「医療人のための群馬弁講座」特講

「医療人のための群馬弁講座」はザスパ草津を応援しています



2010年 困惑と意地







■ J.LEAGUE DIVISION 2 2010 ■




こんなはずでは (第1〜第17節)

男たちの意地 (第18〜第38節)








■ 第90回 天皇杯 (2010) ■

2回戦、ギラヴァンツ北九州に敗れ初戦で敗退

2010天皇杯 初戦敗退

「まっと!なっから!ザスパ!!」は、こっち








■ PSM 2010 ■

7月5日 ゲリラ豪雨の中
敷島に浦和レッドダイヤモンズ(J1)を迎えての一戦!


PKで決定的な3点目!

「うーと!なっから!ザスパ!!」は、こっち








■ 2010 U-23 天皇杯群馬県代表への挑戦 ■

決勝トーナメント3回戦で散る

2回戦は勝利したものの・・・

「まっさか!なっから!ザスパ!!」は、こっち







■ 2010年をふりかえって ■

 2010シーズンは、前季J2得点ランキング2位にしてチームの得点源であった都倉選手のJ1・神戸への移籍に開幕前から揺れていた。中盤での構成力強化を前面に打ち出し、リーグ終盤にはJ2でも屈指と言えるほどのカルテットを創出した指揮官・佐野監督の退任もこれに拍車を掛けた。ストーブリーグ、大きな話題としてDF/DMF・戸田選手の入団が伝えられた。都倉選手のもたらした得点に隠れがちではあったが、大量失点や凡ミスからの不要な失点が多かった反省から、主に守備力に重きを置いた補強を行う姿勢であると受け取れた。反面、都倉選手の穴を埋めるような攻撃的選手の補強は行われず、得点は突出した個人に任せるのではなく、前線、時には後方の選手達が攻撃に参加してチームとして奪い取る、といった方針が朧気ながら見えた。
 そうして迎えた3月、北九州を新規に加え全19チームとなったJ2リーグが開幕した。毎年のことだが、開幕5戦くらいはどのチームも態勢万全とはいかず、多かれ少なかれ手探りな部分が見られるため、ここでの勝ち負けそれ自体はシーズンを予見する材料としてはいささか味が足りない。ただ一方で、態勢が整う前に勝ち星を重ねることが出来れば、それはチームの姿が見え始める5月頃以降の戦い方を大きく優位にすることが出来る特急列車のチケットでもある。今季の草津は、ここで大きく大きく出遅れた。特急券を貰い損ねたどころか、列車に乗り損なったととさえ言える。初戦アウェイ徳島戦、1点リードされて迎えた終了間際のPK。これをキッカーのラフィーニャ選手が決められなかったことが、その後の彼の長きにわたる不調を誘発し、チームの勢いを完全に停止させた(一応断っておくが、PKセーブ自体はGKの好守によるものだし、チーム沈没の原因は彼個人に責を負わせられるべきものではない)。続く2節ホーム開幕戦となる愛媛戦では、今度はPKによる1点を覆せず敗戦。リーグが進んで後に気付くことになるが、開幕2戦が暗示したように、戦力差というよりもワンプレーが勝敗を分かつ状況が多かったのも今年の特徴と言えよう。ともあれ、これを端緒にしてチームは敗戦を重ね、刻んだ数は遂に5となった。
 5連敗で迎えた今季最初の北関東ダービーは、実に屈辱的なものとなった。ホーム栃木の勢いを真っ向から受けて、手も足も出ない劣勢に6連敗の文字が浮かんだ時、ベンチは現実的で屈辱的な決断をする。引き分けを狙って自陣にリトリートしたのである。この試合を現地では観ていないが(観ていなくて幸いだったとも言えるが)、観戦した同志の話を聞くに、噛み締めた歯が折れるんじゃねんきゃ?っていう位悔しかったとのこと。這々の体で勝ち点1を得て、チームが浮上のきっかけを得られたかというと、さにあらず。チームの方針が固まった、或いは改まったのが8節岡山戦。この試合からフォーメーションを4-4-2に戻し、高田選手、ラフィーニャ選手の2トップに、中盤を廣山選手、松下選手、櫻田選手、熊林選手という昨シーズンの「中盤カルテット」を形成したメンバーに変更した。これが何を意味するのかというと、今季当初から副島監督が目指していた「縦に速い展開からの攻撃」から、昨年まで草津が採っていた「中盤でポゼッションし攻撃に移る」形への変更であり、すなわち、新戦術が実行不能なことを自覚した上での方針転換に他ならない。この試合自体はPKによる1点を死守した草津が今季初勝利を挙げることとなったが、戦術変更に対する批判は少なくなかった。なにせ開幕7戦を棒に振ってしまったのだから、こうした批判もやむを得ないとは思う。ただ、これは昨年の佐野体制下での不振の時にもあったことで、しかも昨年は頑なに信念を貫く佐野監督に対して「柔軟性がない」等の批判が多かったことを考えると、副島監督が比較的早い段階で「柔軟に」対応したことは、非難するのに時期尚早とも思えたのを覚えている。ともかくも、やっとの事で1勝を得た草津は、続く富山戦でFKからの2得点でホーム初勝利&今季2連勝を達成した。ただこの試合も、再構築した中盤からの流れによって得点が奪えず、結局のところセットプレーの成否が試合を分けたに過ぎない。この課題は、次の10節岐阜戦(敗戦)、11節北九州戦(ドロー)でも改善されず、12節東京戦、13節甲府戦では中盤の機能不全が守備の混乱をも招いて大差負けの2連敗を喫した。チームの形が見えず、最下位驀進中の草津が2連敗で迎えたのが、15節アウェイ柏戦。下馬評は言わずもがなで、柏側にしてみればどれだけの大差で勝ってくれるのか、と言うことだけが話題であったことだろう。しかしながら、1節の休み当番期間でチームは少しばかり変容していた。この試合ではラフィーニャ選手を1トップとした4-2-3-1の布陣へと更新し、中盤でのポゼッションは活かしながらも、最終局面ではラフィーニャ選手のポストあるいは個人技による突破など、群と個を織り交ぜた攻撃を仕掛けて柏を圧倒した。もっとも、試合自体は巧者柏の勝負強さが勝り、FK、PKによる3失点で逆転負けを喫し、3連敗を刻むことになった。強敵を相手に光明を見出した一戦ではあったが、一方でセットプレーからの失点が試合を決するという今季の課題はいまだ改善されていなかった。17節の水戸戦は、ダービーの意味を見つめ直す一戦であった。W杯中断前の締め括りとなる試合は、CKから先制点を奪うと、後半立ち上がりのPKのピンチをGK・常澤選手がセーブするなど、勢いは完全に草津にあった。ダービーのホーム戦でむざむざ負ける訳にはいかない水戸は、試合終盤に形振り構わないパワープレーで草津を揉み捲り、ロスタイムに痛恨の同点弾を許してしまう。後半40分過ぎからのマネジメントがあまりにもお粗末で、勝てる試合を自ら棒に振った形となった。
 ここまでの前半戦は、3勝10敗4分けで19位(最下位)と散々な出来であったが、W杯中断期間は草津を再生させた。再開された18節では、5連勝・4位と絶好調の福岡を撃破。21節は栃木を相手にした北関東ダービー第3戦。前2回のダービーは、およそその名に相応しくなかったが、この試合は選手とサポーターの気持ちが一つになった熱いものだった。この試合に勝って今季2度目の2連勝を果たすと、続く22節富山戦でもラフィーニャ選手がロスタイムにFKを決めて逆転勝利し、3連勝達成。チームは7戦無敗で順位を16→13位へと大きく上げた。続く23節、24節では連敗を喫したが、チームの方針自体はぶれておらず、26節岐阜戦で逆転勝利を手にすると、27節九州戦では相手オウンゴールを死守して粘り勝ち、2連勝となった。迎えた31節水戸戦は北関東ダービーラストレグ。勝った方が今季の栄冠を手にするというシチュエーションであったが、最終的に9人にまでなった相手から得点を奪えず、無念のドローとなった。この後行われた水戸−栃木戦で水戸が勝ったことにより、2年連続で水戸に覇権を掠われることとなった(北関東ダービーの戦績は1勝3分で2位)。33節愛媛戦は中位浮上の懸かった大事な一戦であったが、あえなく敗退、浮上への足掛かりを失った。今季は所詮ここまでか、と悲嘆に暮れたものだが、しかし、ここから草津の驚異的な連勝ロードが始まる。34節岡山戦では負傷等でメンバーを組むのもままならない状況下で、FWへ据えられたベテラン高田選手が力を発揮し、またアレックス選手という新星が輝きだしたことから、上昇気流へと乗った。この試合の後、8名の契約満了が発表された。この中には、スタメンで活躍する選手や多くの有力選手が含まれていた。この発表に、さすがに僕らは動揺を隠せなかったが、選手達は割り切ってくれた。のみならず、一層強い結束を見せてさえくれた。迎えた35節は、J1昇格を前節に決めた甲府が相手であったが、草津の勢いは止まらず、この強敵を相手に4得点を奪っての大勝利を収めた。36節もまた、昇格レース崖っぷちの千葉が相手であったが、2得点完封という完勝で3連勝。この試合は今季のベストゲームとして僕の記憶に刻まれた。37節はかつて高田選手が在籍した横浜との対戦であったが、高田選手の執念のゴールで、草津はチーム史上タイとなる4連勝を記録するに至る。最終節となったホーム・柏戦。チーム新記録の5連勝が懸かった試合であったが、今季2敗の規格外チームの巧者ぶりに得点奪えず敗退。こうして今季の全試合が終了した。
 14勝6分16敗(勝ち点48/得点36/失点48)で順位は12位。「禍福はあざなえる縄のごとし」を見事に体現した今季ではあった、と。セットプレーで勝ちを逃し、拾い、オウンゴールで勝ちを逃し、拾い、開幕で5連敗し、最終盤で4連勝する。劣勢と思われていた対戦で勝利し、ほぼ勝ちの決した試合で勝利を逃したり。人生の縮図というか世界の模式図というか、総じて正負のバランスは等価であることを感じさせられたシーズンであった。しかしながら、この世の中には大きな成功を収めたり、頂点に君臨したりする人や事柄が存在するのもまた事実。そうしてみると、ほぼイーブン・中流一般な今の立場から少しでも上に上がろうと考えた場合、今季同様の仕様では同じことの繰り返しに終始し、結局元の鞘の中流一般階級に収まってしまうだけなので、少しでも違う事やモノを試して行かねばならない。幸いにして来季も監督は継続するので、ブレのない大方針を基軸にした臨機応変さを纏ってくれたら、今季よりもいい夢が見られるかも知れない。
 最後になったが、シーズンを通して共に闘ってくれた選手達、とりわけ去り行く選手達に対して、大いなる感謝を述べたい。ありがとう。君達が居たことを決して忘れない。また、チームの浮沈に関わらず、常に選手達を鼓舞し続けたサポーター同志諸君、お疲れ様でした。それでは、今季これまで。
 来春、また、敷島で!
【ほーせん@高崎2010】



「医療人のための群馬弁講座」は
2010年度、ザスパ草津のアシストカンパニーだったんさ.

この「なっから!ザスパ!!」(2010)は、
オレ、「医療人のための群馬弁講座」管理人「すずき@東毛」の
編集・責任によるザスパ草津応援ページなんさね.
郷土のチームは、やっぱり郷土の言葉で熱く応援するんべぇ!

そんなわけで編集した記事ん中には、独断と偏見が
なっから含まれてっかもしんねぇけど、
十人十色っつーことでカンベンしてくんな.

Special Thanks
ご協力、ご寄稿、画像のご提供あんがとね! (順不同)

yosuie@中毛 様
ほーせん@高崎 様
あきべー@北毛 様
さねやん@東京 様
きくり∈東毛 様
tsuchiy.com@桐生 様
さねやん@東京 様
ジルタ@月田 様
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JH8SIT 山本 様

製作協力三束雨@藤岡




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