「医療人のための群馬弁講座」特講

「医療人のための群馬弁講座」はザスパ草津を応援しています





「理想と現実」 2009年








■ J.LEAGUE DIVISION 2 2009 ■




理想と現実 (第1〜第17節)

ホームに棲む魔 (第18〜第34節)

臨界点 (第35〜第51節)










■ 第89回 天皇杯 ■

またも長崎で散る

3回戦でFC東京に敗れる
第89回天皇杯観戦記


「まっと!なっから!ザスパ!!」
は、こっち!!







■ Satellite League 2009 ■

U-23チーム、サテライトリーグに挑む!

10月18日、最終戦・嬬恋陸上にて

「まっさか!なっから!ザスパ!!」は、こっち








■ 2009年をふりかえって ■


 ストーブリーグ、2008年シーズンの好成績(終盤の失速はまあ置いとくとして)から、来季へ向けての明るい展望が草津サポ達の間で交わされていた時期に、一つのニュースが大きな衝撃をもたらします。来季のチーム躍進の中心人物であるはずの司令塔・島田選手の移籍が決まったからです。あろうことか同リーグのライバル・鳥栖への移籍に、草津サポの受けたショックは計り知れないものがありました。監督の交代、得点力の低迷、そこに持ってきてこの中心人物の離脱。明るい想像をせよという方が無理というものでした。
 上のカテゴリーへの挑戦を義務付けられ、その為のチーム作りを担ってきた植木前監督は、そういった事情から堅守カウンター型のチーム作りを、ある意味強いられてきましたが、J2再登場となったこの3年間に関して言えば、J2で、というよりもJ1でもしっかり戦えるだけの基礎力をチームに浸透させるための礎を築いてくれていました。その意志をしっかりと受け継いでの登場となった佐野監督の目指すサッカーは、「相手よりも1点多く取って勝つ攻撃的サッカー」です。昨季のように島田選手という優秀な中核パサーを経由しての攻撃から、中盤でのビルドアップと高く上がった両翼(SB)の連動による全員攻撃型のトータルフットボールです。開幕前夜の時点で、昨年の得点力不足を考えるとこれは机上の空論に過ぎないのでは、といった声が多かったのは無理からぬ事でしょう。新たに加わった戦力で、その実力がはっきりと分かっていたのは10番を背負うことになった廣山選手くらいのものでした。廣山選手はパサーと言うよりはドリブラータイプの攻撃型MFなので、当然草津の中盤戦術も大きく変貌する事が予想されました。FWをどうするのか、と言うのが専らの話題で、この時点ではサポーター達の間において昨季の戦績から都倉選手の名前はほとんど聞こえてきませんでした。ましてや小池選手って誰?状態でした。草津というチームは、こうした不遇にして眠れる逸材を掘り起こすのが本当に上手いチームなんだということを、後に実感することになります。
 3月初旬、待望の2009シーズンの開幕は、期待と、不安と不安と不安でいっぱいな中開幕しました(3/8@A熊本戦より開幕)。ところが、いざ始まってみると開幕3連勝で得点も大量生産という破竹の快進撃でした(1-2,3-2,3-2で7得点5失点)。これには浮かれましたね。そりゃもう現実なんて顧みることなく無邪気に浮かれていました。この3戦にこそ真の課題が隠されていたことに誰も気付いていませんでした(実際は各所で危惧する声が取り上げられてはいたものの、結果が出ている内はあまり重視されないというのが世の常です)。しかしそれはすぐに現実の問題となって顕在化します。
 意気揚々と迎えた第4節・アウェイ岐阜戦(3/25)。現地で開幕4連勝を見届けようと遠征した長良川で見たものは、そら寒い酷い光景でした。中盤での組み立てが肝であるチームに対して、そこを中継させずにロングボールをDF裏へ次々に蹴りこんでくる岐阜の戦術に全く為す術なく、それでも両SBを高い位置へ張り付けた結果、カウンターを食らって撃破されたのがこの試合の概要です。得点力を奪われた後に残ったのはカウンターに対して実に脆い守備陣形だと言うことが如実になった試合でした。この反省点は明らかであったものの、次節アウェイ富山戦(3/29)でも全く同じ形で敗戦を喫するなど、チームとしての進歩が見られない状況が続いてゆきます。その後のリーグ戦では、アウェイでそれなりに勝ちホームでは全く勝てないという「外弁慶」な状態が長く続く事となり、ホーム戦14戦未勝利の黒歴史をここに刻むことになります。この苦難の長いトンネルを抜けたのは、盛夏も過ぎた第34節(8/15)の事でした。実におよそ5ヶ月ぶりに聞く敷島での凱歌でした。やれやれこれで一安心、と思ったのも束の間、その次節から再び勝利から遠ざかってしまいます。そして、真の試練は信州松本の地で待ち受けていました(第38節@9/6)。熊本を相手に戦ったこの試合、およそ状態が良いとは言えない熊本に対して、それはもう一方的にしてやられ、終わってみれば6失点完封負け。これまで見ないように見ないようにしてきた守備戦術の悪さがはっきりと形になって顕れた瞬間でした。さすがにこれでは言い訳のしようもなく、次のアウェイ・東京戦からは守備戦術を変えました。それまで必要以上に拘っていたSBの攻撃参加(ポジショニング)を改め、基本的にはCDFとでラインを構築して、あまり不用意に上がって行って裏ペースを利用されないようにしました。またDMFとの2列で構成する守備ブロックによるディフェンスを行うようにしたことで、カウンターアタックの出所を封じることが出来るようになり、過去そうして奪われた形での失点はなくなりました。この守備体系の利点はもう一つあって、中盤での攻防が頻発する形であることから、セカンドボールの獲得や相手パスの奪取などの機会が多くなり、ひいてはその次に繋がる自軍の速攻のチャンスを得やすくなったということです。もっとも、デメリットもあって、どちらかというと堅守型と言えるため、かつてのようなダイナミックな(というか大味な?)展開から大量得点、というのは難しくなりました。これは数字でもはっきりしていて、戦術変更後は3得点以上の試合数は1です。反面、失点も減りました(第38節までの平均得点=1.3点、平均失点=1.6点;3得点以上の試合数=6試合、3失点以上の試合数=6試合、11勝10分け17敗;勝率(引分除外)=39%/第39節以降の平均得点=1.2点、平均失点=1.2点;3得点以上の試合数=1試合、3失点以上の試合数=1試合、7勝1分け5敗;勝率=58%)。大量得点は見ていて楽しいですが、大量失点はもう見たくはありません。と言うか、こうして統計処理をすると、たくさん点を取るぞ取るぞと言う割には得点できていなかった事が分かります。まさに幻想。もっと早くに気付いていなければいけないんじゃあないのか、とは後の祭り。今季これらを通じて学びました。1点取って攻めつつこれを守り抜いて勝利する、これが一番難しくて一番しびれるサッカーだと言うことですね。
 昨季までの草津はと言えば、決まって最終クールに大失速し、そしてホーム最終節に勝った事がありませんでした。その事を思えば、今季は第3クールでの成績もまずまずだったし、何よりホーム最終戦を勝利の凱歌で彩ることが出来たのが嬉しかったですね。その一方で、J1昇格圏内にあった鳥栖、仙台、C大阪にはいずれも太刀打ちできず、特に仙台や大阪との対戦では現状での力の差を見せ付けられる様な内容の敗戦を喫するなど、克服すべき課題はまだまだ多いなあ、とシーズン最終盤で嘆息するところはこれまで通りでしたが。
 それから、今季特筆すべきは、得点ランキングで遂に首位は取れませんでしたが、堂々たる2位となった都倉選手です(通算23得点)。シーズン開始前にこれを予想出来た人は居ないでしょう。彼自身の持つ高いポテンシャルとチームにおいて求められるスタイルが合致したというのもあるでしょうが、ここまでの成績を残せたのは他ならない自身の向上心とそれを成なそうとする真摯な努力あってこそだと言うことは忘れてならないでしょう。この文章を書いている時点では、J1・神戸への完全移籍が決まっています。草津サポの身である僕としては残留を切に願ってはいましたが、彼自身の事を考えた時、その無限の可能性をさらに進化させるための新たなステージを求めることを止められるものではないし、むしろ応援してあげたいと心から思います(これについては草津の全ての選手に同じ思いでいますよ)。その他にも、常澤選手、有薗選手、小池選手、小林選手などがJデビューからスタメン定着するなどの活躍を魅せてくれたのも印象的でした。中堅選手の技術力向上やベテラン選手の大きな存在感なども、組織的に戦おうというコンセプトのチーム造りには大きく貢献していたと思います。彼らと共に今シーズンを戦えたことを嬉しく思うと同時に誇らしく思います。ありがとう。
 今年もシーズンが終了し、その時には笑えない話だったことも少しずつ思い出に代わってゆきます。
  夢のような開幕3連勝からその夢の中を彷徨い続けた第1クール。
  見ていた夢が実は悪夢だったと気付いた第2クール。
  文字通り覚醒し、遅まきながら今季の姿を示した第3クール。
 さて、来季はどんな現実で我々を夢の中に誘ってくれることか。今季の観戦記の締め括りに、今年見た数多の文章の中で最も心打たれた廣山選手のブログ記事(草津サポーター必読!http://www.nozomi-web.com/)を紹介しつつ、筆を置きたいと思います。読者の皆さん、本年も「なっから!ザスパ!!」をご愛顧頂き、誠に有難うございました。そして、草津サポーターの同志諸君、また、敷島で!

 ザスパ草津のNo.10・MF・廣山選手はシーズン開始間もない時期のブログにこう記す。「ザスパ草津は、他のチームがまるで当たり前のように所有している物を、一つ一つ手を伸ばし、苦労して掴んで手に入れてきたチームだ。練習グラウンドや様々な施設、J2に昇格したことや昨年の初の連勝も、チームの全ての財産は選手とチームとサポーターが作った歴史の中にある。(中略)90分走り抜いて結果を残し、それがEVER ONWARDという文字と共にチームの歴史に刻まれる。(後略)」と。
 絶望に立ち尽くすこともあるだろう。恐怖に怯むこともあるだろう。怒りに目を背けることもあるだろう。そんな時は、立ち止まったっていい。振り返ったっていい。でも、決して後戻りしてはならない。手にしたものは何一つ手放してはならない。それが、前へ進むということ。「EVER ONWARD;限りなき前進」ということ。
 これからも僕らは、このザスパ草津というチームと共に、百年、千年の旅をする。苦難と挫折のその果てに、ほんの少しの、でもかけがえのない輝く何かを求めて。そして、その旅は、まだ始まったばかりだ。【ほーせん@高崎2009】






「医療人のための群馬弁講座」は
2009年度、ザスパ草津のアシストカンパニーだったんさ.

この「なっから!ザスパ!!」(2009)は、
オレ、「医療人のための群馬弁講座」管理人「すずき@東毛」の
編集・責任によるザスパ草津応援ページなんさね.
郷土のチームは、やっぱり郷土の言葉で熱く応援するんべぇ!

そんなわけで編集した記事ん中には、独断と偏見が
なっから含まれてっかもしんねぇけど、
十人十色っつーことでカンベンしてくんな.

Special Thanks
ご協力、ご寄稿、画像のご提供あんがとね! (順不同)

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製作協力三束雨@藤岡




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