この件の経緯 「めっぱ」や「めかいご」のように、県内でいくつかの分布にわかれる言葉を探したところ、「風の強い日に山に降っている雪が里に飛んでくる現象」はどうかと気がつきました.
東毛ではおそらく圧倒的に「かざはな」です.人気漫画の「頭文字D」でも渋川駅の別れのシーンで「かざはな」が出てきます.(コミックス17巻参照) 私は「はあて」も「ふっこし」も群馬大学に入って初めて聞いた言葉でした.西毛の方では「はあて」が使われているのか、掲示板で予備調査を行ったところ、西毛の方々は今でも「はあて」を使う人が多いようです.
常連のはるなさんが掲示板にこんな書き込みをされました.「ついこの間、NHKのお天気お兄さんが「明日は風花が吹きます。群馬では『吹越し(ふっこし)』と言うそうです」と言ってました。ふっこしという言葉を知らなかった私は「ふっこし??どこの群馬だぃ?それ?」なんて一人でテレビに突っ込みを入れてました。(^^ゞ 」だそうです.
NHKは、いったいどこでその情報を手に入れたのでしょう?群馬の方言が「ふっこし」であると、どうして断言できたのでしょうか?
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ならば!天下の公共放送のおにいさんに、
その真実を知らしめてやりましょう!
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インターネット公開調査「かざはな?はあて?ふっこし?」
最新の状況はこちらをご覧下さい!
これは、読者の皆様方に、位置情報をプロットしていただき、
「方言地図」を作ろうというインターネット時代の新企画です.
今回の調査では「ふっこし」の分布エリアを調べたいので、
「かざはな」「ふっこし」どちらも使う方は、「ふっこし」で登録し、
コメント欄に「「かざはな」も言っている」と付け加えて下さい!
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2010年7月15日現在の「かざはな?はあて?ふっこし?」;方言地図」状況
今後も年に一度程度更新します |
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現時点での結果の考察
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- 平野部では圧倒的に「かざはな」.北毛でも報告例散見.
- 西毛では「はあて」.「ものもらい」の「めっぱ」と同じような分布.参考にこちらを.
- 「ふっこし」は、主として赤城山麓(勢多郡地域;前橋の旧勢多郡地域も含む)と北部の盆地地域で報告集中.
- 長野原町の方(複数)から、「「小雪が舞う」という表現を使うことはあるが、冬は結構そんな状態なので、「かざはな」や「ふっこし」という表現はないように思う.またその小雪がどこから舞っているのかもあまり意識してないし.」というような趣旨のお話を伺いました.
- 「はあて」や「かざはな」も、めったに雪が降らない平野部地域ならではの表現なのかもしれません.
- 多野郡西部では?ここでも「はぁて」?情報求む!
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- まずここをクリック.「インターネット公開調査;「かざはな?はあて?ふっこし?」が開きます.
- 新しく開かれたページの上にある「新規入力!」をクリック!して下さい.入力フォーマットが表示されます.
- 入力したい位置に、マウスでクリックしてください.「★」印が出て点滅します.すでに入力がされている地域と重なる地域は入力できません.白地図中には主要河川を描いてあります.隣接県についても入力可能です.(株)アルプス社様ご提供のこちらの地図も参考にして下さい.
- 分類選択で言葉を選びます.
- 地区名を「○○市(町村)△△地区」まで入力ください.
- ことばにまつわる情報・思い出がございましたら、「説明」に入力してください.
- 更新・削除用パスワードを設定して登録ボタンを押してください.(アイコンは設定しておりません.)
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よろしくお願いします!
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