

![]() |
|
| ■■■ 第18〜34節 ■■■
|
|
|
ホームに棲む魔 |
|
![]() | |
![]() |
|
| ■■■ 2009年5月28日(木) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第18節 東京ヴェルディ 0−3 ザスパ草津 国立霞ヶ丘競技場 2564人 |
|
| 5年越しの初勝利 |
|
第2クール初戦、今宵は日本サッカーの聖地・国立競技場での試合。どんなに老朽化していても、陸上トラックが邪魔でも、綺麗に手入れされたピッチに立つ選手達を見ると思わず身震いしてしまうものだ…と書いてみたものの、今日に限ってはあまりの寒さに身震いしていました。試合開始時、雨やや強し。スターティングメンバーも控えも前節の岡山戦と同じです。GK:北/DF:崔、藤井、田中、寺田/MF松下、櫻田、廣山、熊林/FW高田、都倉。控えがGK常澤/MF山崎、佐藤穣/FW後藤、小池。前節からスタメン復帰した両SBは今日も機能するのか?ヤスのゴールラッシュが始まるのか?小池は本職のFWとして出番があるのか?展開によっては穣の出番もあるかな?…などなど、今日は期待ばかりが高まります。 が、最初はヴェルディに勢いがありました。度重なるヴェルディのCK・FKにザスパゴール裏では悲鳴があがります。5月は無敗と調子のいいヴェルディを相手に、ザスパDF陣がどこまで耐えられるか…序盤からヒヤヒヤする展開です。しかし!いきなり(正確に言うと自分がちょっと気が抜けている間に)先制のチャンス到来!あまりにも遠くて誰の得点だかよくわからないけど、ザスパ、どうやら先制GOOOOOAL!!! したようです!誰が入れたのかは♪オー、オッオッと・く・ら〜♪のチャントでようやく判明(^_^;)今シーズン早くも10ゴール目を挙げた都倉選手のゴールでした。ここで勢いづいたザスパはあの(一度も勝てない)ヴェルディを相手に、DFラインを浅くし、積極的に攻撃を仕掛けていきます。もちろんボールを奪われたときには、ヴェルディの速くて怖いカウンター攻撃を喰らうリスクはあります。が、幸いにもそのリスクをあまり喰らうこともなく、ザスパは前へ前へと攻めていきます。特に目を惹いたのは、古巣との対決となる廣山選手でした。遠くから見ていても分かる、キレキレのプレーと怖いくらいの気迫。彼が相手陣内でプレースキックを蹴ったりボールをキープしようとする度に、相手サポーターから容赦なくブーイングが起こります。それだけ愛されていた選手だったのでしょう。しかし、今は我らザスパにとってかけがえのない選手。私たちザスパサポーターの期待に応えるように、いつもに増してボールに絡み、走りまくる廣山選手。そんなベテランの背中を追う他の選手たちも、持ち前のハードワークで試合のペースを握っていました。2点目はそのいい流れを汲むものでした。スローインを受け、右サイドでボールをキープした廣山選手、グラウンダーでマイナスのパスを送ります。送った相手は、ゴール前にてど・ど・ど・フリーで待っていた我らがエース・高田選手。迷うことなく大きく左足を振り抜いてGOOOOOAL!!! ヤスの2試合連続ゴールに、ゴール裏はいっそう盛り上がります。この時点で前半30分が経過。残り15分,時折危ない場面もありましたが、ザスパの早め早めのプレスが効いたのか、そんなにヒヤヒヤすることもなく2-0にて前半終了。あの広い国立のピッチで堂々とプレーしているのが、このピッチに慣れているはずのヴェルディでなくザスパだということが不思議…だけど嬉しい!雨もだいぶ小降りになり、このまま止んでくれるかな?などと、ニヤニヤが止まらない(笑)ハーフタイムでした。 しかし…後半が始まる頃から雨に加え風までも強くなります。後半立ち上がりのザスパはこの下り坂の天気と同様、追い風で優位に立っているにもかかわらず、前半の勢いが影をひそめてしまいます。前半あれだけ拾えていたセカンドボールが拾えない。パスを繋ごうとしてもヴェルディのプレスが早く,気がつけばいつものバックパスを連発…。前半ザスパがやっていたことを,後半はヴェルディにやられた、そんな立ち上がりでした。当然試合は膠着状態に。ただ、今日のヴェルディはチームとしてはなんだかチグハグだったのが救いでした。前線と後ろの選手との連携が全くなされていないため、次第に前線の選手が苛立ちを見せていきます。一方のザスパは悪い時間帯をチームワークでなんとか堪え忍びます。後半30分を回った頃、疲れの見える熊林選手に替えて後藤選手を投入。まさかの3TOP?と思いましたが、熊林選手の位置(右サイドハーフ)にそのまま後藤選手が入ったのでフォーメーションは4-4-2のまま。とはいえ「もう1点」を狙うため、超攻撃的MFとしての投入だったと思います。残り少ない時間で結果を出すため、広いピッチを縦横無尽に駆け回る後藤選手。するとザスパの選手たちも相乗効果で?一気に息を吹き返します。残り10分を切る頃、次々と決定的なチャンスが訪れます。左サイドを駆け上がり、フリーでボールを受けた寺田選手、元日本代表GK・土肥選手と1対1になります。残念ながら勢いよく打ったシュートは超!宇宙開発でしたが、敵を脅かすには十分でした。さらにロスタイム直前で都倉選手に替わって入ったFW小池選手も,ヤス→小池→涼→小池と前線の選手たちが連動したプレーのなかから挨拶がわりのシュートを放ちます。GKが素早く反応したためこちらも残念ながらゴールならずでしたが、流れは確実にザスパに傾いていました。そして後半43分。ザスパはCKのチャンスを得ます。蹴るのは「静かなる情熱マジカル さぁ、これでいよいよヴェルディに初勝利する可能性が一気に高まりました。初対戦,力の差を見せつけられ0-3で大敗した2004年の天皇杯準々決勝。現役最後の試合になった堺コーチの1アシスト、しかし1-1の同点で終わってしまった2006年最終戦。5対0でアウェイの洗礼を受けた、2007年国立競技場での開幕戦。大雨のなか開始10分で2失点、そのまま惨敗した1ヶ月前の今季初対戦…この4年半の悔しさを晴らすときが来ました!ロスタイム、勝利(を確信した)の草津節がアウェイゴール裏に響きわたります。個人的にはどうか無失点で終わるように…と必死に願っていました。しかし、ほどなくして終了のホイッスル!やった!遂にヴェルディに勝った!!!最悪の天気だけど、気分はサイコー!試合後、こちらに向かってくる選手の表情は、嬉しさ全開というよりは安堵感が前面に出ていたように見えました。そして決してこの結果に満足せず、「俺たちはまだまだやれるぜ」という前向きな、そんな表情にも見えました。 アウェイでの2連勝を経て、次節はホーム富山戦です。アウェイで勝つのも嬉しいけど、やっぱりホームで勝たないと!!!ホームで勝てば、群馬県民はもっともっともっともっと!注目してくれるはず。もう「いい試合の次はク●ゲー」伝説はいりません。再度上昇気流に乗るために、進め!ザスパ!!【きくり∈東毛】 |
|
| ■■■ 2009年6月3日(水) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第19節 ザスパ草津 0−0 カターレ富山 正田醤油スタジアム群馬 2232人 |
|
| 固い扉 |
|
![]() |
|
|
|
![]() |
|
| ■■■ 2009年6月7日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第20節 アビスパ福岡 1−2 ザスパ草津 レベルファイブスタジアム 5142人 |
|
| 粘り勝ち! |
|
博多の森にシャトルバスで到着し、見上げれば微妙な曇り空。梅雨時だからまあ仕方ないかなとは思うものの、せっかくはるばる遠方からサッカーの試合を見に来ているんだし、こんなときはやっぱりカラっと晴れてほしい。そんなことをぶつぶつ考えながら、やってきましたレベルファイブスタジアム。このスタジアムは独特の構造で、メインスタンドの席の入り口には大型スタジアム並みに廊下みたいなコンコースがあり、そこにグッズショップや売店、お手洗いなどの設備があります。我らはアウェイチームのサポーターであるため入り口は別でしたが、お手洗いなどはそのメインスタンドの入り口のドアを開けてコンコースに入らねばならず、閉ざされた空間にはアビスパのサポーターさんがわんさかいて、ここに入っていいんだろうかとちょっとどぎまぎ。いろいろ見てきたが、こんなスタジアムもあるんだな・・面白いなと思いました。 私達アウェイチームサポーターはゴール裏に集結。流線型のきれいな屋根のついた席が視界の両脇に見えますが、屋根がついていて席に傾斜があるのはホームを応援するメインスタンドとバックスタンドのみで、ゴール裏は屋根がなく、しかも傾斜があまりないので見にくい。しかもこちらから見えるホームゴール裏の掲示板はJFLスタジアムによくあるような旧式の電光掲示板で、逆にホーム側から見えるアウェイゴール裏の掲示板はフルカラーLEDモニターで、アビスパの選手紹介の画面も写真つきできれいなものでした。なんだろうこの差は・・その代わり、こちらはピッチアップの時も選手との距離の近さは抜群、控え席もすぐ近くです。やはりものは考えよう、ポジティブに思ったもん勝ちです!!そうこうしている間に試合が始まろうとしています。40人ほどかけつけたサポーターの中で声だし隊は20人ほどだったでしょうか。少数精鋭であるせいかいつもより和気あいあいとした雰囲気が流れます。アビスパサポーターの声はバクスタの中のこちらから見て左寄り(ホーム寄り)の方に集中し、屋根を利用して上手いこと響いて、周囲を圧倒しています。位置的にはちょうどザスパのホーム戦の逆バージョンですね。しかし20人の我らがザスパサポーターも負けてはいられません。量よりも質で応戦です! 試合開始、微妙にピンチになる場面もオフサイドになり助かります。しかしそんな中、こちらのファールでアビスパのフリーキックになり再びピンチ!しかしこれはザスパの選手の壁に跳ね返り助かり・・・と思ったら、ちょうど壁になっていた高田選手の頭にゴツンっ!!とぶつかり、頭を強打した高田選手は目の前でひっくり返ってびっくり。うわ!痛そう!!目のこともあるし大丈夫かな・・・と思っていたら大丈夫、すぐに立ち上がって事なきを得ました。この後アビスパに支配されつつ何度か迎えた数多くのピンチも全員で体張って守備します。特に藤井選手の体を張りまくったディフェンスは素晴らしいものでした。都倉選手は強すぎる情熱が災いしてファールを連発します。アツすぎるプレーも彼のよさだったりするので、そこは大目に見てほしいなあと都合のいいことを考えていたら、都倉選手はどうやら競り合って走っているうちに足を押さえているよう・・!え!?向こうのゴール裏だったので、何が起こったのかよくわかりませんが、都倉選手は途中で倒れこみ、前半で後藤選手と交代していまいました!ケガ?どうしたんだろう?前半で32分とこんなに早い時間、都倉選手の身になにがおこったのかとても心配ですが、その分交替で現れた後藤選手に期待します!しかしその後アビスパの守備もしっかりしてなかなかチャンスを作れず。前半30分で0-0スコアの中、微妙に危機感がつのります。 そんな中アビスパ選手たちの一瞬のスキをつき、熊林選手のパスをうけた後藤選手が相手GKをかわし、ボールは誰もいないゴールへ吸い込まれ、GOOOOOAL!!! さすが、後藤選手らしいスピーディーで爽快感のあるゴール!!当然アウェイゴール裏はにわかに盛り上がります!!その後熊林選手が福岡選手のパスミスをついて1対1に持ち込むも、これはさすがに決まらず。しかし前半、0-1とリードして終了し後半からの試合運びは有利になりそうです! ハーフタイムには何か食べようかと先ほどのメインスタンド廊下に行きますが、迷ったあげくドリンクのみ購入。バクスタには屋台もあるみたいですが、バクスタ方面の入り口には警備員さんがびしっとかまえていて、ザスパユニフォームを着たまま入場できる雰囲気になかったので断念しました。 さて後半開始。後藤選手→佐田選手のクロスから、櫻田選手が突進しシュートを試みますが外れてしまい、残念!櫻田選手は私たちの目の前のゴール前でしばらくうつぶせてしまい、決めきれなかった事が相当悔しそうな様子・・でもここまでゴールに近づくとは!ドンマイ、サク!そうしている中、63分にロアッソ熊本からアビスパに移籍した高橋泰選手が中払選手と交代で入ってきます。この選手の名前を見ると、やっぱりロアッソ熊本との初戦で、後半になって彼に2点取られて悔しい敗退をしたことの事を思いださずにいられません。なので微妙に嫌な予感がしましたが、交替後わずか2分後にその予感は的中・・高橋選手のアシストにより、福岡のジャンボ大久保選手に決められてしまいます!ゴールにいたザスパの選手がカットしたかに見えましたが、ゴールは決まってしまったようです。これで同点となりアビスパは微妙に勢いづき、再三のピンチ・・!どうも動きはアビスパに傾き、翻弄されてる感じ。どうにかして打開したいなあ・・。 そんな流れを変えるかのように、73分に廣山選手がゴールに向かってシュートしたのを前にいたアビスパの選手がクリアしたかと思いきや、そのボールはアビスパ側からはバックパスのように後ろに流れ、GKも捉えられず、ボールはそのままゴールに向かい吸い込まれてGOOOOOAL!!! これで再び流れはザスパへ!!よかった!どんな状況でも常に冷静に機会を追い続けた廣山選手のおかげです、ありがとう!!(この時のアウェイゴール裏モニターに「得点者 ヒロヤマ ノゾム」と表示されたのはここだけの話です)そしてザスパはやっとペースを取り戻した!これだから何が起こるかわからない!そして熊林選手は77分に山崎選手に交替。山崎選手は交替したてでいい感じに左サイドからシュートしますが惜しくもきまらず。その後も惜しいシュートあり、いいぞ、会長!その後81分には高田選手と小池選手が交代。その後大きく飛び出した北くんと大久保選手が激突するシーンもありひやひや。最後まで気が抜けません。で、ロスタイムが4分・・う〜んこちらが先制している中このロスタイム時間はかなり長く感じられたけど、なんとか逃げ切ります!そして守り抜くなか、1-2で勝利が決定!!全員で体を張って守りぬき戦いぬいた結果、勝利の草津節を博多で歌うことができました!!!やった!はるばる皆で福岡まで遠征したかいがあったよ♪田中選手はゴール裏の距離の近さを利用して私たちのところへハイタッチにきてくれました。そして最後にトラメガパフォーマンスに来たのは廣山選手。これからの勝利を宣言しました。これからもこんな面白い試合がもっと見たい!だからどんな遠い場所でもそこにザスパがあれば足を運びに行くんです。次回レベスタに来た際にもぜひ鮮やかな勝利を見せて欲しいです!【さねやん@東京】 |
|
| ■■■ 2009年6月13日(土) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第21節 ザスパ草津 2−2 愛媛FC 正田醤油スタジアム群馬 4345人 |
|
| 先制点という呪縛 |
|
大事な場面に臨む際に、ジンクスを重んじる人は結構います。サッカー選手に多いのが、「スパイクを右(左)からはく」、「入場は右(左)足から」など、利き足や踏切りに関したものではないでしょうか。陸上競技、特に短距離走や幅跳び、高跳びなどの助走のある競技では、踏切り足の左右から始まって、歩幅、歩数までもが計算された技術のうちに含まれています。踏切りが苦手で、走り幅跳びでは踏切り足を合わせられずにほとんど距離を稼ぐことが出来なかったかつての自分からすると、これらの競技選手は雲上人です(笑)。ゑ〜、なんでこんな話から始めたのかというとですね、今季の草津の戦績を見ると、「先制点を与えた試合では勝ったことがない」、ってことが目についたからです。90分間の試合を自分達の手の内でコントロール出来るかどうかは、全て先制点という「踏切り」に掛かっていると言える状況です。つまり、何が言いたいのかっていうと、「先制しようぜ!」ってことです。それにしても暑い。梅雨入り直後ながら雨が降らないのは救いですが、水分をちゃんと取らないとへばっちゃいそうです。それでは、と、入場時にプレゼントされた牛乳をチュパチュパ吸いながら、本日のラインナップを確認しますか。GK:22・北選手、DF:2・寺田選手、4・田中選手、26・藤井選手、7・佐田選手、DMF:6・櫻田選手、30・松下選手、OMF: 14・熊林選手、10・廣山選手、FW:19・後藤選手、9・高田選手、リザーブメンバー・GK:21・常澤選手、DF:15・喜多選手、MF:8・山崎選手、25・佐藤(穣)選手、FW:18・小池選手。対草津対策として各チームが共通して打ってくるのが、高く上がったSBの裏スペースを衝くという作戦。当然の如く当方も警戒してはいるんですが、どうにもこれが失点に繋がりがちです。愛媛の2トップ、特にジョジマール選手は瞬発力に長けたスプリンタータイプなので、草津守備陣は彼を常に視界に入れておく必要があります。CDFとボランチで構築する防壁の果たすべき役割は重大です。J100試合出場メモリアルとなった田中選手には特に張り切って貰いたいと思います。よろしくパッション♪ 前半キックオフ直後、松下選手がファーストタッチでいきなり超〜ロ〜ングシュートを放ちます。なんと枠に行ったし。そうそう入るもんじゃありませんが、これは面白い。いいぞどんどんやれ^^。序盤は草津がペースを握ります。前半3分には愛媛陣内を細かいパスワークでズンズン侵攻し、廣山選手のシュートにまで持ってゆきます。GKに捕られましたが、出だし上々です。しかしこの直後にロングボールカウンターを喰らって、警戒すべきジョジマール選手の単騎突破を許してしまいます。なんとか防いだものの、こうしたプレイを容易くさせてしまう辺りに不安が残ります。序盤15分くらいまではパスの連携もまずますだし、シュートもそれなりに撃ってるし、流れとしては良いんではないでしょうか。対する愛媛は、やはりと言うべきか、高く保たれた草津DFの裏スペースを狙って執拗に長いボールを入れてきます。そのターゲットランナーがジョジマール選手と内村選手です。前半18分、寺田選手の横パスは狙われていました。この低い位置から反転攻勢を受けると、腰が砕けたように脆くなるのが草津守備の最大の弱点です。内村選手にそのままシュートを撃たれてしまいますが、ここはGK正面だったので事なきを得ました。前半22分、ミドルエリアで獲得したFKのチャンスでは積極的な姿勢をアピールしてくれます。距離的には所謂「松ゾーン」^^。ええ、勿論狙います。キッカー松下選手の繰り出した剛球はDFに当たってこぼれますが、このルーズボールを高田選手が頭でねじ込もうとします。惜しくも右へ逸れてしまいましたが、このスタイルは悪くない。バンバンやろう。前半24分、今度はもう一人のボランチ、櫻田選手が魅せます。松下選手に負けず劣らず鋭いシュートは痛烈。愛媛GKはキャッチしきれずにハンブルし、あわやゴールインかと思うまで得点に肉薄しました。かぁー、惜しすぎ。へぇったってことで良くね?あ、ダメ?こーゆーのを決めらんねぇ時っつーのは、ね、大概やばいのよ。この直後、ハーフウェイからのロングボールがとうとう草津DFラインの裏に抜け、まんまと愛媛に先制されてしまいました(前半25分)。得点を許したとはいえ、愛媛に圧倒されているという訳ではなく、むしろイニシアチブは依然草津が握っていると言える状況。前半27分、今度は先ほどよりも近い位置でのFKです。そうです、「松ゾーン」です。狙います。しかし外しました。いいんです。全部入るとは思っちゃいません(いや、入ってくれても一向に構わないのですが)。これは実質的な武器であると共に、相手の心理に働きかける潜在的な武器という側面も持っているので、特に愛媛のように一度その恐怖を味わっている相手には尚更効果覿面です。次いってみようー!愛媛のDFラインが低いので、相手陣内深くまで攻め込んではいるんですが、ラストパスとなる縦のスルーパスの多くが相手の網に掛かってしまい、思うようにゴール前へと踊り出せないでいます。なので、松下選手のミドルショットなどは非常に有効です。前半36分、ここも松下選手。相手陣内深くに侵攻してパスを回して上手にDFを散らして出来た隙を突いて、松下選手のキャノンシュートが炸裂。キーパーは先ほどのこともあったので、掴みには行かずパンチングで弾き出しました。低い弾道の素晴らしいシュートでした。決まって欲しかったぃね。一見攻め込んでいるように見えても、結果が伴わないという展開は焦れるもの。見ていてもそうなんだから、実際にプレイしている選手達の苛立ちは如何ばかりか。そんな時に限って良くないことが起こります。前半40分、ハーフウェイ自陣に入った辺りでボールを競っていた塊から抜け出したのは愛媛・ジョジマール選手。彼はそのままゴール目がけてドリブルした後、ミドルシュートを放ちます。なんとこれが綺麗にゴールイン。ラグビーのモールみたいな密集を作ってしまった結果、抜け出した快足超人を捕捉できませんでした。シュート時には3対1と3人のDFが付いていたにも関わらず、何にも出来ないとは!これで切れてしまった訳ではないんでしょうが、終了間際の前半44分には緩慢なプレイからボールをかっ掠われて、ジョジマール選手にフリーシュートを撃たせる愚を犯します。運良くGK北選手の正面だったから良かったものの、少しでも横へ飛んでたら、完全にアウトだったぞ。おい。しっかりしようや。頼まぃ。 後半戦でも両軍戦術的な変更はなく、前半と同様のやり取りから始まります。ただハーフタイムでしっかり落ち着いたのか、草津側は前半終了間際のようなバタバタした感じが消えました。後半8分、ハーフエリアから松下選手のロングスルーパスが左サイドの後藤選手へ通ると、涼君はセンターを駆け上がってくる熊林選手へマイナスパス。熊林選手のシュートは愛媛DFが体を張ってブロックします。敵ながら天晴れ。攻める姿勢を貫いたことで訪れる好機もあります。後半13分、自陣深い所から蹴られた田中選手のロングボールはフィールドを縦に一閃。上空を飛空するボールの行方を敵味方が見上げながら追走します。愛媛エリア中央に落ちた時点で愛媛側のDF2名がこれに対処します。背走になっていたので、セーフティにヘッドでGKへバックパスを送ってハイ終わり、となるはずでした。が、落下したボールのバウンドに頭を合わせ損ねたこのバックパスは、GKに届くどころか遙か手前を転々とします。猛スピードで追いかけ、これに追い着いき、ついにはDF2人を振り切ってボールをゲットしたのは、草津の猟犬・後藤選手です。後藤選手、GKの動きを良く見定め、右足から放ったシュートはゴール右隅へと突き刺さります。GOOOOOAL!!! よくぞしてやったり!これで草津のリズムが良くなりました。1点差にしたところで草津ベンチはこの流れを確かなものとすべく、熊林選手→小池選手の交代を行います(後半15分)。小池選手は熊林選手と同じ右SHに入りましたが、その目指すところはあくまでゴール。なにせ本職はFWです。この交代の効果はすぐに現れます。後半19分、左サイドで小池選手がボールをキープして、その隙に中央の陣形を整えます。そして愛媛DF4枚を引き寄せたところで中央へスルーパス。パス先で待つのはこの人、キャノン砲・松下選手。迷わず撃ったね。地を這う弾道のシュートはDFの壁1枚目を突破した後、2枚目に引っ掛かりましたが、これで終わらないのが今年の草津攻撃陣の仕様。しっかり詰めていた後藤選手がこぼれ球を押し込みましたが、GKの伸ばした足に弾かれて僅かに右へとそれちゃいました。いやぁ〜惜しい、惜しいよ涼クン。今、流れははっきり草津にあります。次なる攻勢を期して、後半27分に草津は後藤選手→山崎選手の交代を行います。 そして後半28分。自陣で愛媛のパスを縦にカットした藤井選手が、奪った勢いのまま前線へロングフィード。このパスが左サイドフロントに張っていた小池選手に通ると、エーコ君そのまま単騎突入敢行。守備網の隙を見て取った瞬間を逃さず放った地を這うシュートは、ゴール左隅のネットを激しく揺さぶります。GOOOOOAL!!! 追・い・着・い・た〜〜!むざむざ勝利を手放す訳にはいかない愛媛は、草津の隙を突く攻撃で対抗します。後半33分、愛媛陣内ハーフエリアからのロングパスが草津のペナルティエリア内にまで到達します。ヘッドで競り合ったこぼれ球は、なんとフリーのジョジマール選手の足元へ。ぃやっべええええ!ジョジマール選手のボレーシュートは剛球、ゴールまっしぐら。このピンチを長身伸ばした横跳びで弾き返したのは『守護巨神』北選手。しかしルーズボールは依然愛媛の手の内に。そして先と同じ辺りからまたしてもジョジマール選手のシュートが放たれます。ぃや〜め〜て〜く〜れ〜(絶叫)。ぽっかり空いたデンジャーゾーンに、田中・藤井両DFが飛び込み、身を挺して防御。ま、守った?入ってない?おおぅ、ありがとうよ〜ありがとうよ〜、よく守ったよ〜。魂が半分肩から抜けかけましたよ^^;。後半42分、草津怒濤のラストスパート。左サイドをドリブルで駆け上がる小池選手は中央に切り込みながら併走する廣山選手へボールを預けて前方へランナウェイ。ボールを持った廣山選手、DF1人を背負いながら右へショートパスセット。ここに駆け込んだのが山崎選手。ワタル君フリーでシュート発射。コース、球威とも良かったんですが、DFの壁に弾かれます。しかしここでも草津の攻撃は厚い。こぼれ球は詰めていた高田選手の足元へ。高田選手、渾身の力を右足に込めてシュートを放ちます。次の瞬間、どごーんという鈍い音と共にボールが跳ね返ってきます。ンな〜〜〜、ゴールマウスの角に当たっちゃいました〜。頭を抱えるヤス君。ドンマイ!ロスタイムに入っても攻勢は続くものの、小池選手のシュートがGKの好セーブで弾き出されたのを最後に激闘は幕引きとなりました。主審の笛と共に両軍の選手がバタバタとピッチに倒れます。まさに死闘。ん。よく頑張りました(主に後半)。ただまあ、日程や気候にも助けられた感があって、後半も時間を追うごとに運動量が落ちた愛媛を追い詰めて何とかドローにまでは持ち込めました、というところですか。それにしても、撃ちも撃ったり合計24本(内後半だけでも14本)。愛媛に倍するシュートを放ちながらも、ドローに終わってしまった辺りが痛恨です。 ゑ〜、結論を申し上げるに、冒頭でも書いた通り、「踏切に失敗したので勝てませんでした」ってことで。110mハードル走で喩えるなら、最初の飛越に失敗、転倒しちゃって大きく出遅れた草津。この時点で終わっちゃいそうなものを後半頑張って挽回しました。一方、悠々先行したものの最後の飛越の時に歩幅を間違っちゃって、それでもなんとか飛び越えたはいいがラストランニングで転けそうになっちゃった愛媛。アブナイところでしかし踏みとどまりました。で、結局同体同着。先制しないと辛いのかな〜、やっぱり。ただまあ、後半の攻勢などを見ていると、ゴールに至るに必要な要素はそれなりに備えているようで、得点力自体は開幕から一貫して(多少の波はありますが)高く保たれていると感じました。問題はやはり、先制を許して相手に主導権を握られた場合の戦い方なんでしょうね。「名人は道具を選ばない」。この名言、状況に左右されて内容や仕上がりにムラが出来るのは、名人という名のプロフェッショナルのすることではないと説きます。これから先、上位進出を狙う上で、「踏切足を間違えたので」、なんて寝言は言っていられません。助走路で転けようが、思わず両足で踏み切っちゃおうが、委細構わず高く遠くへ飛び出してゆくんです。僕達の草津戦士達にはそれを成し得るだけの心と技がある、と信じています。【ほーせん@高崎】 |
|
| ■■■ 2009年6月21日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第22節 水戸ホーリーホック 2−1 ザスパ草津 ひたちなか市陸上競技場 1822人 |
|
| ひたちなかの雨に |
|
6月ともなると入梅、さすがに雨のシーズンがやって来ていますが、サッカー観戦の日に限って雨に降られてしまうのは如何なものかと思う今日この頃です。今日の対戦相手・水戸戦に向かうため、渋川ICより関越道から北関東道へ進み一度国道50号に下りて(あと何年かで繋がると、もっと近場になります!)再度佐野ICから入って北関東道へ、目指すはひたちなか市陸上競技場。周りには公園や球技場など隣接されていましたが、何せこの雨では人の出足も悪いのかちょっと閑散(^^; )片や試合開始に向けて順調にアウェイゴール裏の芝生席に我らがザスパサポーターが集結して来ています。ゴール裏の緩い傾斜の芝生ゾーンって、こんなに試合が見づらかったっけ?みたいな感想を全員が思っているに違いありません。草津のホーム敷島も昔バクスタ工事中の時はゴール裏はそんなものだったですよね^^;(今の正田スタに来るアウェイサポも同じことを思ってるのでしょうね。) コールリーダーからは「今日のキーマンは何と言ってもFW高田選手とDFチェ・ソンヨン選手なんだ!」と、最近得点から遠ざかっている高田選手とケガから復帰してきたソンヨン選手には、どうしても草津サポの思いや願いを届かせたい!!ということで、ピッチコンディションを確認している時から二人のコールをこの競技場に響かせました。赤のシューズが光る高田選手とオレンジのシューズが輝くソンヨン選手の意気込みが感じられ、走りやシュート捌きに期待は膨らみます。 北関東ダービー第3戦目としては、前みたいに何か催し物があるのか?と思いましたが、草津の湯友くんも水戸のホーリーくんも戦う様子もなく、フラッグを持っての参戦となりました。試合は、午後3時4分キックオフとなりました。今日のスタメンは、GK22北選手 DF5チェ・ソンヨン選手 26藤井選手 4田中選手 2寺田選手 MF10廣山選手 30松下選手 6櫻田選手 14熊林選手 FW9高田選手 19後藤選手の布陣で挑みます。またリザーブでは、GK21常澤選手 DF15喜多選手 MF8山崎選手 MF13佐藤選手 FW18小池選手が控えます。想像以上にピッチコンディションは悪く、雨の影響で所々で球は止まってしまい、なかなかパスが通りません。コンパクトに球を繋いでの作戦も思うように行かず、ピッチの状況を判断している矢先に、相手FWからのミドルループシュートがゴール前の芝が剥げていたのも影響してか?前目に出ていた草津のGK北選手のジャンプの上をかすめ、そのままゴールに入ってしまい前半6分に先制点を献上。あっけない形で先制点を許してしまい、なかなか攻守の切り替えが出来なくなってしまっている我ら草津。1点目をリセットできたのかどうかよく判らないまま、難しいピッチでの試合は進んでいきました。相手の水戸は、サブホームと言うこともありか?それとも、確実にロングボールから高さを活かしての中へポストプレーヤーを目掛けて放り込みという戦術が雨の影響をあまり受けていないのか、単調ではありますが、カウンター狙いが精度を上げ始めて来ていました。そんな中、前半25分には、右サイドに振られた球をセンターに切り返されド・フリーにさせてしまっていた所にソンヨン選手が気付き滑り込んで足を出しましたが届かず、相手のFWにシュートを決められ悔しい2点目を献上されてしまいました。抜かれたソンヨン選手はみんなを叱咤し、ピッチコンディションは悪くても自分たちのサッカーを貫いてこそ草津の選手、お互いを信じてプレーをしていこうという姿勢が私たちサポーターにまで届くことができました。その後は、他の選手たちも水たまりのピッチにも慣れてきた様子で、松下選手や櫻田選手を介してのサイドパスから裏を抜けた後藤選手や高田選手の所まで前線へ球が通るようになり、前半42分に左サイドに通った球をFW高田選手が折り返し、一瞬MF熊林選手にDFが攣られた所をスルーして、ド・フリーになったFW後藤選手が相手ゴールにシュートを叩き込みGOOOOOAL!!! このゴールは、J2になってチーム200ゴール目の達成ゴールであり、これからも続く通過点でもありますが、まだまだどんどんゴールを決めてもらいたいものです。そんな中、前半が終了し後半へと進んでいきました。 後半開始早々、ソンヨン選手の足に異変が起こり、52分にFW登録の小池選手と交代。小池選手はSBも起用にこなせるフィジカルの高い選手でもあり、足のスピードにも定評があっていつでも駆け上がれてシュートまで持っていける選手な訳で、運動量の多い小池選手を早い時間から活かして切り替えができれば、試合の流れを変えることも当然可能な訳です。徐々にではありますが、試合の流れが草津になって来たのもつかの間、松下選手のCKから相手のゴール前で廣山選手と後藤選手が交錯してしまい、お互いの眉間の上を強打し、後藤選手は脳震盪を起こし意識がはっきりするまでピッチの外でしばらく様子を見ることになってしまいました。また廣山選手は眉間の上を切った様子で、なかなか血が止まらないのか応急手当をしてもらいましたが、すぐにピッチに戻ることができず・・・しかし、試合は止めてもらうこともなく二人少ないまま試合は続行になってしまいました。後藤選手はなかなか立ち上がることができず、後半72分にDF喜多選手をピッチに投入しその時点で小池選手が前線に上がる戦術となり、また後半78分には熊林選手から山崎選手に交代し残りの12分にサイドから駆け上がる足を使っての最後の攻撃に出ましたが、得点に結ぶことができず、試合はそのまま終了のホイッスル。結果的には、1−2のままで追いつくことができず、6試合ぶりの黒星になってしまいました。 今日の敗戦は、雨でのピッチの悪さと高さの勝負に負けた。と思える位に相手の選手との身長差を感じる試合でしたが、今後は、草津ならではの、球を正確に繋いだパスの組織サッカーを魅せてもらいたいものです。コールリーダーからは「中2日でホーム戦があることや、誰よりも選手が今日の試合はどうだったのか!に気付いているのだから、我々は、チームコールを持って選手を向かえ、時節に繋げて欲しいことを伝えよう!!」と、500人以上は集結していた草津サポに声を掛け、みんなで選手を迎えることとなりました。ひたちなかに、まるでホームのようにチームコールが響き渡ります。特に自分のコールに振り向いては、何回も何回も頭を下げ、高田選手は、その熱い思いを次節に繋いでくれることでしょう。次節のホーム戦では、ここ最近のジンクスを一掃するべく熱い気持ちで戦ってほしいものです。【あきべー@北毛】 |
|
| ■■■ 2009年6月24日(水) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第23節 ザスパ草津 1−1 ロアッソ熊本 正田醤油スタジアム群馬 2741人 |
|
| 「ゆとり」が大事 |
|
かなり早めに敷島へやって来ました。天気も良いし、利根川を渡る風も心地好いので、河川敷から公園までお散歩に出かけます。人間、時間があると色々考えます。不思議なもので、真っ先に思い浮かべるのは「良くないこと」。あれは拙かった、こうすべきだった等々、反省会からスタートです。今日は試合なので、自然、草津の事を考えていました。で、勿論反省会開始です(笑)。車で移動している時はすぐに目的地に着いてしまうので、大抵は「反省会」で思考終了となってしまって、ネガったままスタジアム入りなんてことも良くありますが、こうしたお散歩で得るゆったりとした移動速度とたくさんの時間は、その「反省会」の先に「でもこんな良いこともあったよね」を思い出すゆとりを与えてくれます。そうしてみると、「なぁんだ、決して悲壮感漂うばっかりじゃあないじゃん、俺達」みたいな結論に至り、結構優しい気持ちを持ってスタジアムへ向かうことが出来ましたよ。お散歩、大事です^^。入場ゲートをくぐると、おお、今日もくれるのか牛乳。そう言えば今日の試合の冠だったいなぁ。好きだと言ったら周りじゅうからいっぺぇ頂いちゃったで^^。ではでは、今日も牛乳ちゅるちゅる吸いながらスタメン確認。GK:22・北選手、DF:2・寺田選手、4・田中選手、15・喜多選手、7・佐田選手、DMF:6・櫻田選手、30・松下選手、OMF: 14・熊林選手、10・廣山選手、FW:19・後藤選手、9・高田選手、リザーブメンバー・GK:21・常澤選手、DF:17・秋葉選手、MF:8・山崎選手、25・佐藤(穣)選手、FW:18・小池選手。秋葉選手、久々のベンチ入りです。DFのサブは出場機会が限られてしまうので、今日の登場は微妙ですが、ピッチで練習する姿を見られて嬉しいですね。ところで、田中選手に続いて櫻田選手がJ100試合出場達成です。草津のポゼッションサッカーを底支えする重要なポジションを長いこと担ってきた経験は小さくありません。サクちゃんの出来が草津の戦績に直結すると言っても良いような立場なんです。大きな期待に応えてくんなぃ。本日の対戦相手である熊本は、草津と同じスタイルを掲げています。中盤での細かいパスの応酬の末に、ゴールへ、勝利への花道をこじ開けるのはどちらか。そんな白熱した展開が期待されます。もっとも、互いに同じミスや消極的なところを見せ出すと、途端に凡戦に成り下がるので、ここは是非とも積極果敢なアタックを望みます(特に草津)。 平日のナイターにも関わらず草津バックスタンドの住人達はいつも通りに「出勤」し、意気旺盛です。朱く染まる榛名山を遠景に、スタジアムを覆う夕闇震わす大音量の草津節。頼む!試合後にもう一度草津節を詠わせてくれ!切なる想いを乗せてセンターサークルからボールが蹴り出されます。草津GO! 試合開始からペースを掴んだのは草津。最初のダイジェストは前半8分、ハーフエリアからのFKの場面。相手GKが前目に位置取っているのを見て取った松下選手がロングシュートを狙います。入りはしませんが、こうした試みはGOODです。続く9分、左サイドを後藤選手がドリブルで深く持ち上がり、中央の高田選手へショートパス。高田選手はDFに囲まれながらもこれを突破、シュートまで持ってゆきます。残念ながらキックがミートせず、GKに捕られてしまいました。しかしながら、草津らしい組み立からシュートまでの形を綺麗に表現していて、実に結構。どんどんゆきます。次は前半12分。左CKからの流れで一度はクリアされるものの、こぼれ球を拾った櫻田選手が間髪を入れずにミドルシュートを蹴り込みます。CK直後の混み合ったゴール前なので、上手く抜ければGKも弾道の見定めが難しい状況です。シュートボールはまんまとDFの壁をすり抜け、ゴール目がけて一直線。やはりGKはキャッチできずに懸命のパンチングが精一杯です。しかし、弾き出すあたり敵ながら天晴れ。こういう抜け目ない攻撃が良い流れと決定機を生み出すんです。いよいよ攻勢が本格化してきましたよ。前半14分、GK・北選手のゴールキックからリスタートの場面。長いボールは熊本エリア中央付近まで到達し、ここに居た高田選手がヘッドで前方へフィードします。高田選手の動きに呼応して後藤選手が反応、フィードボールを足元に収めると進撃開始です。DFをかわしてペナルティエリアに侵入、さあゴールは目前。しかしながら、させるものかと熊本DFが必死に体を入れてシュートコースを消したため、シュートはGKに防がれてしまいました。あとちっとんべぇで得点出来そうなんだがなぁ。そうした流れと雰囲気のまま前半も残すところあと5分となっています。この機を失いたくはないなあ。その気持ちを汲んでくれたかのような前半40分です。GK・北選手から始まるカウンターでした。右サイド自陣深くで北選手のスローパスを受け取ったSB・佐田選手は、疾風のごとき快足でサイドラインを縦一閃、ドリブルでガンガン持ち上がります。ハーフラインを越えた所で、前方中央に高田選手(DF2人がマーク)、その後方に廣山選手(DF1人を伴ってランニング)、左サイド前方に後藤選手(完全フリー!)、という状況です。この布陣を一瞥した後、佐田選手は素早く左サイドの後藤選手へダイアゴナルなパス。後藤選手はペナルティエリア左角でこのパスを受けると、寄せてくるDFを1人、2人とかわして体を捻りながら右足を振り抜きます。次の瞬間、ボールはゴール右隅に鋭く突き刺さっていました。GOOOOOAL!!! 先制!後藤選手、4試合連続となる8得点目です。都倉選手の不在を埋めるに十分な活躍です。前半は終了間際の43分にも右サイドからのクロスに2人が飛び込むなど、完全に草津ペースで進行し、終了しました。ここ数試合でも屈指の出来ではないでしょうか。大事なのはこの流れを決して熊本に明け渡さないことです。なあに、先制したことでゆとりをもって自分達のサッカーをしてゆけば、そうそう悲劇的な結末にはならないはずです。 さて後半。後半も開始から5分、10分、15分と、依然熊本に仕事をさせない上手な試合運びで危なげなく時間が経過してゆきます(この間に後半13分:熊林選手→山崎選手、後半15分:高田選手→小池選手の交代あり)。さすがにこのままではラチが開かないと感じた熊本ベンチは、後半17分に2人同時の選手交代を敢行(宇留野選手→木島選手、中山選手→井畑選手)。この交代を機に、熊本の戦術に変化がありました。中盤でのパス応酬では草津に分があると判じた熊本・北野監督は、交代投入の2FWに対してDF裏への飛び出しとそれをターゲットにしたロングボールを指示した模様。これが意外にも嵌ります。SBが高い位置を取る草津の陣形では、この裏スペースが鬼門となるのは過去の履歴で明らかです。やはりそう来たか熊本よ。自身の弱点を良く把握しているので、対応も問題なし、なはずなんですが、どうも、何度やってもばたつきます。疲労による走力の低下とも相まって、草津の陣形はいつしか縦に延び気味。こうなると攻守の切り替えが迅速に出来なくなり、結果、パスサッカーが瓦解。後半中盤戦にしてロングボール蹴り込み大会の様相を呈してきました。それでも一端しっかりしたDFブロックを、引いても良いから構築するなどして落ち着ければ良いんですが、もうね、みんなゆとりがない。おかしいな、1点リードしてるのはこっちなんだぜ?なにをそんな追い詰められたリスみたいな、哀れでせわしない挙動をするんだか。精神的なゆとりを失っちゃうと、体のキレとかもいつものようにはいかないみたいで、至る所あらゆる場面で細かいミスが頻発します。熊本はここが勝負時とばかりに攻勢を掛けてきます。ふと見た時計は後半24分でした。GK北選手のゴールキックから始まったプレイは、フィールド中央へ落ちたボールの競り合いとなります。この競り合いで弾かれたこぼれ球は草津陣内へ飛んできました。ボールが来た所でもう一回競り合いが生じた結果、球は更に自陣深くへと飛んできます。まあ、CBがキッチリ残ってるし、何も問題ない、ない。と思った次の瞬間、な、なんとーーーっ!対応に当たったCBが落ちてくるボールの目測を誤って痛恨のクリアミス。こんな美味しい場面を見逃してくれるはずもなく、途中交代の木島選手に蹴り込まれて、ゲームは振り出しに戻ります。自滅に等しい形で一端手放した流れは容易に取り戻しがたく、後半38分に起死回生を図った選手交代(櫻田選手→佐藤選手)も全くの「焼け石に水」に終わります。 前半と後半で全く別の姿を見せた熊本と草津。勝利するために臨機応変にスタイルを変えた熊本とあくまで自身のスタイルを貫いて勝利を目指した草津。大戦略において草津の示したポリシーが是か非かと問われれば、「今はまだ分からない」としか言えません。ただ、J2で闘ってきた5年の過去を考えると、決して戦力的に恵まれた方ではない身分では、小手先の変化を繰り返すだけでは長期に渡って安定した戦い方が出来るだけの基盤なんて出来っこない、ってことだけは身をもって知りました。なので、貫き通したポリシーの先に、未来のいつかの段階において、「草津のフットボールスタイルはこれだ」と胸を張って言えるものが出来上がっている可能性は大いにあると言えます。ただねぇ、相手の変化について行けず、おたおたした挙げ句に(自滅に近い形で)勝ち試合を逃すのが「ポリシー」の大看板で隠されるのは感心しません。しっかりした大戦略は理解しました。次は的確な小戦術をもって勝利を目指しましょう。これは決してポリシーに反する小手先の変化を指すものではないし、そうあっては意味がありません。言うほど簡単なことではありませんが、ランクアップを目指すなら、次のステージを望むなら、必ず身に付けなくてはならないスキルなのです。まあ、なんだ、点が取れない時は、まず深呼吸。点が取れた時も、取り敢えず深呼吸。ピンチの時こそ落ち着いて。チャンスの時にも浮き足立たずに落ち着いて。そう、いつだってお散歩するみたいな気軽さとゆとりを共につれて行こうよ。【ほーせん@高崎】 |
|
| ■■■ 2009年6月27日(土) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第24節 横浜FC 0−2 ザスパ草津 ニッパツ三ツ沢球技場 3283人 |
|
| 初夏の櫻と涼の嵐! |
|
夏の気配を少しずつ感じるようになった6月終盤、三ツ沢にやってきました。今回はサッカーの聖地・横浜で試合ということで、いつもより期待が高まってきます。しかもピッチもきれいで選手たちのアップ風景もとてもよく見える。小池選手なんかコーチのアシスタントをしているのか、アップ中に目の前のゴールの近くに時々立っているのが見えて、こんな至近距離で見れるとは!やっぱりサッカー専用スタジアムはいいですね。こんなシーンに立ち会うと、サポーター同様選手達もいつもとは違う環境でテンションが上がってくるからアウェイで勝つんだろうな〜と思ってしまいます。
今日のスタメンをチェックしたら・・待ってました、右足の肉離れを起こして6月頭から戦線離脱していた都倉選手がこの試合で復活しました!しかも復活していきなりスタメンですが、大丈夫かしら?そんな心配をしつつも今日さっそく復活弾ゴールが見れるかもと、現金にも期待してしまいます。ピッチ上に久しぶりに現れた都倉選手はいつものごとく左胸をこぶしでどんどん叩いて、元気に私たちに挨拶してくれました。対する横浜FCはキングカズこと三浦知良選手がスタメンで登場、大型スクリーンに顔写真が現れます。平均年齢およそ22歳のザスパ草津の若きFW・都倉&後藤と、世界が誇る最年長42歳の横浜FCの超ベテラン選手・キングカズとどちらに軍配が上がるのか?さて試合開始前、会場にはクラシックの有名な曲「Time to say good-bye」が延々と流れ、試合への準備が着々と始められます。何故に「Time to say good-bye」?そうか!この曲は、今日こそはこのところイマイチ決め切れていなくて押しの弱いザスパにさよならして躍進する日だぞという意味なんだなと勝手に解釈。今日はいけるぞ!と妙にスーパーポジティブになったところで試合開始! お?いい感じで進んでいく様子。これは本当にいけるかも?先ほど心配していた都倉選手も病み上がりにも関わらず前半開始から果敢に攻めていきます。でもまだおぼつかない様子で少しふらついたりしているもよう・・しかし闘う姿勢は今までの試合のときよりも負けてません。ハラハラしながらも、とっくん頑張れ!と応援に力が入ります。 そして前半10分。早くも最大のチャンスが訪れます。廣山選手を起点になったパスが後藤選手に渡り、そのパスを寺田選手に渡したところ、寺田選手がいいクロスをあげたところを、ゴール近くにいた櫻田選手が突進し、上手くあわせてGOOOOOAL!!! もしかして!サクのゴールはかなり久しぶりなのでは?ということで、会場は大興奮!なんと櫻田選手のゴールはおよそ2年ぶりの快挙だったのです!鳥居塚コーチが昨年まで背負っていた6番を今年から受け継いで責任感が増したのか、サクはかなりの進化を遂げたと思います。ボランチとしての仕事はもちろん、ゴールに絡む積極的な姿勢もかなり見られるようになりました。6月頭のある試合では、ゴールを決めるチャンスがあったが惜しいところで決まらず、ピッチにうつぶせになって悔しがっていた瞬間がありました。思えばあの日から徐々に櫻田選手はゴールに近づいていましたが、ついにその日・・ゴールを確実に決める日がついにやってきたのです!櫻田選手と共にこのゴールを生み出すきっかけとなった後藤選手、寺田選手は昔から草津を知るメンバーというのも嬉しい限りです。きっと天国の大西さんも彼らの成長を喜んでいるのではないでしょうか。そんな感じに盛り上がったところで1分もしないうちに早くもピンチが!こちらのパスミスでボールが横浜FCに瞬時に奪われ、西田選手に決定的なシュートをされてしまい、皆「あああ〜!!」と絶叫(泣)一見ボールがゴールに入ったように見えたので「もう失点かあ、今までとは違うザスパを見たと思ったのは一瞬の夢だったのか・・」と勝手にネガティブ思考が爆発しかけましたが、なんと脅威の幸運によりボールはポストにはねかえり、ゴールに至らずにすんだのです!恐るべき三ツ沢のゴールマウス!強運が働いているとしか思えません。やはりアウェイは強しです。(自慢している場合ではないですが・・)その後もキングカズのシュートあり、西田選手と1対1のシーンと危ないシーンてんこもりだったにも関わらず、相手の決定力と北選手の好セーブに救われました。 とはいえいつまでも運に任せるわけにもいかないし、やっぱり追加点を取って安心したいなあ。後藤選手はこのごろ4試合連続ゴールを決めてるし、今日の試合でもそろそろ決めてほしいなあ。都倉選手はまだ足元がおぼつかないし、無理して次の試合に出られなくなると困るので、今回は思い切って小池選手に任せるとかどうかなあ・・と佐野さんには申し訳ないですが勝手に脳内で後半のプランを先まわりして考えていたら、そのままのスコアで前半終了。ハーフタイムでは今年から横浜FCのマスコットになったという「フリ丸くん」がこちらまでやってきて、すっかり和んだところで後半に突入しました。 後半わずか4分さてやってきました後藤涼!ここでも影の立役者はやはり廣山選手でした。廣山選手のパスが左からやってきてそれを後藤選手が見事にダイビングヘッドで決めてGOOOOOAL!!! これで後藤選手は5試合連続ゴールが決まりまたまた会場は大興奮! しかしこちらも珍しい!ザスパ選手の中でも171センチと比較的小柄な後藤選手がヘッドで決めるとは!後藤選手は都倉選手と一緒に肩を組んで私たちのところへやってきて共にゴールを喜び合いました。なのでゴールを見たときは一瞬都倉選手が決めたのかと思いました。思えば後藤選手は、都倉選手のゴールが決まったときも同じように一緒にサポーターのところにやってくる姿を見せています。この二人の得点争いも面白いですが、同い年のFWでライバルでもあり戦友でもあり、彼らは共に切磋琢磨しあって成長しているのだと思うとまるで自分のことのように嬉しくなります。2-0と余裕がでてきたところで後藤選手のゴールに刺激されたのか都倉選手も頑張りますが、惜しいところで決めきれず、両手を広げ天を仰いで悔しがります。(このパフォーマンスすら久々に見れて嬉しい)まだ復活したばかりで試合勘が戻ってないのでしょう、それでも後半になっても頑張っていました。そして後半32分になってようやく小池選手と交替となりました。彼も健闘していましたが短期間で結果を出すのは難しかったかな。その後後藤選手は山崎選手と交代。ちょうど同じ頃にキングカズも交代となっていたようです。余裕がでてきたからか熊林選手は佐藤穣選手と交代となりました。 その後も何度かのピンチはありましたが、相手の決定力に助けられた面もあり、このまま2-0で勝利しました!そして嬉しい勝利の草津節!アウェイ最強伝説は水戸で途絶えたものの、ここ横浜で復活いたしました。気づけばあんなに暑かった横浜の風も今は心地よい「涼風」に変わっていました。来てよかった!選手たちもサポーターも、その場にいた皆が充実した表情を浮かべて、久々の勝利を喜びあいました。お待ちかね・トラメガパフォーマンスにやってきたのは後藤選手。自分のチャントを皆に歌わせるのも久しぶりに見る光景です!ありがとう涼くん!この勢いをキープしてぜひともこのままホーム戦でも突っ走って欲しい!ザスパ草津の本番は夏から始まるはず!そんな期待を胸に足取りも自然と軽くなった6月のナイターでした。【さねやん@東京】 |
|
| ■■■ 2009年7月4日(土) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第25節 ザスパ草津 1−1 徳島ヴォルティス 正田醤油スタジアム群馬 5899人 |
|
| Dramatic Rain, Drastic Pain |
|
ストン、とベンチに腰が落ちた。不思議となんの感情も湧かなかった。時と共に様々な思いが蘇ると、怒りや悲しみよりも先に、深い痛みが心を貫いた。雨は、上がっていた…。 この日のためにサポーターが仕込んだのは、サラウンドでの大応援。バックスタンドのみならず、ゴール裏、メインスタンドからもコールが響き合う光景は鳥肌もの。お膳立ては出来た。後は闘うのみ。試合開始と共に降り出した雨は雷を呼び、ピッチは一瞬にして冠水。風も不規則な強弱を示しながら右へ左へ向きを変える。激変する気象条件とピッチ状況。双方ミスなしでやり過ごすことは叶わない状況。であるならば、相手のミスに上手く付け込んだ方の勝ちである。そして、前半は草津の時間。徳島もパスワークを軸に組み立てながら攻め上がるスタイルを採るものの、相対比、草津のそれが勝っている。サポーターの気持ちを体現するかのような勇猛な闘いぶりで、草津は徳島を寄せ付けない。 前半15分、自陣左サイドでのFKを素早くリスタートしたのが熊林選手。前線中央へ大きくフィードしたボールを後藤選手がレシーブ。徳島側守備陣は、人数が足りていなかったことからセーフティーにサイドへと逃がす。続くスローインからの攻撃でも草津はフォローを怠らなかった。後藤選手がゴールライン際まで粘る競り合いを見せ、潰れた後のボールを廣山選手が素早くフォローアップ。すかさずゴール前へセンタリングを上げる。この時点で徳島側の守備は4人。しかし中央に張る都倉選手に対しては誰もチェックに行かない。都倉選手に対して、これはまさに据え膳。ボールウォッチャーと化していたDFの背後から落ちてくるボール目がけて頭を振り下ろすと、ボールはゴールネットを震わせていた。GOOOOOAL!!! 草津のリアルストライカー・都倉選手の雨払う一撃で草津は俄然ペースを掴む。危ない場面は僅かに1回。美しいとさえ言えるパスワークからセンタリング、シュートまで、とまさに草津サッカーの集大成と言える堂々たる闘いぶり。面白い。今日の試合は面白いぞ。天気のことなどすっかり忘れるほどにフットボールを堪能出来た前半であった。 後半もやはり草津のペースで進行。徳島にほとんど付け込む隙を与えない攻守の働きぶりは、久方ぶりに胸がすくような気分。こうした試合は時間が経つのが早い。雲行きが怪しくなってきたのは後半も残り10分を切ったあたりから。選手交代を契機に徳島が最後の攻勢を仕掛け、草津はそれをいなすことが出来ずに真っ向から受け止めてしまい、徐々にそして確実に追い込まれてゆく。電光ボードに「4」の残り時間が示された時、草津は徳島陣内でFKを得ていた。選手交代枠は1つ残っている。状況を考えれば、ゆっくりセットして、しかる後にコーナーでキープ、あわよくばCKを得られれば上出来、というところではないだろうか。その間に選手交代をするのも作戦としてある。しかし草津はそのいずれをも採らなかった。この場面でクイックリスタートをした直後、あっさりボールを奪われてカウンター攻撃に晒される事となる。途中交代の小池選手などが果敢な攻撃姿勢を示すのは見ていて小気味良く、滾るものがある。が、どうにも危うい。常に相手カウンターと表裏一体の、そして後ろ盾の薄い攻撃に見えて仕方ない。背中が寒いんだよ。悪い予感は的中するように世の中出来ているとしか思えない。もうあと1分ほどしかないだろう最終盤に徳島のロングボールカウンターが炸裂。左サイドを経由して入れられたセンタリングに、中央でフリーになっていたファビオ選手が頭で合わせて草津轟沈。 轟く雷鳴。篠つく雨。一変したピッチコンディション。止まない声援。間もなく訪れるはずの歓喜の時。しかし訪れなかった喜びの時間。やって来たのは、天国から堕とされたのを未だ信じられない哀れな子羊たちのつくり出す沈黙と静寂、そして、痛いほどに重い空気。劇的にも程がある。勝負事なので勝ち負け自体は伸るか反るか、とやかくは言わない。ただ一つ言いたいのは、素晴らしいサッカーを披露してロスタイムに入り1点勝っている状況で、なんでもっと勝利に拘って最善と思える策を採らなかったのか、ということ。交代枠は1つ残っていた。失点直前には敵陣でのCKがあった。相手はとにかく長いボールを入れて走ってくることは歴然だった。こんなことは過去に何度もあった。そう、何度も。1戦の勝敗に一喜一憂するだけでは未来がないとは思っている。しかしながら、ほんの少し過去の反省を活かしていれば、ほんの少し貪欲であれば、こんな事は繰り返さなくて済んだはず。失ったのは2点の勝ち点だけではない。どれほどの熱意で有志サポーターがこの試合を盛り上げようと努力したのか。そしてそれらの思いにどれほど水を差したのか。想いが深いだけ心が痛てぇんだよ。僕らは心に大きな痛みを抱えたまま、大雨にうたれた体で次の試合に臨めるのだろうか。癒す薬は一つだけ。【ほーせん@高崎】 |
|
| ■■■ 2009年7月8日(水) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第26節 ベガルタ仙台 1−1 ザスパ草津 ユアテックスタジアム仙台 12297人 |
|
| 真っ向勝負! |
|
![]() |
|
|
|
![]() |
|
| ■■■ 2009年7月12日(水) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第27節 ザスパ草津 1−2 ヴァンフォーレ甲府 正田醤油スタジアム群馬 4937人 |
|
| なんだかなぁ |
|
心配された雨も降らなかった。漂う鉛色の雲の間から時々覗く太陽。ただ梅雨末期とゆうんに、さほど蒸し暑くもなく、涼しい風がそよぐ正田スタ。日曜日のゲームとあってか家族連れの姿も多く、最近ではJ2屈指のスタジアムグルメを擁するようになったスタ周囲もおーかぎわってらぃね。今日は浴衣姿の女性の姿もちらほら。遠路はるばる大勢お見えになった甲府サポ様もおーかいっぺぇ。あんがとね。今日はまっさか多くの人が集まってるみてぇだぃね。いーことだぃねぇ。さて3月の第3節より、ホームでの勝利にずっとご無沙汰なザスパ。前回のホーム戦が最後の最後でトホホな結果に終わったもんの、前節の仙台戦がドローに終わったとはゆえ真っ向勝負の好試合だったと聞いてるんで、今日の相手は現在4位の強剛・甲府とはいえやってくれるんじゃねん?そして今日こそはホームで3月以来の久々の勝利をと期待は膨らまぃね。メンバーを確認すっと、出場停止あけの松下が復帰して、控えに川原が入っていること以外は、ほぼ変わらぬ「不動の」メンバー。ケガで長期離脱し、前節で復活した氏原がいなかったことが残念だったぃね。久々にホームでウジダンスやりたかったもんなー。それにしても開幕当初は全員がスタメン候補ってゆってた割には、すでに出場停止でもねぇ限りはいっつもほぼ同じメンバーだぃね。チームの財政がアレなんで層が薄しぃからとゆわれればそこまで(笑)だけんど、違がぁメンバー入れちゃうと標榜するポゼッションサッカーが巧くでぎねんっつーことからなんかなぁと思ってみたりもすらぃね・・・ 今日はオフィシャルメディカルパートナーである高山眼科さんのスペシャルマッチっつーことで、試合前に高山院長のハイテンションの檄を頂戴する。立教大学のチアリーディングのお嬢様方のパフォーマンスもまっさかご立派で華を添えてくれたぃね。草津節詠唱の中、浴衣姿のお嬢様方の持つフェアプレー旗を先導に、久々のホーム勝利を目指して試合は始まったで。 試合早々、ザスパはCKのチャンスを得たがモノにできず。逆に前半8分甲府は最初のCK。北が大きくパンチングでクリアしたんだけんど、セカンドボールをまたゴール前に蹴りこまれる。混戦の中、相手FWの大西が空振りしたんでラッキー!と思ったけんど、混戦の中ちょっと引いていたDFダニエルに渡され、地を這うシュートを見舞われる。これを再び北が右手で触って、右ポストにカツーンと当たってまたまたラッキー!と思ったが、なんとボールは内側に跳ね返ってゴールの中に・・・確かにちっと不運ではあったんだけんど、開始早々あっけなく失点、0-1。ゴール前には人数いっぺぇいたんになぁ・・・まだ時間はあるんで反撃を期待したんだけんど・・・甲府の激しいプレスで、ザスパの自慢の中盤は寸断されちまって、思うようにボールをつなげず。廣山の調子も悪りぃんだか全然ボールが収まんねぇ印象だぃね。前線の後藤・都倉にもダニエルたちがしっかりマークしてるし。甲府の前線には長身の選手が多くって田中や藤井もマークするんもまっさか大変そうなんさね。前半は完全に押されっぱなしで、シュートはほとんど打てず。唯一チャンスだったんはゴール前の熊林のFKだったけんど、いい角度に上がったんだけんど得点ならず。これ以外は「特記すべきことなし」のようなほぼ圧倒された、言葉は悪りぃんだけんど退屈な45分だったぃね。 ハーフタイムには再びチアのすんばらしいパフォーマンスが披露され、後半開始。メンバーの変更はなし。次の得点がどっちになるんだんべか。いっつも失点する後半の立ち上がりがキモだぃなーと思ってたら・・・都倉のヘディングシュートは惜しくも枠の上へ。後半6分、左サイドを崩され防御及ばず、クロスに反応した甲府・FW森田にやすやすと追加点を献上しちまった。これで、0-2。今日のデキからみっと、はぁ致命症にも近ぇ失点。こりゃなっから苦しくなったなぁと思ったわずか3分後の後半9分、都倉から廣山のワンツーで都倉に渡り、GOOOOOAL!!! これで1-2!都倉の3試合連続ゴール!前線で潰れ役になった後藤もよかったぃね。これで1点差!まだ時間は十分にある、一度は苦しくなった勝ち点奪取の可能性が見えてきたで!が、こっからがうまくいがなかった。甲府のプレスは更にきつくなり自慢の中盤は征圧されなかなかゴール前にたどりつけなかったし、せっかくサイドを上がってのクロスに誰も走ってなかったり、やっとのこと敵陣までボール回しながら攻め入っても、シュート打たずボールこねくり回してるうちにパスミスでかっさわられて、一転ピンチに陥ったり・・・となんだかなぁの連続のザスパ。片やボールを奪ったらシンプルにゴール前まで運んでシュートまで持ってぐ甲府。後半21分に後藤から小池、後半31分には佐田から高田、しかも廣山を右サイドに下げるという仰天のオプション!(オレは廣山を替えるんじゃねぇかと思ってたんだけんど・・・)そして最後は櫻田から山崎と、更に前線を厚くしてぐも功を奏すことなく、甲府の守りを最後まで崩せず。結果、そのまんま1-2で敗戦。敷島の勝利の女神も愛想を尽かしてどっかにいっちまたんだか・・・これでホームでは11戦勝ちなし。B-Hにはなんともやるせない雰囲気が覆い、サポの気持ちも複雑なんか挨拶に来た選手を迎えた時のチームコールもまーずまばらだったぃな。 今日の点差は僅かに1点差だっただけんど、内容じゃはるかに及ばずだったかねぇ。何よりザスパはゴール前行ってもパスべぇでシュート打たねんで余計にフラストレーションが溜まっちまうんさね。シュートを打たねぇチームなんて相手はおっかねぇなーと思わねんじゃねんかな。いっくら綺麗にパスを回せても、相撲だったら技能賞や敢闘賞もあるんだんべけんど、サッカーは点を取るゲームだからねぇ。まっとシュートがんがん打ってくんねぇかなぁ。悲しいかな、もはや完全に今季の鬼門となっちまったホーム戦。上位を窺うどころか、完全に中位化しちゃったで。崇高な理想を掲げててもいーんだけど、まっと現実的に足元もみたほうがいんじゃねんかねぇ。今年はポゼッションサッカーの実験の年っつーことなんだんべか・・・??地元密着のためにもホーム戦はどんな形であれ「勝つ」ことが大事じゃねんかとオレは思うんだけんどね・・・どーしていーアウェイ戦の次のホーム戦はトホホなんかなー・・・今日はせっかく5千人近くの観衆が入ったんにねー・・・ザスパの連中はまさかホームが嫌れぇなんかな?・・・今日はついついそんな愚痴のひとつもゆいたくなっちまうような、なんだかなぁな試合だったぃね。何はともあれ不名誉なホーム勝ちなし記録は次で終止符を打つんべぇや! もう7月も半ば。梅雨も明け、学校は夏休みに入ぇらぃね。群馬の子供たちが夏休みの絵日記に「ザスパが勝った!」って描けるような、これまでの鬱憤を晴らすような痛快な勝利を期待すっかな。まっとがんばってくんなぃ、ザスパ!【すずき@東毛】 |
|
| ■■■ 2009年7月18日(土) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第28節 コンサドーレ札幌 1−2 ザスパ草津 函館市千代台公園陸上競技場 5353人 |
|
| はるばるきたぜ函館へ |
|
![]() |
|
|
|
![]() |
|
| ■■■ 2009年7月22日(水) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第29節 ザスパ草津 0−1 FC岐阜 正田醤油スタジアム群馬 3014人 |
|
| “ホーム”とは? |
|
梅雨明けが発表されてからあまり良い天気が続きません。今日も予報では雨が心配されています。そして蒸し暑い。夕立でも来れば一気に涼しくもなるんですが、野外スポーツなのでサッカー観戦では困りものです。もっとも、雷の国上州に本拠を構えるチーム、そしてそのサポーターたる我らにとっては、夕立ごときは苦にもなりませんが(選手はそうでもないみてぇなんが気になるところではあるが)。さて、ホームと言えば、ザスパ草津にとって聖地とも言うべき真のホームである草津町で来月感謝祭が開催されるのに合わせて、スペシャルユニフォーム&スペシャルマッチ(@8/2)が用意されるとのこと。そう言ゃあスタジアムの端っこになにやら見慣れねぇでけぇアメ車が駐まってますが、ここに描かれているのがそのスペシャルユニフォームだそうです。濃紺と赤の太いストライプは遠目にはACミランのユニにも見えるし、はて、どこかで見た覚えがあるような…。おおっ、そうだそうだ、リエゾン草津のユニフォームに似ているんだ(リエゾン草津:ザスパ草津の前身でユニフォームカラーは赤/黒太ストライプ;参考sprts navi.comのこちら)。このユニフォームですが、メイン側広場で予約販売をしていたので現物を見に行ってみました。広告では直接そのことには触れていませんが、明らかに意識しているんでしょう?(>クラブの中の人)。聖地に敬意を表する敬虔な心がけは感心です。そうした心で、一丁今日のホーム戦も盛り上げてくんなぃ!スタメンは前節から大きな変更なく、次の通りとなりました。GK:22・北選手、DF:2・寺田選手、26・藤井選手、4・田中選手、7・佐田選手、DMF:6・櫻田選手、30・松下選手、OMF:14・熊林選手、8・山崎選手、FW:19・後藤選手、27・都倉選手、リザーブ;GK:21・常澤選手、DF:17・秋葉選手、MF:25・佐藤(穣)選手、FW:9・高田選手、18・小池選手。前線で攻撃のタメを造り出せるドリブラー・廣山選手を欠いた布陣です。廣山選手のプレイスタイルはちょっと他人が真似出来るものではないので、スタメン投入された山崎選手には別のアプローチでの貢献が求められます。同様のことはサブに入る佐藤選手にも言えます。特に佐藤選手にはまだまだ未知の可能性が秘められていると思うので、可能な限り長い時間試合に出して頂きたいな、と思います(これについては小池選手や秋葉選手も同様です)。岐阜側で特にマークしたい選手として、MFの橋本選手と染谷選手が挙げられますが、まあ、とにかく相手が誰であれ、気迫で押し切るまでです。 あれっ、そう言えば今日は大旗が一本もないや(諸事情によるとの説明でした)。なんか寂しいね。気を取り直して、選手入場を待ちます。湿度の高い重い場内の空気を、こちらはいつもと変わらない大音量のラスハルが揺さぶります。いざ、参る!前半開始10分、後藤選手がドリブルで中央突破、ゴールエリア内で潰れて拠点となりボールをデポジットします。この置き球にオーバーラップから切り込んできた佐田選手が歩を合わせてシュート。DFに当たって返ってくるリフレクトボールを今度は熊林選手がミドルシュート。ボールはわずかに右へ逸れてしまいましたが、実に分厚い攻めではないですか。前半21分、左サイドハーフの熊林選手から右サイドの佐田選手へ大きなサイドチェンジ。佐田選手は寄せる相手DFに対して果敢な勝負を挑み、クロスボールをゴール前へと蹴り込みます。この場面は、中央で張る都倉選手がヘディングシュートを放つもゴールを割ることは出来ませんでした。ここまでのところ、攻撃の形は概ね良好。そして、岐阜の戦術によるものなんでしょう、草津の右サイド・佐田選手が大きなエリアでフリーとなるケースが実に多くなっています。先ほども熊林選手が大きなチェンジを見せましたが、これを有効に生かさない手はありません。前半31分、左45°のFKを蹴る熊林選手はグラウンダーの直接シュートを狙います。狙いもコースも良かったんですが、残念、DFに当たってコースが変わってしまいました。とまあ、前半の見せ場はこんなところで、危ない場面はほばありませんでした。贅沢を言えば、それなりに攻められていたので、得点しておきたかったんですが。まあ、気を抜かずに後半も攻めまくりでいぐんべぇや。 後半最初のトピックは、しかし岐阜のものとなりました。後半15分、岐阜は左サイドに人数を割いて草津が中盤でビルドアップを図る拠点に強いプレスを掛け、ボール奪取に成功。すかさずショートカウンターに打って出ます。岐阜・染谷選手がゴール前に走り込む味方に合わせて上げたであろうセンタリングに対して、DF田中選手が戻りながら懸命のスライディングクリアを敢行。ボールは田中選手の足に当たって軌道が変わり、嗚呼、何と言うことであろうか、絶妙なロビングとなって弧を描き、ゴールマウスへ吸い込まれてゆきます。記録上はオウンゴールらしいですが、実質、染谷選手のゴールです。1st クールに続いて、またも染谷選手にしてやられました。しかもカウンターで。これを不運で片付けるようでは進歩がありません(同じ選手に同じ形でやられてる時点で進歩がない気もしますが…)。やられっぱなしでは終われない草津は、後半22分に櫻田選手→高田選手、後半26分に山崎選手→小池選手と選手交代をします。この交代で、フィールド上にはFWが4名そろい踏みという超攻撃的陣容が出現しました。それでも、特に攻撃の時の組み立てを誘導するコンダクターが熊林選手に限定されているため、ここを封じられると結局何も出来ないという状況に変わりはないというのが現実。それじゃあ、という訳で小池選手あたりが単騎突破を試みたりもしますが、ガッチリ守る岐阜守備陣を単独で突き崩すには圧力が足りませんし、なにより間延びしきった中盤からのフォローがないのが痛い。運動量が落ちない岐阜に対して、草津は後半も時間を追うごとに足色が悪くなってきて、もはやパスサッカー云々で勝負出来る状況にはありません。こういう時に大きな力を発揮するのがセットプレイです。後半28分、岐阜ゴールまで20数メートル左45°で得たFKは絶好の好機です。キッカーは勿論熊林選手。狙いを付けて放たれたFK改め直接シュートは、GKの直前でバウンドし、面白いコースへ飛びます。GK、ここは無理せずパンチングで凌ぎますが、こぼれ球はなおもゴール方向へ向かいます。ツキがない、と言っておきましょう。ボールはポストに当たって、ゴールの枠外へ転がって行きました。その後草津の見せ場はほとんどなく、残り時間は5分。組み立てがままならないことに焦れた小池選手は、左サイドでボールを受け取ると、長駆ドリブルで駆け上がります。相手DFの追走を受けつつもゴールラインギリギリからセンタリングをゴール前へ上げます。このボールは相手DFに当たって軌道が変わり、ボールはそのまま…。失点時と同じシチュエーションの鏡像でしたが、相手のボールはゴールに入り、うちのボールは枠外へと外れて行くのです。負ける時ってのは得てしてこんなもの。直後の後半41,42分に立て続けにフリーシュートを打たれ、あわや追加失点のピンチをGK北選手がファインセーブしてくれましたが、この頑張りに報いてやることは遂に出来ませんでした。 今日の試合、一見すると草津優勢でいつ得点しても不思議ではないと思えましたが、気になる点がいくつかあります。まずいつものことですが、組み立て段階でパス・レシーブの連携ミスが多い。ボールが流れてタッチラインを割るとか、ボールを失うにしても相手陣内深い所へ流れた球を拾われるというのなら危険はありませんが、奪取されるときに限ってハーフライン付近から自陣に近い所なのは頂けません。岐阜さん宛の「カウンターお膳立て」お待たせしました、という具合です。次に良くないなあ、と思ったのは、これもいつものことですが、クリアボールに意図が感じられないということ。分かりにくいですね。えーと、つまり、相手がプレスに来てる→でも味方のフォローもないし球の出し所も見あたらないや→このまんまじゃ盗られちゃうし、えーい取りあえず前へ蹴っ飛ばしちゃえ。こういうことです。運が良ければ味方が前線で拾って、速攻を仕掛けてくれるかもしれませんが、そんなのは戦術とは言いません。だいぶ前になりますが、ギリシャの代表チームが欧州の有力国を次々と破ったということがありました。この時のギリシャチームはパスを主体とした全体サッカーで、ただ強い相手に対抗するためどちらかというと引いて守ってカウンターという攻撃が目立つ戦術でした。ここで注目したいのは強いプレスで押し込まれてからの守備とその直後のカウンターです。彼らは強烈なプレスを受けながらも全体での連動性を失うことなく、クリアボール一つにすら次のカウンター攻撃の拠点となりうるだけの明確な意図を持たせていた、ということです。必然、クリアボールの確保率が高く、迅速なカウンターアタックを次から次へと打ち出すことが出来、それが故に強国を打ち破ることも出来た、というお話です。「ボールに意志を込めろ」とか「パスで会話しろ」とか書くと、まるで漫画みたいだと笑われそうですが、事実、このようなことをやっている選手は少なくない、どころかほとんどのトップ選手は意識・無意識にやっています(元日本代表で活躍された中田英寿さんのキラーパスなんかが有名ですね)。最後に、これもいつものことですが(ん?いつもなにやってんのかな…)、組み立てから突破、守から攻への切り替えにスピード感がない、もっとハッキリ言っちゃえば、緩慢です。今日の試合では、特に前半、引いて守る岐阜のDFブロックを突破するためには、いかに相手の防壁に攻め込む隙を作るかが重要なはずですが、その壁を前にしてボールを右へ左へ後ろへとゆるゆる回すに終始する場面が多々ありました。先も書きましたが、右サイドの佐田選手のエリアがパッカリ空いていたので、全体を左サイドに誘引した所で大きく右へ展開、一気にギアアップして縦突破を図る、とかあっても良かったんじゃあないかな、と。都倉選手あたりはその気満々でしたよ。 さて、今更述べるまでもありませんが、これでホーム戦12戦勝ち無し記録絶賛更新中です。時間にして4ヶ月です。季節は桜からミンミンゼミになりました。紅葉や木枯らしなんて事にならないように祈ってます。この間、よく頑張った良い試合もありましたが、それは観戦に訪れた人達にしか分からない特殊言語のようなもので、多くの(メディアで結果のみ知る)一般大衆、特にこれから「草津の試合を観に行ってみようかな」と思う(思っていた)人に対するアピール材料としては、全く、全然、なんにも意味を持たないものでしかありません。広く一般に訴求するためには、「数字」が必要なんです。であるならば、この12戦…というのは実にけしからん数字ではないでしょうか。クラブの経営を支える大きな柱は言うまでもなく観戦料収入です。そして、その観戦料はホーム戦でのみ稼ぐことが出来ます。つまり、ホーム戦で結果が残せなければ、お金も残らないのよ、ってこと。OK?これ重要。クラブ運営で苦戦が伝えられるチームは幾つもありますが、うちだって例外じゃありません。こんなことをいつまでも続けていたら、僕らの愛するザスパ草津というチームそのものが無くなっちゃうかも知れないんですよ?自分の首を絞めているのに気付いていますか?死んじゃう前に是非とも何とかしましょう。今日の試合では、久々に手書き断幕が掲げられていました。短い言葉で語るように。曰く、「ホームとは」と。「Home」を辞書で引くと次のようになります。−【名詞】家,家庭,自宅;住宅;住所;本国,故郷;本場,中心地;本拠地,地元;(動物の)生息地;(植物の)自生地;原産地;宿泊所,安息所,収容施設;【コンピュータ】本来ある場所,最初の場所(出典:三省堂エクシード英和辞典より)−「本拠地」であることはもとより、サッカーのサポーターにとっては「生息地」であり(笑)、「安息の場」でもあります。また正しい使い方ではありませんが、「本来あるべき場所」とは言い得て妙だと思います。正田スタが「草津サポが本来あるべき安息の生息地」としての姿を取り戻すのか、はたまた単なる「収容施設」に成り下がるのか、その答えは今後の闘いの中でのみ示されることになります。そしてそれを決めるのは、他でもないザスパ草津に関わる全ての人達です。選手諸君であり、クラブ関係者であり、後援各団体(自治体含む)であり、サポーターであります。短い言葉ですが、込められた意味は深く様々。今一度みんなと、そして自分にも問いたい。 |
|
| “ホーム”とは? |
|
| 【ほーせん@高崎】 |
|
| ■■■ 2009年7月25日(土) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第30節 栃木SC 0−0 ザスパ草津 栃木県グリーンスタジアム 4296人 |
|
| ダービーなのに |
|
前回のあの不甲斐ねぇ屈辱的敗戦から、早2ヶ月。今度はアウェイ宇都宮で、栃木との両毛ダービー。(オレは栃木だけには負けたくねんで、あえて「両毛ダービー」と呼んでるんさね。)JFL時代のアウェイ戦は、あの悪夢の足利だったんで、宇都宮の地に乗り込むんは今回が初めて。ライバルのサッカーの環境はどんなもんだんだか知りてぇしな。今回は植木GMも乗り込むとゆうオフィシャルバスで行ってみっかと思ったんだけんど、太田桐生ICから東北道まで北関東道がまだつながってねんで国道50号使って佐野藤岡ICまで行ぐんだんべに、迂回するんならまだしも通り道の桐生・みどり地区で乗降させてくんねぇっつー東毛サポには悲しい仕打ち。アウェイの洗礼の前に、まず身内からの冷遇をくらうとは何とも悲しい限りだぃねぇ。でもいくら距離的に近ぇ東毛でも、当日夜に公共機関で帰ってくるんは不可能なんで、仕方なく宇都宮まで自走することにしたぃね。 走ってみっと栃木の道は国道も県道も実に広くって快適。右折車線も歩道もろくすっぽ整備されてねぇ群馬とは大違いだぃね。宇都宮といえば、「餃子」だぃね。まずは敵を食らっちまうべぇってことで、市内某所の餃子店に立ち寄ってみたで。宇都宮餃子会のパンレットを開くと、そこには栃木SCのエンブレムが!見事にタイアップしてるんだねぇ。小腹を満たしてから、こんだぁ栃木を呑み干すんべぇってことで途中のコンビニでローカル飲料の「レモン牛乳」を大人買い(笑)して、試合会場の栃木県グリーンスタジアムへ。ここ清原地区の周りは圧倒されるほどおーか広れぇ工業団地になってらぃね。そん中のスタに近けぇキャノンさんの駐車場が、試合時に無料駐車場として開放されてるらしい。案内看板を見ながらキャノンの駐車場へ辿り着くと・・・何なん!なっから広れぇ!アスファルト張りのちゃんと区画を切ってある立派な駐車場!おそらく浦和や新潟のサポが大挙車で押し寄せても大丈夫なんじゃねぇきゃ?って思うぐれぇの広大さ。駐車場問題が根深ぇ敷島周辺とは大違いだぃね。おまけに宇都宮駅やこっからスタジアムに無料のシャトルバスも出てるらしいんさ。この件、完全に栃木に軍配。駐車場からスタジアムまでは大した距離でもねんで歩ってぐと、スタの外周の歩道にいるわいるわザスパサポ!まぁ最も近いアウェイだし、ホーム戦だとアレなんで、アウェイ戦ならきっとやってくれるんじゃねぇかと皆期待がでっけんだんべな。時間とともに長蛇の列は更にどんどん伸びてぐ。開門となりスタに入ぇると、そこは緑に囲まれたサッカー専用のコンパクトなスタジアム。ゴール裏は芝生だけど傾斜があってなかなか見やしぃじゃねぇか。何より選手たちのアップが間近で行われてるんが見えるし・・・スタも悔しいが栃木に完敗。敷島が確実に勝ってるんは、スタジアムグルメの豊富さべぇだぃな。 気づけばゴール裏には大勢のザスパサポが集結。その数ざっと千人余り。栃木のゴール裏の連中より遥かに多ぃやぃね!こりゃまるで完全にホーム状態。対峙する相手ゴール裏のヤツらも「草津だけには負けない!」と歌ってるんが聞こえる。負けじと選手紹介時から、こっちも大声量で応戦。双方ヒートアップし、これぞダービーっつー雰囲気が盛り上がらぃね。双方のサポどうし、ダービーに懸ける覚悟が伝わってくるで。宇都宮の地で栃木側の歌う「栃木県民の歌」(ゴール裏のみならず、メイン側に座る人の多くも歌ってたそうだぃね)をオレたちの歌う草津節の大声量がかき消し、ゴール裏にはビッグフラッグが掲げられ、さながらホーム戦と化して試合は始ったんさ。この日のザスパは、よりによって廣山をケガ、熊林と藤井を出場停止と攻守の核を欠いちまってる。今季は開幕からほぼずっと同じようなメンバーだったんで、核の選手が替わることを余儀なくされちまった一戦にどう戦うんか不安があらぃね。2列目は山崎と佐藤稔、センターバックには喜多が入ぇった。まぁどっちにしても前回あんな屈辱を味わったダービー戦なんだし、誰が出てもきっとやってくれるんべぇ・・・きっと核がいねぇとなりゃ戦術もそれなりに変えてくるんかもしんねぇし・・・。 しかし試合が進むにつれ、本来の2列目を2枚同時に失ったザスパはなんともボールの収まりが悪くって、おまけに前への供給もうまく行がねぇで、後藤、都倉は前線で孤立状態。栃木はとゆうと、ディフェンスライン裏への縦へのロングボールを入れ攻撃、そしてこっちのボランチの松下、櫻田への強烈なプレスとゆう徹底的な戦術。特に鋭いカウンター攻撃は何度もザスパゴールを脅かす。相手の放ったミドルシュートが枠を直撃したんは、おーか肝を冷やしたで。方やこっちはまったくペースをつかめず、中盤は完全に機能不全に陥り、2列目の2人は完全に消えていたぃね。前半唯一のチャンスだったんは松下の強烈なミドルだけだったぃね。これで本当にダービーだと思って戦ってるんか?まるで5月の敷島での、あの悲しい敗戦をリプレイで見させられてる気分だったぃね。後半開始。序盤こそ群馬県人の右SB佐田(この日ザスパの中では一番気合いが入っていたと思う)の上がりで何度かチャンスを得るがモノにできず。逆に栃木の鋭いカウンターを何度も浴びる。ここグリーンスタジアムはゴール裏とメインが近かいんで、ゴール裏の応援に合わせてメインの人たちもみんな手拍子で応援してるんだね。バックとメインが遠くってなかなか一体となった応援が難しい敷島にはなんともうらやましい光景。やっぱサッカー専用スタジアムはいーやぃねぇ。後半10分に機能してなかった2列目の佐藤穣を小池に。小池の突破力でちっとチャンスが出てきた。ゴール裏前でウォームアップしてたヤスが呼ばれた。あそこにいた連中のほとんどはヤスの交代はほぼ消えてる山崎じゃねぇかと思ってたんじゃねぇかと思うんだけんど、なんと監督は都倉を下げて高田と交替させたんさ。栃木の選手は総じてこっちより背が高ぃんで都倉の高さは残しておくべきだったんじゃねんかねぇ・・・まぁ所詮は素人の戯言だけんど。でも小池と高田が投入され、前線が若干ではあるが活性化されてきたぃね。ならばどうしてこの2人を最初から使ってくれなかったんか?とゆう疑念も湧いてくらぃね。ザスパは相変わらず何度かパスをつないでゴール前にやってくるが、最後の最後でみなどいつもこいつもシュートを躊躇し、ゴール前でパスをし、それを奪われて栃木のカウンターを浴びるの繰り返し。どーしてダービーなんにそんな消極的な試合運びなん? そしていつもと変わらぬ一辺倒の戦術。それともアウェイゴール裏を埋めてホームジャックしたオレたちの声援がそんな重荷なんか?時間の経過とともに徐々に募る焦燥感。残り時間は徐々になくなり、ロスタイムの4分突入。 佐藤大基を残りわずか1分かそこらで投入して一体どうしろとゆーん?それでも宇都宮までやってきたオレたちのために、サッカーの神様はここでザスパに3対1のカウンターというの絶好のチャンスを用意してくれたで。高まる期待!が、何を迷ったかここでもシュートを躊躇してるうちにボールを奪われ、好機は一気にザスパの元を離れて、神様は今度は一転して栃木にカウンターの好機を用意したんさ。幸いなことに、あっちは力んだんかシュートを枠から外してくれてスコアレスドローで終了。 もしあそこでゴールを決められちまってたら、いったい心にどんなにか深い傷が残ったんべか?終わってみればシュートはわずかに3本。いっくらサッカーの神様がお膳立てしてくれても、こんなにもシュートしなきゃ勝てるわけもねぇ。ダービーでの勝利を信じて宇都宮に結集、ホームジャックしたサポには疲労感と虚脱感のみが覆ってたで。「勝利以外に価値なし〜それがダービー」とは、この日の栃木側でのマッチデープログラムにあった文言。そんなダービーを意識して気迫を前面に出してたんは、明らかに栃木の選手たちが上だったぃね。スタを取り巻くうらやましい環境、選手の気迫、勝利を得るために戦略を巡らす監督・・・栃木の良いところばっか目についたぃね。ザスパの選手、監督は、どーやらダービーの意味を未だに理解してねぇらしいや。隣県とのダービーに臨む「覚悟」はあったん?、そう問いかけたくなるような虚しい一戦だったぃね。【すずき@東毛】 |
|
| ■■■ 2009年8月2日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第31節 ザスパ草津 1−3 サガン鳥栖正田醤油スタジアム群馬 3601人 |
|
| Huge Booings with Love |
|
8月に入ったとゆうんに、ちっと肌寒みぃぐれぇの雨模様。ずっと前に梅雨は明けたって話だけんど、なんか梅雨がまた戻ってきたみてぇだ。ザスパも梅雨明けとは行かず、前節の宇都宮でも散々だったぃね。裏切られても裏切られても、雨模様でも、それでもスタに集まる愛すべきザスパサポたち。今日の試合は草津温泉感謝祭記念マッチっつーことで、ザスパ史上初の一日限定の縦縞の紺と赤の特別ユニホームを身に纏って戦うって話だ。しかし今日の注目は限定ユニホームもさることながら、2006,08年と背番号10を纏いザスパの絶対的司令塔を務めた、あの島田が敵の鳥栖の選手として敷島に戻ってくるんだぃね。味方の時には左足から数々の伝説を生みだしてオレたちを魅了してくれたアイツだけんど、果たして敵に回すとどうゆうことになるんだんべか?
今日のザスパは、前節出場停止だった熊林、ケガが癒えて復帰の廣山がそろって中盤の前線に復帰、2試合出場停止中の藤井に代わってセンターバックに喜多、FWは都倉、高田のツートップ。如何に島田に封じ込めて長らく続くホーム戦未勝利に終止符を打つかが焦点だぃね。メインでは少年サッカーの子供たちが多く陣取ってにぎやかだぃね。バクスタには前身のリエゾン草津時代を彷彿とさせるような、紺と赤のストライプ限定のユニを纏ったサポータもまっさか多いじゃねぇきゃ。近くで見せてもらったけんどなっからカッコいんだねぇ。今度はホームのユニも紺と黄の縦縞でもいんじゃねんかね?選手紹介。鳥栖・島田のところで、場内割れんばかりの史上最大のブーイング!アイツの力量を骨の髄まで知っているオレ達だからこその、愛たっぷりのブーイングだぃね。ザスパを去ってったアイツに、ここで一泡吹かしてやって、鳥栖に移籍したことを後悔さしてやるんべぇや(笑) 選手入場。見慣れぬ紺と赤のユニだと、なんだか全く違がぁチームに声援を送るような気分だぃねぇ。そういや朝からの雨もすっかり止んじまった。草津温泉を模した沸騰の赤いユニで一暴れしてもらうんべぇ!試合開始、左サイドの島田がボールを持つたんびにブーイングが起こる起こる(笑)それにしてもハーフナーはでっけぇな。櫻田なんか肩までしかねぇんじゃねぇか。島田からハーフナーにあわされたらうまかねぇやぃな・・・と思ってたら、ゴールキックをカットされ、右サイドにいたハーフナーにボールが渡り、オレたちのバクスタ前のペナルティエリア角あたりからハーフナーがふわっとしたシュート・・・が、これがゴールに吸い込まれ、あっけなくいきなりの失点、0-1。開始わずか4分。島田を封じてぐどころか、いきなりのビハインドになっちまった。 その後も鳥栖の攻勢が続く。コーナーキックやフリーキックで島田がキッカーとなるときは、幾重にも重なる愛あるブーイング!この日の主審も、完全な?オフサイドを流した副審もちょっとアレだったもんで、選手もサポもフラストレーションがまっさか募ったぃね。佐野監督も前に出ておーか熱くなってらぁ。前半唯一のチャンスは佐田の右サイドの突破から、折り返したところを都倉がヘッドするも大きく枠を外れ得点ならず。その後廣山に黄紙が提示され、そして前半終了近くに都倉が黄紙を提示されると、それに激昂した佐野監督の審判へ抗議が執拗とされ、なんと退席処分。後半は指揮官を欠くことなったぃね。 後半開始早々、左サイドから熊林のクロスに、都倉が頭で合わせたんだけんど、これが無情に右ポストを叩いて得点ならず。ここで同点になってれば流れは大きく変わってたんだんべけんど・・・逆にその数分後、鳥栖はCKのチャンスを得て、キッカーは島田。左足から放たれたボールは飯尾の頭にピンポイントであわされゴールを決められちまった。注意すべきはやっぱ島田だった。敵にすると恐ろしいヤツだぃねぇ。これで0-2。こないだの栃木戦よりはシュートの意識はあるもんの、相変わらずゴール前で攻めあぐむ。しかし2点取られてやっと目が覚めたんだか(遅い!)徐々に攻勢になってはきたが・・・後半21分には惜っしいシュートを放った高田から後藤に交代。後半25分、そんな中熊林のパスを受けた松下が遠目から右足を豪快に振りぬくと、ボールは弾丸のごとく地を這いゴールに突き刺さった!GOOOOOAL!!! すんげぇスーパーなミドルシュート!まっさかお見事!ゴール前で変にこねくり回すより、こういった豪快なシュートをがんがん打ってほしいんだよねー。オレ達がスタンドで喜びまくっていたころ、島田は交代を告げられ、ピッチから去っていたんさね。(オレはアナウンスがあって初めて気付いたんさね(笑))島田がひっこんでくれた安堵と、まっと島田のプレーを見ていたかったとゆう実に複雑な気分。マークをしていた島田がいなくなったからなんだか、こっからはザスパの時間帯だった。後半29分には廣山に代えて小池を投入。鳥栖はハーフナーすら自陣に戻り、11人でザスパの攻勢を凌いでたで。後半37分には櫻田に代え佐藤穣を投入。ザスパは攻めるっきゃねぇ。一気に前がかり。度重なるザスパのフリーキックやコーナーキックのチャンスに同点あるいは逆転の期待が膨らんだんだけんど、あと一歩の決定力なくゴールを割ることがでぎなかったぃね。ロスタイムは5分。流れから少なくとも同点の期待はあったけんど・・残り1分とゆうところで鳥栖の廣瀬にディフェンスラインの裏を取られ、決定的な3点目を奪われ万事休す。これで一気にメインスタンドの客が帰り始めちまった。そのまんま1-3で敗戦。 止んでいた雨が、試合終了と同時に降り始めたで。選手が挨拶に来て、コールリーダーの呼びかけでブーイングをせずチームコールをしたんだけんど、落胆と失望に包まれたせいか、その声はまばら。今日は審判も敵?のような不運もあったけんど、これで13試合ホームで勝ちなしの不名誉な記録更新。いったいいつになったらホームで勝てるん?次節は累積で廣山と都倉(都倉は2試合)の両エース、そして退席処分となった監督を欠いて強敵C大阪と対峙せねばならなくなったぃね。それにしてもなぜかスペシャルマッチや特別マッチじゃ勝てねぇことが多いやぃねぇ。ザスパ草津の原点に近けぇデザインのユニホームをゲンのいぃもんにしたかったんだけんど。今日はあの松下の豪快なシュートを見られたんがせめてもの救いだったかね。しかし公式記録じゃシュートもCKも鳥栖を上回ってるんだけんど、全然そんな感じはしなかったぃな。今日は最も気をつけなければなんねぇあの男に、してやられちまった。かつて2年もの間、ここ敷島を何度も熱狂させた島田。アイツは敵として今年のザスパ草津とゆうチームを一体どんなふうに思ったんだんべか?【すずき@東毛】 |
|
| ■■■ 2009年8月5日(土) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第32節 セレッソ大阪 1−0 ザスパ草津 大阪長居スタジアム 6773人 |
|
| 鶴の恩返し |
|
昨年6月の平日、強豪C大阪とのアウェイ戦において、勝利した瞬間をもう一度立ち会いたい一身で、今年もやって来てしまいました。(親友からは、どんだけ度Mなんだ^^;)という声もありましたが・・・何せ、平日のアウェイ戦ですから近県ならともかくねぇ〜。でも、昨年はオフィシャルバスがドタキャンだったので泣く泣く初めての夜行バスを体験しましたが。今年は、ドタキャンを避けるためにちょっとリッチに新幹線で駆けつけることにしました。(オフィシャルバスは値段もお手頃ですが、ちょくちょく希望者不足で催行せずになってしまうので、一人でも多くのサポをアウェイ戦に参戦してもらうためもどうかひとつ新たな企画を考えてえたらいいのですが・・・ちなみにポイント制みたいな物はいかがでしょうか。ポイントが貯まったら何か選手関連グッズがもらえるとか、それとも1回分のアウェイ戦がタダとか^^) ともかく本日の戦いは、いつもより増して厳しい試合となるに違いないという状況がここにありました。それは、前節(ホーム)鳥栖戦で草津の要であるFW都倉選手とMF廣山選手が累積により出場停止となっていたこと。さらに佐野監督が退席処分となっていたためベンチ入りができないという状況の中、元・草津のキャプテンでもあった鳥居塚コーチの指揮をするようです。草津の選手たちの武器を知り尽くしている鳥居塚コーチにも声援を送りましょう。 さて、久しぶりの長居スタジアム。開場は1時間前からだったせいもあり、慌しくアウェイゴール裏に集結した草津サポ。総数は70〜80人位でしょうか。群馬からの多くのサポーターの祈りを現地にいる私たちが選手に届けなければなりません。しかも、今年はアウェイ戦では何故か勝利数が多い!という験も担ぎたいところ。そんな祈りを込めての試合が始まりました。スタメンは、GK常澤選手、右SBチェ・ソンヨン選手、左SB小池選手、CB田中選手、CB喜多選手、2ボランチにMF松下選手、MF櫻田選手、トップ下にはMF熊林選手、MF山崎選手、そしてエースストライカーのFW後藤選手、キーマンになってもらいたいFW高田選手の布陣で挑みます。そして、リザーブには、GK北選手、DF寺田選手、MF秋葉選手、MF佐藤(穣)選手、FW佐藤(大)選手が控えとなりました。相手、強豪大阪の選手として、どうしても抑えておかなければならない前線の3選手。FWカイオ選手とFW乾選手とMF香川選手です。1トップ2シャドーのいつでも裏を取れる作戦のようですが、そこは何としてもこちらも通す訳には行きません。 試合開始早々、今日左サイドに構えているDF小池選手がオーバーラップしてのシュートに持ち込みましたが、枠を捕らえることができません。しかし、ラストがシュートで終わるという形は、今後を期待させてくれるものを感じます。立ち上がりは、お互いにカウンター狙いのようなタイミングを見計らってのポゼッションサッカーでしたが、草津は、DFラインを高めにキープしていただけに、相手選手の飛び出しにオフサイドを何本も取ることができ、比較的落ち着いての展開となりました。また、久しぶりのスタメンのGK常澤選手は相手のシュートも体を張ってセーブすることができ、強豪大阪にも怯むことなく、キレ感が冴え渡っていました。しかし、徐々に相手・大阪は、中盤からもチャンスを狙いにシュートを放ってきます。何とかMF熊林選手を中心にパスで繋いで前線の選手にパスを放り込みたいところ。そんな中、本日スタメン起用のMF山崎選手が中央からミドルシュートを放ちますが、枠を捕らえることができません。前半の終了間際には要注意人物たちからの怒涛の攻めを浴びせられますが、何とか全員で凌いでゼロで折り返すことができました。後半に入って直後、エースストライカーのFW後藤選手が負傷?したのか、左サイドに寺田選手を投入し常に駆け上がれる小池選手をFWに変えての後半が始まりました。今日の天候が特別なのか、それとも通常の季節感なのか、かなりの蒸し暑さと気温の影響で、両チーム共に後半では体力の消耗が早くも現れて来ていましたが、そんな中、後半26分に左からのスルーパスを前回正田スタで負傷したFWカイオ選手に技ありのシュートを決められて先制点を献上。その後、直ぐに草津は選手交代をしFW高田選手に代わってFW佐藤大基選手を投入、またMF山崎選手に代わってMF佐藤穣選手を投入し、若い選手を起用して試合の流れを変えたいところでしたが、流れを引き寄せることができず、そのまま試合は終了。0−1にて連敗を喫してしまいました。 感想としては、パスで繋いで空いた所に裏を取ってのシュート!みたいな理想的なシーンを求めているのではなく、キレイな形にこだわらず、積極的に誰でもいいからシュートを打つことは難しいのでしょうか?!ゴールエリアまで持って来ているのだから、誰かが仕掛けないといつまで立ってもシュートには繋がらない。シュートを打たなければ、点には繋がらない。シロウト考えですみません。m(__)mでも、練習の成果は確実に出ていると思うから、今度こそみんなで勝利を手にしたいです。最後に、前回ホームのC大阪戦の時、草津のDF田中選手と大阪のFWカイオ選手が交錯してしまい、カイオ選手が足首の靭帯を負傷してしばらく試合には出れなかった様子でしたが、草津サポから贈られた千羽鶴のこともあって、試合後カイオ選手は私たち草津サポの前にお礼に来てくれました。彼のとても紳士的な態度に、こちらも頭が下がる思いでした。サッカーは、とても激しいスポーツですが、草津の選手も心身ともに鍛えて、より一層立派な選手に成長してほしいものです。【あきべー@北毛】 |
|
| ■■■ 2009年8月10日(月) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第33節 ザスパ草津 1−1 ファジアーノ岡山 正田醤油スタジアム群馬 2451人 |
|
| 蒸し風呂の消耗戦 |
|
各地に大雨を降らした台風9号が日本に向けて北上しつつあった月曜平日のナイトゲーム。不安定な天気でこの連日群馬も大雨、前日日曜の宇都宮の栃木vs横浜の試合も雷雨に中止になってたぃね。天気予報サイトで見っと、ナイトゲームの試合時間は時間20ミリ!とかまっさかすんげぇ豪雨が予想されてたぃね。今年の夏はまーず狂ってらぃな。逆にそんな豪雨の中の試合ならいっちょ経験して後世の語り草にしてやんべぇ!と思って逆に燃えちまったオレもなっからバカだぃねー(笑)正田スタに到着すっと、豪雨の予報がされてるんに、家族や友人、職場の冷てぇ視線に耐えつつ、ずぶ濡れ上等で正田スタに馳せ参じた2千人余りの愛すべきザスパバカたち。もちろんこんな時に遠路はるばる群馬までやってきた岡山サポにも深甚なる敬意を表するで。今日の対戦は、本年J2参入組のファジアーノ岡山。正田スタに初見参。岡山は、そのチームへの関心とゆうよりは、2005年のザスパの監督を務めた手塚氏が監督が率いてる点に注目だぃね。思えばザスパのJ初年度の2005年は、Jの洗礼、揃わぬ戦力、脆弱な経営体制、数々のスキャンダルなど苦難に満ちた年だったけんど、そんな悪条件の中、監督として結果を求められた手塚氏はなっから大変だったんべなぁと、今になってみるとつくづくお気の毒だったんじゃねぇかと思うんさ。そういやあの頃、手塚氏は惨敗の試合後でも選手と一緒にサポータの前に挨拶しに来てくれたことが何度もあったんべ?今思うとすげぇ器のでっけぇ監督だったんじゃねぇきゃ?って思うよ。 さてそんな手塚氏の率いる岡山との対戦。ザスパは都倉が2試合出場停止中、後藤が負傷っつーことで、今日は高田、小池のツートップ。GKは常澤、DFは寺田・喜多・田中・佐田、MFは廣山・熊林・櫻田・松下、サブは北・藤井・三澤・山崎・佐藤。後藤の戦線離脱、氏原も都倉と売店でサイン係orzになってるんで一気に手薄になっちまったFWとして「快速」とのウワサの三澤がいつ投入されるんかも期待だぃね。幸いにも雲は低く立ち込めてるけんど、全然降んねぇみてぇだ。どこが20ミリの豪雨なん?(呆)しっかしおーか湿度が高けぇんし、雨台風なんか風はほとんどねぇし。こりゃまるで蒸し風呂だぃな。じっとしてるだけでも汗が出てくらぁ。走り回らなくちゃなんねぇ選手たちの体力が心配だぃね。ホームで13戦勝ちに見放されてるザスパ、今日こそ勝利の草津節を唄うことがでぎるんか?第1クールのアウェイで0-3で快勝した手塚岡山との一戦が始まったぃね。 試合早々からザスパは積極的に攻める。早々に小池のシュート。前半11分には飛び道具・松下の弾丸ミドル。これをGKがはじいて得たCK。ショーコーナーからパスを受けた櫻田がシュート!、そして小池がこれに触れて決まったみてぇだ。GOOOOOAL!!!(と書いてはみたけんど、B-H北からだと遠くって、混戦の中、小池が決めたんは正直全くわかんなかったぃね)先取点、1-0!この攻勢ならまだまだ追加点は奪えるで! その後も攻勢を続けるザスパ。まるでこれまでの試合の分もまとめて打っちゃうんべぇ!みてぇなシュートの雨アラレを岡山ゴールに浴びせる。ディフェンスラインも高く取っていて、岡山のワントップの元水戸の西野への縦パスはことごとくオフサイドになってたぃね。ザスパが圧倒的に攻め続けた前半。しっかし攻めても攻めても2点目を奪うことがでぐぎねぇ。佐田のクロスに高田のいい角度のヘッドも相手GKに止められ、そのまんま前半が終わっちまう。 後半開始。岡山・手塚氏は一気に選手2人を替えてくるという大胆な采配。開始早々に佐田がミドルを放ってまたもザスパの時間になるかと思いきや、後半3分ザスパCKからのカウンターから、その替わった背番号48(!)の青木がボールを受け右サイドを上がると、寺田がペナルティエリア内で倒してしまいPKを献上。寺田は黄紙で次節累積で出場停止。このPKを西野にきっちり決められ、1-1、同点。またも後半立ち上がりに失点するとゆういつもの悪りぃパターンが露呈。しっかし時間はまだまだある!と思ったけんど、後半は前半とうって変わって岡山の攻勢に晒され続けることになったぃね。台風が持ち込む湿った空気、無風に近けぇスタは蒸し風呂状態。互いに消耗戦となって、時間と共に見た目にもザスパの選手の運動量は徐々に下がっていって、岡山に主導を握られる。起点の松下にプレスを掛けられ、サイドの駆け上がりを封じられたりと、ますます手塚氏の弄した策に嵌る。途中バーを叩くシュートを浴びたり、鋭いカウンターを何度も何度もくらったりして失点の危機はいくつもあった。もう少し岡山に精度と決定力があったら一体何点取られてたんべか。後半20分には熊林から山崎、後半37分には(まだまだ走れてたような気もしたけんど)小池から佐藤穣と交代したが全く流れはかわらず。後半43分には櫻田に替え、Jリーグデビューとなる三澤を投入したけんど、気合いが空回りしたんだか快速の片鱗をちっと見せたところで、1-1で試合は終了。これで14試合連続でホームで勝ち試合なし。不名誉な記録はまたも更新されることになったぃね。 試合後の選手の挨拶、もはやブーイングも起きなかった。今日は前半の攻勢の時間帯に2点目を奪えなかったんがすべてだったぃね。こんな蒸し風呂のような消耗戦じゃ仕方ねぇかもしんねぇが、後半は運動量がガクッと落ちて前半と全く別のチームだったぃね。交代で入った選手が運動量を発揮してほしかったんだけんど、ちっと消えてたぃなぁ。体力的な問題もさることながら、いっつも一辺倒な戦術のザスパと対照的に、手塚氏の臨機応変かつ大胆な采配が見事に功を奏したんも天晴れだったぃね。岡山戦でホームの魔を成敗して、次節2位の湘南と当たりたかったけんど・・・第2クール、このままホーム未勝利のまんま終わるんか、一矢を報いて意地を見せることがでぎるんか。次節8月15日、心が折れちまって文字通り「終戦記念日」となんねぇことを心から祈る。【すずき@東毛】 |
|
| ■■■ 2009年8月15日(土) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第34節 ザスパ草津 2−0 湘南ベルマーレ 正田醤油スタジアム群馬 5364人 |
|
| 僕らの145日WARS |
|
お盆です。セミが鳴き、陽炎が立ち、甲子園で球児が白球を追う盛夏です。また、終戦の日でもあります。現在の僕らが毎週のようにこうしてバカ騒ぎが出来る平和は、過日先達のあまりにも大きく、そして偉大なる犠牲があったればこそだということを、今は思い出して暫し目を瞑ります。その僕達は、現在「平和な戦争」の真っ直中に居ます。「結果が出ないだけ」「今日はたまたま」「偶然だよ偶然」。そんな言葉は最初の数試合であれば許容されたでしょうが、先日、遂に14試合連続未勝利をクラブの歴史に刻む段になって、果たしてまだこうしたことが言えるのでしょうか。14回続いた「偶然」の未勝利をさらに上塗りするのか、「必然」の勝利によって悪しきスパイラルから脱するのか。全ては第2クール最終節である今日の試合に懸かっています。相手は現在昇格圏内2位の湘南。中途半端な戦い方で勝利を得ること適わない強敵です。湘南のサポーターも今日の一戦が今後のラストスパートへの足がかりになることを切実に感じているようで、かつてない程の人数で大挙、ゴール裏を埋め尽くしています。こりゃ、応援で負ける訳にはいかねぇな。がんばろう。今日の大事な一戦を戦う草津戦士達は次の通りです。GK:21・常澤選手、DF:18・小池選手、15・喜多選手、4・田中選手、7・佐田選手、DMF:6・櫻田選手、30・松下選手、OMF:14・熊林選手、10・廣山選手、FW:9・高田選手、27・都倉選手、リザーブ;GK:22・北選手、DF:26・藤井選手、MF:8・山崎選手、25・佐藤(穣)選手、FW:19・後藤選手。草津は一貫して変更なく4-4-2の基本陣形をとります。一方の湘南は守備固めからのカウンターアタックを指向した3-4-3で連勝加算を狙います。草津としては、出場停止明けの都倉選手に大いなる期待が寄せられますが、一方で湘南・アジエル選手を起点とした攻撃をDF陣がいかに封じることが出来るか、ということも勝敗の鍵になりそうです。 茜に染まる榛名を透かし見る大気を震わす魂歌・ラスハル。被せるように湘南大サポーターのコールが揚がります。今季第2クール最終節、対湘南戦の幕開きです。前半が始まってすぐに気が付いたのは、湘南3バックのうちの2人(島村選手、村松選手)が草津の2FWに対してマンマークに付いていることです。湘南DFの要であるジャーン選手に絶大なる信頼を置けばこその守備陣形です。高田・都倉両選手の出足さえ封じてしまえば、ほかの攻撃の芽は悉くジャーン選手が潰してくれる、という算段です。実際、ジャーン選手の壁は相当に堅牢です。ただ、このマンツーマンスタイルは草津にとって好都合に働いているようです。湘南の陣形は3-4-3であるため、草津のオフェンシブメンバーの方が数的に有利になっています(湘南は3トップを除くと中盤の人数はMFの4名ですが、草津は4-4-2なので両SBがオフェンシブになるとMF+SBで実質5〜6名が中盤でのパスネットワークに絡んできます)。数字上のことは簡単にフィールドで展開される訳ではありませんが、今日はどうやら嵌ったようです。マーカーとして草津のFWに引っ張り出された湘南DFの裏、深い所に大きなスペースが頻繁に出現します。これを見逃さないのが小池選手。エーコ君、なにせ本職はFWですんで、チャンスの匂いにはすこぶる敏感です(しかも貪欲^^)。序盤から左サイドを駆け上がる駆け上がる。これと同じ事が右サイドでも行われ、全体に前掛かった感じになっています。いつもならSBの上がった裏スペースが鬼門、というより死門になりがちなんですが、今日に限っては湘南の守備戦術のお陰もあってその危険はなさそうです。前半25分頃までは互いに戦術通りの戦い方を展開して攻防せめぎ合う状況ですが、湘南の守備プレスが強くないようで、意外と草津の中盤でのボール回しやエリア支配が優勢になっています。この状況下、試合は最初の転機を迎えます。 前半28分、センターサークル付近から廣山選手が何気なく蹴り出したように見えたロングボールでしたが、これ、実は廣山選手が戦況を良く見据えた上で出したロングスルーパスでした。湘南DFの狭間を衝いてスペースに出されたこのパスは、阿吽の呼吸で反応した都倉選手が足下に納めます。湘南DF・島村選手とゴールラインまで競り合った後これに勝ち、ラインぎりぎりの位置からスライディングで迫るGKをジャンプしてかわす都倉選手。ボールと共にGKを飛び越えた刹那、右足を振り抜くと、無人のゴールマウスを通過したボールは白いネットを大きく揺らしていました。GOOOOOAL!!! 先制は草津。これは凄い。とっくん神懸かり♪ これでリズムを掴んだ草津は、前半32分の廣山選手のパスプレイからのシュート、前半44分の都倉選手→スルーパス→櫻田選手のシュートなど、幾つかの好機を演出しました。前半は草津1点リードで終了。湘南に絶好機は与えませんでしたが、ゴール前へ入らせるシーンは数回ありました。それでもDF陣が意識高く、よく体を張って防御しました。この調子を維持して後半を乗り切ろう。後半は草津守備陣の奮闘から開始です。後半3分、アジエル選手のスルーパスに応じた中村選手がフリーになりましたが、DFリーダー・喜多選手が体を寄せてシュートを撃たせません。後半5分まではアジエル選手を起点とした湘南の攻勢が続きましたが、草津守備陣は集中してこれに対処、湘南に隙を衝かせません。後半17分、智将・反町監督、状況が良くないと感じ選手交代に伴ってシステム変更を図るようです(2人交代で3バックから4バックへ)。これが効いて湘南の攻勢が強まり始めましたが、草津守備陣も懸命に守ります。おお、今日は必死さが伝わってくるじゃあないか。応援にも俄然力が入ります。後半19分、カウンターから都倉選手のシュートが放たれますが、これは湘南GKよく守った。しかし、湘南は足が止まったか、前線とDFまでの距離が伸びて、至る所にスペースが発生しています。これはチャンス。お株を奪うようなカウンターを狙っても面白いかも。草津は後半21分に、廣山選手→山崎選手の交代を行い、リフレッシュを図ります。この交代はすぐに効果を見せます。後半25分、左サイドから小池選手が切り込み、そのまま持ち込んでシュート。GKがこぼしたところへ山崎選手が詰め寄ります。この場面は湘南GKが必死に押さえましたが、エーコ君もワタル君もチャンスには俊敏に反応していてGOODです。後半29分には守備で貢献する喜多選手が攻撃でも魅せます。センターサークルやや湘南陣内に入った辺りから、ローングシュート一閃。ボールはゴールマウス上縁ギリギリを目指して飛空。GKは上方へ弾き出してセーブします。松下選手のミドルがよく話題になりますが、いやいや喜多選手の長距離砲も凄いんですよ? 序盤の劣勢をよく凌いだ草津は、後半の半ば頃から主導権を奪い返したように見えます。ここらで得点が欲しいなあ、と思い始めた後半31分。左タッチラインからのスローインの場面です。相手の布陣を素早く判断した田中選手がロングスローを前線へ投下。ここでも真っ先にこのボールに反応したのが都倉選手です。前半得点シーンを彷彿とさせるようなDF(ジャーン選手)との激しい競り合いを、やはりゴールラインぎりぎりのところで華麗なステップでかわすと、ペナルティエリアに侵入していた山崎選手へ素早く横パス。受け取った山崎選手、トップスピードのまま体ごとボールをゴール内にねじ込みます。GOOOOOAL!!! 交代出場の山崎選手が追加点ゲット!ここで欲しい、と言うところでの追加点をワタル君が取ってくれましたよ。追加点を得たことで草津の方針はがっちり確定。後半32分に小池選手→藤井選手の交代を行って守備固めに入ります。佐野監督、ここはさすがに手堅く出ました^^。選手の方もこれまでの手痛い経験が効いているようで、無闇に引いて守備を固めることはせず、あくまで中盤の支配を確保しつつ、危険の芽にはセーフティーの構えを崩しません。藤井選手はやはり本職のDFだけあって、目立ちませんが確実な守備を披露してくれます。後半35分、櫻田選手からの絶妙なスルーパスは、ペナルティエリア内の高田選手へ。高田選手、渾身の力を右足に込めてシュートを放ちますが、DFに体を寄せられてコースを消されたためGKにセーブされてしまいました。この直後、後半37分に高田選手は交代によってピッチを後にします。ヒーローにはなれませんでしたが、今日も攻守にわたる貢献は大きかったですよ。ヤス、サンキュ♪ そして高田選手に替わって後藤選手が登場。味方前線の活性化と相手守備の撹乱が主務です。交代直後から後藤選手は元気に走り回ります。あー、なんか広場に放された子犬みたいだ(笑)。その後も守備陣は湘南の攻撃を封殺。一方の攻撃陣も、後半39分の右サイド・佐田選手からのセンタリングに対して3人がゴール前に入るなど、攻撃の手を休めません。をゐをゐ、どーした、今日は抜群だぞ♪ロスタイム表示は4分。こう言っちゃあなんですが、バックスタンドの住人達は過去のあーんな事やこーんな事を、そりゃあもういっぺぇ舐め尽くしてきてますんで、誰一人として気を抜く者はおりません(いや、信じてない訳じゃナインダヨ?)。ワクワクする気持ち半分、祈るような気持ち半分を抱えたまま時計の針は確実に、ひと刻みずつフィナーレに向かって時を刻んでゆきます。ボールが大きく蹴り出されカクテルライトにキラリと煌めいた刹那、主審の手が上がります。ッッッッッッっしゃぁーーーーっっっ!! ハイタッチあり、ハグあり、雄叫びあり、むせび泣きあり。様々な表現がスタンドで見られますが、一つだけ共通している事、それは「歓喜」です。長かった…。実に…、長かったよ。ちょっと目に汗が入っちゃったようで、ピッチ上で手を挙げて観衆に応える選手達が滲んでよく見えません。えへへ。待ちに待ったホームで揚げる凱歌・草津節。一節一節が心のヒビを埋めるように染み込んでくらぃね。 交代投入での起用が多い山崎選手、出場時間が少ない割に要求される内容が高くなりがちなため、辛辣な評価が少なくありませんでした。しかし今日は違います。攻撃参加はもとより、守備での貢献も多大です。なにより数回の好機演出と、決定打となる追加得点ゴールには恐れ入りました。白状すると、山崎選手の交代出場に疑問を感じていた私です。ところが、佐野監督の意図をくみ取り、きっちり結果を示してくれたことについて、甚だ己の不明を恥じ入るばかりです。ホント、すまんかった、ワタル君。それにしても、今まであまり見られなかった守備固めの交代など、佐野監督の采配はずばり的中。起用された選手達みんなが一切の妥協なく、湘南の選手達のそれを圧倒的に凌駕するだけのハードワークで攻めきり、守りきりました。「努力」と「内容」に、やっと「結果」が付いてきました。これで第3クールに気持ちよく臨めます。スタジアム外周の人波では、ここ最近当たり前になっていた「反省会」は聞かれず、反対に穏やかな(ほっとした?)談笑がいっぱいです^^。何より嬉しかったのは、お父さんに連れられた小さいお子さんが、「おもしろかったよ♪」って言っていたことです。今日の試合、「おもしろかった」んですよ。子供は正直です。勝った瞬間はそりゃあ嬉しかったですよ?でもね、一般の(コアサポでない)観客、しかも小さいお子さんからの、こんな駆け引きも裏もない正真正銘の賛辞を聞けたことが、僕ぁ何より嬉しい!大観衆の前で結果を示すことの大切さを改めて知りましたよ。で、その大観衆(ほとんどが味方)に大いにアピール出来る場所こそがホームグラウンドだってことも。いつぞやの観戦記に書いた問い「ホームとは?」に、今ならこう答えられます。『ホームとは、この穏やかなる幸福な空気感漂う場所』。これを作れるか作れないかはみんなの努力次第、ってことも付け加えておきます。 3月22日の勝利から数えて5ヶ月弱145日にわたる僕らのホーム奪還作戦はこうして達成されました。ずいぶんと長い道のりだったけど、まあ、やっと帰ってこられました、帰ってきてくれました。なにより、一番辛かったであろう選手達にねぎらいと感謝の言葉をかけてあげたいと思います。 |
|
| お疲れ様 ありがとう そして お帰りなさい♪ |
|
| 【ほーせん@高崎】 |
|
|
第2クール終了 11勝9分14敗 勝点42 得失点差-1 11位 ホームに棲む魔に苦しめられた第2クール やっと魔を伏せ、ホーム戦15試合ぶりの勝利 第3クールはいかに? |

Special Thanks
ご寄稿、ご協力、画像のご提供あんがとね! (順不同)
きくり∈東毛 様
ほーせん@高崎 様
さねやん@東京 様
あきべー@北毛 様
tsuchiy.com@桐生 様
特派員F@前橋 様
まさひ@茨城 様
U子@桐生 様
製作協力:三束雨@藤岡
Copyright(c) 2004-2009
すずき@東毛
無断転載、複製公開はかたくお断りすらぃね!
リンクはフリーだけんど
トップページ http://jn1bpm.sakura.ne.jp/gunma/thespa/
にたのまぃね!
