「医療人のための群馬弁講座」特講




8月〜12月

Anyway the Wind Blows










■ 2018年8月18日(土) ■

2018明治安田生命J3リーグ 第15節

ガンバ大阪U-23 4−0 ザスパクサツ群馬

パナソニックスタジアム吹田 1050人

蒙霧升降


 ザスパは前半16分、MF星原がボールを奪われ、一度はブロックするも大阪FW中村に押し込まれ失点。25分には中央でフリーになった大阪MF井出からのスルーパスを受けたMF妹尾に決められ、2点目を奪われた。後半序盤は勢いをみせるも、11分にはセットプレーから、26分にはDF舩津のクリアミスから立て続けに失点した。(8月19日『上毛新聞』より引用)




■ 2018年8月25日(土) ■

2018明治安田生命J3リーグ 第20節

FC東京U-23 1−2 ザスパクサツ群馬

味の素フィールド西が丘 1531人

レインメーカー降臨


 ザスパは前半35分、左サイドでMF高橋が相手DFとの一対一を制し、ゴール前に走り込んだMF風間に合わせて先制、後半6分には中央をドリブルで突破したFW小林から風間へとパス、風間の弾丸ミドルがネットを揺らし、2点目を奪った。だが後半33分に途中出場したDF長谷川が相手MFを倒してPKを与え、FWリッピに決められた。41分にもまたもPKを与えたものの、GK松原が好セーブし、辛くも勝利をつかんだ。(8月26日『上毛新聞』より引用)




■ 2018年9月2日(日) ■

2018明治安田生命J3リーグ 第21節

ザスパクサツ群馬 1−0 ガンバ大阪U-23

正田醤油スタジアム群馬 3358人

かすかな望み

 ガンバ大阪U−23とは、8月18日にアウェイで対戦し0−4と大敗したザスパ。混戦模様のJ3において、最終的に得失点差で昇格が決まる可能性もあるため、この大敗が後々響かないことを祈るのみです。
 そして今回、ガンバ大阪U−23をホームで迎え撃つこの試合。ザスパとしては、前回の屈辱を晴らすため、そして何より昇格争いに踏みとどまるため、文字通り負けられない一戦となりました。
 試合は、前半16分、ガンバ高木のフリーのヘディングシュートや、直後のガンバのCKからの混戦の中でクリアボールがをクロスバーを直撃するなど、少々心臓に悪い展開に。そんな中、前半32分、自陣ゴール前から竜樹が左サイドを一気に駆け上がり、碓井がつないで、駿太のダイレクトボレーまでの流れるようなカウンターは見事でした。GKの好守に阻まれゴールにはならなかったものの、やはりザスパにはこのような切れ味鋭いカウンターが似合う気がします。
 そして後半開始早々、敵陣ペナルティエリア手前でFKを得たザスパ。キッカーは風間。狙いすましたように蹴られたボールは、きれいな軌道を描いてゴール左上隅に吸い込まれていきました。GOOOOOAL!!! 会心のFK。こういうゴールを決められる選手がいると強い。風間は今後の昇格を賭けた終盤戦のキーマンになることは間違いないと思います。
 試合はそのまま1点を守り切り、ザスパは前回のリベンジを果たしました。ガンバは若さゆえかラフプレーが目立ち、退場者が2名出て、数的優位の下戦えたのも大きかったし、欲を言えばもっと点を取ってほしかったですが、今は何をおいても「勝ち点3」。
 今節を終えて6位に浮上したザスパ。上位が負けないと順位が上がらず昇格もできない、ある意味他力も相当必要な状況ですが、ザスパは目の前の試合を勝ち切るのみ。そして残り少ない直接対決で上位陣を倒す。昇格へのかすかな希望が見えてきた、ガンバ大阪U−23戦でした。【山本五十八@太田】



■ 2018年9月8日(土) ■

2018明治安田生命J3リーグ 第22節

セレッソ大阪U-23 0−2 ザスパクサツ群馬

キンチョウスタジアム 1192人

今季初3連勝

 ザスパは前半、セレッソにボールを保持される時間帯が続くも、堅い守備で決定機を作らせなった。前半終了間際に右サイドからのクロスのこぼれ球を、FW大島がボレーシュートして先制した。後半は攻守に主導権を握り、24分にMF風間のコーナーキックをニアに飛び込んだDF舩津がそらし、FW大島がヘディングで押し込んで2点目を奪った。(9月9日『上毛新聞』より引用)




■ 2018年9月16日(日) ■

2018明治安田生命J3リーグ 第23節

カターレ富山 0−1 ザスパクサツ群馬

富山県総合運動公園陸上競技場 3162人

故郷に錦を飾る

 ザスパは前半37分、FW大島の強烈なシュートをキーパーにはじかれた。43分にはMF星原のアーリークロスにMF高橋がヘディングで合わせるもわずかにゴール右に外れた。後半21分にMF風間のクロスから、高橋のヘディングシュートがゴール右隅に決まり先制。28分の富山MF川上のシュートは、GK松原が好セーブ。その後もDF舩津を中心に必死に守り、完封した。(9月17日『上毛新聞』より引用)




■ 2018年9月21日(金) ■

2018明治安田生命J3リーグ 第24節

ザスパクサツ群馬 0−1 グルージャ盛岡

正田醤油スタジアム群馬 1604人

フガイネーナイト

 スポーツ観戦において、観戦者が必ず背負わなければならないことがあります。それは、応援するチームが負けた場合、その結果を受け入れること。でも応援するチームへの思い入れが強ければ強いほど、敗北という結果を受け入れるのは辛いものになります。それが、長年戦ってきたJ2からの降格初年度で、当初はJ3の下位に沈んだものの、シーズン中盤以降盛り返して、連勝街道を突き進み、いよいよ昇格争いに食い込もうかという局面を迎えての、ホームでのあっけない敗北だったとしたらなおさらです。
 J3第24節盛岡戦は、今季ホーム唯一の金曜開催。霧雨が降り続く中、それでもたくさんのサポーターが集結し、チームを後押ししました。
 試合は、ここ最近好調を維持している駿太が前半25分の決定機を外すと、その後は盛岡ペースに。盛岡はスピードを生かして、多くのチャンスを作ります。ザスパは攻撃に迫力がなく、無意味なバックパスも多く見られ、気持ち的に「受け」に回っている印象。
 そして、後半20分、盛岡は藤沼のシュートのこぼれ球を宮市が合わせて先制。ザスパは追う展開になります。その後は22分にFKからDF小柳のヘディングシュート、38分にDF舩津のシュート、42分にFW大久保のヘディングシュートと、怒涛の反撃を仕掛けるも、時すでに遅く、そのまま試合終了。ザスパは手痛い敗北を喫しました。
 金曜の夜の試合だけに、1週間の疲れを吹き飛ばしてくれるような快勝を期待しましたが、ホームでありながら、盛岡にいいようにやられる不甲斐なさ。サポーターのブーイングも当然でしょう。今節を終えて、ザスパの順位は4位と変わらなかったものの、昇格戦線からは大きく後退。
 J3も残りはたったの9試合。もし全勝すれば、勝ち点は昇格ラインの64には届くものの、正直この試合を見ると非現実的な話と言わざるを得ません。一方、首位を走る琉球は、鹿児島を4−0で寄せ付けず、別格の強さを見せつけました。おそらく琉球はこのまま昇格を決めるでしょう。となると残る昇格枠は1つのみ。今後の試合では、1戦1戦勝ちを確実に積み重ね、できる限り順位を上げて、天王山となるであろう11月3日のアウェイ琉球戦に臨んでもらいたい。おそらくザスパの命運が決まる一戦となるこの試合で、琉球に「絶対に」勝つこと。それなくして、ザスパに昇格する資格はないと思います。もはや失うものは何もない。サポーターとしては、挑戦者としてのザスパを今後も後押しするのみです。【山本五十八@太田】


■ 2018年9月30日(日) ■

2018明治安田生命J3リーグ 第25節

SC相模原 0−1 ザスパクサツ群馬

相模原ギオンスタジアム 1998人

昇格サバイバル


 ザスパは前半、セカンドボールを拾えず、相模原にペースを握られた。後半は2トップから1トップ2シャドーに布陣を変え、両サイドからチャンスをつくり押し込んだ。38分、フリーキックを得るとゴール前の混戦からDF久木田が左足でシュート。豪快にゴールネットを揺らし、均衡を破った。相模原のパワープレーを受けたが、チーム全員で値千金の1点を守り切った。(10月1日『上毛新聞』より引用)




■ 2018年10月7日(日) ■

2018明治安田生命J3リーグ 第26節

ブラウブリッツ秋田 0−1 ザスパクサツ群馬

あきぎんスタジアム 2211人

昇格圏近づく

 ザスパは前半19分、秋田MF前山に打たれたミドルシュートがクロスバーに当たる危機があったが、両チーム無得点で折り返した。後半7分、MF風間のコーナーキックからDF小柳がヘディングシュートを決めて先制。後半は強固なブロックで秋田のシュートを枠に飛ばさせず、虎の子の一点を守り切った。台風25号の影響で、キックオフが午後1時から3時に変更になった。(10月9日『上毛新聞』より引用)




■ 2018年10月14日(日) ■

2018明治安田生命J3リーグ 第27節

ザスパクサツ群馬 2−2 アスルクラロ沼津

正田醤油スタジアム群馬 2932人

男子三日会わざれば刮目して見よ

 秋も深まり、今季のJ3もいよいよ佳境を迎える。ザスパはこの10試合で8勝2敗と順位を上げ、昇格圏の2位が垣間見える勝ち点2差の4位まで順位を上げたで。この日のデーゲームで2位の鹿児島が鳥取に大敗。今日の相手は、勝点差で並び得失点差で上に立つ3位沼津との直接対決。沼津はJ2ライセンスが下りなかったんで、今季のJ2昇格はでぎねんだけんど、昨年も栃木を苦しめた「J3の門番」としての意地を見してくるだんべ。沼津にはザスパに在籍したGK牲川やDF石田もいるで。そしてFWには過去何度も苦渋を呑ませられたFW染矢も。どっちも勝てば勝てば2位浮上となる大一番さね。
 両毛線で前橋駅へ。シャトルバスを待ってる間、沼津サポの方とお話。沼津ではGK牲川は「守護神」として崇められてるっつー話さね。去年ザスパにいたときはいろいろやらかしてくれた(笑)んにおーか評価高ぇじゃねーきゃ!ならばその守護神とやらを粉砕してやるんべぇ!
 今日は正田醤油スタジアムで陸上競技大会があった関係で19:30キックオフ。秋の日はつるべ落としで、敷島に着いた時にははぁ真っ暗で、昼間は暖ったかったんにすいぶんと肌寒みぃ。ザスパのスタメンはGK21松原、DF2舩津・40小柳・フェイスガードが心配な13久木田、MF29星原・8風間・33碓井・11岡庭、FW7高橋・15ジャスティン・50山アとゆう前節と変わらぬメンバー。サブにGK23朴、DF4坪内、MF30松下・17鈴木・14吉田、FW27大島、そして39大久保。相手の沼津のスタメンにはその守護神だっつーGK牲川やFW染矢、そしてサブには石田もいるで。
 試合開始、ザスパは山崎がトップの3-4-2-1。沼津は4バックの模様。双方、攻守が激しく攻守が入れ替わる展開。ザスパは風間を中心に攻撃を組み立て、沼津はサイド奥のスペースを狙う。前半25分には高橋が裏に走る山崎にスルーパスを送るが決まらず。前半37分風間のシュートは牲川に阻まれるも、ここで得たCKで、風間からのクロスを高橋が牲川の前に走り込んでヘディングシュート!GOOOOOAL!!! 漢・高橋のゴールでザスパ先制!どうだ牲川!場内大興奮!その後は沼津に押し込まれるもきちんと対応して前半終了、1-0。このまま勝ち切れれば2位浮上だで。
 後半開始。選手の交代はなし。後半早々、後方からのチャージで碓井に黄紙。これで通算3枚目でリーチ。その後は風間にも黄紙、これもリーチ。両名は今後もう一枚もらって出場停止になると打撃大きいで。その直後、小柳のまさかのパスミス(!)から高い位置でボールを奪われ、染矢にシュートを見舞われるがゴールライン間際の舩津がこれをクリア。ふなっしーグッジョブ!しかしその直後の後半19分、沼津左サイドから、ゴール前にクロスを上げられると、沼津・熱川に頭で決められ同点、試合は振り出しに。ここで山崎に替え大島を投入。後半24分、再び左サイドのクロスに、後方から走り込んだ熱川に再びヘッドで決められ、ものの5分で逆転を許す。どっちもジャスティンの熱川へのケアが緩かったんじゃねぇかと。同じような失点パターンで場内は意気消沈。さっきまで2位浮上を夢見てたんに、一気に奈落の底への気分。ここで岡庭に替え鈴木、数分後にジャスティンに替え大久保を投入。鈴木のクロスを大久保に当てる作戦だんべ。後半41分、左サイドから鈴木のクロス、大久保にも星原にも届かなかったけんど、このこぼれ球を大島が押し込んでGOOOOOAL!!! 同点!!起死回生!執念で押し込んだ!スタジアムは一気にヒートアップ。こっから場内一体となった、この日の観客は3000人にも満たなかったんにそれ以上のザスパサポがいるような大声援が敷島にこだましたで。
 アディショナルタイムは4分。その大声援を後押しに2位をもぎとらんと一気の大攻勢のザスパ、そして守る沼津。右GK、風間のクロスから大久保のヘッドは牲川が横っ飛びで右手一本で防いじまった。くそー!でもまだ時間はあるで!何としてももう1点を奪え!押せ押せの大声援のスタジアム。最後の最後、風間からパスを受けた星原のシュートも、またも牲川のファインセーブと相手DFの必死のクリアで得点ならず。その後にタイムアップ。2-2、牲川の壁を破れず無念のドロー。
 双方勝ち点1の痛み分け。両軍の選手の多くがピッチに倒れ込む、まさに死闘だったぃ。最後の怒涛のザスパの攻撃は、ザスパのあの頃とは違う沼津の守護神・牲川にしてやられたぃ。「男子三日会わざれば刮目して見よ」とは良くゆったもんだぃな。
 負けなかったけど、勝てなかった。本当に悔しいで。順位は4位のまんまだけんど、2位との勝ち点差は1として、未来に望みはつなげた。まだ何も決まっちゃいねぇ。残り6試合、一戦必勝で勝ち続けるっきゃねぇやぃ。J2へ戻るんべぇ!【すずき@東毛】



■ 2018年10月21日(日) ■

2018明治安田生命J3リーグ 第28節

ザスパクサツ群馬 1−0 福島ユナイテッドFC

正田醤油スタジアム群馬 4678人

一戦必勝

 帰り道、勝利の余韻に浸りつつ、ふと思い出した。「ああ、観戦記頼まれてたんだ...」 ...決して忘れていたわけではないのです。3月の琉球戦以来の「なっから!ザスパ!!」への寄稿ということで、それなりに気持ちは用意していたのです。観戦記を書くならばバックスタンドでじっくりと冷静に客観的に試合を見るんです、これまでならば。ただ1年位前からか、チームの置かれた状況にじっと座って見ていられなくなり、ゴール裏に場所を移してしまいまして...。まあ、ゴール裏から見る観戦記もいいだろうと思っていたのですが、声を上げ、歌い、手を叩いているうちにすっかり吹っ飛んでしまいました。はい。...はたしてこの曖昧な記憶でどこまでまともな観戦記が書けるか、乾坤一擲の大勝負です!!(笑)
 10月21日日曜日。雲ひとつな青空。風はなく少し強い日差し。スポーツの秋にふさわしい観戦日和となりました。ベイシアグループ冠マッチで賑わう場外にはいつもよりテントが多めです。ベイシアグループのブースだけでなく、草津温泉や福島県産物のブースも設けられてます。福島名物のお菓子は当初予定の倍を持ち込んだそうですが、ザスパサポによって瞬殺。買えなかった人たちの嘆きの声が聞こえます。ハロウィーンの仮装コンテストも行われ、子どもたちの可愛らしい仮装に紛れて広め隊のふたりの本気のコスプレも。なんとも審査員泣かせな展開ですが、その審査員として登場したのは負傷欠場中の岩田選手。手術は無事に終わり現在はリハビリ中とのこと。焦らずしっかりと治してピッチで活躍する姿を見せてほしいです。あ、あと機会があれば学生時代にハロウィーンでやったというフリーザ様のコスプレも見せてほしいです。いろいろと期待しています!(笑)
 試合前の場外は和気あいあいとリラックスムードですが、試合が始まれば選手もサポーターも真剣勝負。今日の対戦相手は福島ユナイテッドFC。開幕戦で逆転負けを喫した相手とのリベンジマッチです。
 スタメンは、GK21松原、DF13久木田・2舩津・40小柳、MF14吉田・8風間・33碓井・7高橋、FW15金城・27大島・50山ア。不動の右WB星原選手が今節はベンチ外。負傷欠場らしいですが大した怪我でないことを祈ります。代わって右WBに入ったのは吉田選手。久しぶりの出場で、しかも慣れないポジションでの抜擢。はたしてどんな活躍を見せてくれるか。岡庭選手に代わって久しぶりにスタメンの大島選手の活躍にも期待です。  サブは、GK23朴、DF4坪内、MF30松下・17鈴木・11岡庭、FW18小牟田・39大久保。注目は小牟田選手。多くのサポーターに愛される未完の大器、今日こそはゴールを決めてブレイクのきっかけを掴んでほしいところです。
 今日も大きな声量で盛り上げるゴール裏、ホームスタンドもバックスタンドもそれに呼応してくれて良い雰囲気のなかでキックオフ。
 序盤こそザスパがボールを握ったものの、10分過ぎあたりから徐々に福島ペースに。ボールを動かし人も動く流動的な福島の抑えどころが見つからない様子。しかし、ザスパもしっかりとサイドに鍵をかけて福島の攻撃を封印。右サイドに入った吉田選手が効いています。お互いにゴール前にたどり着けない展開ながらチャンスの数はほんのすこしだけザスパが上回っている感じでしょうか。
 前半41分、左サイドからジャスティン選手が上げたクロスは相手DFに弾かれるもののそれをダイレクトで捉えたのは高橋選手。抑えのきいた低い弾道のシュートが決まりGOOOOOAL!!! ザスパ先制! 前半での先制に一瞬前節の苦戦が頭をよぎります。今節は追加点を上げて快勝と行きたい、そんなことを考えていたところに決定的なピンチ。ゴール目の前まで持ち込まれての強打は松原選手のファインセーブ!左手で薙ぎ払うまさにレインメーカー...かと思ったらどうやら顔面だったようですね。痛がる素振りも見せないイケメン守護神に助けられました。どうにか無失点で前半終了。
 後半、お互いメンバーチェンジなしでキックオフ。後半もお互いにいいところを出させない展開が続きます。ザスパもボールは持てても攻めあぐねる時間が長く、追加点は生まれません。後半20分、吉田選手がピッチにうずくまります。入ってきたスタッフはすぐにバツ印。接触か?怪我か?と思いましたがそのまま自力でベンチへ歩いてゆきましたので大事ではない様子で一安心です。吉田選手に代わって岡庭選手がピッチに入ります。この交代で右WBには高橋選手がまわしました。そういえば今季のザスパの右サイドは星原選手がずっとスタメンを張っていたので明確な二番手がいないのですかね? 落とせない試合が続くのでこの辺は心配ですね。
 後半29分、山ア選手に代わって小牟田選手が出場。場内のボルテージも上がります。期待されているんだ、ゴール決めろこむたん! 後半35分、高橋選手に代わって鈴木選手です。これでポジションがまた少し変わり、右WBにはジャスティン選手がまわり、鈴木選手が左WBに入ります。
 今日は攻撃的なカードを切り続けた布監督。しかし追加点はおろかシュートにも届かないままゲームは終盤へ。一方的に攻められるのを耐えていなして跳ね返してと、粘り強く守り切るザスパ。そのまま耐え忍んで試合終了。今季定番の展開となったウノゼロで勝利! は〜も〜、終盤のハラハラは見ててくたびれらい!!  沼津の敗戦を受けて順位がひとつ上がり3位。2位鹿児島との勝ち点差は1。いよいよ昇格圏まであと一歩です!
 苦しいながらも結果を出しているザスパですが、次節はお休み。結果が出ているときは休みたくないのがチームの心境ではないでしょうかね。どんなもんでしょうか...。次節沼津が勝てば順位は4位に戻ります。まだまだ3チームによる2位争いは続いています。そして休み明けは、首位・琉球との対戦。おそらくはこの試合が琉球にとっては昇格あるいは優勝がかかった一戦になる見通しのようですね。 ...いやいや。いやいや、そんなことは置いておきましょう。琉球の順位なんてもはやどうでもいい。鹿児島や沼津の結果もどうでもいい。もうザスパは目の前の一戦を勝ち続けるしかないんです。どんな戦い方でもいい、どんなにヒヤヒヤハラハラでもいいから、勝つしかないんです。他所を気にせず目の前の一戦に集中。一戦必勝です。【ばた@前橋】


■ 第29節はお休みだぃね! ■



■ 2018年11月3日(土・祝) ■

2018明治安田生命J3リーグ 第30節

FC琉球 4−2 ザスパクサツ群馬

タピック県総ひやごんスタジアム 7810人

琉球強し


 ザスパは力負け。開始直後の前半2分、セットプレーから琉球MF中川に決められ失点。リズムをつかめず、16分にはFW和田、後半4分にMF富樫に決められ、リードを広げられた。
 3点を追う後半16分、MF鈴木のクロスからFW山アが加入後初得点。だが21分にカウンターからMF中川に4点目を献上。41分にMF風間のループシュートで1点を返すも及ばなかった。(11月4日『上毛新聞』より引用)




■ 2018年11月11日(日) ■

2018明治安田生命J3リーグ 第31節

ザスパクサツ群馬 3−3 ガイナーレ鳥取

正田醤油スタジアム群馬 3030人

絶対に諦めない

 悔しい。とにかく悔しい。でもまだ終わったわけじゃない。絶対に諦めない。悔しさをにじませた選手たちに、一致団結して贈ったザスパコールがサポーターの決意だ。

 日中は暖かな日差しに恵まれた11月11日日曜日。初冬のナイトゲームだというのについつい防寒を怠ってなっからさみぃ思いをすることになったいね。今日は渋川市民デー。へそ踊りの市職員の方が気の毒だいね。半裸、しかも無給らしいし...。
 鳥取を迎え撃つ今節のスタメンは、GK 21松原、DF 13久木田・2舩津・5阿部、MF 7高橋・8風間・33碓井・40小柳、FW 6小林・15金城・50山ア。リザーブは、GK 23 朴、DF 4坪内、MF 30松下・17鈴木・11岡庭、FW 27大島・39大久保。登録上のスタメンと実際の配置は異なり、3CBはいつもの通り。左WBに阿部選手が入り、ジャスティン選手は右WBにまわりました。久しぶりの先発登場は小林選手と阿部選手。前線のブラジル人助っ人の力を最大限に活かす鋭いカウンターが持ち味の相手に、走力に期待できる選手を配したといったところでしょうか。パスの出しどころへの素早いチェックに期待です。
 試合ごとに人数が増し、声量も大きく強くなっているゴール裏の声援のもとキックオフ。うまく試合に入ったザスパ、ほぼ鳥取陣内で攻撃を展開。鳥取はクリアが精一杯。立て続けにコーナーキックを得ます。この流れのうちに先制が欲しいと思い始めた前半8分。風間選手からのコーナーキックをヘッドで捉えたのは小柳選手。鳥取GKが弾き返したボールをきっちりと押し込んだのは高橋選手。GOOOOOAL!!! 最近好調の高橋選手のゴールで歓喜に沸くスタジアム。さあさあ一気に押し切ろうぜ!...と思った矢先の11分。最前線へ放り込まれたボールを捉えた鳥取レオナルド選手、一気にドリブルでゴール前へ。ザスパディフェンス2人を振り切ってゴール。あっさりと同点。さすがリーグ得点ラインキング首位を独走中のレオナルド選手。早い、強い、うまい。鳥取、1点返したことで息を吹き返したように縦に早い攻撃を繰り出してきます。しかしザスパも気落ちはしません。引き続の攻勢、しっかりと繋いで攻め上がり幾度となく鳥取ゴールを脅かします。碓井選手のミドル。風間選手のサインプレー。阿部選手のえぐったクロス。ジャスティンのアーリー気味のクロス。そして38分。右サイドから中へ。碓井選手から中央の風間選手へボールが渡ると、一瞬左サイドでフリーになっていた阿部選手へパスを出すように体重移動。これに鳥取ディフェンス陣が釣られたところで右に持ち替えてシュート!鮮やかなミドルがゴール右上隅に突き刺さり、GOOOOOAL!!! 芸術的な一閃でリードを得て前半終了。私、あまりの寒さに駐車場まで上着を取りに走ります。連れが買っておいてくれたもつ煮で暖を取りつつ後半開始を見守ります。
 後半は一進一退の攻防に。高橋選手がクロスにダイビングヘッド。ジャスティン選手のアーリーに阿部選手のヘディング。お互いにいい場面を作りますがゴールには至らず。低調というよりはお互い相手にやらせない展開に。この均衡が破れたのは63分。鳥取フェルナンジーニョ選手の強烈なシュートは松原選手が素晴らしい反応ではじき出します。しかしこれで得たコーナーキックに走り込んできた鳥取井上選手。強引に体に当てて押し込むようなゴールで再び同点。1点目のときと同じく、これで鳥取の攻撃が勢いづきます。次々とシュートが飛んできますが、ここはしっかりとセーブ。鳥取は出足が良くなり、ザスパはパスが緩くなり安易に奪われるシーンが目立ち始めます。流れを変えたいザスパは、選手交代。小林選手に代えて鈴木選手。山ア選手に代えて大島選手。久木田選手がようやくフェイスガードがとれたと思っていたら、今度は大島選手がフェイスガードをつけていますよ。交代で徐々に主導権を奪い返してゆきます。75分、交代出場の鈴木選手の魔法の左足が炸裂しますが、このミドルはクロスバー直撃!惜しい!ここからはお互い打ち合いに。81分、左サイド阿部選手から縦に。裏へ抜けて受けた高橋選手、走り込んで来た風間選手へパス。風間選手はこれをワンタッチでさばき、上がって来た阿部選手へ。阿部選手もワンタッチで逆サイドへふわりとしたやさしいクロス。これをジャスティン選手がダイレクトでボレーシュート。ワンバウンドし相手にあたってGOOOOOAL!!! 小気味良いパスワークから相手を翻弄するゴールで三度リード!吠えるジャスティン!サポーターも吠える!(翌日午後まで喉が痛かったです...)
 逃げ切りを選択したザスパは88分に高橋選手を下げて松下選手を投入。心の燈台・松下選手、10試合ぶりの登場です。風間選手も碓井選手も累積リーチでリーグ戦最終盤ですから、松下選手を使っておきたかったというのもあるでしょうね。これで5バック3ボランチのような形になりますが、鳥取の猛攻に打ち破られてしまいます。ロスタイムに入った91分。コーナーから再び鳥取井上選手のヘディングで三度同点。必死の反撃も届かず試合終了。
 ザスパとしては負けに等しいドロー。三度追いついた鳥取の執念が僅かに上回った、ということでしょうか。悔しい。本当に悔しい。しかしサポーターからはブーイングはなし。みんな最後の最後までしっかりと選手を後押しし、ともに戦う覚悟ができています。一致団結した大きなザスパコールで背中を押します。下を向いている暇はないのです。いまこそ、前だけ向いて、恐れることなく行こう! 「昇格争いは残り3試合が本当の勝負(大久保選手)」 そう。まだまだ。ここからが本当の勝負。【ばた@前橋】



■ 2018年11月18日(日) ■

2018明治安田生命J3リーグ 第32節

ザスパクサツ群馬 1−0 ギラヴァンツ北九州

正田醤油スタジアム群馬 3384人

必勝!

 大島のヘッドがゴールネットを揺らした直後、歓喜とともに言いようのない不安が頭をよぎる。残り時間はあと13分。前節アディショナルタイムでの同点ゴールという悪夢を目の前で見ているだけに、どうしても喜びより不安が勝る。
 J3も残りあと3試合。前節鳥取との死闘をドローで終えたザスパは、昇格圏の2位鹿児島との勝ち点差が3。しかも、前日の試合で鹿児島が勝っているため、暫定で差が6に広がっている。負けどころか引き分けすら許されない状況になった。ホームに迎え撃つはギラヴァンツ北九州。現在最下位とはいえ、かつてはJ2上位に食い込んだこともあるクラブ。その時の主力は今ザスパにいる風間や星原だった。今は逆に、ザスパOBの加藤弘堅、有薗真吾、川島將が所属している。先週に引き続き、会場の都合でナイターとなった試合。11月も半ば、日が沈むと一気に気温が下がってくるが、正田醤油スタジアム群馬のゴール裏は、チームを鼓舞するサポーターが火花を撒き散らしている。
 ザスパのスタメンはGK松原、DF舩津、久木田、小柳。ボランチに風間と碓井、両ワイドにジャスティン、阿部、ツーシャドーが高橋、小林、トップに山崎。鼻骨を骨折し、フェイスガードを付ける大島は今節もベンチスタート。対する北九州は、スタメンに有薗が入り、川島がサブ。トップには長らく北九州の顔となっている池元。監督はあの闘将柱谷哲二。「MAEBASHI PRIDE MATCH」と銘打ったこの試合、山本龍前橋市長から熱いエールが贈られ、いよいよキックオフ。
  出だしに押し込んだのは北九州だった。しかし、冷静に対処したザスパは、この試合も両ワイドのジャスティンと阿部が高い位置を取り、サイドから北九州のディフェンスを崩しにかかる。9分、阿部のスローインからボールをつなぎ、左サイドPA外から風間が放ったミドルシュートは、ニアサイドを突くも相手GKに弾かれる。北九州はロングボールで裏のスペースを狙ってくるが、ザスパの3バックは崩れない。FKのこぼれ球を枠に飛ばされたが、GK松原のファインセーブでゴール回避。今度はザスパのFK。PAの少し外、やや左から風間が狙う。右足から放たれたボールは正確にゴールマウスを捉えたが、GKが辛うじて触り、クロスバーに弾かれた。なおも攻めるザスパ、前半終了間際に舩津が左に展開したボールを風間がトップの山崎に入れる。振り向きざまに放ったシュートは、惜しくも右のゴールポストを直撃。直後にホイッスルが鳴った。ペースを握っていたが、得点が奪えなかった前半。選手の気迫も感じられ、試合展開も悪くないが、どうしても勝たないといけない試合。まずはゴールを奪わないと始まらない。
 そして運命の後半45分がスタート。開始早々、混戦からこぼれ球を拾った高橋がミドルシュートを放つが、ゴール左に外れる。高橋は入場のときに、一人だけベンチコートを羽織っていなかった。その姿に、並々ならぬ気合を感じた。ピッチでもその想いがあふれるがごとく、縦横無尽に奮闘している。押しているが、得点を奪えないザスパ。60分に小林に替えて、大島を投入。しかし試合は動かない。77分、さらに高橋に替えて大久保、山崎に替えて坪内を投入。ここで布監督が勝負に出る。3バックの一角だったDF小柳が大久保と組んでツートップに。前線に上背のある選手が並ぶ形となった。その直後、阿部が中盤からその小柳に当て、そのまま左サイドを駆け上がる。キープした小柳が再び阿部にボールを預けると、ゴールライン付近から鋭いクロスを入れる。そのボールにニアで合わせたのは大島!ボールはGKの伸ばした手をすり抜け、ゴールネットを揺らした。GOOOOOAL!!! 今季10得点目が待望の先制点。星原のケガもあって、スタメン復帰した阿部が、前節に続き貴重なゴールをクロスでアシスト。躍動する姿が頼もしい。 そして、期待と不安が入り混じる残り13分とアディショナルタイム。落ち着いて時間を使おうとするザスパに、北九州が最後の意地を見せ、押し込んでくる。決死の守備で耐えるザスパ。際どいシュートが飛んでも、最後は守護神松原がゴールを割らせない。長い4分のアディショナルタイムをしのぎ切り、そのまま1-0で試合が終了。まず1つ。必勝の試合を勝ち取った。
 次節は1週間後、アウェイ藤枝戦。次は鹿児島に先んじて試合ができる。勝てば一時的にでも勝ち点で並ぶ形になるため、結果で鹿児島にプレッシャーをかけたい。勝てば何かが起こる。そう信じて。【yosuie@中毛】


■ 2018年11月24日(土) ■

2018明治安田生命J3リーグ 第33節

藤枝MYFC 1−0 ザスパクサツ群馬

藤枝総合運動公園サッカー場 1604人

失意の敗戦


 ザスパは失意の敗戦。前半、DFラインの裏に抜け出したFW高橋が2度決定機をつくり、シュートを放つも決めきれない。藤枝は40分、コーナーキックをMF大迫がペナルティーエリア中央でボレーシュートし、先制点を挙げた。ザスパは後半、DF小柳を前線に上げ、FW山崎、FW大久保を投入して猛攻を仕掛けるが得点を奪えなかった。(11月25日『上毛新聞』より引用)




■ 2018年12月2日(日) ■

2018明治安田生命J3リーグ 第34節

ザスパクサツ群馬 2−2 Y.S.C.C.横浜

正田醤油スタジアム群馬 4503人



 前節でJ2復帰の道が閉ざされたザスパ。正直なところ試合の前は気持ちの整理がついていませんでした。いつも最終戦に感じるのは、シーズンを戦った選手たちとの別れを惜しむ寂しさです。ただ今回はそれに加えて様々な感情が入り混じり、そしてなにより、勝ちたい、という気持ちが強かったですね。前節の敗戦のせいかもしれません。J2復帰を狙っていたのに負けて終われないという意地だったかもしれません。なぜあれほど前向きだったのかは、試合を終えた今でも理解できていません。しかし、勝ちたいという気持ちだったのは私だけではなかったようです。シーズン終盤に近づくごとに、選手を後押しするポジティブな言葉を発しゴール裏に集まるサポーターの数は試合ごとに増え、声量は増してゆきました。消化試合であるはずの今節、ゴール裏の人数も声量も今季一番だったように感じました。純粋な「サポートの心」が集っていると感じました。今季ザスパはJ2には手が届かなかったけれど、もしかするとそれ以上に大切な宝物を手に入れたのかもしれません。
 2018シーズンのザスパ、最後のスタメンは、GK 21松原、DF 28長谷川・2舩津・40小柳、MF 15金城・33碓井・30松下・5阿部、FW 6小林・7高橋・27大島。リザーブは、GK 23朴、DF 4坪内・3川岸・19一柳・22藤原、FW 50山ア・39大久保。前節で怪我で交代した久木田選手に代わって長谷川選手が先発。しかし実際にCBに入ったのは金城選手、長谷川選手はWBでした。出場停止の風間選手に代わってボランチに入ったのは、心の燈台・松下選手。相棒となる碓井選手が前目に位置取り、松下選手が守備を締めます。リザーブに川岸選手、一柳選手、藤原選手と今季あまりチャンスのなかった選手の名前があります。怪我人が多くスクランブル状態のようですし、布監督は勝つための選択をしているのだとは思いますが、これが最終節だと思うと少々心穏やかではいられなかったりもします。  相対するのはYSCC横浜。順位は下位に沈んでいますが、良い選手も揃っており油断のならないチームです。
 キックオフ。良い立ち上がりを見せたザスパ。丁寧にボールをキープしつつ攻め上がります。前半10分、パス交換から持ち上がった小柳選手、ペナルティエリアの少し外で倒されてFKを得ます。キッカーは松下選手。豪快なシュートはキーパー正面! 久しぶりの先発ですが松下選手まだまだ健在です。シュートはもちろん、スライディングでのボール奪取など守備面での安定感が頼もしい。松下選手の守備により今日は碓井選手が前へ出てゆくことができています。この直後、ゴール前まで入り込んでだ碓井選手からのクロスに高橋選手がオーバーヘッドを狙いますがこれは捉えきれず。しかし果敢なチャレンジにスタジアムは沸きます。先制の場面もこの二人でした。前半19分右サイドを駆け上がった高橋選手からのパスを受けたのは碓井選手。ワンタッチで相手DFを剥がすと左足を振り抜きます。抑えの効いたシュートが右下隅へ。GOOOOOAL!!! ザスパ先制! いいですね。今日の試合は安心して見ていられます。先制後、主導権は若干横浜に移りますが決定的なところはやらせず。ザスパは右の長谷川選手、左の阿部選手、ふたりの巧が効いています。いいクロスに惜しいシーンが続きます。前半45分、横浜の攻撃を凌ぐとペナルティエリア内から阿部選手が一気に前線へ蹴り返します。このボールを奪いにかかる大島選手、横浜DFはたまらずバックパス。このパスが乱れたところをかっさらったのは高橋選手。キーパーをかわすと落ち着いて無人のゴールへ流し込む。GOOOOOAL!!! ザスパ追加点!! 大丈夫、今日は勝てる!
 しかしその直後。横浜のボランチ後藤選手、センターラインからザスパDFラインの裏へのロングフィード。DFの死角から抜け出したのは横浜FW辻選手。GKの位置を見極めて強振せずワンタッチで流し込むような技ありのシュート。松原選手は出る戻るの判断を一瞬迷ったか、シュートは体のすぐ脇をかすめてゴールへ。ザスパ失点。さすが横浜の点取り屋、うまいですね。 センターサークルからのリスタートを蹴った瞬間にホイッスル。前半終了。まさにラストプレーで1点返されてしまいました。いわゆる、2−0は危険ななんちゃらかんちゃら。
 ハーフタイムでの交代はなし。一進一退、互いにシュートまで行かせない展開。後半24分、小林選手から山ア選手に交代。小林選手、今日もよく走ってました。追い回すことで味方に時間を作り、パスコースを消すことで相手の攻撃を遅らせる。衰え知らずの運動量は今季も頼もしかったです。さらに後半32分、大島選手を下げて一柳選手を入れます。守備固めをするにはまだ早すぎるようにも感じますが、どうでしょうか。試合は動かないまま後半42分。高橋選手に代えて大久保選手を投入。高橋選手、本日1G1Aの大活躍でした。今季、終盤の大久保選手投入は追加点を奪うためというよりも、高さを加えた守備固めという印象が強かったですね。ザスパの今季のファーストゴール以降、100ゴール達成を待ち望んでましたが...。 最終盤、横浜の攻撃に対し、山ア選手がスライディングで止めるとこれがファール。ペナルティエリア少し外でのフリーキック。しっかりと壁を作って対応しますが、横浜・三沢選手のシュートは壁の上を越えゴール左上隅に突き刺さります。同点。敵ながら素晴らしいフリーキック。守護神・松原選手といえどもさすがにこれは取れない。
 ゴールが決まった次の瞬間に試合終了のホイッスル。なんという幕切れ。まさにラストプレーで勝ち点2を失い、5位に後退。残念ですが、こういう大切な場面で勝ちきれないのはいかにも今季を象徴しているように感じます。ため息のスタジアムですが、それでもチームを称える声援も絶えなかったのもまた今季のザスパらしいと思います。  最終戦セレモニーはそれぞれの言葉でザスパへの思いが語られました。一言ひとこと噛みしめるように率直な思いを伝える広め隊勝利の女神・ちゃんさや。高らかに引き続きのサポートと来季の応援ソング制作に向かうと宣言したLACCO TOWER。誠実に感謝と決意を語る奈良社長。悔しさをにじませつつもその奥に来季への闘志を燃やす布監督。ゆっくりと静かに感謝の言葉を紡ぐ舩津キャプテン。そしてそれに拍手で応えるサポーター。ああ、いいな。とてもあたたかい。J3で迎えたシーズンだったし、J2復帰は逃したし、最終順位は5位まで下がってしまったけれど、ここには感謝と愛が溢れている。みんなが前を向いて結束している。このには、かけがえのない人々とあたたかな思いで満ちている。J2へ戻るという目標は果たせなかったけれど、奈良社長が掲げた「団結の力」「信頼の笑顔」は間違いなくここにある。だから、思う。2018年、とてもいいシーズンだった。【ばた@前橋】


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ばた@前橋 様
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え亥輪@前橋 様
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マッシー@前橋 様
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製作協力:三束雨@藤岡



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