「医療人のための群馬弁講座」特講





第22〜42節

SOS








■ 2017年7月8日(土) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第22節

FC町田ゼルビア 2−0 ザスパクサツ群馬

町田市立陸上競技場 3619人

同じ流れで連続失点 6連敗



 ザスパは前半、サイドを起点に決定機をつくるも生かせず、無得点で折り返した後半25、34分といずれも相手のセットプレーから頭で押し込まれて連続失点した。FW高井、盛田を立て続けに投入しても流れを取り戻せず、無得点のまま敗れた。(7月9日『上毛新聞』より引用)






■ 2017年7月16日(日) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第23節

ザスパクサツ群馬 1−3 アビスパ福岡

正田醤油スタジアム群馬 3366人

真逆のスコアで敗れ7連敗



 ザスパは開始直後からサイドを起点に攻め込まれ、前半11分に自陣で奪われたボールを決められて失点。後半8分にセットプレーからFW岡田が決めて同点に追い付いたが、18分にロングスローのこぼれ球を押し込まれた。36分にはCKから再度こぼれ球を決められとどめを刺された。(7月17日『上毛新聞』より引用)






■ 2017年7月22日(土) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第24節

ザスパクサツ群馬 1−1 ロアッソ熊本

正田醤油スタジアム群馬 3179人

4バック!

 すでに2017シーズンも半ばを過ぎ、そろそろ各クラブごとに現実的な目標が定まってくる時期となった。クラブワーストタイの7連敗で最下位に沈むザスパ。自ずと目標は降格圏の脱出、J2残留となっている。結果が出ない中ではあるが、今年はクラブ創設15周年ということで、この日はお祭りムード。試合前には、小島伸幸、宮川大輔、佐田聡太郎、佐藤正美、氏原良二、本田征治、熊林親吾、高田保則という、かつて紺黄のユニフォームに袖を通したレジェンドOBたちが集結し、集まった子供たちにサッカー教室を開いた。スタジアム横のステージでは、Jリーグサポにはお馴染みの平ちゃんこと平畠啓史さんと、氏原夫人のアナウンサー武藤乃子さんが司会を務めたトークショーもあり、JOYやおかもとまりさんをリーダーとして結成された、mottoザスパクサツ群馬広め隊など、群馬ゆかりの有名人も集結し、華やかな雰囲気に包まれていた。試合開始は19時、夏の群馬らしく徐々に黒い雲が広がり、雷の音も聞こえてくる。選手がピッチアップを始めると雨が落ちてきた。その雨脚が一気に強まり、土砂降りに。そんな中、ピッチに現れたのは、派手な柄のシャツを着た年配の男性。そう、今日は高山眼科スペシャルマッチでもある。ザスパサポにはお馴染みの高山院長が、今年も気合の入った雄叫びを披露する。残念ながら雨の降りしきる中でのパフォーマンスであったため、スタジアムにいながらお目にかかれなかった人もいるかと思うが、たしかに高山院長の気合は選手に注入された。それは、キックオフの笛が吹かれてから感じることができた。
 幸い試合が始まる頃には雨も小降りになり、避難していた観衆も戻ってきた。J2残留に向けて、負けられない試合。相手はロアッソ熊本。直前にかつてザスパに所属していた平繁のJ3富山移籍が決まり、残念ながら正田スタでの再会は果たせなかった。順位も近い相手に、連敗脱出の期待を込める。そんな雰囲気の中で始まった試合は、早々にスタンドからどよめきが起こることとなる。「4バックだ!」あちこちからそんな声が聞こえる。そう、今シーズン森下監督が頑なに敷いてきた3バックの布陣ではなく、この日は最終ラインに4人が並ぶ、4バック。GK牲川、右SBに舩津、CBはチェ・ジュンギと先日松本山雅から加入したばかりのヨ・ソンヘ。左SBには阿部。ボランチにはパク・ゴンと松下。右SHは山岸、左SHは高井。2トップにカン・スイルと岡田が入る。岡庭は前節途中退場のためこの試合出停。ベンチには清水、一柳、前節復帰した高瀬、小林、高橋、鈴木崇文、盛田が入った。おそらく熊本も全く予想していなかっただろう、4-4-2の布陣に、序盤からザスパがペースを握る。これまでのように闇雲にトップからプレッシャーをかけるのではなく、センターライン付近まで下がってブロックを敷き、スペースを埋めてボールを奪取する。選手の距離感も良く、ボールがつながる。連動したパス回しから、岡田、カン・スイルがシュートチャンスを迎えるが、相手GKに阻まれて得点が奪えない。33分には逆にピンチ、熊本のミドルシュートがクロスバーに当たり、跳ね返ったボールに相手選手が飛び込むが、寸でのところで牲川が防ぎ、事なきを得る。前半は0-0のまま終了。3バックを捨て、4バックで臨んだこの試合、選手が明らかに躍動している。この日着用した15周年記念の限定ユニフォームは、久しぶりにイエローのパンツ。かつてJへの階段を駆け足で上っていた頃を思い出すかのような充実した試合運びだった。
 後半開始早々にもチャンスを迎えたのはザスパ。右サイド奥の折り返しをPA内でカン・スイルが足で合わせたが、相手DFにはじかれ、詰めたパク・ゴンのシュートも再びはじかれる。押せ押せで迎えた50分、左サイドでキープした岡田からパク・ゴンを経由して右サイドへ。受けた舩津が送ったクロスはファーに向かい、長すぎたかと思われたが、そこに飛び込んでいったのは、右SHの山岸だった。頭で合わせたシュートがゴールに吸い込まれ、GOOOOOAL!!! ザスパが先制。最高の形で先取点を奪うことに成功した。連敗脱出、最下位脱出に向けて、追加点を狙いに行ったザスパだったが、そこに落とし穴が待っていた。62分、松下の裏へのフィードに詰めた高井とカン・スイルが熊本ゴールを襲うが、相手DFがゴールライン外に逃げる。松下の蹴ったCKからのこぼれ球が熊本の選手に渡り、カウンターの形に。阿部と高井が走る選手に付いてはいたが、止めきれずにゴール前まで運ばれ、ゴールを許してしまう。ここまで無失点試合がないザスパ、ちょっとした気の緩みが、この試合でも失点に直結してしまった。その後は膠着した状況が続き、85分前後から小林、高橋、盛田と立て続けに攻撃のカードを切ったが、勝ち越すにはベンチが動くのが遅かった。試合はこのまま1-1で終了、連敗阻止には成功したが、今季初めて4バックで臨んだ試合で成果が見えていただけに、勝ち点2を取りこぼした印象となった。
 21位の讃岐も引き分けたため、24節を終わって順位は最下位のまま。事態はまだ改善していない。このまま4バックを続けたほうが結果が付いてくるように思えるが、次節以降は指揮官の采配次第。そして、いずれは相手も研究をしてくる。ザスパにとっては、この先2,3試合が本当に今季の正念場となる。20位以上とこれ以上離されてしまうようであれば、選手の精神的にもかなり難しい状況となってしまう。4バックの光明に一縷の望みを託し、クラブの持てる力をすべてぶつけるしかない。【yosuie@中毛】




■ 2017年7月30日(日) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第25節

FC岐阜 2−0 ザスパクサツ群馬

岐阜メモリアルセンター長良川競技場 4629人

降格したら人生が変わる



 ザスパは前半5分に自陣でボールを失い、ショートカウンターから失点。その後もサイドの攻防で優位に立たれ、38分にFW姜を投入したが、打開できなかった。後半も攻守に精彩を欠き、途中出場したMF高橋、鈴木が好機に絡むも、34分にGK牲川のクリアミスから2点目を失い、とどめを刺された。(7月31日『上毛新聞』より引用)






■ 2017年8月5日(土) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第26節

ザスパクサツ群馬 0−1 モンテディオ山形

正田醤油スタジアム群馬 2670人

降格ダメ。ゼッタイ。

 前節、岐阜に2-0で完敗し、これで9戦勝ちなし、最下位に沈むザスパ。例年フシギな効果を発揮してる草津ミニキャンプも、記念ユニも今年は全然効果がみられてねぇし。8月は山形に始まり、J2ボトムズの讃岐・山口・金沢との対戦が続き、まさにザスパの命運を握る8月となるだんべ。
 まずは今日の相手は山形。元ザスパのMF中村駿が先発、GK冨居がサブに名を連ねてる。選手紹介の時にはMCがわざとゆっくり紹介して煽ってたぃね(笑)次世代のザスパのボランチとして期待してたんに、今年山形に攫われちまった中村駿のプレーは注目だんべ。山形の有名なスタグルメ、炎のカリーパンが敷島に出店してたんで、山形牛のカリーパンを購入。あわせてダンクの冷製トマトパスタで腹ごしらえさね。
 ザスパはGK41牲川、DF2舩津・43ヨ・20パク、MF7高橋・8鈴木・28岡庭・24高瀬、FW6小林・10マテウス・33カン、リザーブにGK1清水、DF4坪内・16市川、MF22村田・27出岡・14石田、FW40盛田。松下、高井が出場停止で、前節より4人のメンバー替え。15試合ぶりの先発の鈴木、そして今季初先発のマテウスが今節のキーマンになるだんべ。
 夏休み期間中だからか、高崎や桐生で夏まつりが行われてるからなんか、雨の予報だからなんか、はたまた最下位に沈むチームは見切られたんか、土曜のナイトゲームにしてはまぁず客の入りが悪りぃ。群馬県警のマスコット上州くんとみやまちゃんのキックインセレモニー、フィンタジャパンの社長から両チーム主将に花束贈呈のセレモニーの後、蒸し暑ぃ18時にキックオフ。西の空の雲が怪しい。今日のゲームキャプテンはカン、そして今日も4バック、ボランチは鈴木と岡庭、2トップはカンとマテウスみてぇだ。岡庭は最近やらかしてるんで、鈴木がうまくカバーできればいいんだけんど・・・主導権を握ったのはザスパ。左右にパスを散らす鈴木、そして相手に囲まれても独特のリズムとテクニックでかわしてぐマテウス。山形は中村駿が中盤の底で、試合をコントロールし、CKではキッカーも任されて、まさに山形の中軸を担ってたで。あぁ逃がした魚は、大魚になってらぃなぁ。ラインを高くとってるザスパの4バックの裏に山形はロングボールを入れてくるが、精度が悪りぃのと、試合前の散水で滑りやすくなってるピッチに足を取られて何度も滑ってボールをロスしてたぃね。ザスパの攻勢が続く。前半40分、左サイドのマテウスが右の小林にスルーパス。小林はペナルティエリア内で右足でシュートを放つも、これはGKの正面で得点ならず。直後にまたもマテウスのスルーパスからカンがシュートを放つが外れちまった。今日のマテウスはキレキレ、変幻自在のプレーとパスが光らぃね。そして鈴木の左CKに、パクゴンが頭で合わせると、無情にもこれがクロスバー直撃 (´Д`) 押せ押せの時間帯だったが、結局ここで得点でぎなかったことが、最終的な悲劇への布石となったぃな。
 ハーフタイムには、群馬県警の違法薬物・振り込め詐欺防止キャンペーンで松下と清水が「『ダメ。ゼッタイ。』と全力で断ろう。」と語りかけるビデオが場内のビジョンに流されたんさ。そしてまたこれでもかとピッチに散水(笑)
 後半開始。カンはキャプテンマークとスパイクを替えてきたで。山形は前半のロングボール主体の攻撃から、滑るリスクを無視してボールをつなぐ攻撃に代えてきた。徐々に山形の攻勢。後半24分、高瀬の左からのクロスにカンが頭で合わせるが、枠をとらえられず。後半27分、今日はキレキレだったマテウスに替え、盛田師範投入。双方の攻防が続く。後半40分、脚を痛め、脚を引きずる高橋に替わり、市川を投入。高橋、大丈夫きゃ?ここで石川じゃなく市川を入れたっつーことは、守ってドローの指示だったんか?(ここに3バックに戻すんじゃねーきゃかと疑心暗鬼・・・)そして後半終了間際、山形のCKからのドンピシャのヘッドを牲川が阻止!おぉこれで無失点でドローには持ち込めそうな雰囲気じゃねーきゃ。アディショナルタイムは4分。ザスパは小林に替え、ザスパデビューの村田を投入。このままクローズさせる作戦だんべ。残り時間はあと30秒あるかねぇか。今日はスコアレスドローきゃ・・・と思った矢先、山形・中村からパスを受けた瀬山が右から中央に切り込みシュート。ボールはゴール右隅に突き刺さり、土壇場でまさかの失点。待ち受けてたんは、思わず天を仰ぐ最悪の結果じゃねーきゃ!場内には大きな悲鳴と溜息が交錯したで。
 最後の最後で失点。勝点1も奪えず。フツーに負けるより、精神的には数段キツイ負け方。開幕26試合連続失点、10試合勝ちなし(1分9敗)とゆう厳しい現実。そんな中この試合の光明は、4バックを維持したこと、マテウスや鈴木が良いプレーをしてくれたことだんべなぁ。場内に渦巻く監督解任を求める罵声、それを飄々と受け流す監督。この後、21位の讃岐が水戸に勝ち、勝点の差が3ポイントに開いちゃったぃ。今年っから祝日になった「山の日」の、ホームで直接対決の次節の讃岐戦が、ザスパの命運を握る、まさに「ヤマの日」になっちまったで。J3降格、ダメ。ゼッタイ。【すずき@東毛】




■ 2017年8月11日(金・祝) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第27節

ザスパクサツ群馬 1−2 カマタマーレ讃岐

正田醤油スタジアム群馬 2589人

失望

 霧雨の敷島に流れる「火花」。群馬県出身のロックバンド LACCO TOWER が提供してくれた応援ソングに合わせて新しい映像が大型ビジョンに映し出されます。その最後には「絶対残留」の文字。mottoザスパクサツ広め隊といい、LACCO TOWERといい、この危機的状況の中で応援してくれることのなんと有り難いことか。彼らの好意に報いるためにも何が何でも絶対残留です。
 今節の相手は21位のカマタマーレ讃岐。いわゆる裏天王山です。勝ち点差は3、得失点差というハンデを背負っているザスパはこの試合を制して讃岐の背後にくっついておく必要があります。残留をかけた下位直接対決、J2昇格以来もっとも重要なゲームです。
 スタメンは、GK牲川、DF舩津・パクゴン・ヨソンヘ・高瀬、MF岡田・鈴木崇文・松下・小林、FWマテウス・カンスイル。リザーブには、GK清水、DF一柳・阿部、MF岡庭・高橋、FW石田・高井。ここまで重用してきた岡庭選手もスタメンから外しベテラン中心のスタメンとなりました。重要な一戦ですのでこの構成は納得。ただそれでもGKに新人を置くところに我を張る監督らしさが感じられます。なぜ定石通りの選択よりも可能性に賭けようとしてしまうのでしょうか。定石通りの構成で挑んで負けたならば見ている側も、もうこれは仕方がない、と納得するでしょうに。ザスパの将来が懸かる一戦であっても、新人の可能性に賭けるのが森下監督のやり方なんでしょうね。
 しかしその賭けはあっさりと負け。まったくもって信じがたいミスから先制点を献上してしまいます。監督はこれまでに何度も負けている賭けで、なぜ今回は勝てると思ったのでしょうか。事あるごとに「僕の責任」と言って庇い、若手を使い続けてきていますが、普通ならば一旦外して成長を待つものではないでしょうか。プレーでミスをした選手を使い続けることは、采配でミスし続ける監督の免罪にはならないと思うのですけどね。
 早々のビハインドにもベテラン中心の今日のザスパはペースを崩しません。しっかりとボールを繋ぎ主導権を渡さない展開。それでもゴールが遠くなかなか勝てない状況にあるチームらしく、相手ゴールに近づいても大胆さよりも慎重さが勝ってしまい、シュートまでに時間がかかってしまいます。ようやくゴールを奪ったのは後半24分。松下選手のグラウンダーのシュートが弾かれたところをカンスイル選手が押し込んで、GOOOOOAL!!! ゴール裏のサポーターに駆け寄り、手を合わせて深々と一礼。いい笑顔だなあ。あぁ余計なプレッシャーのねえ中でまっとのびのびとプレーさしてやりてんなぁ。よっしゃ!さあ逆転するぞ!
 しかし守りの意識の高い讃岐。早い段階ではハイプレス、攻め込まれたら引いて堅守、しかし常にカウンターを狙い準備を怠っていない、という印象です。ザスパは再三コーナーキックを得ますが、讃岐はこぼれたボールを確実に拾いサイドに展開、中央へパスして突破というパターンで何度もひやりとさせられます。そして魔の時間にこのパターンで持って行かれて失点...。二戦連続で終了間際に勝利をかっ拐われてしまいました。
 これで今季2度めの11試合勝ちなし。4勝2分け21敗です。山口が破れたことで讃岐は降格圏を脱出。勝ち点差は6に広がりました。残留争いのライバルとの直接対決を落としたことで、自力での残留は不可能になりました。ザスパは勝ち続けた上で、ライバルが勝ち点を落とすのを待つ以外に残留の目はありません。
 ゴール裏は二戦連続の居残りです。霧雨は本降りになりましたが、百名を超える居残り組は途中で抜ける人も少なく1時間以上抗議の声を上げました。コールリーダーが厳しく熱く、しかし冷静に粘り強くクラブ側と掛け合います。GMは今日も試合会場に来ていないらしく、電話しても連絡が取れないそうです。GMって現場責任者だったんじゃないですかね。職場放棄ってことになりませんか、これ。どういう責任感で役職に当たられているんでしょうかね。一方の社長は、20分ほど過ぎてようやく顔を出してくれました。しかし残念ながら状況が好転するには程遠く、むしろその話しぶりに失望感が増すばかり。散々部下を矢面に立たせておきようやく出て来たかと思えば、自分には何の権限もないと繰り返し強調し、この状況を打開しようという思いも策もない様子です。「ここでの皆さんの声は取締役会に伝えますから」ってさ、社長さんですよね?下っ端の御用聞きじゃないですよね? 「春の取締役会で監督を支えてゆくと決まったから」ってそれはつまり、春から今の状況に至るまで何も考えず何も行動していないってことでしょうか?
 まったく埒が明かない社長に対し、サポーター側からカンファレンスの開催が提案されます。こういうのは本来ならばクラブ側が提示すべきことだと思うのですが、この提案にさえ乗ろうという気概もないようで、終いには返答さえ部下に任せる始末。いやほんと、よーくわかりました。ザスパの社長がどういう人なのか。どんな情熱と責任感でクラブ運営をしているのか、よくわかりました。これでは状況が好転するはずがないこともわかりました。こんなクラブじゃ選手たちが気の毒です。わたしにできることは、ただただ今ここにいてくれる選手たちを応援するのみ、なんでしょうかね...【ばた@前橋】



■ 2017年8月16日(水) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第28節

レノファ山口FC 3−2 ザスパクサツ群馬

維新百年記念公園陸上競技場 5658人

絶望の淵へ



 ザスパは前半25分、ペナルティエリアでFW姜修一が倒され、獲得したPKを自ら決め先制。しかし、前半45分に自陣で犯したクリアミスから同点とされると、その3分後に左サイドを突破され、決勝ゴールを奪われた。後半10分には直接FKのこぼれ球を押し込まれて3失点目。3バックに布陣を変え、14分にMF岡庭のミドルシュートで1点を返したが、追い付けなかった。(8月17日『上毛新聞』より引用)






■ 2017年8月20日(日) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第29節

ザスパクサツ群馬 1−1 ツエーゲン金沢

正田醤油スタジアム群馬 2509人

連敗は止めた



 ザスパは前半、FW姜修一の頭を起点に攻撃を組み立て、押し気味に試合を進めたが、無得点で折り返し。後半は位置取りを修正してきた相手に苦戦し、14分にミドルシュートを決められ失点した。18分にFW石田、MF山岸を同時に投入してリズムを取り戻すと、27分にDF舩津のクロスを姜が決めて同点。そのまま試合を終え、約1カ月ぶりに勝ち点を獲得した。(8月21日『上毛新聞』より引用)






■ 2017年8月26日(土) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第30節

ザスパクサツ群馬 0−2 湘南ベルマーレ

正田醤油スタジアム群馬 5439人

開始30秒 唖然呆然

 前節金沢と引き分けて連敗は止まったが、依然13試合連続勝ちなし。今節負けると、あのJ2初年度の2005年以来の14試合連続勝ちなしとなっちまう。その上、昨季より31試合連続で失点してる不名誉な記録も更新中さね。サポータが要求したオープンな形でのカンファレンスもフロントから開催を拒否され、一段と両者の溝も深くなってらぃなぁ。
 だいぶ日が短くなったけんど、吹く風は涼しくはぁ秋の風情。榛名を背に夕焼けがまっさかキレイ。今日は群馬マスコミ3社協賛の冠マッチっつーことで記念Tシャツが入場者に無料配布されたんだけんど、これが見事に真っ黄色。これじゃまるで栃木じゃねーきゃ (´Д`) 確かに黄色はザスパのチームカラーの1つには違ぇねぇけんど、いくら冠マッチとはいえ、まっとチームのメインであるネイビーを大切にしたほうがいんじゃねんきゃ?何も隣県のライバルチームにそっくりにしなくっても・・・オレはTシャツはもらったけんど、着用は遠慮したで。
 今日の先発はGK1清水、DF2舩津・43ヨ・20パク、MF7高橋・30松下・28岡庭・5阿部・6小林・6試合ぶりの先発9山岸、そして3試合連続得点中のFW33カン、リザーブにGK41牲川、DF19一柳、MF14石田・8鈴木、FW10マテウス・15岡田・26高井。相手はJ2首位を走る湘南。首位と最下位の対決。首位の何とか食らいついて、勝ち点をもぎ取りてぇよな。
 試合開始。今日はまた4バックかな。正直、首位湘南に何分持ちこたえられっか・・・そんな開始30秒ほど・・・湘南の右サイドからのクロスの折り返しに、GK清水が慌てたんか、浮かんだ球をキャッチミス。こぼれたボールがゴールに転がり、何がなんだかわかんねぇまんま開始1分も経たぬうちにオウンゴールで失点・・・唖然呆然。なんだかなぁ・・・ (´Д`)
 湘南の攻勢のまんま、開始12分に今度は湘南の山田がザスパ守備陣の間をきれいに抜くグランダーのシュートを突き刺し、これで0-2。首位と最下位の力の差をまざまざと見せつけられる展開。あと何点で許してくれるんだんべか。この後、湘南が少し引き気味になってくれたんだか、ザスパもボールを保持できるようになってきたで。しかし攻めても攻めても湘南の分厚い守備に阻まれ、攻守の切り替えの速ぇ湘南の逆襲を受ける展開。湘南FW9ジネイがまっさかでっかくって脅威さね。大きな決定機もねぇまんま、前半終了。ハーフタイムで讃岐がリードしてる途中経過を知る。降格圏脱出にはなんとか勝点だんべ。
 後半開始。メンバー交代はなし。守りに比重を置いた湘南、前へと攻めるザスパ。しかしザスパは湘南のプレスに手を焼き、クロスやロングボールの精度も悪く、風下なのもあいまって攻めあぐむ。後半20分には舩津のクロスに、山岸が合わせるもGK正面。後半33分、小林に替え石田、後半36分に岡庭から高井、舩津からマテウスの2枚替えで、山岸をボランチに下げ、高橋を右SBにして攻撃陣を厚くするも湘南に危なげなくかわされ、0-2のまんま試合終了。完成された湘南と、未だ迷走中なザスパ。首位と最下位の対決は、順位通りの妥当な結果に終わったで。
 今日は開始30秒の清水のつまらぬミスが全てだったと思う。試合後、黄色のゴール裏の前でトラメガを持って最後まで諦めないと覚悟を語った山岸。方や監督は会見の冒頭で「内容的には今季のベストゲームだ」とゆったそうだぃね。勝点1も取れなかったこの試合のどこがベストゲームなん!?2点取られた以降は、湘南がリスクを冒して攻めてこなかったんで拮抗した試合に見えただけだんべ!?夏の草津ミニキャンプ、限定ユニの効果も全くなく、これでチームワーストタイの14試合連続勝ちなし、連続失点試合は32試合に伸びた。もはや自力での降格圏脱出はなっから厳しい。こうなりゃJ3の自動昇格圏2位以内がJ2ライセンスのねぇ秋田と沼津のワンツーで終わる完全他力を願うっきゃねぇが、黄色の服で皆して応援しちゃったせいか、同日J3で栃木が勝って2位以内に迫る勢いだぃね。監督の虚勢につきあうんもはぁこりごりだぃ。いよいよザスパに窮境迫る。残り12試合、ザスパの意地と真価が問われる。【すずき@東毛】




■ 2017年9月2日(土) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第31節

大分トリニータ 1−0 ザスパクサツ群馬

大分銀行ドーム 7418人

15試合勝ちなし



 ザスパは試合開始直後から、サイド攻撃やショートカウンターで決定機をつくったが、ゴールが決まらなかった。攻めきれない28分、DF舩津が与えたゴール正面のFKを決められ失点。後半18分にFW高井を投入すると中盤が活性化し、26分にはGK清水がPKを止める好セーブを見せたものの、無得点のまま敗れた。(9月3日『上毛新聞』より引用)






■ 2017年9月10日(日) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第32節

ザスパクサツ群馬 2−0 ジェフユナイテッド千葉

正田醤油スタジアム群馬 4448人

喝采

 勝った! 勝ったよ!! 16戦ぶりの勝利、3ヶ月半ぶりの勝利、今季初のクリーンシート! 降格圏はおろか最下位も脱してはいないけれど、今日だけはこの一勝に酔いしれていたい! ああ、こんなにも勝利に飢えていたんだなぁ...
 比較的相性のいいジェフ千葉戦。カインズスペシャルマッチ、渋川市民デー、mottoザスパクサツ広め隊全員集合、LACCO TOWERのミニライブ、と、これでもかってほどに応援を集結させた一戦。中でも LACCO TOWERさんのライブで応援へのスイッチが入ったというサポーターは多いんじゃないでしょうか。素晴らしい後押し頂きました!あんがとねっ!
 スタメンは前節から3人変更。GK清水、DF舩津・チェジュンギ・ヨソンヘ・阿部、MF松下・岡庭・鈴木・山岸・石田、FWカンスイル。リザーブは、GK牲川、DF一柳・パクゴン、MF小林・高橋、FW岡田・高井。ボランチに岡庭、鈴木は2列目に入りました。
 この日は国際フェアプレーデーだとか。試合開始前に、両チームのキャプテン(千葉・佐藤勇人選手、ザスパ・山岸祐也選手)がフェアプレー宣言を読み上げてからキックオフ。超コンパクト布陣の千葉は、攻めへの圧力が強いです。サイドチェンジとクロスを繰り返し、立て続けにゴールに迫ってきます。ザスパも負けずに攻めかえし、一進一退の序盤。しかしシュートまでたどり着けるのは千葉。対するザスパはゴール前まではゆきますがシュートは打てず。そんなせめぎ合いの展開が意外な形で崩れます。前半24分、フェアプレー宣言の両選手攻防は千葉・佐藤選手にイエロー。これで得たフリーキック。ボールのそばには松下選手と鈴木選手。鈴木選手が一瞬フェイクを入れてからキック。壁の上を抜けたボールはゴール右上に突き刺さります!GOOOOOAL!!! ザスパ先制! いやあ、見事なフリーキック!こんな逸品、随分と久しぶりです。久しぶりに先発の鈴木選手やってくれました!...なんでもっと使わないんだよ〜。
 しかしここからは千葉の攻撃がさらに加速します。防戦一方になるザスパにアクシデント。29分、最終ラインからのロングボールに裏へ抜け出したカンスイル選手が痛みます。急に動けなくなったような様子でしたので、肉離れでしょうか?ストレッチャーで運び出されそのまま交代。高井選手が入ります。ザスパはフリーキックのチャンスを得ますが実らず。千葉の猛攻を抑えて前半終了。
 後半も一方的な千葉ペース。後半12分に石田選手に代わり岡田選手が入ります。攻め込まれてスペースがない展開では石田選手の良さは出しきれなかったように思えます。残念。岡田選手の走力に期待したいところでしたが、千葉からペースを奪うまでには至らず。今日のザスパは采配が早いです。21分に鈴木選手かに代わりパク・ゴン選手が入ります。CBを3枚にして守備固め。明確な逃げ切り狙いです。ちょっと早すぎる判断にも思えますが、千葉の攻撃の圧力を見えればやむを得ない選択とも思えます。果たして逃げ切れるか。すべてのカードを使い切り、あとはサポーターの声援が頼りという展開です。そんな試合が再び動いたのは34分。直前の千葉2枚替えでほころびが出たか、岡田選手の粘り、岡庭選手のドリブルから、最後は高井選手。ペナルティエリア右隅までドリブルで侵入すると、カバーに入った佐藤勇人選手をフェイントでかわして左足一閃。GOOOOOAL!!! 追加点!ゴール前で冷静な高井選手らしい見事なゴールでした。沈黙のエースの復活です!
 その後も続く千葉の猛攻を全員守備で守り抜き、ついに勝利! 歓喜。喝采。涙。勝利の草津節が響き渡ります。カンスイル選手、スタッフに背負われてゴール裏まで来てくれました。なんて律儀な漢でしょう。怪我が大事でないことを祈ります。選手が集まり歓喜の輪が出来ます。選手サポーター揃っての記念撮影。まるで優勝したような騒ぎです。何も手に入れたわけじゃないけど、危機は全く乗り越えられていないけれど、今日だけはいいじゃないですか。それほどまでにみんな勝利に飢えていたってことですよ。
 まあいまひとつ歯車が噛み合わなかった千葉に助けられた部分はありますよ。あれだけの猛攻、15本のシュートと15本のコーナーキック、どうしてひとつも決まらなかったのか。フェアプレー宣言をしたキャプテンが2失点に絡んで最後は退場というのもありましたが、この試合千葉の歯車を狂わせていたのは、ザスパサポーターの声援だったのではないかと思います。それくらいこの試合の応援はいい雰囲気でした。スタジアムが一体となって最後まで迷うことなく選手を後押しし続けました。この一体感が生まれたのは、LACCO TOWERさんのライブで火を付けられてサポーターがたくさんいたからではないでしょうか。この日の最大のアシストはLACCO TOWERさんだったと思います。ありがとう! 素晴らしき明日に手を叩こう! 【ばた@前橋】




■ 2017年9月16日(土) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第33節

松本山雅FC 3−0 ザスパクサツ群馬

松本平広域公園総合球技場 10320人

幻のスーパーゴール

 ザスパは開始直後から続いた松本の猛攻を切り抜け、何度か決定機をつくったが無得点に終わった。前半43分に先制ゴールを奪われ、後半3分にはセットプレーから失点。42分には相手が放ったミドルシュートがペナルティーエリア内で味方に当たって軌道が変わり、ダメ押しの3点目を失った。(9月17日『上毛新聞』より引用)






■ 2017年9月24日(日) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第34節

水戸ホーリーホック 4−0 ザスパクサツ群馬

ケーズデンキスタジアム 4887人

やられ放題

 前節松本に完敗し、千葉に勝ったせっかくのいぃ流れがなくなっちまったザスパ。忍び寄るJ3降格の危機。今日の相手は水戸。2005年のJ2加盟より続く北関東ダービーの好敵手。オレは笠松には行ったことがあるけんど、ケーズデンキスタジアムになってから、行ったことなかったんで、今年のアウェイ戦は計画として、乗り鉄で水戸まで行ぐことにしたで。(車で行ったら現地でビール飲めねぇし、応援ツアーは東毛発着じゃねぇから面倒なんさ。)せっかく水戸まで行くんだし、水戸駅からシャトルバスでスタまで行ぐんはいいとして、試合前後に水戸駅周辺の観光すっかと思ったら、今節は水戸市内で秋のお祭りが行われてるらしく、水戸駅からのシャトルバスが全面運休。旅の計画練り直しだんべがな! 24日朝、両毛線乗車。両毛線終点の小山駅で、初めての水戸線に乗車。両毛線といー勝負の長閑な田園風景の中を走る各駅普通列車(鈍行)さね。(車両は新しく両毛線よりおーか良いんだけんど)水戸線の車中でスタメンを確認。GK1清水、DF2舩津・36チェ・43ヨ・5阿部、MF30松下・28岡庭・6小林・9山岸・7高橋、FW26高井、リザーブはGK41牲川、DF20パク、MF14石田・27出岡、FW15岡田・11永井。うーん、頼みのカンスイルはケガのため今日もベンチ入りすらなしきゃ。
 赤塚駅到着。駅前からのシャトルバスに乗車、10分ほどで自身初のケーズデンキスタジアムに到着。久々の好天。まだ夏のような日差しだけんど、天高く快晴。メインスタンドの独特の白い威容ある屋根がおーか青空に映えて、なかなかカッコいいスタジアムじゃねーきゃ!アウェイサポはゴール裏とバックスタンドの一部に入場できるで。水戸に馳せ参じたザスパサポ、ざっと300人余。水戸のゴール裏には『今日は最後のダービーです。13年間ありがとう。』とゆう煽りの弾幕。でも隣に『でも、来年もやろうネッ(はーと)」』っつー愛嬌のあるんも張られてるで。待ち時間に水戸名物の梅酒を買って飲んだけんど、うんまかったぃねぇ。最初は芝生のゴール裏でみようかと思ったんだけんど、角度がなくってまっさか観づらかったんで、草津節詠唱の後にバックスタンドに移動したんさ。こっからなら試合がよーく観えるで。
 試合開始。ザスパは高井と山岸をトップに右MFに高橋、左MFに小林の4-4-2の布陣。いきなし前半4分相手のミスから小林がゴール前に持ち込みシュートを放つもゴールを捉えられなかった。しかしザスパが良かったんはここまでで、こっから水戸の猛攻が始まる。広くピッチを使ったサイドからの攻撃、FWの俊足の前田・湯澤のカウンターの応酬。前半17分、ゴールに切り込んだ湯澤をペナルティエリア内で小林が後ろからチャージ。躊躇なくペナルティスポットを指さす主審。このPKを林が難なく決めて1-0、水戸先制。この後は水戸にフルボッコ状態。GK清水の幾度のファインセーブがなかったら、もうちっと水戸が枠内に飛ばす決定力があったら、5点ぐれぇは取られちまったかっつー猛攻だった。ザスパは全くサイドが機能してねぇんで、全く得点の匂いすらしねぇ。前半終了、1-0。1点で済んだのは奇跡的だった。逆にまだ運は残っているともいえんじゃねぇきゃ?
 後半開始。流れが変わるかと思ったけんど、水戸の攻勢が続く。すると後半5分に小林から石田、高橋から鈴木の一気の2枚替え。ただでさえ今日はサイドが機能していねんに、走れるMF2人を一気に替えちゃうん?後半15分、ペナルティエリアに切れ込んだ選手を清水が脚をかけて倒したとの判定で再びPK。抗議したが判定は変わらず。これをまた林に決められて、2-0。2点差で意気消沈したんだか、すっかり覇気が感じられなくなったザスパ。ここで監督は後半22分に、なんと松下に替え、出岡。そんなに悪くもなかった攻守の要の松下をどうして下げる必要があったんきゃ?要石を失ったザスパは前田の鋭いカウンターを防ぐこともできず、3-0。山岸をボランチに下げ、前がかりの布陣にするも前線に全くボールが収まらず、逆にその山岸が相手のクロスボールをクリアしそこないオウンゴールで失点、これで4-0。ザスパはミスも度重なり、見せ場にも乏しく、水戸にやられ放題。後半はたった3失点で済んで良かったんじゃねぇきゃ?一方的にやられまくり、そのまんま4-0で負け (´Д`) ゴール裏からは激しいブーイングが飛んだで。
 俊足FWのカウンターや多彩なサイド攻撃など、チーム完成度の高い水戸。方や全て後手後手で、しかもそれがすべて裏目に出たザスパ。監督の「責任」とゆう言葉が空しく響かぃね。この日山口と熊本が勝ち降格圏脱出が更に厳しくなり、J3では頼みの綱の沼津・秋田が負け、勝った栃木が首位に躍り出た。何よりザスパから栃木に移った川田が2試合で3得点の大活躍。サイドが全く機能してねぇ今日のザスパを見っと、川田を放出したんが本当に惜しまれらぃなぁ (´Д`) 残り8試合、チームの状態や栃木の好調さを見っとJ2残留はかなり厳しくなってきたと思うで。水戸の弾幕のように、このままだと本当に今日が最後の北関東ダービーになっちまうかもしんねぇな。楽しそうな水戸サポの皆様に囲まれシャトルバスに揺られて赤塚駅へ。駅近くのカスミでおみやげを買って、水戸線→両毛線で鈍行の帰宅。いやぁ帰ぇりの鉄路はまぁず長く感じたで。また行げる日が来るんかな、水戸。【すずき@東毛】




■ 2017年10月1日(日) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第35節

ザスパクサツ群馬 1−1 横浜FC

正田醤油スタジアム群馬 6674人

Ein Unentschieden

 先週ケーズデンキスタジアム水戸で、水戸にチンチンにされたザスパ。J2残留にははぁひとつも負けられねぇやぃ。今日の相手はJ1自動昇格枠を目指してる横浜FCさね。
 爽やかな秋晴れの日曜。オレは東毛仲間と両毛線で午前中から前橋へ。なぜって前橋中心商店街でビール祭り(Oktoberfest)「前橋オクトーバーフェスト2017」が開催されてるんさ。前橋駅から徒歩で会場へ。地元群馬のクラフトビールをはじめ、世界各国のビールや食事が楽しめるで。おっとLINEにザスパ公式からスタメン通知が・・・確認すっと、GK1清水、DF7高橋・36チェ・43ヨ・5阿部、MF20パク・前横浜FC所属の30松下・28岡庭・15岡田・9山岸、そしてFW26高井、サブにGK41牲川、DF19一柳、MF6小林・8鈴木・27出岡、FW14石田・11永井。発表のままなら今日は4-4-2になるんかね。今節出場停止になった右SBの舩津に代わって高橋がその位置になるんきゃ?対する横浜には身長があり得点ランキングトップのイバ、元JリーグMVP・司令塔のアンドロドミンゲス、そしてサブには日本の至宝キングカズがいるで。前回のアウェイ戦ではカズにJリーグ最年長ゴールを献上しちまい全国ニュースで晒されまくりだっただけに、今日またカズに献上しちまったらどうなるんだんべか?
 いやぁすっかり昼間っからビール三昧のダメ人間(笑)ちょっと見直したで前橋!すっかり酔いも回って上機嫌、オクトーバーフェストを切り上げて、中央前橋駅そばの停留所からシャトルバスで敷島へ。敷島周辺は少年サッカー諸君で賑わってて、いつにねぇ盛況。「mottoザスパ広め隊」の面々を中心に、応援練習も行われてたんさ。
 J2残留を手繰り寄せられるんか、さぁキックオフ。最初こそ4-4-2で布陣したけんど、すぐに韓国人3バックの3-4-3の布陣に変更。ああ今日もまたやっぱあの3-4-3なんきゃ・・・(´Д`) 低迷する今季の元凶の成功体験に乏しい布陣を目の当たりにして今日も暗澹な気分。長身の得点王イバ、攻撃の要、多彩な攻撃を繰り出すレアンドロドミンゲス(少し太くなったね)に押され気味のザスパ。中里のロングスローも強力で要注意の武器だ。前半14分ゴール前のFK、キッカーは岡庭が狙うもGKに阻まれる。その後も多彩な攻撃で押し込む横浜、耐えるザスパ。圧倒的な横浜のペース。しかしそんな乏しいチャンスの中の前半35分、左サイドの松下のクロスをファーに駆け込んだ右WBの高橋が頭でシュート!GOOOOOAL!!! ザスパ先制!義の漢・高橋の今季初ゴール!劣勢を跳ね返す高橋の一撃。横浜の攻勢をかわし、まさかのリード、1−0で前半を終了。
 後半開始、もうなんだかもうね、ずーっと横浜に攻められっぱなし (´Д`) ザスパは5バックと化し、分厚い横浜の猛攻に自陣に封じ込められ、防戦一方。ゴール前どころか相手陣内にもなかなか攻め込めねぇ状態。後半23分に岡田に替え運動量豊富な小林。しかし流れは変わらず、なんとか猛攻を耐え忍んでいたが、ついに後半29分、交代で入った元栃木の長身の大久保にクロスから打点の高いヘッドでゴールを許し失点、ついに1-1。その後もピンチの連続。今日も清水の好セーブべぇが光る。後半37分に山岸に替え、永井を投入するも今日も不死鳥は舞わず。アディショナルタイムに高井に替え石田を投入しても残り1分かそこらで何をすればいーんだか・・・同点になってからの反撃プランはあったんかなぁ。結果は1-1のドロー。
 ドローで連敗は2でストップ。とはいえ負けなかったんは良かったもんの逃げ切れず、勝点1っきゃ上積みでぎなかった。まぁ逃げ切れるようなら今、最下位なんかになってねぇか。公式記録ではザスパの後半のシュートはわずかに1(てかオレはシュートは0だとずっと思ってた)、相手ゴールキックは0。いかに圧倒的な横浜の攻勢だったかがわからぃね。逆に横浜は、予想以上のザスパの粘りに、サブのカズを出して最年長ゴールを狙わせる余裕もなくなっちまったぃなぁ。まぁ今回は全国ニュースに晒されなくって良かったんじゃねーきゃ。
 今節のJ3は前日夜に秋田が終了間際に鹿児島に追いつかれ1-1のドロー、この日の13時キックオフの試合は沼津がドロー、そして栃木が富山に1-2と逆転勝ちし、栃木が一つ抜けたJ3首位に (´Д`) 元栃木の大久保に決められて今日の勝利を逃したんもなんかの因縁なんかな。このまんまじゃ他力本願残留も厳しいやぃ。21位山口との勝ち点差は残り7試合で9。残る試合はプレーオフを狙う上位と対戦が続く。J2残留は極めて厳しくなってきたけんど、はぁザスパは勝ち続けてぐっきゃねぇやぃ。 Kopf hoch! 最後までがんばるんべぇや、ザスパ。オレとしては、昼間っからビール呑みまくり、そしてサッカー観てあーだこーだとくだを巻く。あぁダメ人間満喫の日曜だったぃ(笑)【すずき@東毛】



■ 2017年10月7日(土) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第36節

徳島ヴォルティス 4−1 ザスパクサツ群馬

鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム 3860人

拙守大敗 降格圏確定迫る

 ザスパは守備が崩壊した。前半2分、カウンターから3バックの裏を取られ失点。20分にゴール前でFW山岸が浮かせたパスのこぼれ球に、FW岡田が右足を合わせて追い付いたが、2分後に左サイドを突破されて勝ち越しを許し、25分の3点目で突き放された。
 後半は押し込まれながらも決定的なシュートを防いだ半面、攻撃の連動性が失われてシュート3本。集中力の切れた終了間際に4点目を決められ、ダメ押しされた。(10月8日『上毛新聞』より引用)






■ 2017年10月15日(日) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第37節

ザスパクサツ群馬 1−2 東京ヴェルディ

正田醤油スタジアム群馬 2216人

SOS



 前節から先発7人を入れ替えて挑んだザスパは、粘り強く守って前半をスコアレスで折り返し。後半は苦しい時間帯をしのぎ、19分にFW高井、MF岡庭を投入すると攻撃の迫力が増し、30分にエリア内で拾ったこぼれ球を今節復帰のFW姜が先制ゴールを決めた。だが、38分にDF一柳が与えたPKを決められ同点とされると、43分に勝ち越しゴールを許して力尽きた。(10月16日『上毛新聞』より引用)






■ 2017年10月22日(日) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第38節

ファジアーノ岡山 2−1 ザスパクサツ群馬

シティライトスタジアム 9436人

嵐の中で

 水浸し状態のピッチに合わせ、両チームともロングボールを多用した。前半はザスパが主導権を握り、たびたび決定機を演出。アディショナルタイムに相手のクリアをFW姜修一が頭で戻し、FW岡田が胸で落としたところに詰めたFW山岸のシュートで先制した。だが後半は失速し、7分にDF一柳が与えた直接FKを決められ同点、25分に勝ち越し点を許した。
 21位山口は前日の試合に勝利し、勝ち点差は12。得失点差も27離れており、残り4試合での最下位脱出は絶望的となった。(10月23日『上毛新聞』より引用)






■ 2017年10月29日(日) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第39節

名古屋グランパス 4−2 ザスパクサツ群馬

パロマ瑞穂スタジアム 7393人

最下位決定

 ザスパは風下の前半18分、DF舩津が自陣で与えたFKを起点に先制を許したが、強風で1時間ほどの中断を挟んだ後から立て直した。後半5分、MF松下の右からのクロスをMF舩津が決めて同点。さらに10分にMF山岸が相手のパスミスをカットし、パスを受けたFW姜修一のゴールで勝ち越した。
 しかし、そこから押し込まれる時間帯が増え、15分に同点とされると41分に逆転のゴールを奪われ、終了間際にも1点を失った。(10月30日『上毛新聞』より引用)






■ 2017年11月5日(日) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第40節

ザスパクサツ群馬 1−1 京都サンガF.C.

正田醤油スタジアム群馬 2912人

守り切れぬ



 前節とは再び布陣を変え、4―3―3でスタートした ザスパはパス回しがさえ、前半23分にFW高井が獲得したPKを自ら決めて先制。後半も押し込む時間が長く、京都をシュート2本に抑えたが、40分にセンターライン近くで与えたFKからFW大黒に同点ゴールを決められ、8試合ぶりの勝利を逃した。(11月6日『上毛新聞』より引用)






■ 2017年11月6日(月) ■

 サッカーJ2ザスパクサツ群馬を運営する草津温泉フットボールクラブ(草津町)は5日、社長の都丸晃氏(59)とゼネラルマネジャー(GM)の菅原宏氏(54)の辞任、監督の森下仁志氏(45)の退任を発表した。後任は未定。
 同日に開いた臨時取締役会で都丸、菅原両氏が提出した辞任届が承認され、2年契約だった森下氏の今季限りの退任も決まった。菅原氏は同日付、都丸氏は後任の社長が就任次第、辞任する。
 記者会見した都丸氏は「最下位という結果の重大さ、責任を痛感している。関係する皆さまに深くおわび申し上げる」と話し、J3降格圏内に低迷した理由に関して「チーム、フロントを含めクラブの歯車のかみ合わせがどうだったのかを検証したい」とした。
 上毛新聞社役員待遇役員室付だった都丸氏は2014年2月に社長就任。tonanスポーツクラブ代表理事の菅原氏は同年に取締役となり、クラブライセンス対策本部長を経て15年1月から現職。森下氏は今年1月に監督に就任した。
 都丸、菅原両氏は約5600万円の債務超過などでリーグ退会が危ぶまれていたチームの経営状態の健全化に取り組み、2期連続の黒字決算を達成した。17年1月期決算は成績アップを目指して人件費を増やした影響で3期ぶりに赤字に転落したが、成果につながらず今季の最下位が確定した。(11月6日『上毛新聞』より引用)




■ 2017年11月12日(日) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第41節

愛媛FC 4−2 ザスパクサツ群馬

ニンジニアスタジアム 3198人

追いつくたび失点

 ザスパは前半10分に先制を許すと、そこから防戦一方に。MF石田を投入した後半は一時持ち直し、MF岡庭が獲得したPKをFW姜修一が決めて同点としたが、わずか2分後に勝ち越された。25分には途中投入のFW盛田が前線で起点となり、姜修一が再び同点ゴールを奪うも、今度は1分後に勝ち越され、終了間際の追加点でダメ押しされた。(11月14日『上毛新聞』より引用)





■ 2017年11月19日(日) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第42節

ザスパクサツ群馬 1−4 V・ファーレン長崎

正田醤油スタジアム群馬 5712人

明暗

 混迷の2017年もとうとう最終第42節。すでにJ2最下位が決定してるザスパは、ホーム最終戦に先日初のJ1昇格を決めた長崎を迎えたで。今季開幕戦は長崎とアウェイで4-0と大敗、その後長崎は経営危機に陥るも、ジャパネット会長のあの有名な田明氏がホワイトナイトとなり社長に就任。経営危機を脱した夏から、長年チームを成熟させてきた高木監督の手腕で、あれよあれよの快進撃を遂げ、J2の2位を確定させ、ついにJ1昇格の栄誉を勝ち取ったで。方やザスパは全く勝てず、フロント陣の深ぇ闇も暴かれ、はぁ踏んだり蹴ったりの様相。わずか半年の間に、この両チームは、これほどはっきり明暗が分かれちまった。現時点ではJ3が混戦模様で、最下位は決まったもんの、J2他力残留なんか、J3降格なんかがまだ決まらねぇ状況だぃね。「これがJ2での最後の試合になるかもしれないから、ザスパの姿を見届けるんだ」と、オレのセガレもこのためだけに群馬に帰ぇってきたんさ。思えばJ2に参入したときはヤツもまだ小学校低学年だったんに、はぁ成人だで。いやぁ年月の流れたことを実感すらぃなぁ。
 風は冷てぇが小春日和の中、セガレと敷島へ。木々は色づき、落ち葉が空っ風に舞ってる。場外では、昨シーズン惜しまれつつ引退し家業を継いだトッキーこと常盤聡氏のトークショーもあり、往時と変わんねぇ華麗なバック宙も披露。やんやの歓声が沸く。スタンドに行ぐと、「ザスパを見届けに、なんとか仕事の都合をつけてきたんだ」と久々に会う懐かしい顔も。みんなザスパをずっと気にしていたんだな。今日のスタメンはGK1清水、DF19一柳・4坪内・20パク・5阿部、MF7高橋・27出岡・初スタメンの22村田・出場停止明けで3試合ぶりに復帰の30松下、FW15岡田・33カンスイル、スタメンは坪内、阿部、出岡、カンスイルを除く7名が前節と入れ替え。リザーブにGK21鈴木(雄)、DF43ヨ・2舩津、MF28岡庭・8鈴木(崇)、FW14石田、そして今節でJ1・J2通算300試合出場のかかる40盛田。今日は山岸も高井もベンチ外だ。今季長崎に移籍した乾はベンチ外で敷島凱旋はならなかったけんど、人気のマスコット・ヴィヴィ君や、そしてあの田社長も観戦にわざわざ来たみてぇだ。
 全試合16時一斉開始の今節、消化試合だけんど、きっと様々な思いを抱いた5000人を超える人たちが観戦、晩秋の日が既に大きく西に傾く中、草津節詠唱。今日はバックススタンドにビッグフラッグが掲げられた。コイントスの結果、エンドを交換し、前半は風下からゴール裏に攻め込むことに。試合開始、ザスパは今季(の低迷を)象徴する「僕の責任」の3-4-3がこの試合も貫かれた。しかし長崎はその3バックの裏に難なく攻め入り、前半15分までに2点を奪う。飛躍した長崎、迷走の果てのザスパ。チームの完成度が断然違う。前半30分には一柳が流血、石田と交代した直後にCKから失点、これで3-0。石田をトップ下にして、こっから4-2-3-1の4バックに移行。しかしその後も押され気味で前半終了。0-3、あぁぁ弱ぇぇ。すでにゲームは決まったかの印象。
 後半開始。今度は風上。頭から出岡に替えて盛田師範投入。これで師範はJ1・J2通算300試合出場達成。師範はカンと2トップを組んで、師範にロングボールを当てる作戦だんべ。前半よりは少しはマシにはなったが、小気味よい長崎の攻撃はザスパを翻弄してる。後半16分、前半替わった石田に替えて、鈴木崇を投入。まるまる一人分の交代枠を無駄にしたような迷走采配。後半28分に長崎のCKが、高橋の体に当たってオウンゴールで失点。これで0-4、開幕戦と同じスコア。後半36分には長崎のゴールがポストに当たってなんとかGK清水が掻き出した。なんだかラインを割ったようにも見えたが、審判がオレたちに「忖度」してくれたんだか、ゴールは認められず。やられ放題の中、せめて後生だから1点を取ってくんねぇかなと思っていたところ、後半40分、左サイドの阿部のクロスを盛田師範が頭で落とし、これを鈴木崇が頭でシュート。これは相手GKに阻止されるが、詰めたカンスイルが押し込んで、GOOOOOAL!!! 皮肉にも虐げられてきたベテラン勢で一矢を報いて、1-4。鬱憤を振り払うような盛り上がり場内の大歓声。しかしこれがザスパの精一杯の反撃だった。そのまま試合終了。長崎とザスパ、まさに明暗が分かれたチームの差は歴然だった。「あいかわらず弱かったなぁ、ザスパ」とセガレは言った。「でも弱いチームでも、地元のチームがあるっていいんじゃねぇんかなぁ」
 ザスパの悪夢の2017年シーズンはこうして幕を閉じた。5勝5分32敗、得点32・失点88・得失点差-56。「僕の責任」の果てがこのありさま。あの最弱のJ2参入年・2005年の勝点23をも下回り、去年の勝ち点の半分にも満たねんだから、これは采配が悪かったと言わざるを得ねぇんべ。失敗から学ぼうとしねぇ態度が生んだ悲劇とゆえるだんべ。試合後のセレモニー、今季の混乱と低迷を生んだ戦犯・都丸社長と森下監督の挨拶の最中には、罵詈雑言渦巻く、これまでにねぇ大ブーイングが浴びせられた。辞任して会場にいねぇ菅原元GMを罵倒する声も多く聞かれた。その反面、言葉を詰まらせながら挨拶をする山岸には温かい拍手が送られた。ゴール裏には再び抗議のアピールの弾幕が掲げられた。あそこにいた誰もがこの現状へのやり場のねぇ怒り、そしてチームの行く末の不安を抱いてたと思う。冷てぇ空っ風がまっさか身に凍みた。
 オレたちのザスパはこれからどうなるんだんべ?【すずき@東毛】




■ 2017年12月3日(日) ■

 サッカー明治安田J3最終第34節は3日、静岡県沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場などで行われ、栃木が沼津と引き分け、リーグ2位でJ2昇格を決めた。これに伴い、今季J2最下位となったザスパクサツ群馬のJ3降格が決まった。チームは来季、J参入14シーズン目にして初めてJ3で戦う。(12月4日『上毛新聞』より引用)




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ご寄稿、ご協力、画像のご提供あんがとね! (順不同)

THES-NAMAKA@前橋 様
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yosuie@中毛 様
ばた@前橋 様
さねやん@九州 様
とも@川崎 様
え亥輪@前橋 様

製作協力:三束雨@藤岡



Copyright(c) 2017
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