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| ■■■ 第1〜17節 ■■■
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理想と現実 |
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| ■■■ 2009年3月8日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第1節 ロアッソ熊本 1−2 ザスパ草津 熊本県民総合運動公園陸上競技場 7013人 |
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| 佐野ザスパ初陣を飾る |
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| ■■■ 2009年3月15日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第2節 ザスパ草津 3−2 アビスパ福岡 正田醤油スタジアム群馬 4782人 |
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| 克服 |
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3月15日ホーム開幕戦。危惧された赤城颪もそれほど強くならねぇで、春の日差しが降り注ぐ日曜となったぃね。前節でアウェイ熊本で攻撃サッカーを炸裂させ開幕戦勝利を掴んだ我らがザスパ。今度ぁホームでの今季初試合とならぃね。ホーム開幕戦を待ちきれなかったサポの面々がぞくぞくと正田スタに集結。今年は席割が替わって、バックスタンド北側がサポータの立ちゾーンになったり、指定席を除くメインスタンドとの往来が自由になったぃね。ますます盛り上がって芝生席も満員になるといーんね。反面、アウェイサポは角度のねぇ風下の芝生席になっちまって、文字通りアウェイの洗礼になっちまって申し訳ねぇやぃね。名物の鳥めしでも食ってカンベンしてくんなぃね。 ホーム開幕戦のメンバーは以下の通りGK1本田、DF7佐田、DF26藤井、DF4田中、DF18小池、MF10廣山、MF30松下、MF6櫻田、MF14熊林、FW9高田、FW27都倉、そしてサブにGK21常澤、DF15喜多、MF8山崎、MF20玉乃、FW19後藤。開幕のメンバーとほぼ同じだけんど、今回の衆目一致する驚きは、左サイドバックに寺田ではなく、FW登録の小池が使われたことだぃね。俊足との噂の小池の突破力に期待してってところだんべぇけんど、守備は大丈夫なんきゃ?とちっと不安だぃね。今回の相手はアビスパ福岡。過去の対戦は2分9勝と勝利を奪えねぇでいる。過去には足利で目の前で胴上げされたり、屈辱的大敗を喫したりとろくなもんじゃなかったぃね。まだJ2リーグで勝利を奪ってねぇチームは他にもある(仙台、東京V)けんど、まずは福岡から勝利を奪って今シーズンの景気づけと行ごーじゃねぇきゃ。 まるでどっかの財務大臣のような(笑)副知事様の挨拶他のセレモニーも無事に終了。敷島の杜に草津節が響き、新しくお目見えしたイエローが強調された2009年モデルのユニを纏った戦士たちがフィールドに散る。群馬でも2009年の熱い戦いがスタート。風上から攻めるザスパは4-4-2の布陣。だんだんアクセルのかかってきたザスパ。今日の主審I氏は、結構ファールに厳しくって、あんま流さねぇで試合を止めるタイプらしい。前半7分佐田がファールで黄紙提示。あぁ佐田がこれで消極的にならなければいんになぁと思っていたけんど、先取点はこの佐田から生まれたんさね。前半14分、右サイド深くまでドリブルで駆け上がった佐田。中央に切り込もうとするが、相手DF2人の激しいチャージ。しかしそれにも負けねぇで体勢を立て直しながら、深い位置からセンタリング。そこに待っていたんはフリーの都倉。ドンピシャのヘッドがゴールに突き刺さる。GOOOOOAL!!! 1-0!ザスパ先制!これが都倉のホーム初ゴールだったぃね。福岡からいきなし先取点を奪える願ってもねぇいー展開。昨年夏からこれまで何度もホーム戦では、不運にもバーに当たったりして点が入んなかったんで、彼もほんとホッとしたんじぇねぇか。チャントも完成したことだし今シーズンの爆発に期待してぇところだぃね。 一気にザスパペースになり、押せ押せムード、攻勢が続く。28分、ヤスが左サイドの角度のねぇところからシュートを放つが、これは相手キーパーの攻守に阻まれる。続いては前半32分、右サイドからのCK。廣山の放ったボールは、マークを掻い潜り、フリーになっていたファーの田中にこれもドンピシャ。田中はボールを角度よく地面に叩きつけてGOOOOOAL!!! これで2-0!天敵福岡から2点を奪取!その後も3点目を奪おうと押せ押せのザスパ。サポの間には「今までとは違がーで」というワクワク感。。何よりオレが驚いたんは櫻田の変貌。かつて自信なさそうにボールを後ろに戻すべぇのバックパス小僧だったんに、人が変わったように前へ攻める攻める。佐野軍曹に喝を入れられたんか、背番号6の魂が継承されたんだか、プレースタイルが大きく変わってたぃね。やるじゃねぇか、サク!サプライズの左サイドの小池だけんど、時折攻め上がりも見せるんだけんど、慣れねぇポジションにちっと戸惑いもあるんか、時に不安な守備も垣間見えたぃね。クマも走り回ってよくフォローに回ってるんだけんど・・・と思ってみてたら、案の上とゆうか、前半終了間際に、ペナルティエリア内で小池が相手の突破を止めたとしてPKを与えちまう。(そんなに厳しいプレーのようには見えなかったんだけんど)ここは本田の神セーブに期待したんだけんど・・・PKを決められ、2-1。2点リードのまんま終わりたかったぃね。ちっと不安を残して前半終了。 後半もメンバー変更はなし。ザスパが3点目を入れれば、勝利に大きく近づくんじゃねぇきゃ?と思ってたら、後半早々の4分、クマからのパスを受けた廣山が抜け出し、キーパーと1対1に。やったぁ〜!追加点!と思ったら・・・シュートはバーの上へorz 決定的チャンスを逸す。しかし、わずか数分後の後半9分、またも佐田が右サイド深くに侵攻、深くからのグランダーのセンタリング。廣山が詰め寄って今度はばっちりゴールに流し込む!GOOOOOAL!!! やったで3点目!これで3-1。廣山は一目散にバックスタンドに駆け寄ってきたんさ。場内は興奮の坩堝と化したで。しかも倒れたマイクをちゃんと直してぐ廣山、おーかクールじゃねぇきゃ!(笑)1点目、3点目を2点を演出した佐田も今日はおーかプレーがキレてたで。このまんまじゃ終われねぇ福岡は選手交替でFW2枚を投入、ザスパを脅かす。長身のFW大久保のヘッドが何度かザスパゴールへ放たれる。後半27分、大久保へのクロスが空振りとなったんは良かったが、そのボールが転がってコーンと左ポストに当たった。危うく失点しそうになったが、小池が大きくクリア。その後半相手右CKからのゴール前の混戦、一度はバーに当たって今度も助かったぁと思ったが、その跳ねっ返りを元日本代表の黒部に頭で合わされ、3-2。流れが一気に相手に傾いてきちまった・・・残り20分、1点を守れっか?と不安になったけんど・・・ 福岡が一気に前がかりになってきたんに、「攻撃は最大の防御」とばかりに、攻撃の手を緩めねぇザスパ。全員で攻撃、カウンターを浴びれば後半で体力もおーか消耗してんだんべに全速力で戻ってくる必死の姿。ザスパの攻勢にたまらず相手DF柳楽、2枚目の黄紙で退場。相手は10人になったぃね。相手は一人少ねぇ状況で試合が終わりに近づいても未だ衰えねぇザスパの攻撃サッカーに対抗することになったんさ。風下になっても、あんま風が強くなんねんも幸いしたで。縦横無尽に走りきった熊林に替わり山崎、高田に替えて後藤を投入。最後まで攻撃サッカーを貫いて1点差を守りきり、3-2で勝利!足掛け5年、リーグ戦12試合目にしてついに福岡から初勝利を奪ったで! 試合後は、選手と一緒に草津節の大合唱。ゴールを決めた3選手のトラメガ、くす球割りと、歓声と笑いの絶えねぇ歓喜のバクスタ劇場だったぃね。
今日の試合、いやぁなっからおもしろかったで。佐野監督が掲げるザスパ草津の2009年スタイル「トータルフットボール」を目の当たりにしたぃね。互いに守勢で0−0でスコアレスドローで、あーぁつまんねぇ試合だったぁ〜と、とぼとぼ家路につくより、点の取り合いでハラハラドキドキ、そして最後には勝利!なんてゆーほうが、エンターテイメントとしてもサイコーだぃね!(でも選手はなっから消耗すんだんべから、夏場がちっと心配。)今年のザスパは違がーで。期待しちゃっていーんだんべ? 遠慮するこたぁねぇよ、次も勝って開幕ダッシュだぃね!今年正田スタで繰り広げられる「ザスパ劇場」の数々が今からなっから楽しみだぃね。【すずき@東毛】
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| ■■■ 2009年3月22日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第3節 ザスパ草津 3−2 横浜FC 正田醤油スタジアム群馬 7297人 |
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| 高まる熱気 |
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開幕2連勝。かつてない素晴らしいスタートを切った、佐野監督率いる新生ザスパ。先週に引き続き、ホーム正田醤油スタジアム群馬で、横浜FCを迎え撃つ第3節。風雨が強まる予報だったが、時折パラパラと雨が落ちる程度で、風もほとんどないという絶好のコンディション。集まった観衆7,200人余。ここで勝つと負けるのとでは、今後に与える影響がまるで違うという、重要な一戦となった。開幕からスタメンだった藤井が怪我で、今日は喜多と田中のCBコンビ。先日と同様、左SBには小池が入る攻撃的布陣。序盤は横浜FCの早い寄せに苦しむ。ボールが中盤でなかなか収まらず、長めのフィードで裏を狙う攻撃が主体に。横浜FWのカズと難波が裏を取ろうと虎視眈々と狙っているため、自然とDFラインが下がり気味になり、中盤にできたスペースを使われるあまりよろしくない展開が続く。自慢のコンビネーションプレイも小さなミスが重なり、思うようにボールがつながらない。時折廣山の個人技や細かいパス交換で相手ゴール前に近づくものの、決定的なシーンを作り出すまでには至らず。そうこうしているうちに時間は過ぎて行き、前半も残り5分を切る。昨年までのザスパなら、ここからは失点の危険が高まる時間帯。不安混じりな気持ちで、相手のセットプレイのボールが流れるのを見届けると、今度はザスパが相手陣内に攻め込む。粘って得たCK。ボールをセットした廣山がキックモーションにはいると、ゴール前に詰めていた熊林がその廣山に向かってダッシュ。廣山が軽く出したボールを得て、追ってきた相手DFをうまく振り切り、すばやくゴール前に入れる。絶妙のタイミングで走りこんだ田中がそのボールを流し込んでGOOOOOAL!!! 前半残り3分という願ってもない時間帯での先制点。しかし、これで終わりかと思いきや、終了間際に小池が敵陣半ばで受けたボールをドリブルで運び、思い切り良く右足を振りぬく。虚を突かれた岩丸が伸ばした手も届かず、すばらしいミドルで2点目のGOOOOOAL!!! 直後の前半終了のホイッスル。引き上げてくる選手達がこれほど頼もしく見えたことはない。 このままの勢いを持続し、後半を乗り切るかと思われたが、開幕から勝ち星のない横浜もこのままでは終わらせない。距離のあるFKがコントロール良くザスパゴールのファーに飛ぶと、DF戸川が高い打点で合わせてゴールを陥れる。これで1点差。にわかに雲行きが怪しくなってきた。だが、今シーズンのザスパはここからさらにギアが上がる。前半に比べ、個々の選手の動きが良くなり、ボールを持った相手に2人、3人とアタックをしかける。そして後半12分、中盤で奪ったボールをつなぎ、櫻田が出したスルーに都倉と高田が重なり気味になりながらゴールに向かって猛進。相手のCBを目の前にしながら、都倉がお構いなしにその左足で放った強烈なシュートに、横浜GK岩丸は一歩も動けず。GOOOOOAL!!! 熱狂とともにスタジアムは総立ちに。その後、これも絶妙な三浦アツのFKから、DF早川にヘディングでゴールを奪われるも、ロスタイム3分を乗り切り、開幕からの連勝を3に伸ばす、貴重な勝利を手に入れた。 「同じ1点差なら1対0より3対2の方がいい」、「観ていて面白いサッカーが理想だ。観戦してくれた人には、ゴールという“お土産”を持って帰ってほしい」佐野監督が語った言葉は、この日現実のものとなった。ゴールが決まるごとに熱を帯びていくスタンド。試合開始前、アップから戻るカズに拍手を送った観客は、無念の表情で途中交代で戻ってくるカズには目もくれず、試合にのめり込んでいた。開幕3連勝という結果、勝ち点3という結果より、大きな何かを得ることに成功したザスパ。もちろん、これから永遠に勝ち続けることなどあり得ない。しかし、この日得たものは、必ずチームの、クラブの未来に貢献する何かだと思う。振り返ったとき、”ああ、この試合だったんだ”と思える日が遠からず訪れることを祈って。【yosuie@中毛】 |
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| ■■■ 2009年3月25日(水) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第4節 FC岐阜 1−0 ザスパ草津 岐阜メモリアルセンター長良川競技場 2332人 |
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難攻不落 |
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高速料金が往復\2,000になるのはこの週末からだというのに、平日のアウェイ・ナイターだというのに、休みまで取って遠征に出かけるのでぃす。基本的に日曜日の試合には参戦出来ないので、このままでは4月まで「サッカーお預け」になってしまいます。とてもそこまで我慢出来ません^^;。という訳で美濃遠征です。距離的には仙台・山形より少しだけ遠くなりますが、高崎ICからほぼ全線高速道路を使えるので、時間距離自体はそれ程でもないと思います。今回は松井田・妙義ICから高速に乗り、ひとまず関ヶ原ICまで行きます。行き過ぎじゃね?理由は敢えて書きません(歴史フリークには看過できないんです;笑)。やたらと石碑や戦幟が立ち並ぶ関ヶ原町を堪能した後、岐阜市へ取って返して一路金華山を目指します。金華山?行き先違うんじゃね?いや、だからですね(以下略)。ちなみに、二階堂氏が旧名・稲葉山の山上に築き上げ、後に斎藤氏、織田氏の居城となった稲葉山城(現・岐阜城)の恐ろしいまでの山城な事!ロープウェイ駅からたった10分程度の登城ですら息が上がります。信長さんが安土に本拠を替えた理由、わかります。山頂に聳える復元天守から臨む濃尾平野の広大なこと。直下を見やれば本日の(真の)目的地たる長良川競技場がよく見えます。綺麗なスタジアムです。ちなみにこの競技場、メインスタンド側のコンコースは実は2階に当たり、その下の1階部分は駐車場となっています。これ以外にも当メモリアルセンターの周辺には駐車場が一杯あります。一杯あるんです(大事なことなので2度書きました^^)。 軽井沢から中央道分岐辺りまで雨やら雪やらが降っていたので天気が心配でしたが、西進するにつれてお日様が見えるようになり、雨の心配だけはなさそうです(ひとまず安心)。ですが、風が強い!そして寒い!上州人は寒風に慣れているとはいえ、寒いものは寒いんです。メインポールの3つの旗が全部しっかり長方形に見えます。この強風はピッチ上でも変わらないようで、コーナーフラッグもバタバタとたなびいています。風も試合の流れを左右する要因になるかも知れません。ここまで3戦を勝ち抜いてきた2009年式ザスパ草津、個人的には初見となります。そのスターティングメンバーは前節と同じ模様。GK:1・本田征治選手、DF:18・小池純輝選手、4・田中淳選手、15・喜多靖選手(CAP)、7・佐田聡太郎選手、DMF:6・櫻田和樹選手、30・松下裕樹選手、OMF:10・廣山望選手、14・熊林親吾選手、FW:9・高田保則選手、27・都倉賢選手、リザーブメンバー・GK:21・常澤聡選手、DF:23・川原達也選手、MF:8・山崎渡選手、20・玉乃淳選手、FW:19・後藤涼選手。FWからコンバートされ、「佐野流アタックフォーメーション(勝手に命名)」の飛び道具としてしっかり結果も出している左SBの小池選手と、やはり最前線の柱石としてその高さを遺憾なく発揮しているFWの都倉選手に注目です。新しい草津の司令塔となった廣山選手のゲームコントロールも見所でしょう。「相手より1点多く取れば勝ち」的な今季の草津。この試合でも相手より早く先制点を上げて、優位に試合を進められればいうこと無しですが、どうでしょうか。 遠路駆けつけた愛すべき草津サポーター(50名ほど)によるラスハル〜草津節詠唱が強風にも負けず場内の空気を震わせます。高鳴る鼓動、震える体、いざ開戦です。草津は前半、風下となりました。ということは、岐阜さんはロングボール・カウンターが軸になるかも知れません。序盤の様子を見ると、草津は中盤までパスを繋ぎながらのポゼッションサッカーを主体としながら、アタッキングサードに掛かる辺りから中央、左右が連動しながらギアアップし、都倉選手へのポストプレー、はたまた、と見せかけての相手DF裏へのロングスルーパスなど結構多彩な攻撃を仕掛けます。一方の岐阜もハーフエリアまではパスを繋ぎつつゆっくりと組み立て、草津SB(特に左)の上がった隙へロングパスを再三蹴り込んではFWを走らせてきます。草津DFラインは基本的に左SB・小池選手が上がり気味なので、右SBの佐田選手がバランスを取るために後ろにいる時間が少し多くなっています。前半16分、GK・本田選手からのロングフィードを相手バイタルエリアで競り勝って最前線へ供給。すると、これに反応した高田選手が中央へ切り込みつつミドルシュート。これはGK正面へ飛んでキャッチされますが、手数をかけずに簡単にシュートまでもってゆく辺り、今年の草津の得点力の源を見たように思います。前半21分のプレイも同様、少ない手数からのシュートです。今度はセンターサークル付近で得たFKを松下選手が右前方へロングフィード。状況をよく見ていた廣山選手が反応よく飛び出し、また相手GK・DFの位置関係を機敏に見抜いて右足一閃、鋭いミドルシュートをお見舞いします。このシュートはGKの好セーブで弾き出されますが、廣山選手のスキルの高さを伺わせます。この試合中頻繁に見られるプレイの一発目が、前半28分の岐阜の攻撃。直前までCKからの攻撃を岐阜陣内深いところでやっていたはずが、セカンドボールを奪われると返す刀の速攻カウンターを喰らってあっという間にシュートまで持ってゆかれます。GK・本田選手、今年も守護神として立ち塞がりますが、なっから仕事が多そうだぃね(鬱↓)。前半35分まで経過した辺りから、風が弱くなってきました。後半は風を使えないかな。それにしても岐阜はオフサイドが多い。それだけやろうとしていることが明白なんですが、こういうのって、疲労から集中が切れたりするとガッツリ嵌っちゃったりするんで、ゆめゆめ気を抜かないように。お、そして双方決め手を欠いたまま前半終了です。 後半も両軍陣を入れ替えただけで陣容、戦術に変更はありません。ただ前半からそうだったんですが、草津はFWへのラストパス供給が少ないです。必然シュート数も少ないんですが、この原因は岐阜の中盤における熊林・廣山両選手への執拗なマーク・プレスにあります。元来パサーというよりはドリブラーな廣山選手の場合は、それでも中央突破などを交えつつSBとの連携を試みたりもしますが、熊林選手はパサーとしての資質が卓越している分、溜を作る暇さえ与えられない状況下では能力半減といったところです。若いが上手いな、岐阜。この展開に焦れ、先手を打ったのは草津。後半15分に、櫻田選手→山崎選手の交代を行います。このメッセージは明瞭、「攻めろ」に他なりません。熊林選手を少し引き気味にして攻撃的ボール供給の要にしつつ、中盤から前線の運動量を増して相手守備網を攪乱する狙いと見ました。これを受けてか、後半18分に岐阜も大友選手→西川選手の交代を行います。後半21分、草津DF裏へのロングパスが単騎突破に成功した岐阜・西川選手に通り、ペナルティエリア内からの至近弾を浴びます。両手を大きく広げて立ちはだかる本田選手の身を挺した守備と、こぼれ球を拾わせずに蹴り出したDF・喜多選手の働きにより、この難局は回避できました。あれだけ引っ掛かっていたオフサイドラインを突破するとは…。ナニヤラ雲行きが怪しくなりましたよ。草津は後半23分、都倉選手→後藤選手と交代を行い、ハイボールによる戦術からランニングによる得点機の演出へと変更を目論みます。すると後藤選手、出ればしっかり働いてくれます。後半30分、フィールド中央からのFKを素早くリスタートした後、パス2本で最前線右サイドを疾駆する後藤選手の足元へボールが収まります。スピードを殺さないまま右サイドからペナルティエリア中央へ斬り込み、シュートを放つ後藤選手。しかし相手GKも然るもの、見事なセービングでこれを防ぎます。後半31分、岐阜も2枚目のカードを切り、高木選手→染矢選手への交代を行います。後半36分、今度は右サイドでボールを持つ廣山選手からペナルティエリア内へセンタリングが蹴り込まれます。都倉選手というターゲットが居ない中、このハイボールに飛び込んだのは熊林選手。ゴールを背にしてボールの落下地点に立つ熊ちゃん、なんと飛び上がりざまオーバーヘッドシュートを敢行!残念ながらジャストミートはせず、しかしボールは未だゴールマウス至近にこぼれます。このこぼれ球に反応したのはやはりこの人、猟犬・後藤選手。今度こそは入ったんべぇ!と思われましたが、いやぁ〜、岐阜GK止めましたよ。絶好機を失った後は、時間だけが過ぎゆく中、淡々とした攻防が繰り返されます。嗚呼、このままではドローだ、なんて思っていた矢先の後半43分、事態は思いもよらぬ、でもないか、ある意味なるべくしてそうなったというような現実を顕します。直前まで草津が相手陣内深いところからのスローインをしていた様に記憶していますが、ハッと気付けばボールは草津のゴール前にあるじゃないですか。今日の試合で執拗なまでに繰り返された岐阜の速攻カウンターがこの最終盤で炸裂です。攻勢に前掛かっていた草津守備陣は慌てて駆け戻るも人数が足りず、楔に入った岐阜・片桐選手に肉薄するのがやっと。中央でポストとなった片桐選手からのアシストを受けた染谷選手はトップスピードのままゴール右隅へとボールを蹴り込みます。これにはさすがの守護神・本田選手も全く動けず、痛恨の先制弾にして決定弾を許してしまいました。それでも諦めるにはまだ早い。ロスタイムを入れれば5分はあるでしょう。ここまでくれば後は気迫だ、気迫!しかしながら、根性論だけで勝てるほどサッカーは甘くありませんね。対草津戦初勝利が掛かっている岐阜は、そりゃもう必死ですよ。無情の終笛が夜空に吸い込まれ、草津今季初黒星ゲームの幕切れです。 終わってみればシュート数・草津・5本、岐阜8本ということで、このロースコアも納得です。草津側からすれば中盤でのセカンドボール支配に苦しんだことが攻撃的展開へ持ってゆけなかった最大要因でしょう。反対に岐阜はプレス・マーク・チェイスを労惜しまずに実践したことと、愚直なまでにDF裏へのロングボール・カウンターを繰り返した結実と言えるでしょう。「先制できないと相手の掌で勝負をさせられてしまう」、今日見えた課題はこれに尽きるでしょう。しかしながら、「佐野流アタックフォーメーション(勝手に命名)」については、やろうとしていることが素人目にも見ていても分かるくらいだから、そこはちゃんと出来てきているんだと思います。あとは精度や習熟度の問題なのかな。で、結局そこに穴が出来やすくて、しかも上手に相手に付け入らせてしまうと、今日のような結果になるんじゃあないかと。『勝敗は兵家の常』。敗戦そのものをとやかく言う気はありません。後になって、「あの一戦が…」とか言う風にさえならなければ良いんです(ほんと、それだけはやめてくんなぃ)。ここで勝って大波に乗りたかったけれど、なぁに、波からこぼれただけで、沈んじゃってるわけじゃあないんだし、もう一回次の波に乗ってゆければ良いんですよ。岐阜城から天下を睥睨した信長さんだって、常勝不敗って訳ではなかったんだし(結構負けてます)、これから。うん、これから、これから。【ほーせん@高崎】 |
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| ■■■ 2009年3月29日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第5節 カターレ富山 1−0 ザスパ草津 富山県総合運動公園陸上競技場 3379人 |
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| 初白星献上 |
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| ■■■ 2009年4月4日(土) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第6節 ザスパ草津 2−2 水戸ホーリーホック 正田醤油スタジアム群馬 6144人 |
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負けたくない相手 |
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少し肌寒く、お天道様も顔を見せてくれないような、卯月最初の曇天土曜日。桜花の盛りも花冷えに凍えて少し足踏みをし、ここ前橋では四分五分いいところ七分といった感じでしょうか。この桜と同様、出足は上々だったにも関わらず、ここ2試合ばかりやや「花冷え」の様相の我らがザスパ草津。今日は4連勝中と波に乗る水戸を相手に迎え、新たに昇格した栃木を加えて新装三巴となった北関東ダービー1stレグです。ダービーがどうとかいうよりも、水戸には負けたくないという気持ちは強く持っています。なにより、ここの所の悪い流れを断ち切るためにも、いわんやホームで負ける訳にはいかねぇんだぃね。今日は少年サッカーの県予選開会式も正田スタで行われ、多くの子供達がそのまま試合観戦に臨むようなので、ゆめゆめ彼らの夢を壊す事のないようにお願いすらぃね(一生懸命やる姿が一番心に残るんさね^^)。 さて、今節はここまでスタメン出場していたボランチの一角である櫻田選手が出場停止です。佐野監督の思惑は果たして。気になるスターティングメンバーはこうなりました。GK:1・本田選手、DF:18・小池選手、4・田中選手、15・喜多選手、7・佐田選手、DMF:14・熊林選手、30・松下選手、OMF:10・廣山選手、19・後藤選手、FW:9・高田選手、27・都倉選手、リザーブメンバー・GK:21・常澤選手、DF:17・秋葉選手、MF:2・寺田選手、8・山崎選手、FW:20・玉乃選手。どうやら熊林選手をボランチに下げ、攻撃拠点としての自由度を確保する意図のようです。前線の構成は発表では後藤選手を左SHFにした2トップのようですが、FW登録の選手3名が流動的に入れ替わりつつ展開する事を期待したものでしょう。都倉選手を1トップ・ポストとしたランニングFWによる2シャドーが嵌れば面白い事になるかも知れません。それにしても、本来FWの選手が4人も同じフィールドに居る状況とは、佐野監督面白い事を考えます。面白いといえば、サブのメンバーのポジションも目を引きます。SB職人の寺田選手がMF、ここまでMF登録だった玉乃選手がFWで登録されています。寺田選手はかつてFW登録された事もあるんですが、まああの当時の事は忘れました(アハハ)。ともかく、「攻撃的にいぐんだぜ!」ってメッセージは強く伝わります。草津にリトリートなし。倒れる時は前のめり!佐野さん、漢だぜっ!大音量のラスハルが場内の静寂に染み通り、続く草津節がピッチに現れる選手達の鼓膜と魂を震わせます。勝利するは我にあり!いざ進め! 前半いち早く流れを手繰り寄せたのは草津。目論見通りのサイドアタックがどうやら有効に機能してくれているようで、小池選手は端から高い位置をキープして隙を窺っています。水戸のプレスは序盤からは積極的に仕掛けないプランなのか、草津陣内でボール回しをしている所には飛び込んできません。もっとも、水戸陣内に侵攻するにつれチェックが執拗になるのは、まあ当然の事。あとは如何にこれをいなすかという事なんですが。最初のビッグチャンスは前半5分草津左サイドからの攻撃です。「攻撃参加・命」の左SB・小池選手がドリブルでタッチライン沿いに駆け上がり、相手DFを振り切ってセンタリングをペナルティエリア中央へ蹴り入れます。この中央部では高田選手がやはり水戸DFを背にしながら潰れ役となってブロック、ボールをさらに右サイド方向へスルーさせます。これらによって右サイドから詰めていた都倉選手がフリーとなり、至近距離から的を外さずゴールネットに突き刺さるシュートを蹴り込みます。GOOOOOAL!!! 先制は草津。都倉選手はホーム3戦連続ゴールとなりました。今年の草津浮沈の鍵を握るのではないかと個人的に考えている人物の、この活躍は嬉しいものです。それにつけても、ファーストシュートで先制できるとは幸先良い事。水戸がこのまま引き下がるとは思えないので、緊張感を持って次なる得点を目指しましょう。水戸で怖いのはルーキーイヤーの昨年活躍したFW・荒田選手、今年加入したFW・高崎選手、そして同じく今年加入したベテラン・吉原選手でしょう。とにかく草津としては、速い荒田選手と上手い吉原選手にボールが渡るのを阻止しなければなりません。前半24分、カウンターから草津DFラインを突破した荒田選手がシュートを放ちます。ここはGK本田選手が立ち塞がってセーブします。直後には吉原選手もシュートを撃つなど、なんとか凌いではいますが、なんたる水戸の分厚い攻撃。怖ぇ〜^^;。このプレイからはっきり流れが水戸へ傾きます。そして前半25分、草津サイド、アタッキングサードでの攻防の中から、守備網に開いた隙間を衝く形で水戸・森村選手のミドルシュートがゴールに収まり、同点。白熱のゲームは振り出しへ。ここでしっかり形を整えて攻撃態勢を取り戻したい草津でしたが、得点に勢いづく水戸の攻勢の前に自陣へ押し込まれる苦しい展開が続きます。前半31分には、攻撃参加して上がっていた佐田選手の裏スペースを衝かれ、水戸MF・菊岡選手の突破〜クロスボールを許すと、これに反応した荒田選手にフリーシュートを撃たせてしまいます。何とか防ぎはしましたが、ここ数試合の課題が全く解消できてません。ソンナンジャダメダヨー!カウンターにビビった訳ではないんでしょうが、この後の草津は完全になりを潜め、前線に飛ぶボールはただクリアボールのみという状態が続きます。細かいパスから攻め上がろうにも、大事な所で連携ミスをしてはカウンターを喰らうという悪循環です。前半39分に見られた水戸のロングハイボール処理の場面では、草津CDFはジャンプするものの途中でスルーに切り替えたため、GK本田選手がやや慌ててキャッチングに行くという状況が見られました。これ結構多いんですよ(前半44分にもやってらいね)。危ないんですよ。荒田選手なんて走り出してましたよ。気を付けてくんない。前半42分、ここまで押し込まれていた草津久々の攻撃です。右サイドを駆け上がる佐田選手、相手DFとのマッチアップに逃げずに勝負に打って出ると、見事に突破してセンタリングを上げます。このハイボールを待ち受けていたのはやはりこの人、都倉選手。裂帛の気合いでヘディングを押し込みますが、水戸GKにセーブされました。いや〜、惜しかった。前半はこのまま終了。色々と修正すべき点がありますので、とにかく確認し合いながら後半に臨んで欲しい所です。 今年の水戸はひと味違う、と思わせる後半の入りです。追いついた事で変に浮き足立つ事なく、然りとて慎重になりすぎる事もなく、自分達がすべき事をきちんとしている、そんな印象です。う〜む、水戸さんの勢いはフロックではないなあ。で、後半に入っても状況は急には変わりません。後半12分、水戸サイドが先手を打って選手交代を行います。遠藤選手に替わって要注意人物の高崎選手登場です。後半16分、草津の攻撃は水戸陣内・右コーナー近くのサイド深い所で得たスローインからの場面。ゴール前の混戦から、こぼれ球を拾った田中選手のミドルシュートが放たれます。水戸DFがこのシュートコースに体を投げ出して防ぎます。と、ここまでは良かったんです。DFの体に弾かれたボールはすぐに水戸側に拾われ、そのままドリブルで持ち込まれます。シュートを撃った田中選手の脇を駆け抜けた高崎選手は完全にフリーランニング状態で、トップスピードのまま本田選手と対峙します。高崎選手、ここは的を外さず、なんたる事かまたしてもカウンターに沈む草津ゴールです。要注意人物に逆転弾を蹴り込まれてしまいました。またか?またなのか?またカウンターなのか?怒っていても沈んでいても点は入りません。こうなったら攻めるのみです。後半21分に廣山選手が撃ったシュートはゴールの右に外れはしましたが、劣勢の中で仕切り直しのアクセントを付けるためには重要なプレイです。すると、ちょっとんべぇ息を吹き返した様に見えるから不思議です。いやいや不思議な事はねぇんだぃね。時に気迫は運気を引き寄せる。後半24分、松下選手が自陣から蹴ったのは単なるクリアボールでした。これが水戸陣内中央に落ち、跳ねた所に都倉選手が猛然と肉薄。慌てた水戸DFはヘッドでGKに返そうとしますが、ここで痛恨のミス。ヘディングが中途半端で、ボールはペナルティエリア外に転がり落ちます。都倉選手、この機を逃してなるものかと懸命にスライディングを敢行。対するGKも手を使う訳にはいかず、やはりスライディングで対応すべく走ってきます。こうなると後は競走です。間一髪先に届いたのは都倉選手。チョコンとつま先に当たったボールはGKの脇を抜けてコロコロとゴールマウスへ転がります。何としてもねじ込まんとする都倉選手は、転びそうになりながらも最後までボールを追いかけます。その気迫に押されたか、ボールはそのままゴールイン。GOOOOOAL!!! 拳を握り吼える吼える都倉選手。なんと泥臭い。だが、それがいい!。遂に同点に追いつきました。ゲームは再び振り出しに戻りました。自分達のペースで試合を運んでいながら追いつかれた水戸の動揺は少なくないようで、逆に追いついた勢いそのままにカサに掛からんとする草津との鬩ぎ合いはすっかり五分五分となりました。後半32分、廣山選手を下げて山崎選手を送り込みます。ポジションに変更はなさそうですね。今日はセットプレイを担当する場面がなかったように記憶していますが、何か関係があるんでしょうか。少しばかり気になります。後半34分には、足をつらせてうずくまる都倉選手の姿が見えました。今日は攻守に渡って走りまくりだったからねぇ。後半35分、ワンツーパスから荒田選手が凄いシュートを撃ってきます。守護神・本田選手がセーブしましたが、それにしてもなんと怖い選手か。押されて終わる訳にいかない草津もこの終盤に攻勢をかけます。後半39分、足つりまくりで最早限界の都倉選手に替えて玉乃選手の登場です。高さはありませんがスピードなら自信ありです。これで前線には山崎選手、小池選手、高田選手、後藤選手と、草津の誇るランナー達が揃いましたので、もうやる事は一つです。蹴って蹴って、走って走って。最終盤は気合いとスタミナ勝負です。後半43分、水戸DF裏へのロングボールに反応して駆け込んだ後藤選手。ここは決めてね、決めて下さいね(祈)。ところが涼君、痛恨の空振り…。あ〜、やってしまったか。対する水戸は攻勢で手薄になった草津の懐を狙ったカウンターで対抗してきます。ロスタイムも残り僅かな時間帯にペナルティエリアの少し外側右寄りの所でFKを与えてしまいます。こういった光景もかつてよく見ましたね(大概良くない結末だったいね)。心臓バクバクの局面でしたが、ここは守備陣が踏ん張って良く防いでくれました。そして白熱のシーソーゲームも終了の時間を迎えました。 今日の反省点は明白。その最たるものはカウンター対策でしょう。守備に力点を置いてサイドとボランチを下げてしまうのが簡単なんですが、でもなぁ、それじゃあ今年の特徴である攻撃的サッカーが出来なくなるしなぁ。う〜む、相手に攻める暇を与えさせないほどに攻めて攻めて攻めまくる、って出来れば理想なんですが、そんなんが出来るチームは世界中に幾つあるやら…。攻守において所々に連携ミスが見受けられるのも課題です。攻めている所でボールを失って結局カウンターを喰らうという循環が多発しているので、攻撃の際は中途半端に終わらせず、キッチリ攻め切って一連のプレイを終える事が肝要なのではないかと。まあ、反省会はこの辺にして、今日頑張った選手の事を書きましょうか。僕としては、都倉選手の頑張りに盛大なる賛辞を贈りたいです。2得点で価値あるドローを引き寄せた功績もさる事ながら、足をつらせて走れなくなるまで貪欲にボールを追い求めて駆け回る姿には魂を震わせるものがありましたよ。高田選手といい、後藤選手といい、こうした姿こそが草津の本来あるべきスタイルなんじゃあねぇんかな。そんな泥臭い選手が大好きだ。攻撃の後方拠点として活躍してくれた熊林選手の存在も忘れてはなりません。ボランチとして主に攻撃の際のコントローラーを担い、ゲームを差配していた熊林選手。相手のプレス状況を感じ取って自身の位置取りを変え、引いては裏へのロングボール、寄せてはトリッキーなショートパスと、変幻自在なプレイを披露してくれます。課題は連携だねぇ。期待してますよ熊ちゃん。「この相手に負けたくない」、という気持ちが今日の結果を体現しているのではないでしょうか。内容で勝りながら勝利に至らなかった水戸と、劣勢ながら敗戦に至らなかった草津。こういう試合から色々な事を見出し、吸収して糧にしてゆくのが上位進出を図る上で大事なのではないでしょうか。水戸との初戦は勝点を分け合う痛み分けとなりましたが、試合自体はこれまでのような膠着・停滞した重苦しいものではなく、白熱のシーソーゲームだったと思います。互いのプライドと気迫がガチンコでぶつかり合う好ゲームとして記憶されるでしょう。「今年の水戸は手強い」、そう感じるに足る内容でした。「今年の草津は手強い」、果たして相手にそう思わせる事が出来たか。次回対戦時にはっきりとそう感じさせられるよう、ここからの戦いが重要です。【ほーせん@高崎】 |
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| ■■■ 2009年4月11日(土) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第7節 ヴァンフォーレ甲府 1−0 ザスパ草津 山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場 9541人 |
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不動如山 |
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| ■■■ 2009年4月15日(水) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第8節 ザスパ草津 1−2 コンサドーレ札幌 正田醤油スタジアム群馬 2338人 |
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| 今日こそ勝つ!・・・はずが |
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| ■■■ 2009年4月18日(土) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第9節 愛媛FC 1−3 ザスパ草津 ニンニジアスタジアム 5653人 |
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| 攻撃全開 |
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| ■■■ 2009年4月25日(土) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第10節 ザスパ草津 0−2 東京ヴェルディ 正田醤油スタジアム群馬 2012人 |
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| In the Rainy Day |
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冷たい雨が降り続いています。良い天気が続いていたのに、今日に限って雨が降るんです。数日前からの天気予報で覚悟はしていましたが、実際こうもドッサリと降られると、そして寒いと、大いに滅入ります(ドンヨリ↓)。連休に突入する人もいるのでしょう、風邪を引く危険を冒してまで雨の中サッカー観戦に来る人は、残念ながらまだまだ多くはありません。それでもB-Hの住人達は今日も変わらずここに居ます。僕もそうですが、みんな、実に馬鹿だなあ(嬉)。対戦相手の東京Vのサポさんも結構な人数です(コアゾーンだけでも100〜150人は居るかな)。テンションがとかく下がりがちですが、選手達を鼓舞すべく集結した僕達が(と言うか僕が)、戦前から低調ではいけませんね。頑張ろう俺!さて、今節は事前情報で高卒ルーキーの佐藤穣選手のベンチ入りが伝わっています。叶うことならば良いシチュエーションでの登場を願いたいところです。怪我人続出の中、今節のスターティングメンバーは次の通りです。GK:21・常澤選手、DF:18・小池選手、4・田中選手、26・藤井選手、7・佐田選手、DMF:14・熊林選手、30・松下選手、OMF:6・櫻田選手、8・山崎選手、FW:19・後藤選手、27・都倉選手、リザーブメンバー・GK:22・北選手、DF:23・川原選手、MF:10・廣山選手、25・佐藤選手、FW:20・玉乃選手。ベテラン組が続々と戦線離脱するスクランブル状態の中、出場機会を得た、特に若い選手達の発奮を大いに期待したいし、そうでなくてはこれから先の我らがチームの展望が開けません。対戦相手の東京Vには個人能力の高い選手が多いので気が抜けませんが、その中でもトリプルAクラスの危険人物を上げるとするなら、FWの3人、大黒選手、林選手、レアンドロ選手でしょう。この3人に自由を与えることだけは避けねばなりません。と言うわけで、今日はボランチ2名の負担が相当大きくなりそうですが、勝敗の行方を左右する生門であり鬼門でもあるので、性根を据えて頑張って頂きたいと願います。 敷島の宵闇、雨滴の幕を震わすように東京Vサポーターのコールが始まります。それを打ち消すようにラスハル〜草津節が場内に響き渡ります。止まぬ雨、ピッチに散る両軍の戦士達。笛の音高らかに、試合開始です。 悲劇の幕開きは試合開始の合図から僅か4分後に訪れます。東京側が蹴り込んだロングボールを東京FW・大黒選手と競りながら追っていたDF・藤井選手が、ペナルティエリア内でスリップして転倒。大黒選手はすかさずボールを奪うとゴール前にフリーランニングして来ていたFW・レアンドロ選手へパスを送ります。こうなっては万事休す。東京Vにあっさりと先制点を献上です。「不運」の一言で片付けられる失点ではありません。百歩譲って大黒選手にボールが渡った所までは良しとしましょう。なんでレアンドロ選手がフリーなのよ?東京の3FWはどれも傑物だって分かってるでしょうに。でもまあ、序盤過ぎるくらい序盤でのことなので、草津サイドの態勢が整っていなかったんだと良い方に解釈しつつ、挽回の機が訪れるのを信じて声を嗄らします。ところがどっこいしょの前半9分。今度は東京・左CKからの場面です。キッカー・レアンドロ選手が放ったセンタリングは雨を考慮してのことでしょう、とても速い速度でニアサイドに撃ち込まれます。この速いボールに右足を合わせたのは、やはりこの人、大黒選手です。防ぐ間も与えられずボールはゴールネットへ突き刺さります。かくして開始10分を待たずしていきなり2点を追う展開となりました。凹んでいる場合ではありません。幸いと言うべきか、時間だけはたっぷり80分あります。3点取るだけのスキルだって、今の草津にはあります。出来るかどうかではなくて、やるしかないんです。しかしながら、草津の攻撃は単調の域を出ず、また、ここぞという場面でミスを連発する状態。ポゼッションサッカーは意思疎通が命だよ。連携がズタズタじゃあないか。一方の守備についても失点からの混乱が尾を引いているのか、大黒・林両FWを封じることが出来ません。特に大黒選手、ポジショニングが非常に優れていて、草津DFの網目を容易にかいくぐっては好機を演出します。C大阪の乾・香川選手や広島の佐藤選手を見た時と同じ、『あぁ、手に負えねぇなぁ、こりゃ』的なオーラが見える思いです。また、今日のヴェルディは守備意識が徹底していて、終始破綻を来しません。とにかくプレスが早くて執拗なんです。とりわけ、草津の2ボランチに対してはボールが渡るや否やスルスルと接近して前方への素早いパス展開を封じ、それだけに止まらずしきりに足を出してボールを奪う素振りを頻発します。これが効いて、中盤から前線の都倉選手をターゲットとしたポストプレイは完全に封じられ、しかもボールを奪われそうになるのを防ぐために前を向いてプレイが出来ないという状況に追い込まれてゆきます。生命線を絶たれた感じだぃね。プレスにビビった挙げ句にバックパスをしなかったのだけは評価に値しますが、それも状況に応じてのこと。ここまで高い位置までプレッシャーをかけられてしまっている現状では、むしろCDFを攻撃拠点にしたカウンター戦術を局面打開の方策として一時的にでも使うとか、そんな変化球も織り交ぜないと容易に戦況は好転しないように見えます。いいとこ無しの前半は、青息吐息ながらも2失点で抑えました(抑えたってか)。『80分で3点構想』は、こうして『45分で3点取りたいね構想』へ移行しました。 ハーフタイム明けに山崎選手に替わって廣山選手が登場です。止むを得ないところです。廣山選手投入の効果は開始直後から現れます。後半0分、廣山選手のヒールパスを受け取った小池選手がミドルシュートを放ちます。シュートは左へ外れてゆきましたが、停滞気味の前半の雰囲気を変えるためには良い楔になったかも知れません。時間の経過と共に廣山選手の中盤での存在感が明確になり、後ろに控える2ボランチにも多少のゆとりが生まれてきました。廣山選手は足元にボールがある時にはきっちりタメを作って、SBとFWが相手DF裏への動き出しを狙うための時間を稼いでくれるため、相手守備陣も前線のマークをせざるを得なくなり、結果として櫻田選手や松下選手らへのプレスがやや緩和されます。この少しの時間が攻撃拠点たる2ボランチに次の一手を探すだけの余裕と視野を与えてくれます。相変わらず良いところでのミスが目立ち、決定的な状況を築き出すには至りませんが、前半よりは遙かに状況は好転してきていると思います。この辺りで1点を返すことが出来れば情勢は大きく覆る可能性すらあるんですが、草津は決定的な場面にまで持ち込むことが出来ません。アタッキングサードまでボールを持ち込んでいながら、単騎突破できるドリブラーが居ながら、ここぞ!の場面でショートパスを連発。何故球をこねる!選手達の真意の程はともかく、客席から見える光景はフラストレーションを大きくするものでしかありません。刻一刻と過ぎゆく時間。ジリジリと追い詰められる絶望感。重い、空気が重〜い。そんな可哀想になるくらい酷いシチュエーションの舞台に、Jデビューを果たす若き戦士が登場します。後半17分、櫻田選手に替えて佐藤選手が登場です。ここだけは一際大きな歓声が上がります。後半40分頃から草津の底力を見せんとばかりの怒濤の攻勢が掛けられ、ゴールまで後ほんのちょっとんべぇの所まで漕ぎ着けます。が、東京V守備陣は慌てません。焦る気持ちが強い草津攻撃陣の方が後一歩の所まで来ながら浮き足立ってしまい、東京さんに上手にあしらわれた、そんな感じです。失点時に『80分で3点構想』、後半開始時に『45分で3点取りたいね構想』だったものが、気が付けば『5分で3点て…取れるの?構想(?)』に成り果てていました…。今度こそは天敵たるヴェルディを打ち破るのだ、との希望を打ち砕く、あまりに早い時間での2失点。余りあるはずの時間をほぼ無為に消費した結果、東京Vにまんまと逃げ切られてしまいました。
全く為す術なく敗れ去りました。完敗です。相手がヴェルディだからとか、そんな次元のお話じゃあありません。今日みたいな無策で臨むのであれば、相手がどこであれ、決して勝利は覚束ないでしょう。形に拘りすぎてはいませんか?綺麗にゴールゲットできれば嬉しいし、後の語りぐさにも出来る。でもね、決められもしないのに綺麗にまとめようとする挙げ句にチャンスをフイにし、あまつさえカウンターを喰らって一転大ピンチに陥る。10試合目になるんだし、そろそろこういうのは止めにしようぜ。唯一の収穫、と言ってはなんですが、Jデビューとなった佐藤選手が物怖じすることなく、溌剌と、堂々とプレイしていたのだけは救いです。今は何でも良いから状況を変えてくれるような、触媒となるような、そんなアクセントを付けてくれるエポックが必要です。デビューしたてのルーキーにいきなり重荷を背負わせるようで心苦しい限りですが、これからの活躍を期待せずにはおれません。ガンバレ、超ガンバレ、ミノリ!傲慢にも絶対勝てると思って応援に臨む試合なんて一つもありません。毎試合、絶対勝ってくれると信じて、一点の疑いもなく信じて、無垢に、馬鹿みたいに、信じて、信じて、信じて、信じて、信じるからこそ、僕らサポーターは、それこそ雨が降ろうが、雷鳴轟こうが、凍えるほど寒かろうが、平日だろうが、100km、500km、1,000kmの距離と時間を越えて愛するチームの力となるべく馳せ参ずるんです。お願いです、愛する我らがザスパ草津の皆さん。どうかこの愛すべきお馬鹿さん達の無垢なる想いを無為にしないで下さい。あなた達が必要だと思う限り、僕らはあなた達の応援を決してやめませんから。『信は力なり』。今一度、噛み締めよう。【ほーせん@高崎】 【追記】この試合の開始直前に、メインスタンド側で観戦していた方が救急搬送されましたが、残念ながらお亡くなりになったそうです。荒天にも関わらずスタジアムまで足を運ばれる熱意は、誠にもって敬服に値します。心よりご冥福をお祈り申し上げます。【なっから!ザスパ!!関係者一同】 |
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| ■■■ 2009年4月29日(水・祝) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第11節 徳島ヴォルティス 1−3 ザスパ草津 鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム 3457人 |
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| 自信を取り戻せ |
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| ■■■ 2009年5月2日(土) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第12節 ザスパ草津 0−3 ベガルタ仙台 正田醤油スタジアム群馬 7406人 |
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| 負けに不思議の負けなし |
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ゴールデンウィーク絶賛開催中!な皐月最初の土曜日です。大変良い天気です。暑っちいです^^。春霞に赤城・榛名がうっすら霞んで見える、そんな夕刻の敷島です。僕が敷島入りしたのは16:30頃ですが、メイン入り口前広場(通称噴水前)は既に多くの人でごった返しております。よく見れば黄色(失礼、ゴールドでしたか)のレプユニをお召しの仙台サポさんがたくさんいらっしゃって、寛いだり買い物をしたりしております。ようこそいらっしゃいませ〜♪今日も相当の数のサポさんが遠征に来ているようです。有り難いことです(経営的に)。バックスタンドの定位置に腰掛けて、評判の大村屋のソースカツ丼(「おそば屋さんのソースカツ丼」だぃね)をハグハグうまうま♪と掻き込んでいたところ、17:00を過ぎた頃にB-Hの住人の多くが場外へと出かけてゆきます。恒例のサポミ(サポーターズミーティング)にしては人数が多いなぁ、はて?僕も外へ出てみます。実は、この試合にかける意気込みを示そうと、草津サポーターがバス進入路の両側に並び、人垣(およそ100mほど)と歓声で選手バスの入場から出迎える為だったのです。このバス出迎えですが、我がチーム、ことにここ敷島では珍しくもないセレモニーなんですが、どうやら他のチームではあまりやらないようで(というか全くしないのかな?)、通りかかった仙台サポさんが驚いていました(他サポさんにとっては、バスを囲むのは試合後、しかも良くない状況の時って事なんでしょうね)。盛大に上がるコールと歓声をひとしきり聞いた後、スタンドに戻ってスターティングメンバーを確認するとしましょう。GK:22・北選手、DF:18・小池選手、4・田中選手、26・藤井選手、7・佐田選手、DMF:6・櫻田選手、30・松下選手、OMF:10・廣山選手、14・熊林選手、FW:19・後藤選手、9・高田選手、リザーブメンバー・GK:21・常澤選手、DF:23・川原選手、MF:2・寺田選手、13・佐藤大基選手、FW:20・玉乃選手。今節、チーム得点王の都倉選手が出場停止、替わって負傷明けの高田選手が前節に続いて出場予定、ところが期待のルーキー佐藤穣選手が今度は負傷欠場、と目まぐるしいです。未完の大器・佐藤大基選手はサブスタートですが、せっかくの出場チャンスを大事に、精一杯活かして欲しいところです。さて対戦相手の仙台ですが、今季の特徴は何と言っても堅守、この一言に尽きます。ここまでの失点はリーグ最少の6。草津としては、この堅牢な防壁をこじ開けなくして勝利はあり得ません。今季ここまで練り上げた「佐野流攻撃的ポゼッションサッカー」の真価が試されると言え、ある意味試金石としてうってつけの相手とも言えます。 選手入場が迫り、緊迫した雰囲気が場内を包みます。「\(`Д´ )勝ちは貰った!」との仙台側の挑発コールに対し、「俺達は手強いぞ!( `Д´)/」とやり返します。なんか水戸−山形のコール合戦みてぇだぃね(内容が本家ほど牧歌的でないが)。入場セレモニーまでの刹那の静寂を切り裂くように魂歌・ラスハルが闇夜に響き渡ります。仙台側のアンセムがそれを打ち消すような大合唱で開始されると、草津側も負けじと草津節を重ねてゆきます。大音量の正田スタ、第12幕の開幕です。前半は開始直後から暫くの間、仙台の圧力が勝って草津は自陣へ押し込められます。それでも序盤のラッシュを凌ぎきった辺りから徐々に草津のポゼッションが回復、仙台の守備の甘いところを狙った長短のパスがそれなりに通り出します。ヴェルディ戦との大きな違いは、仙台のプレスが基本的にはボールホルダーに掛けられるということ。前回ホーム戦ではボールの出所であるボランチを執拗に抑えられたのが致命傷となりましたが、今日はそれほどボランチが苦しめられることもないようです。おかげで長短のパスを自在に織り交ぜながらのポゼッションが可能となっています。そして前半17分、ゴール前に殺到した草津攻撃陣が仙台ゴールへとボールを蹴り込みます(高田選手だったいね)。歓喜に湧いた一瞬でしたが、オフサイド判定で幻と消えます。なぁに、もう一遍蹴り込んでやればいいですよ。今日はやれそうな気がします。前半29には松下選手のドライブの掛かった素晴らしいミドルショットがゴール目指して撃ち込まれましたが、相手GKの好セーブに阻まれました。などなど、得点の匂い漂う前半でしたが、結局匂いだけで食べることは出来ませんでした。後半は是非とも腹一杯喰わせてくんなぃ! 後半も前半とほぼ同様の戦況で序盤は推移します。こうした試合の状況を大きく変えるのは、往々にしてセットプレイだったりします。まさにその通り。後半5分、仙台・梁選手が蹴った右CKにエリゼウ選手が綺麗に頭を合わせて仙台に先制点が入ります。多い。実に多いよね、セットプレイからの失点。この失点を境に草津のポゼッションに綻びが目立つようになります。焦ってるのかなぁ。仙台のプレスは相変わらずそれ程きつくないんですが、どうにも相手バイタルエリア内での連携ミスが頻発します。セカンドボールも仙台側に渡る場面が多いし、何かちぐはぐな印象を受けます。草津は状況の打開策として、後半21分に突貫ドリブラーの玉乃選手を投入します(out→後藤選手)。しかし状況は容易には変えがたく、なかなか仙台ゴールへと迫れません。そんな中、後半24分に途中出場のマルセロ ソアレス選手の華麗なドリブルから2点目を奪われてしまいます。( ´゚Д゚)/ナニヤッテンダヨー! 確かに、今季の仙台は(今季も、かな)速い。特にカウンターだけを狙ってやってる訳ではないにも関わらず、自陣でセカンドボールを獲得してからの攻め上がりがドエライ迅速。おかげで、前掛かっている草津は攻め込む仙台攻撃陣を背後から追走することしばしばな訳です。このままでは終われない草津は、後半30分に佐藤大基選手を投入(out→櫻田選手)、攻勢に打って出ます。この辺りからは仙台が守備を意識し始めたのと草津の攻撃意識が高まったのが相まって、草津側やや優勢っぽい攻撃が見られるようになります。しかし、さすがは最少失点を誇る仙台守備陣、鉄壁です。完全に前のめりになっていた草津の足元を掬うのは、ある意味必然で容易だったかも知れません。後半43分、またしてもマルセロ ソアレス選手にダメ押しの3点目を奪われます。それでも諦めることなく相手ゴールを目指して攻め上がる草津の選手達。せめて1点、せめて明日のための一矢を。祈る気持ちは、しかし届かず、無情のホイッスルが鳴らされ、試合は終わりました。今季のスタイルは基本、「攻撃的」ということで、相手より1点多く取って勝つ事を目指しています(いや、目指しているというか、そうなっています)。それで、と言う訳ではないんでしょうが、無失点で収まったことがありません。これについては、GK・DFがどうとか言うのではなくて、ある程度止むを得ないというか、ぶっちゃけ「覚悟の突貫」っぽい事情と理解しています。であるならば、目指すはやはり相手を上回る得点、と言うことになりますね。もっと端的に言うならば、点が取れれば、まあ負けない。でも、点が取れないと、まあまず勝てない(引き分けすらあり得ない)。そう言うことでしょう。3点目の失点、僕はあれを前向きに評価したいと思います。2点差を付けられ、残り時間も僅か。ここから3点を取って逆転することはおろか、同点に追いつくのだって疑わしい、というのが本心。それでも彼らは1点を取りにゆきました。それはそれは前掛かって攻めました。その結果、カウンターパンチがテンプルを打ち抜いて目覚めることなくマットに沈んだとしても、ファイティングスピリッツだけは失われていなかったんだよってことは伝わりました。 そうした事などを全て踏まえた上で、今日の試合を一言で言うならば、『ガッカリ』です。誤解の無いように書いておきますが、決して選手やそのプレイ、ベンチワーク、戦術やポリシー、サポーターの応援等について失望した訳ではありません。じゃあ、なにがガッカリなのか、と言うと、これだけ知恵と技を絞って頑張っても、やっぱり仙台(それからヴェルディ)には敵わないのか、という事実が僕を大いに凹ませます。初めて対戦した頃の仙台と草津では、それは大きな戦力差があって、勝つどころか引き分けに持ってゆくのだって至難の業でしたが、ここ2年ほどは及ばずながらも敵わない相手ではないという実感を持てるだけに成長したと思っていました。ですが、理由はなんであれ、ただの一度も勝つことができていないというのは偶然でも何でもない、歴然とした事実、そう事実なんです。『勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし』とは東北楽天・野村監督の座右の銘として有名ですが(原典は肥前平戸の殿様にして剣豪・松浦静山の言葉)、勝負事の核心を衝く名言です。よくよく突き詰めて顧みてゆけば、これまで如何に戦い、如何なるミスをし、如何に敗れ去ってきたのかについて分かると思います。これは歴史です。変えようのない過去です。今日の試合で試行錯誤したものの、結局「good」となるtryは得られず、山のようなerrorが築かれました。そしてこれら今日の「try and error」もまた歴史になってゆきます。歴史は、それ自体何も語りません。単なる事実の集まりでしかないのですから。そこから何かを得たいと思いactionを起こして初めてその歴史から何かを得ることが出来る、そんな風に思います。忘れ去りたい、風化させきって砂塵に帰したい、そんな仙台との対戦史ではありますが、明日の栄光を求めるならば、黒ずんだ血の痕さえも直視して糧にしてゆかねばならないんです。『失敗は成功の母』と彼の偉人も言っています。まずやってみる。通用すれば良し、ダメならどこがダメなのかが見えてくるはず。そこまで判れば、後は修正点を繰り返し矯正して精度を上げてゆく。これがあるべき『try and error』の手法です。翻って今日の草津。tryする姿勢は終始変わらず、それを貫き通してくれたことについては大いに評価したいと思います。もう後は自分達の信念をブレる事無く保持しつつ、それを極限まで高めてゆく以外にないんじゃあないかな(あれもこれもが一番イケナイ)。全てにおいて仙台が凌駕していた、とは思いません。それでも勝てない何かがあるのだとしても、草津はそれをすら乗り越えてゆかねばならない。その先にのみ、目指す高みがあるはずだから。そして、近い将来、必ず、勝とう。【ほーせん@高崎】 |
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| ■■■ 2009年5月5日(火・祝) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第13節 サガン鳥栖 4−2 ザスパ草津 ベストアメニティスタジアム 5106人 |
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| あの男が敵に |
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JRで鳥栖駅に向かい、ホームに降りるとベストアメニティスタジアムは至近距離。しかも目の前には、選手バスを待っているザスパのサポーターたちの様子が手にとるようにわかる。このまま線路をまたいでいけばそのままアウェイ側の入り口へ直行できそうな、そんな近い距離に最寄り駅の鳥栖駅とスタジアムは存在している。しかし肝心の鳥栖駅の改札口は、スタジアムが見えた方の反対側にしかないので、そこを出て、右手にある歩道橋を渡って(しかも鳥栖駅は分岐点となる駅なので線路の数が多く距離がある)一度サガン鳥栖ホーム側の入り口近くに行き、さらにそこから南側に1分ほど歩いてアウェイ側に行くことになる。やっとの思いで先程のバス待ち現場に着いたときには、バスもサポーター達の姿もなくすでにスタジアムの中に入っていた・・。もう少し早く行けばよかったかも。そんなことはもう仕方ないので早速アウェイゴール裏に入る。それにしても、どうも鳥栖駅についてからずっと胃が痛い。それもそのはず、今回は昨年ザスパでなくてはならない存在として活躍した「左足の奇跡」と呼ばれたあの選手が待つサガン鳥栖との戦いになるのだから・・。昨年植木GMからも確実にザスパの選手リストに残るといわれたはずの島田裕介の電撃移籍のニュースが届いたあの日、大半のザスパサポーターが悲しみに暮れたあの思い出が今でも蘇る。そしてその後、2009年シーズンを迎えるに当たり各クラブの新チーム体制が決まりザスパ草津の選手リストからは島田の名前は消え、その代わりにサガン鳥栖の選手リストに、紺色でなくサガンブルーのユニフォームに身をつつんだ島田が加わった。シマ、君にはサガンブルーは似合わない。今日は2009ザスパの底力を見せて、鳥栖に移籍したことを後悔させるくらいのプレーを見せてやりたい。 そう思いながらスタジアムに入り、荷物を置いてスタジアム内をぐるりと見渡す。ベアスタのコンコースはほとんど緩衝がなく、ホームゴール裏のコンコースまで行くこともできる。なのでこの機会にホームのバックスタンド近くまで行って見る。コンコース沿いのサガン鳥栖グッズを販売するグッズショップには、すでに10番のタオルマフラーが売られ、バックスタンド席2階の上には島田裕介のダンマクまで掲げられていた。空を見上げるとよく晴れているし、暑いのでスタグルメにあったアイスクリームを買ったくらい。この日はこどもの日であったせいか、ゴール裏までやってきてくれたバーバパパにも癒され、こんなにいい天気だし今日はきっと勝つはずだ、悪い予感のかけらもないさ・・と近日天に召されたロックミュージシャンの歌詞が頭に浮かんだほど今日は勝利を確信していたが、その晴れた空も、試合時間が近づくにつれ、徐々に曇っていくのだった・・。ピッチアップに現れた島田。当たり前だがサガン鳥栖の選手と一緒に現れた。思わずザスパの選手より優先して見てしまう。ソックスを膝まで上げるスタイルはザスパの時と一緒なのですぐわかった。しかしソックスの色はやっぱりサガンブルー。そうこうしている中、選手紹介が行われた。サガン鳥栖の選手たちの紹介のシーンでは、それぞれのプレーの動画が大型モニター(フルカラー)で再生される。そして10番島田の紹介が始まったとたん、ゴール裏には20人くらいしかいなかったにもかかわらず、選手紹介の内容が全く聞こえないくらい大ブーイングが起こった。すまない、これが島田に対する手荒いザスパサポーターの愛情表現なのだ。そんな島田はザスパの選手のところにやってきて時々楽しそうに話をしているのが見えた。何をお話していたのだろうか、ちょっと気になる。 そして試合が始まった。メンバーはGK北、DF小池、喜多、川原、佐田。MF櫻田、松下、後藤、廣山。FW高田、都倉。控えには常澤、寺田、佐藤大基、秋葉、玉乃。後藤選手はどうやら累積出場停止となった熊林選手の代わりに入るらしい。特にメンバーの中で期待が高まるのが川原選手。どうやら彼にとってはこれがJリーグデビュー戦になるらしい。対戦相手が島田のチームというのがプレッシャーかもしれないが、これは気迫でのりきって欲しい!すでに1分で佐田のファールで鳥栖にチャンスが訪れフリーキックの場面に。そこに現れたのは・・サガンブルーのユニフォームに身をつつんだシマ!彼はもうザスパの頼れるキッカーではなく、ザスパの宿敵であるという実感が急にわいてくる。これはクリアしたものの、再びコーナーキックに。そしてコーナーキックを蹴るのもまだ島田・・・(汗)久々に彼のキッカー姿がこんなに近くで見れるのは嬉しいが、自分のチーム相手というのはとてもきつい・・。今日だけは活躍しないでくれ・・そんなザスパサポの悶々たる思いを背にして、クールに与えられた仕事を淡々とこなす。そこがさすが島田だ・・。 そんな中、鳥栖のテンポの早いパス回しに翻弄されて、10分に早々の失点・・もう失点!?決めたのは鳥栖のルーキー・竹岡選手によるものだったらしい。完全に振り回されているザスパ選手。過ぎた事とは仕方ないので次で取り返してくれ!と思ったら2分後に鳥栖の廣瀬選手がスキをついて2点目の失点!何故?どうして?こんなに短期間に点を取られるとは・・早くも焦りがつのる。でもまだ12分。なんとかしてあとの80分で取り返せ!!この後、惜しすぎるシュートはいくつかあったのだけど決めきれていない。苛立ちがじりじりと募る。その後も危ないシーン続出。どうにかならないのか・・鳥栖選手の方が圧倒的に攻めているしパスも上手いわと思っていたが、またしても・・高橋選手にあっさりと決められ、これで前半ですでに3失点。どうやら今度こそ島田が起点のシュートだったらしく、仕返しされてしまった・・。ここまでやられてしまうとさすがにサポーター全員が苛立ち殺気立つ。そんな中、向こうのゴールで起こったのでよく見えなかったが競り合っている間にぶつかったらしく、都倉選手がいつのまにか試合から外れて向こうのゴール裏で休んでいる・・しかし試合は続いており、都倉選手は途中で戻ってきた。しかしよく見るとその頭にはなにか白いものが巻かれている。もしかして包帯か?その後激しい競り合いが続出するも果敢に立ち向かい多くのチャンスを作る都倉選手。本当に大丈夫だろうか・・(大汗)そして3-0で前半惨敗したまま終了。この時点では正直島田の事は忘れていた。やはり昨年のヒーローである島田よりも、ザスパの今のヒーローである都倉選手のケガの方が心配だ。気がつけば試合前はあんなに晴れていた空も、ハーフタイムには灰色のどんよりした雲に覆われ、不吉な予感を漂わせていた。 後半に入った。都倉選手はどうやら後半も包帯を巻いたまま出場するらしい。頭はもちろん、アゴ部分もケガしたのか厳重にしっかりテープが巻かれているのでとても痛々しい・・。とにかくなんとか1点でも追加点を入れたい!しかし競り合っている間、またしても鳥栖のルーキー池田選手にスキをつかれ、1対1になったわずかな間を決めてゴールを決められた!そして気がつけば4-0・・。スタジアムDJのゴールコールにしばし凍りつき、蓄積した怒りをどこにぶつければいいかわからなくなるサポーター達。何が悪いのだ?どこが足りないのだ?頭の中では自問自答が繰り返される。今回の試合にもはや光はないのか??しかしそんな中2分後に神が現れた。頭に包帯を巻いた都倉選手が突進し、相手DFがぴったりマークについているにも構わず、左足1本で見事に決めてGOOOOOAL!!!ゴールもそこまで近くない状況にも関わらず、コンディションも万全でないにも関わらず、こんな状態でよくぞ決めた!サポーター達は歓喜よりはむしろ4失点無得点の重圧から解放されて、喜びにわくよりもほっとした表情だ。思えば都倉選手が昨年ベアスタで初めて出場した試合は記念すべき初ゴールが決まった試合だったが、半年後にはここまでの活躍を見せているのだから、彼の成長のスピードは尋常ではない!ようやくこちらのペースに持ち込めた中、櫻田選手は玉乃選手、佐田選手は寺田選手に交代。74分には、高田選手がシュートするかのように見えてヒールで後ろに流したのを横から走ってきた後藤選手が受け止め、落ち着いてGOOOOOAL!!! 涼くん!大事な2点目を決めてくれてありがとう!これで4-2に追いつけて、完全ではないが、大分楽になったような気がする。ゴールは都倉選手、後藤選手と決まったのだから、あとは元祖ザスパのエースFW・高田保則選手のゴールで大逆転を期待できるかも!!普段レギュラーとして出る機会があまりない玉乃選手や川原選手も頑張って守っている、追加点が決まるまでもう少しだ! しかし81分に、そんな期待を大きく覆す出来事が起こった。サッカーの神様は今日の空模様と同じくらい気まぐれだ。ゴールを決めることに懸命になりすぎたのか、鳥栖の渡邊選手と競り合った際に股間に後頭部をぶつけられた高田選手が、カッとなって渡邊選手を蹴り上げてしまったのだ!!高田選手の「乱暴な行為」に鳥栖選手もこぞって抗議におしかけ現場は大混乱に。ヤス、落ち着いて!!血の気がひく思いで何度叫んだかわからない。結局高田選手は審判から一発レッドを食らってしまった。なんていうことだ・・・ゴールどころか退場なんて!高田選手は納得いかない様子でその場を去り、モニターに映し出された選手リストからは高田保則の名前は消えてしまった。そしてその悲劇を演出するかのような突然の雨が降ってきた。試合前はあんなに晴れていたのに・・。仕方ない、今いる10人で底力を見せて追加点を奪い取るしかない!鳥栖選手も徐々に疲れがみえはじめ、有利に持っていけるように見えたがやはり1人抜けた穴は大きく、10人となった10分間に大きなチャンスは訪れず・・。一度は2点で追いつき勝てる可能性を見せてくれたが結局4-2で敗退した。 試合後、多くの選手たちが下を向いてサポーター達の前にやってきた中で、都倉選手は血まみれになったユニフォームを着たまま、うつむかずに現れた。一時期はケガ交替と思われた中力ずくで奪った1点は大きかったし、ゴールを決めるために90分間命をかけて闘った都倉選手の精神力の強さを改めて実感した。一方初出場の川原選手は悔しそうな表情を浮かべていたが、この特殊な状況でよく90分堪えたし、再三のピンチもよくしのいでいたと思う。後でザスパーク組の仲間に聞いた話だと島田は試合後ザスパ側のサポーターに向かって挨拶していたとか。シマ、ありがとう!今回はコテンパンにやられてしまったけど、これからの試合ではもっとお手柔らかにね!!といってもクールな彼のこと、絶対手加減なんてしないだろうけど・・。なのでそんな彼の力に余裕で圧勝できるくらい、これからはもっと強くならないとね。【さねやん@東京】 |
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| ■■■ 2009年5月9日(土) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第14節 ザスパ草津 2−4 セレッソ大阪 正田醤油スタジアム群馬 4028人 |
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| 若き俊英 |
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数日にわたる雨天から一転、やや霞がかってはいるものの、陽光降り注ぐ五月晴れに利根川を渡る風の心地良いこと。うむ、気持ちの良い昼下がりです。麗らかな春の一日、どうかこのまま居心地良く夕暮れを迎えさせて貰いたいな、と河川敷の緑地に寝そべりながら思います。このままでは眠っちまいそうなんで、喧噪のスタジアムへ向かいます。ビールやかき氷がよく売れてらぃね。僕はいつも通りワゴンにて揚げパン(シナモン)、自販機でスポーツドリンクを購入して、B-H定位置へ。スタンドは風が通るものの、西に傾き始めたお天道様の直射を受けて暑いこと。1時間以上もじっとしていたらこんがり焼けてしまいそうなので、少しばかりお散歩へ。チューリップ〜桜もすっかり姿を消した今の季節、園内には深いピンク色(明るい紫色かな?)のツツジがいっぱい咲いています。もう少しするとバラの季節ですが、何よりこの時期は、新緑の淡い黄緑色の葉から零れる柔らかい陽射しが美しく、心落ち着かせてくれます。サカラグ前の沿道でのんびりとそんな風情に浸っていると、ピンク色(失礼、桜色でしたか)のラッピングバスが見えてきました。そしてセレッソサポさん達のお出迎えコール(前回他サポさんはやらないのかな?と書きましたが、やるところもあるようですね)。相手がどこであろうと必勝を望むサポーターの心は変わらないというところでしょう。春日にすっかり緩んだ気持ちが一気に引き締まりましたよ。さあ、スタンドへ戻ろう。そう言えば先ほどメイン側テントでサイン会をしていた2名の選手を見かけましたが、あれ?熊ちゃん?→どうやら負傷欠場のようですが…。気になるスターティングメンバーを確認しましょうか。GK:22・北選手、DF:18・小池選手、4・田中選手、26・藤井選手、7・佐田選手、DMF:6・櫻田選手、30・松下選手、OMF:10・廣山選手、8・山崎選手、FW:19・後藤選手、27・都倉選手、リザーブメンバー・GK:21・常澤選手、DF:15・喜多選手、24・三澤選手、MF:13・佐藤(大)選手、FW:20・玉乃選手。うーむ、攻撃の核となる熊林選手、攻守の貢献度高い高田選手の不在は、はっきり言って痛手です。しかし、泣き言を言っても始まらないので、ここはもう出場メンバーに頑張って貰いましょう。特にサブメンバーの三澤・佐藤両選手には若さ溢れるプレイが期待されます。さて、対戦相手のC大阪ですが、いや、もうね、特徴とか、ストロングポイントとか、マークすべき危険人物とか、多すぎて書ききれません(´・ω・`)。簡単に書くならば、「No.7〜9は特にアブナイ」。No.7:乾選手、No.8:香川選手、No.9:カイオ選手ですが、とにかく彼らに自由を与えてはいけません。ダメです。終わります。終〜了〜のお知らせです。とは言うものの、現在の草津の攻撃スタイルを貫くのであれば、多少の犠牲は覚悟せねばならないかも知れません。斯くなる上は、足を止めての殴り合い上等!で、とにかくたくさん点を取りましょう。1点を守りきる戦いは草津の辞書には書かれていないのでぃす(いや、いいとは思いませんが仕方ありません)。 「Never Stop, Never Giveup」の断幕を掲げる大阪。「Ever Onward」を旗頭にする草津。緑深くなったピッチに両軍の選手達が散り、激戦の幕が開きます。 大阪は前線からのプレスを積極的に仕掛ける戦い方はしてきません。相手陣内にボールがあるうちはある程度自由にさせておいて、自陣に侵入されてから受けて立つ構えです。それでいて防衛網はコンパクトに保たれているので、DFの裏を取るにしても、強行突破するにしても容易に穴を見出せません。それならば、という攻撃が前半4分の草津・左サイドからのアタックです。ハーフエリアから松下選手の蹴り込んだロングフィードは左サイドの小池選手へ綺麗に渡り、小池選手、そのままユルユルとドリブルで中央へ切り込んできます。この距離は安全圏と踏んだか、大阪DFの寄せも甘くなっていました。これを見て取った小池選手、ゴールマウスに延びる花道を見逃さず、豪快にミドルシュートを放ちます。抑えの効いた弾道のシュートは、横跳びで伸ばされるGKの手を越え、勢い良くゴールネットを揺らします。GOOOOOAL!!! おお、先制、先制!押してダメなら何とやら。切り込めないなら中・長距離からだぃね。これは今日のいい手本になるかも。幸先良し。しかし油断大敵。前半8分、香川選手の中央突破を止めることが出来ず、草津守備陣はズルズル後退。ペナルティエリア深くに侵攻したところでフォローに入った乾選手へ横パスが通されると、あっさり同点弾を蹴り込まれてしまいます。ドリブルしているどこかの段階で、強くはっきりと寄せる・当たるなり、スライディングするなりしていればここまで簡単に突破されることはなかったろうに、守備の中途半端さが悔やまれます。でもまだ同点。頑張ろう。しかし、ついていない時はこんなもんです。前半18分、GK・北選手から組み立てのためのスローパスを受けた田中選手が、あろうことか自陣ペナルティエリア至近で転倒。寄せていた香川選手にボールを奪われると、またしても横パスから今度はカイオ選手に蹴り込まれてしまいます。な、な、なんたる…(絶句)。ここで引き下がっては男が廃る。前半25分、大阪DFの裏へ通したパスを、右サイドを駆け上がった後藤選手が受け取ると、そのままランニングしシュートを放ちます。これはゴール右上のポストを直撃し、残念ながらゴールとはなりませんでしたが、鉄壁に見えた大阪といえども狙い所はあることの証左となりました。ともかく撃つべし!そんな上がる気運に自ら水を差したのが、終了間際の前半43分、大阪・右CKからの場面です。羽田選手に綺麗なヘディングをねじ込まれ、あろうことかの3失点。ばっ、おまっ、…(絶句2)。そして前半終了。今日は点は取れそうだ。あと1,2点ならなんとかなりそうだ。うん、1,2点なら。その間に1点でもやらなければね…。まだまだ沈まない夕日に目を眇めて色々思います。まだだ。まだまだ沈まんよ。 そして後半開始。状況は変わらず、概ね拮抗していると言えるでしょう。って、拮抗してたんじゃダメなんだぃね。攻めてはいるんですよ、草津も。しかし、大阪が上手いのもあるし、肝心なところで草津がミスることもあって、相手ゴールを脅かすような場面はなかなかやって来ません。そんな時思い出されるのは先制点の場面。ミドル撃とうぜ!そう思っていた後半14分、草津の誇る長距離砲・松下選手が、結構遠くはありましたが力の乗った低い弾道のシュートをお見舞いします。枠を捉えてはいましたが、キーパーのセービングエリア内なので止められてしまうかな、と思いました。このシュートを相手GKはやや体勢を崩しながら押さえに来ましたが、キャッチ出来ずにハンブル、ボールは前方へ転がります。これに目の色変えたのは草津の狂犬・都倉選手。転がるボールに猛然と突進すると、GKが触るよりも前にゴールマウスへと蹴り込み、2点目ゲット!GOOOOOAL!!! やれる!まだまだやれるよ、俺達は!俄然盛り上がる草津サポ。1点差となったことで戦術判断が難しくなったのは大阪方です。ここまでの良い流れを作っている陣容を崩してでも守勢に入るのか、はたまたトドメとなる追加点を狙うために攻勢に出るのか。この時点で草津の戦術ははっきりしています。軸足を大きく大阪側に踏み出し、重心もそちらに傾けています。おかげでポゼッションが改善されたばかりか本来の持ち味であるパスネットワークも機能してきています。ここで押し切れれば同点はおろか逆転だって不可能ではない、そんな雰囲気がありました。そんな圧力差から、大阪側は思惑の外ながら守備型へ様相を変えつつあります。前掛かってんなぁ、縦に延びすぎに見えるなぁ、とは思いました。そして後半26分です。そんな前掛かっている草津DFのパッカリ開いた裏側スペースへ1本のパスが通ると、これに香川選手が反応。草津DFは全く張り付くことが出来ずにとうとう4点目を献上してしまいました。諸刃の剣なのは分かっているんです。点を取りに行かねばならんのです。それにしても痛い…。こうなったらガッツンガッツン火の出るような攻撃を繰り返すだけなんだぃね。攻撃態勢整備のため、後半32分に山崎選手OUT→玉乃選手IN、後半38分に櫻田選手OUT→佐藤選手INと選手交代を行います。大阪は2点差となったことで明らかに落ち着きを取り戻し、完全な守勢へ移行。一方の草津は、先のカウンターの事もあるので全力攻撃になりきらず(どこか少し後ろ足に荷重を残している感じが捨てきれません)、やや迫力に欠けます。それでも後半45分には都倉選手の惜しいヘディングシュートやロスタイムの玉乃選手のシュートなど、決して最後まで諦めない姿勢を貫いて闘ってくれました。主審の笛が吹かれ激戦に幕が下ろされると、茜色の夕空に桜色の歓声だけが染み込んでゆきます。 終わってみれば、やはりと言うべきか、大阪の誇る若き俊英・乾選手と香川選手の活躍ばかりが目立つ試合となってしまいました。次代の日本代表の中核を担うことになるであろうこの両名が連動するC大阪というチーム、今季J2戦線の優勝候補最右翼と言えます。だからと言ってむざむざ敗れ去るほどに我がチームは情けなくはないはずでした。良く戦いはしましたが、この敗戦は結局ほぼ自滅。どれだけ得点力を高めていっても、こういう戦い方(というか守り方)をしていたのでは、この先が見えてしまうと言うもの。改善が求められます。残念ながら大阪の3人は、やはり止められませんでした。前回(昨年ホーム最終戦)よりは得点が奪えただけましですが、守備に関しては全く進歩がありません。何より気掛かりなのは、開幕から今14節まで、失点形態がほぼ同じ(セットプレイ、ミスからのカウンター等)と言うことで、これはもう単なる偶然とかいうお話ではなく、もっと根源的で体質的なものと言えます。下手をうつと、死に至る病になるかも知れません。そして厄介なことに『特効薬』もありません。と言うか、あるにはありますが、うちには『特効薬』を買うだけのお金が…ゴニョゴニョ…(それは言わない約束だよお父っつぁん)。と・に・か・く、リトリートを忌むのであれば、それ相応の戦略・戦術を考案し、身に付けるよりないんです。ポリシーを貫くのはかくも難しいことなんです。草津サポーターの身である僕達にとっても試練の時と言えます。チームの内情(特に懐具合)をよく知る僕らからは、今日の明日に成果を示せ、なんてとても言えません。「愛することは信じること」、なんてどこかで聞いたようなフレーズですが、今の僕にはこれが心の支えです。チームが耐えねばならない時は、僕らも一緒に泥水啜って堪え忍ぶ覚悟が必要なんさね。 さてさて、あまりに活躍が鮮烈なため、大阪の若い2選手のことばかりを書きましたが、草津にだって有望な若駒が居ます。まずは今季の活躍著しい都倉選手。昨シーズンは中途加入(しかもレンタル)だったこともあって全く芽が出ず、随分酷評されていましたが、チームが低迷する中にあって得点ランキング上位をキープするなど、元からあった潜在能力を滾る闘争本能で大きく開花させた感があります。今日の試合でも、頭部裂傷の傷が癒えていないにも関わらず、接触プレイも厭わない渾身のプレイは見ていて心熱くなるものがありました。そして、ここまでなりを潜めている後藤選手ですが、昨季の活躍を考えれば、このままで終わろうはずがありません。最年少の佐藤穣選手を始め、三澤選手、佐藤大基選手、小池選手、藤井選手、川原選手、常澤選手など24歳以下の若者達はいずれも優れた資質を持っていると思います。彼らの多くが、いずれは草津の中心選手となってくれることを期待して止みませんし、楽しみでもあります。そして、彼らの活躍は必ずや草津を良い方向へ導いてくれるものと確信しております。励め!若人!【ほーせん@高崎】 |
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| ■■■ 2009年5月17日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第15節 湘南ベルマーレ 1−1 ザスパ草津 平塚競技場 5350人 |
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貴重な勝ち点 |
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「今日の試合、ヤスは?ヤスは出ないの?」「多分ケガなんだろうな・・あ〜あ」平塚駅からシャトルバスに乗って試合会場に向かっていたら、すぐ後ろの席からこんな声が聞こえてきましたた。そこには紺黄ではなく、青緑のタオルマフラーを巻いた湘南のサポーターが話しておられたのです。出場していない理由を教えたいところをぐっとこらえて、そのまま耳をそばだてていたら「懐かしいねえ、あのときの横浜FC戦では湘南のユニフォーム着て皆のところにやってきてくれたんだよなあ・・」と、ザスパに来る前に戦力外になったときの有名なエピソードが彼らの口からリアルに語られ始め、思わずドキリ。さすが湘南戦、「高田保則ダービー」です。しかしながら肝心の主役である高田選手は前々回の試合である鳥栖戦で退場処分となり、この試合を含め3試合連続の出場停止になってしまったため、主役がいないまま、ダービーの火蓋は切られることとなったのです。それにしてもすごい風で吹き飛ばされそうな勢いです。雨もちらほら降ってきて、サッカー日和とはほぼ遠い天気。話に聞くと、平塚でのアウェイ戦はいつも雨だと聞きます。昨年の8月の平塚アウェイ戦もゲリラ豪雨と雷が鳴るほどの悪天候で、その中で大量失点し4-0と差をつけられた苦い思い出がよぎります。なので、今回はその分も取り返しにいきたいところ!その前に、腹が減ってはいくさができぬと、会場の屋台で「釜揚げしらす丼」を食べましたが、店内の居心地のよさにうっかり時間を忘れ、気がつけばピッチアップ直前に。いそいでご飯をかきこみアウェイ席へGo!着いたころにはすでにサポーターズミーティングが始まったところで、このところなかなか勝てない試合が続き重い空気が流れていた中、そんなもやもやを吹き飛ばすような元気なコールが聞こえてきました。ピッチアップのときも選手の名前だけでなく、山岸コーチや鳥居塚コーチ等スタッフのコールも巻き起こります。選手だけでなくスタッフ、そしてサポーターが一丸となって闘っている、そんな実感を呼び起こしてくれました。 今回のスタメンは、GK北、DF佐田、藤井、田中、小池。MF廣山、松下、櫻田、熊林。FW後藤、都倉。交替は常澤、秋葉、佐藤穣、山崎、玉乃。前回ケガしたといわれる熊林選手が前回のスタメン山崎選手と入れ替わったようです。競技場を取り囲んでいる木々がざわざわと風に揺れ、激戦を予感させています。じっくりとパス回しを行うザスパの選手。しかしながら簡単に湘南側に拾われ、セットプレーのチャンスを与えてしまいます。これは運よく外れて助かりました(ほっ)とにかくピッチは雨に濡れ滑りやすくなおかつ天候は強風という困難なコンディションの中、選手たちはひたすら走ります。都倉選手には湘南のDFジャーンがしっかりと横についていて、攻撃の隙をほとんど与えません。 クマが左サイドからクロスを入れこれを都倉選手がゴール近くに飛び込みヘッドでゴールに持ち込みますが、残念!湘南の村松選手の守備もあり外れてしまいます。しかし試合開始から進んで飛び込んでいく姿勢がいい感じ。それがきっかけでコーナーキックとなり、キッカーの廣山選手から渡ったボールを熊林選手がゴール近くに蹴ったところ、それがゴール前にいた湘南のトゥットにあたり、そのこぼれ球を我らが後藤涼が拾って、落ち着いてゴール前に向き直り、右足でゴールマウスに突き刺しGOOOOOAL!!! 首位湘南相手に貴重な1点を獲得した瞬間、アウェイ席はおおいに沸きました!!湘南ディフェンス陣をものともしない活躍、涼くんすごい!しかもその2回のチャンス両方に絡んでいる熊林選手も素晴らしい! そして3本めのコーナーキックが訪れて都倉選手がヘッドで決めようとするも、これは湘南のゴールキーパー野澤選手のファインセーブに阻まれ得点ならず。惜しい!しかしそれにもくじけず今度はミドルでゴールを狙う!これも惜しくも外れましたが次は野澤選手に激しくプレッシャーをかけたり都倉選手はひたすら果敢に戦います。しかし湘南も負けてはおらずアジエル、トゥットのブラジル人コンビが得点に絡むべく揺さぶりをかけてきますが、ザスパの守備陣はしっかり粘って隙を与えません。これでお互いのボールがどちらへ転んでもおかしくない展開になりました。たとえアジエルやトゥットがボールを奪ってドリブル突破しようとするときも守備陣ががっちり守り、すぐに攻撃のスイッチを入れ相手ゴールへのドリブルに切りかわるすばやい展開が見られました。佐田選手の豪快なミドルもあり、なかなか互角に戦えている気がする。ひょっとしたら早いうち追加点も狙えるかも!?しかしながら過去3試合の結果がよぎり、どうか失点しないでくれ・・と心の中で祈るくせがやっぱり抜けません。そうしているうちに26分、ジャーンの蹴ったボールを湘南山口選手がキープし、選手同士で競り合っているうちに山口選手がフェイント気味に蹴ったボールを湘南中村選手にしっかり決められ失点・・これでドローに。あ〜あ(-_-)なんだか「お前とれよ」「いやお前だよ」「えーひょっとして俺?」と全員がもたもたしているうちに「ほら〜だからお前とれって言ったろうが!」といった感じで意思の疎通がなっていない中隙を狙われたって感じ。でもやってしまったことは仕方ないので次追加点を入れて取り返そう!それにしてもハイテンポで面白い展開。チームで常に競り合っていていつどちらに転ぶかわからない。たとえて言えばチーム単位で卓球をやっているようなそんな感じ(爆)チーム同士の攻撃の切り替わりが非常にすばやい試合でした。廣山選手の折り返しキックやミドルシュート、松下選手のロングシュートなど惜しい瞬間もたくさんありました。湘南選手のシュートも北選手や田中選手が体を張って守り抜き、この勢いのたえることのないまま前半が終了しました。 後半始まって少しすると、またアウェイ席の後ろの木々が強風でざわざわと激しく揺れ、その葉の揺れる音に思わず後ろを振り返ってしまうザスパサポーター続出。木々はまるで私達に「勝負はこれからだぜ、これから!」とプレッシャーをかけているよう。まさしくアウェイの洗礼・・(?)試合の方は佐田選手のクロスからまたしても都倉選手が素敵なヘッドを決めようとしますがこれは野澤選手にうまく止められてゴールならず。惜しい!!その後も幾度もチャンスが訪れ奮闘しますが、なかなか決まらず。廣山選手も惜しいシュートがあったのですがこれも相手に阻まれうまくいかず。そしてそんな中湘南のハプニングを藤井選手がうまくとらえ足を振り切り、「決まった!!」と思いきや、紙一重のところで反れがっかり(涙)最大のチャンスだったたけにあれが決まっていればなあ・・。その後、幾度と訪れるチャンスも残念ながら流れ、逆に湘南のコーナーキックに。そのピンチも都倉選手のクリアがあり、その次も枠外に外れてくれたため助かりました。風も吹いていることから、シュートも狙った箇所に流れていかず、お互いのキーパーがゴールキックに慎重になります。う〜ん・・風はアウェイのみならず双方のチームをもてあそんでいるのか?ゴールキック前のボールも風で所定位置からずれてしまい、北選手はキックを何度もやり直すはめに。遅延行為でカードもらうのではとヒヤヒヤ・・(汗) この後も双方のセットプレーが一体何度やっているんだと思うくらい交互に訪れますが、お互いに決めることができません。湘南のボールはどれもうまい具合に外れたり、バーにあたったり、北選手の好セーブに救われ助かりました。とはいえザスパ側のチャンスもあともうちょい・・というところで決めきれなかったりセーブされたりハラハラドキドキな展開に。これは湘南の選手が交代しロスタイムに突入しても試合終了の笛が鳴るまでずっと続いていました。特にロスタイムでの湘南田原選手のシュートはかなり素晴らしい具合にバーに当たってバウンドして反れてくれました。平塚バーナイスセーブ!(違うか)そして粘った結果、お互い1-1のドローで終了しました。このところベガルタ仙台戦から3試合中11点の大量失点で応援する気持ちが折れかけていたところ、選手たちの精一杯の力をもって獲得した勝ち点1。決して3にはならなかったけど、しかも首位独走中の湘南ベルマーレから奪えたからこそ、久々の勝ち点への喜びはひとしおです。私たちはもちろんチームコールと拍手を送りました。久々にとてもいい雰囲気で選手たちを迎えることができ感無量。都倉選手はプレゼントを投げてくれたサポーターに笑顔で手をふり挨拶をしていました。やっと長いトンネルから抜け出て少しだけ明るい日差しをあびることができたザスパ戦士たち。これからこの結果は必ず次につなげたい!今回アウェイだったため歌えなかった草津節を次回はホームで皆で早く歌いたい!次回の試合へ希望を抱きながら、久々に家への足取りが軽く感じた一日でした。【さねやん@東京】 |
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| ■■■ 2009年5月20日(水) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第16節 ザスパ草津 0−1 栃木SC 正田醤油スタジアム群馬 4094人 |
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| 悲しきダービー |
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2004年6月6日、JFL前期第12節、足利市陸上競技場。ザスパ草津はオールアマチュアの栃木SCに残り5分で怒涛の反撃を受け、0-3から一気に3-3のドローに持ち込まれた。試合終了後、落胆・脱力のあまり立ち上がることもできなかった、今も心に残るトラウマ「足利の悪夢」・・・あれから、はや5年の月日が流れたで。今日の一戦は北関東ダービーではなく、あえて「両毛ダービー」と呼ばせてもらうで。あの試合を知っているメンバーは両チーム共にほんのちっとんべになり、両チームのサポでもはぁあの試合のことなんか知らねぇ人も多ぃんだんべ。その後、草津は昇格したJ2で4年の間ずっと辛酸を舐め続け、栃木はJFLで紆余曲折があったものの奮闘し遂にJ2に昇格。双方激動の時を経て、J2の舞台で再び合間見えることになったぃね。実はこの「なっから!ザスパ!!」が本格的に始まったんは、あの日、足利であの「悪夢」を目の当たりにしたからだぃね。なんで、なっから!のメンバーは、栃木SCとの両毛ダービーは思い入れが深くって、まさに「節目」の一戦なんだぃね。時は流れて、その後5年の間に、当時スタジアムで一緒に応援してた同志の何人かは様々な事情で残念ながらスタジアムを去っていったけんど、残党のオレたちは新たな同志を加えながら、郷土・群馬のチームの躍進を信じて、応援し続け今日に至ってる。 もともとは共に「毛野国」だったんが、千年余前に上毛野国と下毛野国に別れ、上野(上州)と下野(野州)になり、廃藩置県で群馬と栃木になった。(東毛3郡(邑楽・新田・山田)は明治初頭の一時期「橡木(とちぎ)県」に属していたこともある) そう、栃木とは一国を分かち合い、首都からほぼ等距離にあり、同じような面積、人口、交通網をもつ隣県、まさにすべてにおいて北関東の永遠のライバル、地理的・歴史的にもダービーの相手たるにふさわしいやぃね。オレは正直県境を接してねぇ水戸(茨城)にはダービーの意識はなかったんだけんど、栃木だけは別だぃね。営業的なお飾りのダービーじゃなく、J's GOALやU字工事(笑)に煽られるまでもなく、Jの舞台で「真のダービー」たる相手を得たで。ダービーとは自分たちのアイデンティティとプライドを懸けた戦いだんべ!?栃木だけには絶対負けたくねぇやぃね!(栃木の人たちも群馬だけには負けたくねぇぞ!ごめんね、ごめんね〜!と思ってると信じている) スタジアムはいつになく張り詰めた雰囲気が覆ってた。栃木SCとのダービーとゆうことで久しぶりにスタジアムに現れた同志の姿があった。この一戦を再び観ずして先日急逝したリエゾン時代からずっとザスパを応援してた同志の遺影があった。JFL時代にスタジアムに翻っていた「熱湯くさつ」や「飛弾」の大旗が振られてた。あの足利での一戦を経験した選手はザスパに、はぁ4人しか残ってねぇんだけんど、その4名、北、佐田がスタメンに、寺田、山崎がサブにいる。きっとあの日の屈辱を思い出してやってくれるだんべ。メインスポンサー様の冠マッチとゆうことで平日にもかかわらず多くの観衆が詰め掛けてた。栃木からも数はそんなに多くはねぇが精鋭サポが集っているようだぃね。彼らの歌う「栃木県民の歌」を、大声量の「草津節」がかき消して、試合は始まった。が、オレたちが目にしたのは、ダービーとは名ばかりの余りにもお粗末なプレーの連続だった。ディフェンスのチェックが甘かった栃木の選手のループ気味のクロスが、サイドポストにこつんと当たった時から嫌な予感はした。守れぬディフェンス、繰り返されるパスミス、消極的なバックパス、シュートを躊躇しての横パス、枠に飛ばねぇシュート、練習じゃねぇん?と思うような最終ラインでのパス交換、素人目に見ても明らかにパフォーマンスが悪りぃ選手を交代させねぇ理解不能な采配、頑ななまでの一辺倒な戦術・・・方や決して巧くはねぇが、ダービー征圧のため一枚岩となった相手。パスミスからボールを奪われ、ゴールに突き刺さった鮮やかなミドルシュート(試合後、決めたのは栃木生まれのFWと知った)で目が覚めるかと思いきや、一向に改善されることのねぇ、その覇気。ロスタイム4分が示されても土俵際に追い詰められても決して諦めなかった、あの足利の栃木SCのアマチュア選手たちのような気迫は微塵も感じられなかった。 試合後の、飛び交う怒号、やるせない悲鳴、幾重のブーイングは凄まじいもんがあった。オレも腹の底からブーイングをした。負けて悔しいとゆうより、情けなかった。ただただ悲しかった。今日は今までで一番悲しい試合だ。これがダービーとは、笑止千万。5年間待ってた試合がこれなんか?Jリーグ4年のこれまでを自ら否定するような無様な敗戦。連戦の疲れもあったかもしんねぇが、プロである以上、目の前の結果だけが全てだ。これはまさしく再びの悪夢。ただ前回の悪夢は栃木SCの連中の粘りと執念がもたらしたもんだが、今回の悪夢の原因は違う。栃木だけには負けられねぇとゆう群馬県人の思いと、監督や選手達のこの一戦への思いのベクトルは完全に「ねじれの位置」にあったんじゃねぇか。それにこんな大不況の時にクラブを支えてくれてるメインスポンサー様の前で、こんな無様な試合たぁ申し訳ねぇんじゃねぇんか?まだまだザスパ草津は未だ群馬県のクラブにはなりえてねんじゃねぇんか?フロントも、選手も、監督も、サポーターも、スポンサー様も同じベクトルを持ってなきゃ、J1なんて夢のまた夢だんべ?選手メンバーがオール群馬人でねぇ以上(今は群馬出身者は4人しかいねぇし)、みんながみんな群馬県人と同じ気持ちになってくれとゆっても無理なことはわかってる。「足利の悪夢」なんてJFL時代のことじゃねぇかとゆわれるのもわかってる。愛郷心を振りかざしたり、昔ばかりを懐かしんで、それらにべぇ拘泥してちゃ前へは進めねぇかもしんねぇ。だけんど、まっと地元に密着するために、今のザスパの監督や選手達には、先人が築いてきた群馬の歴史や文化や、かつての選手達が一生懸命築いてきたクラブの歴史をまっとまっと感じてプレーしてほしいと思う。この敗戦を契機にザスパ草津が真の郷土・群馬のクラブになることを心から願っている。【すずき@東毛】 |
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| ■■■ 2009年5月24日(日) ■■■ J.LEAGUE DIVISION 2 第17節 ファジアーノ岡山 0−3 ザスパ草津 岡山県陸上競技場 桃太郎スタジアム 3447人 |
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| 屈辱の後に |
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第1クール終了 6勝2分9敗 勝点20 得失点差-4 11位 開幕3連勝で絶好のスタートを切るものの 徐々に失速・・・ ホームで勝利は遠く・・・そして栃木とのダービーでの屈辱的敗戦・・・ 直面した理想と現実の乖離・・・ 第2クールはいかに? |

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