年のサテライトリーグですが、残念ながらこの初夏の連戦を終えた今、 10月18日のホーム浦和戦@嬬恋を残すのみになりました。「ラスト1」−最終戦で一段と成長した彼らの姿を見られるのを楽しみにしたいと思います。【きくり∈東毛】 |
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| ■■■ 2009年10月18日(日) ■■■ 2009 Jサテライトリーグ Bグループ ザスパ草津 1−1 浦和レッズ 嬬恋村運動公園陸上競技場 500人 |
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| 早すぎる最終戦 |
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まだ10月も半ばだというのに(そして3ヶ月ぶりのサテ戦だというのに)、2009年度のサテライトリーグ、ザスパにとっては今日が最終戦です。会場へ向かう道では紅葉の名所・吾妻渓谷に加え、ニュースなどで何かと話題になっている八ツ場ダムの工事現場や資料館にも大勢の人が!そんな観光ムードは大津の交差点を左に曲がると徐々に払拭され、やがて会場に到着。相手が浦和レッズということもあり、駐車場は既に多くの車で埋まっていました。さらに双方のサポーターで賑わっていたのがピッチ脇の売店!嬬恋名産の採れたてキャベツが1玉100円!その他新鮮野菜がいっぱい!!このような形での地元とのコラボはすごく良いと思います。ザスパはGK伊藤/DF冨田(CP)・成田・高櫻・星野/MF飯山・古矢・杉本・清水/FW宮下・森川、といつもの4-4-2です。トップから伊藤選手と杉本選手が合流、控えを含め、残りは全てU-23の選手です。一方の浦和はスタメン11人中2人がユース。控えの4選手は全てユースです。しかもスタメンには梅崎選手や平川選手といった名の知れた選手がいてビックリ!浦和にとっては調整の意味が大きい試合だと察しますが、ザスパにとっては今日もアピールのための大事な一戦!!同じ釜の飯を食ってきた有薗選手が9月末にJデビュー→現在も試合出場を続けているだけに、ゾノに続け!と選手もサポーターもモチベーションが高まります。 ザスパは立ち上がりから浦和のハイレベルな個人技に翻弄され、苦しみます。が、浦和ユース出身の左SB星野選手がサイド突破から強引なシュートに持ち込んだのをきっかけに、ザスパは苦しみながらも攻撃のチャンスを伺います。しかし16分、相手ユース選手に中央突破を許し、そのままシュートされて1点を失います。それでもセカンドボールを拾い、2TOP+右SH杉本選手にボールを繋げようとがむしゃらに戦うザスパ。なかなか相手陣内に行けない時間帯が続きますが、32分、ようやくビッグチャンスが訪れます。飯山選手→冨田選手の元・FC東京ユースホットラインから、最前線に走り込んだ宮下選手にボールが渡りシュート→左ポストに当たりそのままGOOOOOAL!!! 1対1の同点で後半へと折り返します。後半が始まって間もなくのこと。浦和DF橋本選手が「危険な行為」とやらで一発レッド、退場を命じられます。10人になった今がチャンス!と言いたいところですが、チャンスどころかピンチが続きます。サイド攻撃も封じられ、同点ゆえに相手も前半以上に激しく当たってきます。双方次々と選手を代え、追加点を奪おうとするもスコアは変わらず。浦和の選手たちは皆身長が高いため、ちびっ子軍団のザスパU-23は空中戦でなくスピード勝負を仕掛けました。最後の最後まで全員が力を振り絞って戦ったものの、1対1のドローで今季最終戦を終えました。下を向いたままうなだれる浦和の選手たち。一方、ザスパの選手は悔しさを滲ませつつも下を向くことなく、堂々と前を向いていました。 ピッチでの挨拶を終え、数多くのサポーターが待つエリアへやってきた選手たち。たくさんの拍手と激励の言葉、そして今季サテ戦最後のザスパコールが選手たちに送られました。その後にはコールリーダー氏から今季最後のご挨拶。U-23の温かい応援の雰囲気は彼のリードなしでは始まりません。彼の挨拶にも大きな拍手が送られ、コールが送られます。それから少しして、成田選手がサポーターの前に登場。「今日で終わったわけではありません。トップ昇格のためにまだまだ頑張ります!」無念の負傷退場だったにもかかわらず、アイシングをしながら挨拶に来てくれた成田選手。その気持ちが非常に嬉しく思います。確かにまだ10月。J2のシーズン終了まであと1ヶ月半もあります。公式戦は終わりましたが彼らの戦いは未だ道半ばなのです。今年から経費削減の一環で寮の食事がなくなるという、アスリートにおいて一番大事な「食」の面で苦労したU-23。公式戦では芳しい結果が出ませんでしたが、今年も彼らはがむしゃらにピッチを走り続け、ボールを追い続けました。シーズン序盤と比べ、どれだけ成長したことか!今年もそんな彼らの成長の過程を追い続けることができたことにも感謝したいと思います。毎年選手は入れ替われど、かの地に息づく「草津魂」よ、永遠なれ!【きくり∈東毛】 |
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2009年サテライトリーグ終了 トップに昇格した2名、杉本、そして有薗 特に有薗はトップチームでも八面六臂の活躍を演じた 「草津魂」を忘れず今後も頑張ってほしい そして夢叶わず草津を去る者も、前途に幸多かれと祈る 限りなき前進 歩みを止めることなかれ |

Special Thanks
御寄稿・御協力あんがとね!
きくり∈東毛 様
やっちゃん@関越沿 様
あきべー@北毛 様
「蹴球らいふBLOG」 天くわえ 様
製作協力:三束雨@藤岡
無断転載、複製公開はかたくお断りすらぃね!
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