

| ■■■ 第87回 天皇杯 (2007) ■■■ |
2007 天皇杯 4回戦で敗退 |
| 今年も天皇杯でのザスパの活躍を 「まっと!なっから!ザスパ!!」としてレポートしていぐで! |
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■■■ 2007年10月7日(日) ■■■ 3回戦ザスパ草津 0−0 (PK 5-4) アローズ北陸 (富山県代表) 群馬県立敷島公園県営陸上競技場 2056人 |
| 結果以上に大切な何か |
試合後のスタンドから、大ブーイングが起こった。私も初めてザスパの選手に対してブーイングをした。それはJFLのチームにPK戦まで持ち込まれたから、などという理由からではない。結果以上に大切な何かを、このチームが失ってしまったのが悔しかったからだ。思うに、この日のザスパは戦う勇気を、そして(考えたくないことだが)相手への敬意を欠いていた。常に全力でボールを追い、試合終了と同時にその場で倒れ込むところまで走り続け、それでやっと勝利を奪い取れる、そんなザスパが繰り広げた相手を見下したようなプレーに、初めてこのチームへの幻滅感を覚えた。 この日、ボールを持ったザスパ攻撃陣がアローズ選手にあっという間に取り囲まれ、単騎孤立しボールを奪われるシーンが何度繰り返されたことだろう。そして逆に、アローズの11番と17番と20番がザスパ陣内に斬り込んでいったシーンを何度見せつけられたことだろう。これらアローズ選手の身を賭したプレーの代償は、延長前半終了間際にアローズ選手2人の足が同時に攣る、といった形で現れる。しかしそれにもかかわらず、足を引きずりながらピッチに戻っていく11番(その段階で彼の交代枠が残っていなかったのも事実だが)の姿に、敵味方を超えた感動を覚えずにはいられなかった。 延長前半開始時、アローズの円陣から気迫溢れる鬨の声が上がっていた。サッカーではあまり使わない表現だとは思うが、今思い出してもあれは鬨の声だったとおもう。かつて杜の都で、円陣を組んだ9人のザスパ戦士の身体から湯気が上がる感動的なシーンを国営放送が捉えたが、この日の敷島にもそれに近い光景があった。それはこの試合に掛ける想いが発露した、本当に熱い、そして美しさすら感じさせる光景であった。そんなアローズ相手にザスパは全力を尽くしたか?仮にも上位リーグに所属するチームとして、相手方に敗れて悔いなしと思わせるプレーを見せたか?今シーズン限りでアローズ北陸というチームが無くなるクラブにPK負けというこれ以上ない残酷な結果を突き付けるに値する、対戦相手であったか? 中盤に陣取った選手がボールを要求する。ボールの供給先を探していた最終ラインの選手は、ようやく見つかったパスの受け手にボールを配球する。しかしそのボールは、すぐさまバックパスで最終ラインまで戻ってくる。もちろんアローズの布陣がドン引きに近く、ザスパ最終ライン以外の全選手に強烈なプレッシャーが掛かっていたことは事実だ(そして数的不利なザスパ選手が、常にマンツーマン以上の厳しいマークを受けていたのもまた、事実だ)。しかし、そこにチャレンジする気持ちがあったか?相手守備陣をこじ開けるためにトライする気持ちがあったか?どこかに他力本願な気持ちはなかったか?前線の選手がボールを受ける。そのままドリブルで相手陣内に攻め込んでいく。アローズ選手がタックルでボールを奪いに来る。そのタックルが足に入り、ネイビーのユニフォームがバタッと倒れる。審判の笛が鳴る。良い位置でのフリーキックだ、そう思うサポーターの目に、提示されるイエローカードが映る。そしてアローズボールでプレーが再開される。なんのことはない。シミュレーションを取られていたのだ。こんなことは考えたくはないが、レフェリーに甘える気持ちはなかったか?楽してプレーする気持ちはなかったか? やはり思う。勝利は大切だが、されど勝利よりも大切なものもある。それは情熱だったり、枯れない気持ちだったり、ワンプレーを大切にする想いだったり、つまりは今日のザスパが敗れてもなお、明日もまたこのチームを応援しようと思わせてくれるザスパの魂の部分、なのだ。そういったものを欠いたまま120分を過ごし、いかに崖っぷちで踏みとどまり逆転でPK戦を制したところで、残ったのは空虚な想いだけであった。 最後に。アローズ北陸、貴チームは決して負けてはいない。トーナメント戦である以上、常に2チームのうち1チームを脱落させなくてはならない。その次戦進出者決定戦がPKで行われ、それにザスパが勝っただけであり、こんな丁半博打のようなものの結果で、アローズ北陸の120分の戦いが色褪せるものでは決してない。最後のPKを外し泣き崩れる選手を見ながら、この試合が今後のアローズにとって意義深い試合になってくれるといい、とおもった。そして、この対戦相手の涙から何かを感じて、ザスパがもう一度甦ってくれるといい、と切に祈った。【昴⊂上州】 |
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■■■ 2007年11月4日(日) ■■■ 4回戦名古屋グランパスエイト(J1) 3−1 ザスパ草津 瑞穂陸上競技場 3522人 |
| 力の差はあれど |
3回戦はアローズ北陸に薄氷の勝利。4回戦の相手は名古屋グランパスエイト(J1)。もちろん初の対戦。日本代表のGK楢崎、ジーコジャパンの立役者だったMF藤田、ワールドカップであのブラジルから得点を奪ったFW玉田、そして「無回転FK」を放つU-23日本代表MF本田圭佑などなど、テレビでもお馴染みの豊富なタレント揃い。今季はJ1中位といえど、こんな日本代表級メンバーのチームから勝利を奪えるんなら、こりゃまさにジャイアントキリングとゆえるだんべ。オレもセガレと一緒にこの一戦を新幹線日帰り観戦することにしたぃね。暗いうちに家を出て、高崎駅から新幹線へ。早朝の高崎にはザスパグッズを携えた同志の方々もちらほら。名古屋到着の後、せわしなく名古屋城を観光したあと、地下鉄に乗って瑞穂競技場へ。東西に2つの地下鉄駅のあるアクセスの良いスタジアム。メインスタンドは立派な大きな屋根が覆ってらぃね。アウェイ側自由席を目指すと、ゴール裏は断幕が張られてて、草津サポはバックスタンド寄りに集結。その数ざっと2百人余といったとこかね?オレは50人ぐれぇは集まるんじゃねぇかと思ってたけんど、いい意味で裏切られたぃね。みんなザスパが好きなんだねぇ。声出しすっと、メインスタンドの屋根に反響するんだか人数以上に大きく聞こえるんさ。ゴール裏よりピッチも観易しぃし、ここに陣を張って正解だぃね。名古屋サポもみるみるうちに集結して、いつの間にかゴール裏は真っ赤に。声のそろった応援はさすがJ1だぃね。オレたちも負けてらんねぇで。でも名古屋では天皇杯の人気はねぇんだか、ザスパは完全安牌と思われてるんだか、メインスタンド、バックスタンドはガラガラだったぃね。 今日のザスパのスタメンは4バック、おそらく3ボランチの専守防衛の布陣。前は2トップ+鳥居塚が前のほうで流動的な役回りってとこかぃね。4バックは右SBはいつもの佐田に代わって喜多。控えはJ1とやるっつーことで、いつもの5人じゃなくって7人。ちょっと得したような気分(笑)対する名古屋は、藤田も玉田もベンチスタート。長身FWのヨンセンはなっからでっけぇし脚長ぇし、あの本田圭佑はスタメンだし、何よりゴールマウスを守るのは、あの楢崎だしねぇ。オレたちの守護神・本田の古巣へのリベンジ、そして職人・植木監督の作戦やいかに?草津節が秋晴れの瑞穂陸上に響いて試合開始・・・・が、しかしすぐに圧倒的に名古屋ペース。ザスパは自陣で守りを固めてラインが低くなってるせいかもしんねぇが、名古屋に一方的に押し込まれ、波状攻撃を食らう。日本代表クラスがいなくっても、とにかくスピードが断然違わぃね。プレスもなっからきちぃし、パスミスをしようもんなら、さっと奪われ、あっという間にゴール前まで襲いかかられちまうし、サイド攻撃もどちらのサイドからもおーか鋭く切り込まれ、ハンパじゃねぇやぃね。寺田も喜多もいいように翻弄されてたぃね。しかもルーズボール、セカンドボールを拾うのもほとんど名古屋。もうその実力差は歴然。ザスパは防戦一方、自陣に釘付け。それでもどうにかこうにか凌いでたんだけんど・・・・前半15分、名古屋左サイドからのクロス、いったんクリアするも、吉村に遠めからポーンと放り込まれあえなく失点、1-0。 その後も一方的に押し込まれる展開。27分 ボールを奪った鳥居塚から右サイドの松下へ素早い展開。その松下のクロスを高田が頭で合わせたんだけんど、これは楢崎の正面。ザスパのやっとの反撃だったぃね。33分、パスを受けたヨンセン、前に出たGK本田の頭の上を越えるループシュート・・・しかしクロスバーに当たって難を逃れたぃね。34分、ザスパはゴール前のFKのチャンスを得るが得点ならず。前半終了間際、ザスパはCKを立て続けに4本連続で得たけんど、1点を奪うことはできずに前半終了。良くぞ一失点で済んだぃね。カウンターでもなんでも早く同点に追いついて、名古屋を慌てさせてぇところだぃね。後半開始。またも名古屋に支配された時間帯が続く。後半9分に名古屋はあの藤田を投入、2点目を狙いにきたみてぇだ。後半11分、交錯したカレカがピッチに倒れちまった。担架でピッチの外に運び出されたけんど、全然動けねぇ。担架に乗せられたまんま、無念の交代。カレカ大丈夫きゃ?カレカに代わり、マチャを投入。14分、ヨンセンのシュートは本田がブロック。15分ザスパは左からのFKを得て、これを鳥居塚が頭であわせるんだけんど、楢崎に難なくキャッチされちまう。皆、ここまでのヘッドは正面べぇで、百戦錬磨の楢崎をちっとも脅かせてねぇな。21分、名古屋はあの玉田を投入。その直後、吉村の右サイドからのクロスを本田がはじくも、このこぼれ球をDFがクリアでぎねぇで、逆に詰めて来た吉田に押し込まれて痛恨の2点目。おーか厳しい2点のビハインド。そのわずか2分後、23分には、本田圭の放った左CKを田中が頭で大きくクリアしたんだけんど、これをまたも吉村がダイレクトでボレーミドルシュート!弾丸のような勢いのボールが、左サイドバーを直撃しながらザスパゴールに吸い込まれたんさ。いやぁこりゃ敵ながら天晴れのまっさか美しいシュートだったぃね。思わず「すげー」って感嘆の声を出しちまったぃね。日本代表クラスじゃなくってもどいつこいつもみんなすげぇじゃねぇきゃ。これで致命的な3-0。 更に25分、今度は玉田がシュートを放つ、が、これはサイドバーを直撃して難を逃れたぃね。このまま虐殺モード突入なん?・・・と思いが脳裏をよぎる。ここでザスパは喜多を下げて、松浦投入。もはやザスパは攻撃あるのみだぃね。28分、左サイドを突破し中に切り込もうとしたマチャを止めようとした名古屋の反則で左コーナーちっと手前からザスパのFK。松下からのボールは、代わったばかりの韋駄天・松浦が、なんと頭で合わせてゴール左隅に。これはさすがの楢崎も止められなかったぃね!GOOOOOAL!!! ついに待望の1点を奪ったぃね。スタンドは歓喜爆発!さぁまだ時間はあるで。攻めろ!ザスパ!! 1点を奪って、俄然動きが良くなったザスパ。3-1となり、名古屋が守勢に転じたせいか、ザスパはやっとボールを回せる攻撃がでぎるようになってきたぃね。一転して名古屋陣内に激しく攻め込む。34分には秋葉に代わって、佐藤大基投入。更に攻撃モード。37分、佐藤が頭であわせ折り返したボールを、大基がシュートを放つも楢崎正面。40分、ヨンセンのシュートを本田が身を挺して止め追加点を阻む。そして41分、フリーの大基がペナルティエリアのちっと外、正面から強烈なシュートを見舞うも、惜しくもバーの上。押せ押せの時間帯は続く。アルウィンの再現なるか?しかしゴールは奪えねぇまんま、残りロスタイムは2分・・・最後まで奮戦したものの、このまま試合終了、3-1。ジャイアントキリングの野望は露と消えたぃね。名古屋は「さすがJ1」という感じで、正直、スピードもテクニックも1枚も2枚も上手だったと思うんさね。まぁその実力差にもめげず、最後の最後まで戦う姿勢を見せてくれたし、特に試合終了前の15分間は、まっさか見所が多くってドキドキしたぃね。観戦したサポからはブーイングもなく「よくやった!」と拍手が送られたぃね。今年も4回戦で無念の敗退となったけんど、今日の経験を今後の戦いに生かしてほしいやぃね。 帰りは新幹線の新型車両N700系に乗れ、高崎まで3時間弱で到着。近けぇような遠いような名古屋。またいつの日か、今度はぜひJ1の舞台で。【すずき@東毛】 |
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アローズの気迫の前に薄氷の勝利 そして、力の差を痛感した名古屋戦・・・・ 来年こそはより高いところへ・・・! |

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「週間JFLニュース」 あつし 様
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