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旋風を巻き起こした第84回天皇杯 |
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| ■■■ 第84回 天皇杯 ■■■ | ||||
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■■■ 2004年9月26日(日) ■■■ 2回戦石川県金沢市金沢市民サッカー場 1103人 ザスパ草津 6−0 松任FC(石川県代表) 『進者往生極楽 退者無間地獄』 |
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季節柄、運動会が花盛りで、週末ともなれば子供達はもとより、親御さんも一緒になって空模様に気を揉んだりします。そんな秋・長月の週末25日、雨が降りそうな、なんとかもちそうなきわめて怪しい天候のなか、『なっから特務機動部隊』(部隊といっても私と友人Kの2名なのですが)は、一路暗雲沸き立つ北陸路を西へ西へ。高岡市に出張中の友人Rのアパートに一夜の宿を借り、翌日3人揃いの支度でいざ金沢!
ザスパ草津、2回目の天皇杯初戦です。昨年のアレは、まあ、もういいでしょ。ともあれ、何をやっても注目される昨今のザスパ、初戦で負けるわけにはいきません。今年は昨年と違い、JFL枠での出場ということで、第2回戦からの登場となりました。対戦相手は地元石川県の代表・松任FC
。強豪を薙ぎ倒しての天皇杯初出場で、昇竜の勢いそのままにザスパ打倒を目論みます。
我らがザスパ草津、先週アウェー・七ヶ浜にてJFL後期後半戦に向かって幸先良い勝利を得たばかりと、ちょっこし波に乗る気配です。この試合は、JFL戦の良い流れを切らず、繋げる意味からも良い内容が求められるのではないかと思います。今年に限っては、昇格が懸かるJFLリーグ戦が最優先です。でもでも、痩せても涸れてもザスパサポーター。自軍が負けるところなんて1戦とて見たくはないものです。まぁ、怪我しないように、怪我をもらわないように用心して戦ってくんなぃ。 温泉マークの旗印の大旗を振るい、スタンドで勇名を馳せる、ねこさん。今回も気合い十分です。JFLホリコシ戦以来の「温泉刈り」ヘッドでスタンドの話題を独占状態。地元女子中学生が群がり、携帯メール撮影会の開催です(ご本人曰く、顔は撮さねんかい!)。また、どこの局か分からないですが、滅法接近して録画してました(笑)。ねこさんの捨て身のパフォーマンス(失礼!)に松任FCサポーターさん達も度肝を抜かれた感じでしたが、あちらさんも応援に熱が入ってましたよ。何ていうか、一体感があって、しかも下卑た感じがしない。いいなぁ、ああいう雰囲気。今日は敵味方として相対しますが、北信越リーグから上を目指して頑張って欲しいものです。そうそう、サポーターの話で忘れそうになりましたが、ここは越前、一向宗の国でもあります。一向宗といえば一向一揆。ありました。墨痕鮮やかな筵旗…ではなく、現代風の美しいブルーの幟旗に記された『進者往生極楽 退者無間地獄』の文字。こりゃ、インパクトあるわぁ!(こちらの「おやじ断幕」に負けてないやぃね)。 普段とは異なり、メインポールにJFAの旗がはためく中、選手がウォーミングアップのため登場。サポーターへの挨拶の後、アップ開始となります。皆頑張ってよ〜!。事前情報でキャプテン鳥居塚選手をはじめ、佐田選手、堺選手、高須選手らが欠場とのこと。加えて期待の新星マルキーニョスの登録申請が間に合わず、やはり欠場。なんとも不安材料てんこ盛りですなぁ…。腕を組み練習を見つめる植木監督、その胸中の秘策やいかに。さて選手入場。本日はアウェーのため白いユニフォームです。新ロゴ入りの紺のユニフォームは来週の長野までおあずけです。両チームサポーターの声援が交差する中、キックオフ!。序盤いきなり相手ゴール前に攻め込み、おっ、いきなり先制か?と思える上々の立ち上がりです。前半のザスパ、中盤を支配し、右サイド・依田,左サイド寺田両選手から供給されるパスを受け、中央トップ下に起用された岩本選手と山口選手が前線に放り込むという攻撃を見せます。前半25分頃までは何度か決定的なシーンを迎えるも、相手GKの好セーブもあって、なかなかゴールを割れません。優勢に立ちながら得点できない。幾度と無く見られ、そしてその都度良くない結果に至る轍です。前半22分には相手FKがゴール正面に弾道鋭く迫ります。この時は、草津の守護神・GK小島選手のナイスパンチングで事なきを得ましたが、こういう状況が何度か訪れた後の不意の失点が致命傷になることを、我々は知っています。だから自然と応援にも熱が入ります。 そうした想いが通じたか、前半29分、相手陣内に入った所でFKを得、小川選手が左サイド深くに走り込む山口選手へスルーパスを送ります。山口選手、これをすかさずゴール前へセンタリング。ゴール右からジャンプ一番吉本選手がヘディングシュートを放つ!が、これは惜しくも右ポストを直撃します。ところが跳ね返った球に猛然と突進する影、一つあり。このゲーム右サイドハーフに配された依田選手です。吉本選手の遙か後方からゴール前に突進した依田選手、ポストから返るボールを左足でミート!球は吉本選手のヘディングに対応し、そこまでとなっていたGKの背後に突き刺さりました。(■:約2.6M)この試合の流れを掴む一撃でした。前半はこの後、岩本選手のミドルシュートや山口選手のシュート,吉本選手のヘディング、はたまた相手カウンターからのループシュートやミドルショット(いずれも小島選手がナイスキャッチ)など多くの見せ場が訪れるものの、両チームとも得点には至りませんでした。先制点を取ることができて、ひと心地つきました。さあ、後半に期待です。期待といえば「あの選手」の登場機会ですが、さてどうなるでしょうね。間もなく後半開始です。 幕開きは突然でした。キックオフから間もない後半開始直後、センター付近のルーズボールを吉本選手が前線へフィード。この時高く上がるルーズボールの行方を注意深く見ていたのが佐藤選手です。佐藤選手、2人残った相手DFの中央を突破し、GKと1対1の状況を作り出すと、GKの位置を見極め、右足をコントロールしてシュート!この状況で外す選手ではありません。こうして待望の2点目(■:約1.4M)はあっけなくもたらされました。一度火が点くと止まらないのが我らがザスパ。さあ、ザスパ劇場の始まりですよ〜♪ 佐藤選手のマッスルシュートの興奮冷めやらぬ後半3分、今度は左CKからです。山口選手が蹴り込むボールの行方には、ニアサイドに岩本・吉本の2選手、ファーサイドに籾谷・小田島・佐藤の3選手が陣取ります。落下してくるボールにファーサイドの3選手が殺到。このうち相手DF4人の誰よりも高く飛翔した「草津の壁」小田島選手がその高いポテンシャルを遺憾なく発揮し、3点目となるヘディングシュートを決めます!(■:約1.7M)おだじ、スカイ・ハイ! 次行くぞ〜♪後半21分、本日目覚ましい働きをした岩本選手に替えて、同じくトップ下に小久保選手を投入した直後でした。右CKを山口選手がセンターゴール前へ入れる→籾谷選手がヘディング一閃!しかし相手GK反応良く弾き返す→こぼれ球を佐藤選手が右に位置取る山口選手へ流す→山口選手、再びセンタリングを入れるが、相手DFがヘッドで左へ弾く→セカンドボールを今度は小田島選手が三たびのセンタリング→これを籾谷選手が右側から頭でマイナスのボールを返す→相手DFが小さくクリア→クリアボールを山口選手が巧みにトラップし、四度目のセンタリングを入れる→これに反応した小田島選手、得意のヘッドでゴール中央へ戻す→このセットボールに籾谷選手と吉本選手が同時に反応→最終的には吉本選手が状態を反らしながらも頭で合わせ4点目のゴーーーーーーール!(■:約3.9M) ふ〜!よくぞ入れたり。しかし吉本選手、こういう展開になると得点の臭いを振り撒きますねぇ。 その予感的中。後半24分、今度は佐藤選手に替えて宮川選手を投入した直後です。左CKの場面で山口選手からセンタリングが上がる→相手DFに弾かれたボールをファーサイドで張っていた籾谷選手がキープ→籾谷選手、ペナルティエリア外の小久保選手へ一端戻し→小久保選手、ノートラップでチョンと軽いセンタリングをゴール前に投入→このセンタリングをゴール前の小田島選手が宮川選手ともつれながらも頭でセンターへ→小田島選手の上げたボールに嗅覚鋭くゴール前に張る吉本選手、ジャンプの頂点で体が伸びきったところでボールを頭に合わせ、そのまま体を畳み込むようにしてボールを斜め下方に叩きつけます。吉本選手の頭から放たれたボールは、相手GKのかざす両手の間を素早く通り抜け、背後のネットへと突き刺さります!(■:約2.1M)ハットリ君の二つ名は伊達ではなーい!ここでハットでも取ろうもんなら、もはや伝説だいね♪ 本日のザスパ劇場のトリは、仕事きっちり宮川大輔。後半から交代出場の宮川選手、後半27分に漢を魅せます。左サイドライン沿いの寺田選手からセンターへ絶妙なスルーパス一閃!→吉本選手と並んでタイミング良く相手DFの裏へ走り込んだ宮川選手、スルーパスにドンピシャの反応を見せ、ノートラップのまま右足を振り抜きシュートを放つ!(■:約2.0M)この6点目が本日締めの一撃となりました。前半の鬱憤を晴らして余りある後半のゴールラッシュに、サポーターのテンションは今や頂点↑です。 そして、本日のザスパ劇場には特別編が用意されていました。ここまでザスパのゴールマウスを守り抜いてきた我らが守護神・GK小島選手に替わって、後半30分、「草津のビッグユニット」・GK北選手の登場です!北選手は、ご存じの通りご当地石川県の出身です。故郷に錦を飾るデビューです。北選手、一際沸き立つ歓声を受け、秘密兵器にふさわしい働きっぷりです。結局終了の笛が鳴るまでゴールを許すことはありませんでした。なんとも頼もしい新・守護神降臨の瞬間ではないですか。今日の試合、相手DFに最終ラインを上手くコントロールされてオフサイドを連発するなど、突っつけば幾らかの問題点はありましたが、それもハーフタイムにキッチリ修正できたようですし、相変わらずバツグンな破壊力を見せつけてくれたし、なんと言っても無失点で終えたのがゴキゲンです。色々収穫があった金沢遠征ではなかったでしょうか。 帰路、私と友人Kからなる『なっから特務機動部隊』は、上機嫌と薄い財布を引っ提げて上越で北陸道を下車し、新井市の隠れた名店「新井名物 豚汁たちばな」(http://www.arai120.gr.jp/p/tachibana/)にて豚汁定食(並盛:¥850)に舌鼓を打ちました。勝って辿る故郷への道の楽しいこと♪その後通過した草津白根山で10m先も見えない霧に覆われ、結構な量の雨がざんざん降っていたとしても、そんなことは全然気になりません(いや、俺は気になるし、おっかねぇぞ、とは運転手の友人K)。 こうして天皇杯2回戦は、ザスパ草津の快勝で幕を下ろしました。ザスパが示す天皇杯の目標は、Jリーグチームとの対戦(および打倒!)です。その目標を達成するためにも、次の試合、何が何でも勝たねばならん。JFLリーグ戦もそうですが、詰まるところ我々は少しでも前へ、一つでも先へと歩を進めなくてはならないのでしょう。松任FCサポーターの掲げていたあの幟旗。その言葉を今はお借りして、こう叫ぼう。「すすめーー!ザスパ草津ーー!!」 【ほーせん@高崎】
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松任FCサポ14番 様 画像のご提供ありがとうございました! 松任FC 応援サイト 「橙猿広場」 |
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■■■ 2004年10月10日(日) ■■■ 3回戦大阪府長居第2陸上競技場 888人 ザスパ草津 1−0 桃山学院大学(大学代表) |
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■■■ 2004年11月14日(日) ■■■ 4回戦大阪府長居スタジアム 3890人 ザスパ草津 2−1 セレッソ大阪(J1) 下剋上 |
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天皇杯には縁が薄いチームでした。ザスパ草津としてのチーム創設元年となる2年前、都道府県代表決定戦では、当時県勢としては無類の強さを誇っていた群馬FCホリコシと初対戦し、この年初の黒星をつけられて敗退(2-4;ちなみに得点者は小田島選手と寺田選手)。昨年はそのFCホリコシを同じく敷島に迎えて撃破、見事県代表の座を勝ち取るも、本大会1回戦で市立船橋高校を相手にまさかの敗戦(0-1)。チーム自体は初年度・2年目とも抜群の強さを示し、県1部、関東2部、そしてJFLと年毎にステップアップを成し遂げてきました。が、どーにも天皇杯だけは験が悪い。毎年チームの目標として掲げる柱の一つに「天皇杯でJリーグチームと対戦する」というのがありますが、これまでのところ叶ってはおりませんでした。そして、3年目となる今年、遂に念願叶ってJリーグの、しかもJ1のチームとの対戦が実現しました。本来ならばJFAの発案によって群馬県内にJチームを迎えてのホーム戦となるはずでしたが、J規格スタジアムがないとの理由から、敵地に乗り込んでのアウェー戦を戦うことになりました。いいでしょう。場所がどこであれ、相手が誰であれ、待望の夢舞台が用意されているんです。どこへだって出向こうじゃあ〜りませんか。 今回の大阪遠征には、アウェーバスを利用させていただきました。我がなっから隊および友人達はいずれも都合がつかず、おのおのTVやネット速報などでこの一戦を観戦することになり、またしても単身遠征となりました。では単身隠密のように密やかに行こうか、と思っていたところ、バスの待合室でgentleなご夫妻にご挨拶いただきました。はて、よくお見受けする方ではあるが、きちんとお話ししたことはなかったなぁ。よくよくお話をうかがうと、随分前からザスパの試合を観戦していらっしゃるご様子で、昨年の開幕戦・渋川市総合運動公園にもいらしたのでは?との質問に、「いましたよ」とのお答え。いつも会場に持参している軍旗Lフラッグには、サントス選手や奥野選手などの懐かしいサインや、「ナラ」とカタカナで殴り書きされたサイン(笑)などが一面に散りばめられております。このご夫妻と意気投合し、長い旅路のお供をさせていただくことに。好きなチームの応援に行くたびに、見知らぬ人たちと友達になれる。ザスパ草津は私に色々なモノをくれます。かけがえのないありがたい存在です。だから、今日も力一杯応援します!がんばろー!あ、でも朝まで長いんで、ひとまず寝ましょう。Zzz…。 寝たような、寝てないような意識モーローとしたなかで辿り着いたのは大津。おぉっ!琵琶湖じゃん!対岸の見えない大きな水溜まりは、上州人のココロをいたく惹き付けます。このころになると周りを飛び交う言語も様変わりしていて、すっかり関西圏やんけ。大津で丼の底が見えるお汁の肉うどんを掻き込むと、再びバスは一路西へ西へ。バスの窓外を眺めていると、着陸態勢の飛行機や通天閣が見えてきて、決戦の地が近いことが分かります。朝8:35、威容を誇るその建造物が我々の前に聳えております。国際試合まで行える規格のスタジアムは、なっから立派。皆口々に、「改修するんなら、こーゆーのにすんべーよ、知事さん」と。長居陸上競技場の周りも、これまた綺麗で広い公園になっておりまして、多くの人が思い思いに散策や運動をしています(詩吟や太極拳、真剣の居合いをする人まで様々^^;)。ご夫妻と連れだって園内をLフラッグ(2本)はためかせながら散歩(宣伝活動)していると、子供らが「なぁ、ざ・すぱってなに?(↑)」「あ、しっとる!あれやろ、サッカー」「なに?そうなん?」「セレッソよりつよいんかぁ?」「よぅわからんけど、がんばってや〜」など声も掛けられたりして。「12」のレプユニと軍旗・Lフラッグの注目度は何処に行っても抜群ですなぁ。 ひとしきり宣伝活動を終えて、入り口ゲートに戻る頃には、応援本体が次々と到着。総勢100名ほどでしょうか。遠くまで良くこれだけ集まったもんだいね。しかし気になるのは、開門間近だというのに桜色の人たちがあまり多くないことです。我々はここにいるのが全てで、もうこれ以上増える余地はありませんが、彼らはホームなのでこれから集まるのでしょう。まあ、いいや。どんなアウェー状態のなかでも、いつも通り声を張るだけですしね。11:00、いざ、入場!なんという素晴らしい会場か!兼用競技場なのでピッチまで距離がありますが、広い客席と大きな屋根、美しい芝、抜群の音響。これぞJ1規格(というより国際規格か)。一度視察した方がいいよ、知事さん。鹿島などで試合観戦をしたことはあっても、応援をしたことはありません。ゴール裏に陣取ると、いやが上にもテンションが上がります。みんなも盛り上がっております。対岸に用意された桜色の大旗は10本。でも、断幕の数はこちらが多い様子。応援の仕方もJでは違うので、後学のために色々見ておかねば。
12:10、選手がアップを開始。とりあえずご挨拶にと、我らも発声開始。♪胸ーを張ってー!前―に進―め!勝―利信じ!草津―戦えー!決して大応援団ではありませんが、皆が魂を込めて声を出し、また会場の音響効果もあって、我らがラスハルは勇壮に響き渡ります(私不覚にも、この時点ですでに感動しておりました)。今回の相手はJ1・セレッソ大阪。現在チームは不振に喘いでおりますが、それでもはっきり格上の強豪です。現日本代表のFW大久保選手、元代表の森島選手、西沢選手、そして我々には馴染み深いJFL・HONDAに所属していた古橋選手、ユース代表の苔口選手など、攻撃陣の顔ぶれは錚々たるものです。この強力FWの猛攻に対して、さて植木監督の取る手は如何に。先発メンバーはほぼいつも通りですが、先のJFL頂上決戦で負傷したボランチ大谷選手に代わり、強力なロングスローを持つ小久保選手が起用されております。圭志の分まで頼むで、純! 13:00、フェアプレーフラッグを先頭に選手入場です。ゴール裏とバックスタンドに分かれて陣取るセレッソサポーターの盛大なコールが場内に木霊します。こちらも負けてらんねいやぃね。いつものように草津節をあらん限りの声を振り絞って詠唱します。我らが魂よ、相手の歓声を押しのけて選手達に届け!主審の笛が鳴り響き、遂に夢舞台の幕が上がります。前半4分、最初の大ピンチ。ゴール前でセレッソ森島選手のヘディングが炸裂!これはバーを直撃して大事には至りませんでしたが、少しのスキも見逃さないのはさすがです。剣呑剣呑^^;)。その後前半20分くらいまでは、セレッソは右サイド酒本選手と左サイド苔口選手のサイドアタックを起点として攻勢をかけ、一方のザスパは自陣でボールを奪ってからの速攻カウンターを仕掛けますが、いずれも決め手を欠き決定機に至りません。試合の主導権がセレッソに傾きだしたのは、前半22分の森島選手のヘディングシュートから。23分、FW古橋選手、同DF下村選手のシュートが立て続けにゴールを襲いますが、辛くもこのピンチを凌ぎます。25分にはカウンターから右サイドMF依田選手がシュートを放ち、劣勢の中スパイスを効かせます。31分、古橋選手のミドルショットがゴール正面から放たれますが、GK小島選手のナイスセーブによってボールはゴールに収まりません。概ねセレッソの主導で推移した前半でしたが、前半残り5分間だけはプチ草津劇場です。前半40分、セレッソDFの不用意なクリアボールをゴール直前で佐藤選手がかっさらってシュート!これは相手GK伊藤選手が好セーブ。惜しい!続く43分、左タッチラインから小久保選手のレーザービームのようなロングスローに山口選手が合わせるがミートせず。44分、鳥居塚選手のシュートはわずかにゴールの右へ外れます。こうしてザスパの攻勢のうちに前半終了。ふ〜。スピード感のある攻めはさすがに強力なセレッソ。前半はその強力攻撃陣を徹底したマンマーク(特にもみちゃん!)で封殺したザスパ。この試合、第三者的に観戦してみても見応えあるんじゃねんきゃ。結構いけそぉげな雰囲気だいね♪油断無く、キッチリ守ってワンチャンスをモノにしてもらいたいもんです。さあ、後半! 後半は開始から10分くらいまでは、互いに中盤でのパスの奪い合いとなり、大きな展開がないまま膠着状態です。この停滞ムードの目を覚まさせるような強烈なシュートをFW西沢選手が放ちます。このシュートはまたしてもバーに当たってゴールインならず。後半63分、速攻から吉本選手のシュートまでこぎ着けますが、ゴールは割れず。状況を打開すべく、先に手を打ったのはセレッソでした。後半58分、西沢選手に替えて遂に大久保選手登場です。強力な切り札の登場はあまり歓迎できませんが、せっかく強豪チームと戦えるんですから、この際お互いに全開本気モードでやるんべぇや。大久保選手の投入は思いの外効果的で、沈滞したセレッソの攻撃にリズムが出てきたようです。なんて奴だ(苦笑)。そして後半66分、遂に均衡が破られました。再三にわたるピンチを好守で防いできたザスパですが、サイドの深い位置から上げられたセンタリングをクリアしきれず、ペナルティエリア内でボールを左右されると、FW森島選手の巧妙なシュートが決まり、ボールはGK小島選手の右脇をすり抜けてゴールマウスへと転がり込みました。さすがに技ありといったところです。しかしザスパもこのまま大人しくしているようなチームではありません。おそらくザスパの選手・関係者・サポーターの全てが同じことを脳裏に描いたに違いありません。『長野を思い出せ!』。ザスパが劣勢の中でコールリーダー氏が皆に語ります。「とにかく声を出そう。みんなの声は必ず選手に届く!」我々は「12」の背番号を戴いた12番目の仲間です。チームの一員として、ピッチには立てない代わりにスタンドから選手達にチカラとココロを送るのです!この先制ゴールで溜飲を下げ安心したか、セレッソの攻撃陣と守備陣の連携が乱れてきたように見えます。この機を見逃さなかったのは植木監督。後半69分、攻守に活躍したボランチ・小久保選手に替えて、FWマルキーニョス選手を投入。ここまで有効な武器であった小久保選手のロングスローを切り捨ててまでしてFWマルキーニョス選手を投入し、前線の攻撃力を厚くします。マルちゃん投入にはもう一つの狙いがあります。彼は純然たるストライカーというよりは、1.5列目から迅雷のごとく抜け出すシャドーを持ち味としています。ゴール前で前を向いた時に果敢にシュートを放つ佐藤・吉本両FWを前線に張らせ、中盤からボールを供給してくる山口選手との中継点としての働きも期待できます。勿論スピードにのったドリブルでの突破だって効果的です。ボランチを鳥居塚選手1人にすることに伴う守備のリスクは、ある程度仕方なしといったところでしょう。もっとも、守備に関しては、センターにスイーパーとして小田島選手を配し、小川・籾谷両DFとボランチ鳥居塚選手が基本的にマンマーク、臨機にゾーンディフェンスと大車輪の活躍で、相手の決定機をことごとく潰します。そしてこのあたりからザスパの攻勢が強くなります。再三にわたるCKの末、遂に後半72分、マルキーニョス選手が体勢が悪いながらも反転しての技ありシュートを放ちます。これが見事にゴールイン!マルちゃん、ブラヴォー!相手が誰であれ、ザスパは決して挫けない!場内のムードが一変したようです。イケイケムードのなか、同点からわずか3分後の後半75分、今度は吉本選手が一直線に走り込みやや距離のあるシュートを放ちます。あ、ちっとんべ弱いか?と思われたこのシュートに、いつの間にやらゴール前でフリーになっている佐藤選手がちょんっと足を合わせてコースを変えます。これが逆転のゴールとなり、ザスパサポータースタンドは今や歓喜のるつぼ状態♪形容しがたい驚嘆とどよめきが場内を覆い尽くすなか、時間だけは刻々と針を進めてゆきます。後半78分に、大久保選手の強烈なシュートがザスパのゴールマウスに迫りますが、我らが守護神・GK小島選手渾身のセービングで最後の危機を逃れると、ここから先は全く危なげのない試合運びで、激動の90分間余、草津劇場大阪巡業は至福のフィナーレを迎えました。 その時、我々とザスパ草津は新たな扉を開け、次の未知なるステージへと歩を進める権利を手にしたのです。我々は、未だ覚めることのない夢の中に居ます。叶うことなら、少しでも長くこの甘美な夢の世界をたゆたっていたい。どんなに困難な状況であっても、選手達を信じ、勝利を信じ、自分達の声援がチカラになること信じてゆきたい。今日の試合をテレビやネット速報等で観戦していたザスパを応援する皆さん。あなた達の想いは確かにこの地まで届いていました。スタジアムで力の限り声援を送っていた我々の魂は、皆さんの心に届いたでしょうか?夢舞台はまだまだ終わりません。更なる感動を求め、いぐぞ!ザスパと共に! 【ほーせん@高崎】 |
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■■■ 2004年12月15日(水) ■■■ 5回戦仙台スタジアム 3392人 ザスパ草津 2v−1 横浜Fマリノス(J1) 仙台の奇跡 |
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本年の「草津劇場」ですが、本公演(JFL)は終了しましたが追加公演(天皇杯)はまだまだ上演中です。本日の会場は杜の都・仙台。伊達政宗公の治めし奥州の都です。そして演目は「仙台決戦! 横浜・F・マリノス vs ザスパ草津」。平日の開催(ナイター)なので、仕事をお休みして我が愛車「マイシンザン号」を駆り一路みちのくへ。あ、そうだ、折角泉まで行くのなら、少し足を伸ばしてアレを食べにいぐべぇ。向かった先は宮城・山形の県境に近い山形県東根市の「らーめん紅花」。学生時代を山形で過ごした私のお気に入りの店です。注文したのは、ほーせん的日本一ラーメン「バターポテトラーメン(醤油味;¥680)」。西の人にはちょっときつめかも知れませんが、関東近隣以北の醤油味暗黒スープ(笑)に抵抗のない人には絶品です(お近くをお通りの際はお試しあれ)。さて、うんまいラーメンも食ったし、後はお決まりの"遠征先戦勝祈願"だぃね。と言う訳で、仙台城跡まで戻り、杜の都を見下ろす伊達政宗公の銅像に手を合わせ、護国神社でザスパ草津の戦勝を!と祈ってきました。一連のセレモニーも無事完了したので、そそくさと試合会場に向かいましょう。 珍しく道に迷うこともなく、あっさりと仙台スタジアムまで辿り着きました(迷子分の時間を多めに取っておいたので、早く着きすぎました(^^;))。仙台のベッドタウンとして大きく成長した泉区の街中にそのスタジアムは聳えています。高速道路や地下鉄の駅から近く、一般道のアクセスも良好。場外駐車場(有料)の数も多く、しかも安い。いーなぁ、こーゆーの(欲しい)。泉中央駅方面のスタジアム北ゲートには、既に多くのマリノスサポさんが集まっています。その間を、しかし怯むことなく堂々と軍旗・Lフラッグをはためかせながら行進し、東ゲートへと向かいます。誰もいない…(正確には4〜5人)。まあ、いいや、旗をふりふり示威活動でもしてよう。そうして待つ間、J's
Goalの記者さんと色々お話ししたり、敵情視察をかねて当方の応援をして下さるというベガルタサポさんと語らったりしました。 待つことしばし、開場です。が、未だザスパサポは現れず。マリノスサイドは断幕を張り終え、準備万端のご様子。さすがに手慣れてますなぁ。そして待望の本隊到着!今日の応援は、人数があまり多くないことから、ゴール裏に縦に集中して集まって行うことになりました。上段に本隊、下段にかに印隊・ねこさんら遊撃隊を配し、コール開始です。対岸のマリノスのコールですが、なかなかに派手です(彩りも三色ですからね)。電光掲示板には天皇杯のロゴを背景にして左右に配されたマリノスとザスパのチームロゴが表示されています。電光掲示が変わり、場内にスターティングメンバーが発表されます。GKは草津の守護神・小島選手。リーグ戦を欠場して調整してきましたが、膝の具合が心配です。DFは3バックで、小川選手、小田島選手、籾谷選手です。中盤MFはいつもと異なり、6枚のようです。いつもはトップ下で攻撃の起点となっていた司令塔・山口選手をボランチの位置に下げ、キャプテン鳥居塚選手とのダブルボランチを選択。堅守からのカウンターに照準を絞った作戦と見ました。この変更に伴って、前線の配置も大きく変更されました。いつもは右サイドハーフあるいは右サイドバックを務める依田選手が左サイドハーフに、FWとして最前列を駆け回る事の多い堺選手が右サイドハーフに、そして「左の恋人」寺田選手はハーフより高い1.5列目の位置に山崎選手と並びます。久々スタメン登場のFW宮川選手が最前列ワントップを務めます。運動量の豊富な寺田・山崎両選手を前目の要所(シャドーストライカーの位置だいね)に配置し、後方から精度の高いロングフィードを入れて、時間をかけずに一気に攻め込み、守っては盤石の3バックと両ボランチが連携して防御壁を築き、相手の攻め手を鈍らせておいてからスピードと気迫のチェイスを見せるサイドハーフがボールを奪いにかかるといった戦術のようです。対するマリノスですが、戦前に言われていた通り、主戦級の選手で登場したのは奥選手、ドゥトラ選手、田中選手、那須選手などわずかです。しかし、いくら主力ではないとはいえ、日本のサッカー史上に輝かしい足跡を残してきた名門クラブチームですから、バックアップメンバーの力とて計り知れないものがあります。かてて加えてその選手達を自在に操るのは、日本の智将・岡田監督です。うーむ、こうしてみると、とことんとんでもないチームだいね(^^;)。でも、智将というならこちらの植木監督だって決して引けを取るもんではありません。選手のポテンシャルを見極め、適時に適材を送り込む閃きの良さは、リーグ・天皇杯を通じて遺憾なく発揮されてきました。Jチャンピオンの誇りにかけてすっきりと勝ちたいマリノス。失うものは何もない、掴んだもの全てが財産になるザスパ。カクテル光線まばゆいスタジアムに両チームの選手が散り、19:04、運命の矢は放たれた! ここのところエンジンのかかりが遅く、そのためにペースを相手に与えてしまう展開が多かったザスパですが、この試合では前半の立ち上がりから果敢にボールを追い、またやや引目ながらDFの統率が良くできています。一方のマリノスは、初見の相手だけに様子見の構えです。序盤は概ね両軍とも上々の出だしですが、先に述べた通り、ザスパの攻勢がやや強いかな、といった感じです(むしろ飛ばしすぎなくらい)。でも、こうして相手に主導を与えず間髪無く攻め立てていれば、幾つか訪れるチャンスのうち一つくらいは決定機になるもんです。そんな前半29分、相手DFの乱れを衝いてMF山口選手が送ったボールをFW宮川選手が体を流しながらも思い切りよく左足で蹴りこみ、珍しく(失礼!)前半から得点を奪いました!いい戦いをしてるじゃないか。その後もザスパはカウンターサッカーを徹底的に繰り返し、幾度と無くマリノスゴールを脅かします(前半のシュート数ではザスパがマリノスを上回ってます)。ただ、マリノスも急造システムの不備を修正し、前半の30分あたりからは中盤の連携が蘇ってきたようです。ひとまず前半は1−0で終了。このまま終わってくれ、とは思うものの、まあ、相手はなにせ「王者」ですから。このままと言う訳にはいかんでしょうな。「草津1−0横浜」と表示された電光掲示にニンマリとしながらも、気を引き締め直します。そしてマリノスボールにより後半のキックオフ。 マリノスの自己修復能力と適応力の高さからか、はたまた前半飛ばしすぎたか。後半に入ってしばらく経つうちに、明らかにザスパ選手とボールの距離が遠くなっていきます。中盤の支配はマリノスに明け渡し、ザスパは堅守、時に速攻カウンターに努めます。後半15分、運動量が落ちてきたと判じた植木監督は宮川選手・堺選手を下げ、FW佐藤選手・吉本選手を送り込みます。この交代によりシステムがいつもの3−5−2に変更されます。相手のシステムにお付き合いしているといずれ自滅してしまいそうなので、1トップ2シャドーの3人攻撃体制から、中盤に人を増やして相手の出足を遅くする、どちらかと言えば守備的なシステムへ移行しました。そんな中、ただでさえ体力的にしんどくなってきたところに持ってきて、後半29分にMF山口選手が退場となり、ますますきつくなってきました。鳥さんも足つってたし…。優位に立つとさすがに王者マリノス、プレスも満足に出来なくなってしまった中盤で自在にパスを回してはゴール前に攻め寄せてきます。何度かはDFの奮闘やGK小島選手の好セーブで凌いだものの、やはりこの猛攻には耐えきれませんでした。後半38分、センターに走り込んで来た奥選手が送られたパスを受けると、ぽっかり空いた花道めがけて左足でシュートを放ちます。GK小島選手の伸ばす手の先遙か、ボールは遂にザスパのゴールに吸い込まれました。後半40分にはなんとDF籾谷選手までもが退場となり、ザスパ未曾有の大ピ〜ンチ!もはやここまでか。これでいいのか。いや、きっと活路は開かれる。そんな思いで選手達に一層の声援を送ります。ここまできたら、気迫だけは負けてはいけません。何とかマリノスの猛攻を凌ぎきり、試合は延長戦に突入しました。随分と人数が少なくなっちゃったけど、ピッチに残った9人の侍には、追いつめられた負け犬のようなおびえはまるでなく、かえって燃えるような闘志すら感じます。ここまできたら、負ける訳にはいきません。相手が誰であれ、ひたむきにボールを追い続ければ、その先に必ず栄光のゴールは待っているはずです。 延長前半開始時に、MF山崎選手に替わりMF小久保選手が登場。鳥居塚選手の負担を軽くする防壁として、また少ないチャンスで伝家の宝刀"ロングスロー"を見舞う武器としての起用です。延長戦が開始されると、しかし、攻め込むはなんとザスパ。引いて守るだけではいずれジリ貧になり、追いつめられることは必定。ならばと、中盤で果敢にアタックをかけ、ボールを奪い取ってはすぐさま前線になだれ込むという攻撃的な展開を見せます。これにはさすがのマリノスも意表を衝かれたか、中盤およびDFの連携に乱れが見えます。ですがほんの一瞬でも気を許すと、ただでさえ人数が少ないので、たちまち危機的状況に追い込まれます。ザスパのこうした劣勢を気迫で覆そうとする選手がいました。誰あらん、鬼神小島選手です。延長に入って、ボールをクリアする際に右膝をしこたま打ち付け、もはや立ち上がれないのではないかと思いました。しかし小島選手は顔を歪めながらも立ち上がり、利かぬ右足で球を蹴り前線で戦う若い選手に気持ちを託します。ザスパの魂の支柱とも言うべき小島選手のこの姿は、否応なく草津戦士達の戦意を高揚させました。 私たちの居るスタンドに向かってザスパの選手達が攻め上がってきます。その勇ましい様は万軍の武者のごとし。とても9人とは思えない気迫のサッカーを見せてくれます。そして、延長前半11分、運命の扉は、キャプテン鳥居塚選手の繰り出す左足で開き始めます。ゴール前に入れられたFKのこぼれ球めがけて、渾身の力を込めて振り抜かれた依田選手の左足が斬りつけると、次の瞬間、ボールはゴールマウスのこちら側に転がっていました。 GOOOOOOOOOOAL!その瞬間、スタジアムに集まった観衆3,392名は歴史の証人となりました。吐く息が白くなるほどの気温であるにも関わらず、皆の顔は紅潮し、誰一人例外なく泣いていました。自責の念に駆られ、ピッチ外で号泣していた籾谷選手、今は安堵と歓喜に泣いています。Vゴールを蹴りこんだ依田選手、師と仰ぐ植木監督への強い想いを見事に形にしてくれました。ピッチから離れた籾谷選手・山口選手、試合の流れが傾かないように献身的な働きをしてくれました。残された8人のDF・MF・FWの選手達、闘志を失わず果敢に戦ってくれました。そして、GK小島選手、一人一人に己が戦う姿を見せつけることで、何語ることなくとも最後列から選手達を鼓舞し続け、傷つき地に伏しても立ち上がり、満足に動かぬ右足で魂を込めた球を味方に送り続けました。 激闘の仙台の夜は、記録にも、そして記憶にも刻まれる歴史的な出来事でした。この快事にこれ以上の言葉は不要でしょう。ただ一言だけ、「ザスパ草津を誇りに思います。」【ほーせん@高崎】 |
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![]() ▲仙台の奇跡!サッカーの神様は舞い降りた! |
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![]() ▲翌日16日、スポーツ紙各紙はザスパの快挙を称えた |
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■■■ 2004年12月19日(日) ■■■ 準々決勝長崎県立総合運動公園陸上競技場 10009人 ザスパ草津 0−3 東京ヴェルディ1969 夢舞台の終演 |
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眠い…。私は今どこにいて、何をしているのか?12月19日の早暁4:00、高崎某所の高速バスターミナルにて、羽田空港に向かうバスを待っております。昨夜は当初我ら「なっから!ザスパ!」の忘年会の予定だったのですが、ザスパ草津の仙台での思わぬ(嬉しい)活躍により、急遽祝勝会&戦勝祈願大会(とおまけに私の長崎遠征壮行会)に趣旨が変更されました。その会では、会場となった高崎の酔屋・羅生門にて仙台での一戦のDVDをパソコン上映するなど盛り上がり(このあたりの詳細は管理人さん,三束雨さんのブログをご覧下さい)、翌朝早く高崎を発つことなどスッポリ忘れておりました。自宅に帰って一風呂浴びると、既に時刻は午前1:00をまわっております。む〜、ここで寝たら二度と再び目覚めまい…。バス車中,飛行機上と寝る機会はいっぺぇあるべ。ここは得意技の寝ず番で朝を迎えるのがよかんべぇ。こうして今に至っておる次第。ザスパのアウェー遠征のおかげで、すっかり高速バス利用が多くなったいね。お日様が都心のビル群の上に顔を覗かせる頃に、羽田空港に到着。ここからがほーせんの一大事だいね(笑)。実は私、飛行機が大の苦手(鉄塊が空気中に浮き飛んでゆく様は実に不可解にして不自然;元科学者の卵とも思えない発言ですが、こればっかりはどうにも(^^;))。心の中で楽しいことを思い浮かべて気を紛らし、挙げ句「ザスパのため、ザスパのため」と念仏を唱え出す始末。ただ機内に乗り込んでしまった後は、眠気と恐怖とであっという間に爆睡モード直行便でしたが…。次に気が付いたのは長崎空港に着陸する寸前でした。いや、とんでもない所で起きちゃったな。この空港、長崎らしく出島のような突堤型の滑走路となっておりまして、簡単に言うと海の中に降りてゆく(落ちてゆく)ように着陸するんです。窓から見える海水面が刻一刻と迫りくる様子は、思い出しただけでも気を失いそう。空港のロビーで軍旗・Lフラッグを片手に持ち紺色のレプユニを着て虚ろな目をした怪しいおぢさんを見かけた方、それは私です(笑)。 長崎は初めて来ましたが、今日は特にそうなのでしょうか?非常に暖かいですね(もっとも、群馬と比べちゃいけないけど)。空港からは一路会場を目指し、とりあえず諫早駅行きの特急バスに乗り込みます。このバスに同乗したのは、おそらく在京のTV局のカメラクルーの方達、朝日新聞のスポーツ記者さん、ザスパのマネージャーさん達、ヴェルディサポさん2名、そして新泉組1番隊のKIMさんといった面々。呉越同舟の録画中継みたいな風情だいね(-_-)。このバスでたまたまお会いしたKIMさんと昼食(やっぱチャンポンでしょ!)を済ました後、会場までご同道頂きました。遠征に行くたびに知り合いが増えていぐんで、まっさか嬉しいやね(*^_^*)。会場である長崎県立総合運動公園陸上競技場に着いてビックリ。両軍にとってのアウェーの地なので、仙台同様3,000人程度の客入りだろうと高をくくっていましたが、いや、居ること居ること。主に小中学生が目立ちますが、地元および近隣の人達がこの一戦を見るためにここに集まって来ているのです(公式入場者数;10,009人)。クォーターファイナルにきてやっと、JFAの目論み(普段サッカーの公式戦が行われない地域で試合を行い、多くの人達に試合を見てもらう)が功を奏したようです。私を含め、群馬から遠征してきたのは約30名程でしょうか(ヴェルディサポさん達も同じくらいに見えました)。人数の多少に関わらず、我々はいつものように幟を立て、断幕を貼って試合開始を待ちます(「なっから」の断幕も新装版「植木の教え座右の銘」断幕共々貼ったいね)。この試合、事前情報でGK小島選手強行出場の報を得ていたのですが、いやはや何とも心配です。伸さん、あんまり無茶しないでね。 さて両陣営のスタメンですが、ザスパ草津はDF籾谷選手とMF山口選手を欠くため、大幅なフォーメーションの変更を余儀なくされています(ここにきて大谷選手の不在が痛手です)。GK小島選手の前にはDF小田島選手とDF小川選手が並び、この二人を挟むように右サイドバックにDF依田選手と左サイドバックに寺田選手が控えます。この4バックの前列にMF鳥居塚選手とMF小久保選手がダブルボランチとして位置し、攻撃陣はFW宮川選手とFW
吉本選手の2トップの後列にMF山崎選手とMF堺選手が控えるといった陣形です(4−4−2)。サブメンバーはGK北選手,DF佐田選手,DFチカ選手,FW佐藤選手,FW酒井選手です。GK北選手は、現状を考えると"控え"とは言えないスクランブル態勢です。4バックでのサイドアタックが有効となった場合には両ウィングバックの運動量が増すため、佐田選手のような走り回る選手がサブに控えているのは心強いです。対する東京ヴェルディ1969のスタメンですが、GK高木選手,DF李選手,DF米山選手,DF富澤選手,MF林選手,MF山田(卓)選手,MF相馬選手,MF小林大悟選手,MF小林慶行選手,FW平本選手,FW飯尾選手と蒼々たる面々ですが、それでも主力であるウベタ選手,ウーゴ選手,三浦(淳)選手,平野選手,森本選手らがおらず、こちらも万全とは言えない態勢には違いありません。なおMF廣山選手はベンチスタートのようです。 さあ、夢だけど、夢じゃなかった準々決勝!今KICK
OFF!前半立ち上がりからのヴェルディの攻撃は、いやはやさすがJの名門。伝統の華麗なパスサッカーを惜しげもなく披露し、ザスパの守備陣を翻弄します。そんななか、開始早々の前半
2分、ヴェルディはゴール前でのファールによって得たPKをキッカーの林選手がGK小島選手の動きを読んで反対方向に蹴りこみ、あっさり先制します。その後も圧倒的なポゼッションをもってほぼハーフコートでの戦いを仕掛けるヴェルディに対し、ザスパは果敢にロングボールによるカウンターを試みますが、いずれも有効打にはなりません。手の内を知り尽くされてしまっては、このレベルの相手には衝く隙を見出す事さえ困難なのでしょうか。前半35分、今度はコーナーキックに高い打点で頭を合わせた李選手がボールを叩きつけてゴールイン。クリアに跳んだ吉本選手の上を行く高さを見せつけました。これで0-2です。前半はなんとか2失点で凌ぎきりましたが、この劣勢を覆すだけの秘策が植木監督にあることを祈るばかりです。 後半に入ったところで植木監督が動きました。MF堺選手に替えてDFチカ選手を投入し、ヴェルディ相手に完全に機能不全であった4バックを3バックに変更します。これにより前半両サイドバックを務めた寺田・依田選手をハーフに上げ、3−5−2になります。後半9分にはMF山崎選手→FW佐藤選手に交代し、前線での攻撃の起点を増やします。こうした攻撃陣のリフレッシュ策が効いてか、前半よりも攻撃にリズムが出てきたようです。よし、まだいける。しかし、ザスパが流れを掴みかけた後半11分、ヴェルディ・山田選手のスローインを受けた飯尾選手が平本選手にパスを送ると、ものすごいスピードでゴールに向かい、DFをかわすと鋭いシュートを放ちます。しかもシュートは小島選手の利かぬ右足方向という念の入れよう。後半32分、最後のカードとして酒井選手を投入します(宮川選手out)。俊足を誇る酒井選手、交代直後から積極的なアタックを見せ好機を演出します。終盤に向かってはむしろザスパの攻勢が目立つほどになりましたが、遂に追いすがることかなわず、試合は終了。ここにザスパと我々の夢舞台は幕引きとなりました。 振り返ってみると、寺田選手を弾き飛ばす程の山田選手のフィジカルの強さ、パスを受けてからの平本選手の動き・足の速さ、李選手のバネの強さ・高さなど個人のレベルの高さと、伝統に裏打ちされたヴェルディのサッカーの完成度の高さが強烈な印象として刻みつけられました。そんな怪物じみたチームを相手にしても、我らがザスパの選手達は一向に怯むことなく、チャレンジャーの心を忘れず立ち向かってくれました。敗戦という結果は、そりゃ悔しいです。悔しいですが、選手達もそして我々サポーターも、決して手を抜かず大いなる相手に向かって挑み続けることができました。その意味から、負けても今は清々しい気持ちでいられます。試合終了後、いつものようにザスパの選手達が我々の待つスタンドの前に並び、挨拶をしてくれました。みんな疲労困憊の様子ですが、悔しさを滲ませておりますが、それでも充足感に満ちた顔をしているように見えました。「お疲れさまー!」「ありがとー!」スタンドからは精一杯頑張ってくれた選手達に対し、惜しみない賞賛と労いの言葉がかけられます。先の仙台の夜とはまた違った感動が有ります(目頭があつくなったいね)。試合が終わってしばらく、両軍の選手が次々とバスに乗り込んでゆきます。メインスタンドの隅っこには、子供達が群れをなしてサインをもらおうと待ち受けています。ザスパの選手達はこの子供達に対し、実に丁寧にサインに応じてあげていました(チカ選手なんか姿が見えてからバスに乗るまで一体何分かかったやら(^_^))。ここでもザスパの選手達が我々サポーターに近い存在であることを実感しました(長崎の子供達、結構ザスパの選手の名前を知ってたいね。ちょっとビックリ)。こうしてザスパ草津の2004年公式戦全日程が終了しました。次回の対戦までには、もっと高いレベルで戦える実力をつけて、捲土重来、再戦を挑みたいと思いつつ、長崎の地をあとにするのでした。思えば師走の半ば過ぎまでザスパの試合を見られた事自体が幸福だったと言えます。今年は目一杯でした♪本年の公式戦の最後を見届けて、最後の観戦記を記しつつ、最後に一文を添えて締めくくりたいと思います。 植木監督、12月12日松本にていただいた座右の銘「信は力なり」、いただいた数日後(マリノス戦)に実践して下さったのには度肝を抜かれました。長い間お疲れさまでした。選手の皆さん、約束を果たしてくれて、またたくさんの夢を見せてくれてありがとうございます。そしてザスパを応援してくれた全て方達、ホントにお疲れさまでした。色々あったけど、なっから楽しかったいね♪また来年もよろしくたのまぃ!<(_ _)>。【ほーせん@高崎】 |
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2004年、天皇杯に旋風を巻き起こした
ザスパの挑戦は終わった
その試合の数々は、群馬のみならず日本中で
長く語り継がれていくことだろう・・・・・

Special Thanks
画像のご提供あんがとね!
しゅう@新泉組 様
松任FCサポ14番 様
ねこさん@かに印本舗(株)様
「なっから!ザスパ!!」(2004)、同志の皆様(敬称略)
三束雨@藤岡、酔一@高崎、tsuchiy.com@桐生、マシマロ@高崎、ほーせん@高崎
無断転載、複製公開はかたくお断りすらぃね!
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にたのまぃね!