「医療人のための群馬弁講座」特講





第1〜21節

僕の責任








■ 2017年2月26日(日) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第1節

V・ファーレン長崎 4−0 ザスパクサツ群馬

トランスコスモススタジアム長崎 4743人

厳しい船出



 ザスパは前半29分に直接FKを決められて先制を許すと、前半の追加タイムにも失点。後半は4分に昨季までチームに所属した乾大知(桐生第一高校出身)にゴールを決められるなど、2失点でさらに突き放された。(2月27日『上毛新聞』より引用)






■ 2017年3月4日(土) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第2節

湘南ベルマーレ 3−1 ザスパクサツ群馬

Shonan BMW スタジアム平塚 9021人

期待の1点



 ザスパは前半10分に自陣ゴール前で相手にこぼれ球を拾われ、先制を許した。後半4分はMF松下がペナルティーエリア内で反則を犯し、PKを献上して2失点目。9分に大卒ルーキーのFW高井が今季のチーム初ゴールを決めたが、28分にカウンターから決定的な3点目を奪われた。
 前半からゴールに迫り、主導権をにいる時間帯も目立ったが決定機を決めきれず、逆にピンチをしのぎ切れなかった。(3月5日『上毛新聞』より引用)






■ 2017年3月12日(日) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第3節

横浜FC 1−0 ザスパクサツ群馬

ニッパツ三ツ沢球技場 5214人

キングカズに最年長弾献上



 ザスパは前半、リズム良くパスを回しながら攻め立て、10分にMF岡庭がポスト直撃のミドルシュートを放つなどチャンスを作ったが、40分に横浜FCのFW三浦にゴール前のこぼれ球を拾われ、先制ゴールを許した。
 後半はチャンスを作れず、シュート2本に抑えられた。(3月13日『上毛新聞』より引用)






■ 2017年3月19日(日) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第4節

ザスパクサツ群馬 0−1 FC町田ゼルビア

正田醤油スタジアム群馬 4696人

結果がついてこない

 2017年のJ2リーグが開幕して、およそ半月。例年であれば1,2戦のうちに、ホーム開幕戦を迎えているところだが、今シーズンは、使用する正田醤油スタジアム群馬の工事の関係で、スタートから3試合をアウェイで戦わざるを得なかったザスパ。森下新監督のもと、厳しいキャンプをこなし、新たな戦術で臨んだ大宮とのプレシーズンマッチは、敗れはしたものの0-1という及第点の結果だった。選手も大幅に入れ替わり、期待に胸膨らみつつ迎えた、長崎との初戦。しかし、13年目のJ2はそんなに甘くはなかった。0-4の大敗。そして、続く湘南戦を1-3で落とすと、横浜FC戦では、キングカズにJ2最年長記録となるメモリアルゴールを献上し0-1で敗れ、開幕3連敗。目指すサッカーは見えているものの、結果に現れない苦しい状況の中でホーム開幕を迎えることとなった。
 キックオフ時間は14時。スタジアムの周囲には様々な屋台が並ぶ。空は晴れているが、群馬のこの時期らしく、北風が強い。最終的には、この風が試合結果にも大きな影響を与えた。新加入選手のキャッチコピー発表、群馬県、前橋市、草津町の代表が開幕のあたっての挨拶を行い、いよいよスタメン発表。大型ビジョンには2017バージョンの選手紹介が流れる。GKは2年目の清水、今シーズンは3バック、右から一柳、川岸、パク・ゴン。右ウイングに初先発となった、大宮から期限付き移籍の川田、左ウイングは阿部。ボランチに松下と山岸、高井のワントップに、岡田と鈴木崇文の2シャドー。控えは磐田から期限付き移籍のGK牲川、DF舩津、MFは大卒ルーキー出岡と岡庭、昨シーズンはスタメンの多かった小林竜樹と高橋。そして新加入のFW盛田。盛田の選手紹介ムービーが流れると、スタジアムにどよめきが起こる。キックモーションなど、各選手それぞれのカットが流れるが、ラーメン好きの盛田はなんと湯切りのポーズ。試合前からスタンドも盛り上がっている。町田は過去にもザスパにゆかりのある選手が所属しているが、今年は昨年まで敷島で攻撃のタクトを振るっていた吉濱が移籍している。スタメンではなかったが、控えにその名を連ねた。
 そして、いよいよキックオフ。ザスパはサポーターを背に、風上に立つ。優位な態勢のうちに結果を出したかったが、序盤からセカンドボールを奪われ、なかなか攻めの形が作れず、ゴールが遠い。スローインから岡田がそのままシュートに持ち込んだシーンは、ゴール左に逸れる。川田が何度か右サイドでボールを運ぶが、決定機には至らない。町田はロングボールを織り交ぜながら、ザスパのサッカーを封じ込めていく。前半最大のチャンスは26分、町田GKのキックがプレスにいった岡田に当たり、高井の前にこぼれる。持ち込んでシュート態勢に入るが、間一髪町田DFが間に入り、打たせなかった。逆に町田も松下のバックパスをカットすると、そのままカウンターに入り、一度はゴールネットを揺らすが、判定はオフサイド。ザスパは命拾いをする。このまま0-0で前半を終える。
 後半、陣地が入れ替わり、風下になるザスパ。前半から押し込まれていた状況は改善されず、風に影響も加わり、自陣内での守備の時間帯が続く。そして63分。右サイドで町田MF李漢宰が放ったクロス気味のボールが、風に煽られてゴール方向へ。ジャンプしたGK清水が態勢を変えきれず、手に当たったボールがゴールラインを割る。思わぬ形でザスパは先制を許した。攻めに転じたいザスパは、66分に松下に代えて岡庭、80分に岡田に代えて盛田、86分に鈴木崇文に代えて出岡を投入するが、攻撃の形が見出せないまま時間が過ぎ、そのままタイムアップ。終わってみれば、シュートは前半放った2本のみ。厳しい開幕4連敗となってしまった。
 チーム始動から運動量で上回り、主導権を握るサッカーを目指しているが、結果がついてこない。昨シーズン、トップ下で輝きを放った山岸がボランチの位置で苦しんでいる。11得点を挙げた高橋も、ゴールに遠い右ウイングバックで、この日に至っては控えに回っている。産みの苦しみとも言えるが、今シーズンから下位2クラブが自動降格となるJ2は、そんなに甘くはない。試合後、ゴール裏には敵となった吉濱が挨拶に来た。彼の幻影が見えなくなるまでは、まだしばらくかかりそうだ。【yosuie@中毛】



■ 2017年3月26日(日) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第5節

ザスパクサツ群馬 1−2 ファジアーノ岡山

正田醤油スタジアム群馬 2204人

催花雨

  前節ホーム開幕戦で不甲斐なく負けちまい開幕4連敗を喫したザスパ。1週間経って再びのホーム戦。今節の相手は、昨年J2プレーオフに初進出した岡山。前回のトホホな姿を改め、今季初勝利なるか?しっかし朝から冷てぇ雨がしとしと降り続ける。冬に戻ったような寒ぃ天候。緩み始めた桜の蕾がまた硬くなっちまうんじゃねぇかと思うような寒さだ。オレは久々に上毛電鉄に乗って中央前橋駅からシャトルバスで敷島へ。中央前橋駅にはシャトルバス乗り場の案内とか出てねんだな。オレは前にも行ったことあっから大丈夫だったけんど、駅前のロータリーにはシャトルバスは来ねんだから、公式ホームページに停留所の位置をまっとちゃんと載せといたほうがいんじゃねんかと思うんだけんどね。中央前橋前から乗ったんはオレだけ、雨の敷島着。まずはオフィシャルショップ行ってポンチョ買うんべと思ったら売ってねぇーし(´Д` )(売り切れなんか?最初からなかったんか?雨なんだから大量に置いておいてくんなぃ)群馬テレビの番組の収録で、あの有名なJOYが来てたぃね。
 今日のスタメンはGK41牲川、DF19一柳・20パク ゴン・今季初出場の16市川、MFに2舩津・28岡庭・9山岸・5阿部、FWに6小林・26高井・7高橋、リザーブにGK1清水、DF18川田、MF30松下・27出岡、FW15岡田・14石田、そして40盛田。相手の岡山には元日本代表の加地、レンタル期間が延長された元U-23日本代表の豊川がいるで。今日はCBに群馬藤岡出身の市川を起用。布陣は3-4-3とすれば、やっと義の漢・高橋をFWで使ってくれるみてぇだな。彼は今季のウィングバックより、FWのほうがいんじゃねんかと思うんで、こりゃ期待大だぃな。
 雨はしとしとと止むことなし。デジカメのレンズに雨粒が付着し、撮ってても画像が歪む。こんな悪天候なんにザスパの初勝利を願って敷島にやってきた同志の連中はみなザスパバカに認定。さぁ今季初勝利を見届けるんべぇ。
 試合開始、岡山も同じ布陣の3-4-3の模様。今日は最前列の両シャドーの小林、高橋の運動量が豊富で、前からのプレスも効いてるじゃねーきゃ。高橋も本来の位置でいい動きをしてる。こないだJ1・J2リーグ通算200試合出場を達成で表彰された小林も縦横無尽に動く。CBで起用された市川も危なげなく守ってる。前半は小気味よくボールを動かし、完全にザスパペース。早く先制点を奪いてぇところ。山岸からディフェンスラインの裏へボールが送られ、何度かチャンスもあった。 そんな前半40分、市川が自陣中央からディフェンスラインの裏へロングパス、裏に抜け出した小林が右からシュート、これは一端は相手GKにはじかれちゃったけんど、このこぼれ球を高井が押し込む!!GOOOOOAL!!! ザスパ先制!今季ホーム初ゴールは出世番号26を背負った高井だったぃね。
 岡山はこの後早くも赤嶺を投入。ATは1分。このままリードして後半を迎えたかったけんど・・・好事魔多し。ここで一柳がペナルティエリア内で豊川を倒したとして岡山がPKを獲得。これを赤嶺が冷静に牲川の逆をつき、同点に追いつかれちまう。前半終了、群馬1-1岡山。まぁ追いつかれちまったんは残念だけんど、こないだのホーム開幕戦よりは全然いぃじゃねん?これは後半に期待だ。
 雨足は少し衰えたが、依然冷てぇ雨が降り続ける敷島。今日は車で来てねんだし、体の中っから酒飲んで温めっかと思ったんだけんど、売ってる酒は冷てぇのべぇだし(´Д` )→飲んだら更に冷えちまった。さぁ後半開始。今度は一転して岡山の激しいプレスで主導権を握られる。岡庭や山岸を完全に封じ込まれちまって、前への攻撃も鳴りを潜めちまった。しかし後半16分、FKから岡庭のクロスにパクゴンが頭で合わせゴールネットを揺らすが・・・無念のオフサイドの判定。これが後半最も得点に近づいた瞬間だった。後半30分に得点を奪った高井に替えて石田を投入。岡山の攻撃を忍んでいたもんの、しかし後半36分、岡山は左サイドからのクロスに豊川が合わせて、ついに失点。逆転を許す。その後後半38分に小林に替え岡田、39分にパクゴンに替え出岡を投入し、最後は山岸をトップに上げての前がかりの攻撃。しかし優勢なんは岡山。ATは3分あったが、ついに得点は奪えず、1-2の敗戦。これであの最弱の2005年(J2昇格年:42試合でわずか5勝の最下位)を上回る2010年(最終的に19チーム中12位)と並ぶチームワーストの開幕5連敗となって最下位のまんま、未だ勝点を獲得でぎねぇやぃね。試合後の整列の時からなから激しいブーイングが場内に木霊したで。冷てぇ雨ん中の一戦、オレもすっかりびしょ濡れになっちまったよ。
 うーん、たしかに前回のトホホな敗戦に比べれば、小林と高橋の両シャドーが奮戦したんで得点の雰囲気はしたし、実際に点も取った。初出場の市川も良かった。しかし一転して後半にDMFが抑え込まれ、ボールも回せなくなると得点の匂いが消されて行っちまったぃなぁ。それにオレはやっぱ山岸はDMFじゃなく前で使ったほうが彼の良さが活きるんじゃねぇかなぁと思うんだけんどね。次節は21位金沢と、早くも最下位決定戦となっちまった。このまんま3-4-3に拘泥して高き理想に殉じてぐんか、目の前の現実を受け止めて現実的な布陣にするんか、監督の手腕が問われる一戦になるだんべね。この冷え込みで、桜の蕾はまだ硬ぇまんま。来週は花が咲くだんべか?花が咲けと促す雨のことを「催花雨」ってゆうんだって。(「さいかう」って読む。「さいかい」(笑)じゃねぇよ!)敷島に集い、雨に打たれながら、ザスパの花よ咲けと信じて、声援を送ったザスパバカの同志皆様、お風邪など召しませんように。【すずき@東毛】




■ 2017年4月2日(日) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第6節

ツエーゲン金沢 2−0 ザスパクサツ群馬

石川県西部緑地公園陸上競技場 3480人

ありえないミスで自滅



 下位に沈む両チームの対戦は、互いに持ち味を生かして攻め合う展開となる。金沢はシュートで終わる意識が高く、風上に立った前半は積極的にフィニッシュへ持ち込む。群馬の高井が見せる力強いドリブルは脅威となったが、守備陣は集中を切らさずに対応してハーフタイムを迎えた。ゲームが動いたのは後半13分。中美がGKの不用意なパスを見逃さず、ゴールへ押し込む。直後には、カウンターの流れから再び中美が決めてリードを広げる。最後まで攻勢を貫いたことで主導権を握り続け、そのままタイムアップ。今季初勝利を飾った。(『Yahoo!スポーツナビ』より引用)






■ 2017年4月8日(土) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第7節

ジェフユナイテッド千葉 1−1 ザスパクサツ群馬

フクダ電子アリーナ 7361人

決死のドロー・・・連敗脱出

 ザスパは前半5分に中央ライン付近でボールを奪ったFW高井がロングシュートを決めて先制。さらに攻勢を強めてゴールを脅かし、逆に相手のシュートは1本に抑えた。後半は開始直後から攻め込まれる時間帯が増え、22分に同点ゴールを奪われると、勝ち越せなかった。
 試合を通じて相手を上回る10本のシュートを放ったものの、決定機を決めきれなかった。(4月9日『上毛新聞』より引用)






■ 2017年4月15日(土) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第8節

ザスパクサツ群馬 0−1 水戸ホーリーホック

正田醤油スタジアム群馬 5802人

負けに不思議の負けなし

 春の陽気に誘われて櫻の舞い散る敷島へ。今日は家族揃って水戸との試合を観戦です。たくさんあるスタジアムグルメを横目に今日もケバブを頬張っている次女。いつもケバブ。あくまでもケバブ。まったくもってブレません。森下監督率いる今季のザスパも「ブレずに続ける」と言い続け早くも第8節。前節ようやく引き分けて勝ち点1をゲット。0勝1分6敗でホーム3試合目です。
 今日はSUBARU社名変更記念のスペシャルマッチ。いつの日か大口スポンサーに、と期待されながらもなかなか近づけなかったSUBARU本社がついに冠マッチ、ということで個人的にはちょっとした感慨があります。新生SUBARUの門出を白星で飾って次はメインスポンサーに、なんて想像も膨らみます。SUBARUとザスパのコラボタオルが1万枚用意され、さらに女性は無料招待、2〜4月生まれの方も無料招待でのダービーマッチ。そしてこの日はFMぐんまからフリーになった笹川アナウンサーのDAZNでのJリーグ実況デビュー。長くザスパを取材し続け、常に愛情あふれる視線で見守り続けてくれた恩人の晴れ舞台です。さあ今日は勝たなきゃいけない理由がたくさん詰め込まれた一戦です!
 本日のスタメンは、GK清水、DF舩津・川岸・パクゴン、MF山岸・岡庭・川田・阿部、FW石田・岡田・高井。リザーブは、GK朴、DF一柳、MF出岡・松下・鈴木、FW小林・高橋。スタメン・リザーブともに前節と変わりありません。メンバーが変わらないのは今季初ですね。前節はこれまでの戦い方の継続を前提にしつつも、後ろからのパスによるビルドアップを省略し、極端に高い守備ラインを敷く千葉の背後をロングボールで狙い続ける戦い方を選んだザスパですが、果たして今日はどんな戦い方を見せてくれるでしょうか。同じ戦法が通じる相手ではありませんので、どういう戦い方を選ぶのか注目です。
 昼過ぎから吹き始めた風は右から左から、強く弱くと一定せず、ときにはアドボードを吹き倒すほどの強さ。試合前のスプリンクラーの水は風に乗ってバックスタンドまで届きます。ピッチサイドのボールボーイは水から逃げ惑ってます。ずぶ濡れじゃない?気の毒だぁ。
 そんな不安定な風が吹く中でキックオフ。水戸とのダービー、熱い戦いを期待したいところですが...。なんだか今日のザスパはおかしいです。攻守で陣形が間延びしている。奪いどころ攻めどころがはっきりしない。イメージが共有できていない感じです。前線からのプレスも機能せず。逆サイドでフリーの選手がいてもサイドチェンジもないし、そういう指示を出す選手もいない。攻撃には人数をかけようとするけれどボールを受けるための動きが足らず手詰まり、バックパスや横パスを繰り返してカットされカウンターを喰らう。開幕からここまで、勝てないなりに少しずつ理想の戦い方へ経験を積み上げてきたはずのザスパ。しかし今日はその積み上げが全く感じられません。
 失点のシーンもミスからのカウンターでした。サイドから持ち込まれクロス。守備の人数は足りていたはずですが、ボールを見て選手を見ず、中央で水戸・林選手にフリーで合わせられてしまいます。というか林選手と並走していたはずのCBはなぜボールを見て足を止めた?守備の組織とか約束事とかそういうこと以前の問題で話になりません。直後に交代させられた石田選手、パスを受け損ねてボールを奪われたこともありあたかも戦犯のように言われていますが、チーム全体の緩慢さが招いた失点と思います。
 石田選手に代わり高橋選手が入り、後半5分には小林選手が入り、2列めの運動量とボールを受けようとする動きは多少良くなりますが、それでもその動きに合わせるパスが出てこないので状況は打開されず。次第に全体の動きが鈍くなると、ボールを受けてからパスの出しどころを探しているような風に見え、いよいよ重苦しい空気が漂います。
 後半21分、岡庭選手が接触により足を痛め交代。出岡選手が入ります。出岡選手も期待の新人ですが、この交代にスタンドはため息。そう、この閉塞した雰囲気を打開できる選手が誰なのか、ザスパを応援している人はみな同じ意見だったんだろうね。かつてなかなか勝てなかった時代に水戸を2ゴールで沈めてチーム初の連勝をもたらした男。長短のパスが出せて、闘志を背中で示し、ピッチの中央でチームを鼓舞できるベテランこそが必要なんですよ。彼を出すだけでピッチの外もボルテージが上がる。スタジアム全体の雰囲気を変えられる存在をこの局面で選ばないというセンスは理解しがたいものがあります。結局今日のザスパは最後まで見るべきところなく敗戦。いやいやちょっと記憶にないほどの悪い負け方です。
 新生SUBARUの門出を白星で彩り、長年の悲願だったスポンサー獲得につながるゴールを決めてやろうという選手はピッチ上にはいなかったのか。たくさんの愛情をもらった笹川アナウンサーの晴れ舞台を飾ってやろうという選手はピッチにいなかったのか。水戸とのダービー、是が非でも勝ってやろうという熱い魂を持った選手はいなかったのか。...いなかったんだろうなぁ。試合後のインタビュー、監督も選手もダービーに触れていないのだからね。つくづくザスパの歴史を肌で知る存在の大切さと、それを次々と捨ててきちまった昨今のザスパの有り様が感じられ、ただただため息ばっかし出る一戦だったいね。  帰り道に次女がひとこと。「下がっちゃう?」「ん?もう一番下だからこれ以上順位は下がらないよ」「...そうじゃなくて、もひとつ下に下がっちゃう?」あまりサッカーを知らない娘までも本気で降格を心配し始めましたよ。【ばた@前橋】



■ 2017年4月22日(土) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第9節

東京ヴェルディ 3−1 ザスパクサツ群馬

味の素スタジアム 2786人

内容は良かったが

 ザスパは前半アディショナルタイムにMF松下が献上したPKを決められて先制を許し、後半8分は外国人FWに頭で押し込まれて2点目を失った。15分のCKからFW岡田が1点を返したものの、42分に守備の連係ミスで3点目を喫し、試合を決められた。
 前後半で計4本のシュートを放ったFW高井をはじめ、攻撃陣が好機に決めきれなったことが響いた。(4月23日『上毛新聞』より引用)






■ 2017年4月29日(土・祝) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第10節

ザスパクサツ群馬 1−4 名古屋グランパス

正田醤油スタジアム群馬 5629人

責任

 GWが始まり、晴れていれば日中は上着もいらない陽気になったが、夜はまだまだ寒い。とうとうここまで来てしまった。2017シーズン、9試合を終えて未だ勝利なし。声高に掲げていたJ1という目標は、すでに霞んで見えなくなっている。節目の10試合目、相手は初のJ2降格となった名古屋グランパス。メンバーの入れ替わりがあったとはいえ、戦力的には明らかにザスパの上を行っている。言わずと知れたGK楢崎に加え、玉田も戻ってきた。この日はケガで、2008年以来の正田スタでのプレーは観られなかったが、佐藤寿人も在籍している。格上の名古屋相手に、追い詰められた状況のザスパはどう戦うのか。結果は、あらゆる面で地力の差を感じたものとなった。
 ザスパのスタメンは前節同様、右のストッパーにチェ・ジュンギを起用、ボランチに松下と鈴木崇文が入り、トップの位置に山岸、ツーシャドーに高井と岡田。ベンチにはマテウスが戻ってきた。開幕から森下監督がこだわってきた山岸のボランチ起用や若手の抜擢を見直したことで、先の東京ヴェルディ戦では結果は出なかったものの、手応えは得ている。
 そしていよいよキックオフ。今シーズンから風間監督が率いる名古屋は、短いダイレクトパスを中心に、ザスパの守備を崩しにかかる。テクニックに勝る名古屋の選手相手に、ザスパは高い位置からプレスをかけ、パスの出どころを封じる。結果としてイエローカードをもらうこともあったが、気迫みなぎる守備で、名古屋にペースを握らせない。そして、前半終了間際のアディショナルタイム、その気迫は結果となって現れた。松下の蹴った左CKに、中央で合わせたのは山岸。GOOOOOAL!!! 苦しんできたゲームキャプテンに待望の初ゴールが生まれた。そのまま1-0で終了、試合内容、結果ともベストと言える前半を終え、強豪相手に今シーズン初勝利という期待も膨らんだが、そんなに甘くはなかった。
 後半も同様のメンバーで臨んだザスパ、先に得た決定機を決めきれずにいると、緩んできたプレスの隙を突かれ、同点に追いつかれる。その後は途中投入されたフェリペ・ガルシアに1ゴール1アシストを献上、永井龍のスーパーゴールも決まり、3点のビハインド。岡庭、小林、マテウスとカードを切るが、試合の流れは変えられない。5,000人を超す観衆の中には、4点目が決まった時点で席を立つ人も目立った。試合後、ゴール裏には森下監督、都丸社長が残り、サポーターに状況の説明を行った。
 10試合を終えて1分9敗、今シーズンから21位以下が自動降格となるJ2、事態はかなり深刻になっている。試合後、必ず森下監督の口から出る、「結果は私の責任」という言葉。「責任」という言葉に逃げ、甘えているのは、監督自身なのではないだろうか。本当に「責任」を感じ、「責任」を果たすつもりなら、理想をかなぐり捨て、結果にこだわり、勝ちに結びつける采配を振るうのが、本来の姿なのではないだろうか。
 試合に先立って行われた株主総会では、3期ぶりの赤字が発表された。あくまで公式リリースや新聞記事等の情報ではあるが、都丸社長からは、経営改善に関する具体的な施策の説明はなく、その穴埋めには、まだ手元にない分配金をあてにするような発言も書かれていた。本当だとしたら、経営「責任」のあるトップとして恥ずべき、情けない発言としか思えない。
 名古屋戦の後、ゴール裏には菅原GMの姿がなかった。ここまで結果が出ていない状況で、チーム編成を担うGMの「責任」は重い。昨シーズンの赤字は、GMが自信を持って獲得したはずの外国籍選手がまったく活躍できず、追加補強を行ったことも少なからず影響していると思われる。現在の危機を招いた張本人としての「責任」をどう感じているのだろうか。
 植木さんが去った時点で、ザスパ草津はすでになくなっている。今のザスパは、ザスパであってザスパでない。それを分かりつつ、ザスパ草津を残せなかった「責任」の一端を感じながら、残ってくれた選手、帰ってきてくれた選手のために、サポーターはスタジアムに足を運び、声を出している。
 今の状況を脱するには、それぞれがそれぞれの「責任」を果たす以外に、道はない。【yosuie@中毛】



■ 2017年5月3日(水・祝) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第11節

ザスパクサツ群馬 0−2 FC岐阜

正田醤油スタジアム群馬 3058人

愛が試される

 ついに4月中にも初勝利を果たすことがでぎなかったザスパ。前回名古屋戦の後にはサポの怒りが爆発し、居残りで社長の弁明を聞いたんだけんど、これが悲しいほど役人答弁でがっかりさね。まぁそんな中でも「塾サボる!→塾は行け!」のやり取りが、全国的に微笑ましく取り上げられたんはいーことじゃねんかね。今節、試合前日には社長名で「ザスパクサツ群馬を愛する皆様へ」という文章が出されたけんど、あの夜の紋切りの発言と大差のねぇ覚悟のみえねぇお義理な内容。ここだけの話、ウチの社長ってザスパのこと愛してねぇだんべ?って思っちゃったよ。
 さぁそんなこんなで大型連休の憲法記念日のホーム岐阜戦だぃね。岐阜は昨年まではJ2ボトムズのお友達なんに、今季は大木監督っつー智将を迎え、勝点15、しかも得失点差が+2の10位とゆう、どっかのチームとは大違いの躍進さね。オレも今回ももし居残りになったら、塾をサボるんべっつー若者を優しく諭してやるんべぇとゴール裏へ。
 今日のスタメンはGK1清水、DF36チェ・ジュンギ、3川岸、8パク・ゴン、MF8鈴木、30松下、2舩津、5阿部、15岡田、28岡庭、FW9山岸、サブにGK41牲川、19一柳、FW6小林、7高橋、10マテウス、14石田、そして26高井。この一戦の前に晴れてプロ契約となった岡庭の活躍に期待することにすんべぇか。対する岐阜は横浜FC時代に過去何度も痛い目にあった難波、サブに元ザスパの山田晃平が控える。
 爽やかな好天の中、キックオフ。連休中でこんなにいい天気だとゆうのに今日はメインもバックも空席が目立つ。ザスパはもはや森下教の金科玉条とゆってもいい3-4-3、岐阜は4-3-3の模様。立ち上がりは岡田がトップ、シャドーに山岸・岡庭みてぇだ。前回の名古屋戦の前半はガシガシいってたんで、今日も期待すんべぇ。前半早々に何本かCKのチャンスがあったがモノにできず。前半15分頃からは岐阜のペースに転じてぐ。ザスパ両ウィングの外側に選手を配置し、徹底してサイド奥のスペースを狙う岐阜の攻撃。しかも今日は名古屋戦のプレスが嘘のようにザスパのプレスが緩い。そしてなんとも軽い。サイドを突かれ手薄になった中央に折り返され、前半19分田中に先制ゴールを許す。選手たちが一気に意気消沈したんが伝わってくる。前半25分にはCKのクリアの折り返しを(ゴール裏からはオフサイドのようも見えたが・・)なぜかどフリーの難波に合わせられ、更に失点、0-2。今日のグダグダなザスパじゃ、はぁ2点差逆転は厳しい。いや同点だって無理かも。逆に岐阜は好調で、ボールを自在に操りザスパを翻弄、更に追加点が奪えそうな勢い。それでもなんとか前半終了、0-2。このままでは試合後荒れそうだ。塾のある若者は早く帰ぇれ!
 後半開始。今日はシャドーで冴えなかった岡庭に替え、現チーム得点王の高井を投入。後半は岐阜がリスクを冒さねぇ省エネモードに入ぇったんか、前半ほどの勢いがなくなったんで、ザスパもボールを保持する時間が増えてきたで。岐阜は70分に元ザスパの山田を投入。直後右サイドからドリブルで切れ込んだ山田にシュートを見舞われるが、わずかにゴールを外れ、恩返し弾は回避できた。山田はザスパにいた頃には、ゴール前のシュートチャンスでも味方にパスを出しちまうヤツだった(笑)けんど、何年も見ねぇうちに、まぁず積極果敢なスタイルになったぃなぁ。ザスパも高井、岡田がシュートするチャンスがあったけんど、いずれも枠を捉えられず。岡田に替わってマテウス、鈴木に替わって石田を投入するも、流れは変えられず。結局最後までゴールを割ることがでぎねぇまんま、岐阜に余裕を持ってクローズされ、そのまんま0-2でタイムアップ。スコア以上の完敗で、これで4連敗、11戦で1分早くも10敗の体たらく。こんなんじゃまだ当分勝てそうもねぇやぃなぁ、そんな雰囲気さね。
 試合後の挨拶、選手たちの覇気のねぇ表情、ゴール裏のサポータからは呆れたんだか、ほとんどブーイングもなし。むしろ皮肉なんか散発的に拍手も起きるほど。前節のように居残りもなく、さっさと散開。今回は若者は塾をサボる必要もなかったんね。
 今日は前半は相手に3-4-3の弱点を研究し尽くされ、そこを狙い通りに見事に突かれ失点。後半は岐阜が守勢に回ったせいか、何度かチャンスがあったもんの、フィニッシュの精度が悪くって、1点すら奪えなかった。ザスパの3-4-3は、選手層が薄くヴァリエーションにも乏しいんで、はぁ他チームでもすっかり研究されちまってるだんべ。これからおーか蒸し暑くなって群馬は灼熱地獄がやって来っから、体力が要るとされる3-4-3は、このチームじゃますますジリ貧じゃねんきゃ?早ぃく無謀な理想なんか捨てちゃって、まっと現実を直視した采配にしてほしいんだけんどなぁ。何よりこんな好天のGW中に観客が3000人ちっとしか集められねぇっつー現実が悲しいで。まぁこんな試合してたら、どんどん減ってぐべぇだけんどね。試合ごとにザスパへの愛が試されてぐな、こりゃ。【すずき@東毛】




■ 2017年5月6日(日) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第12節

ロアッソ熊本 1−2 ザスパクサツ群馬

えがお健康スタジアム 4777人

高井劇的決勝ゴール!今季初勝利!



 ザスパは前節から先発を入れ替え、FW高橋とDF市川を起用。主導権を握り始めた前半33分、セットプレーからDF崔のJ初ゴールで先制した。その後は好機を決めきれず、熊本が勢いを増した後半は守勢に回った。
 同点にされると相手はさらに攻勢を強めたが、GK清水が好セーブを連発してしのぎ、残り15分過ぎからFW高井、MF鈴木、FWマテウスと立て続けに投入。試合終了間際の高井の決勝弾を呼んだ。(5月9日『上毛新聞』より引用)






■ 2017年5月13日(土) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第13節

ザスパクサツ群馬 0−3 愛媛FC

正田醤油スタジアム群馬 1402人

交代から失速



 ザスパは後半25分からの11分間で立て続けに3失点。その後は好機なく敗れた。前半は新加入のFW姜を中心に攻め、いい形を何度もつくったが、後半は開始直後から守備に追われる時間が長くなり、巻き返せなかった。(5月14日『上毛新聞』より引用)






■ 2017年5月17日(水) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第14節

ザスパクサツ群馬 2−1 レノファ山口FC

正田醤油スタジアム群馬 1617人

お 待 た せ !

 今シーズン唯一の水曜のナイトゲームが組まれた第14節。ザスパは最下位22位、勝点はわずかに4。今日の相手は勝点10で20位の山口。次の日曜の第15節は勝点9の讃岐と続くこの連戦は、今季のザスパにとってリアル正念場だで。万が一連敗したら、J3降格ははぁ濃厚だんべ。今日は何としても勝たねばなんねぇ。
 水曜の夜のナイトゲーム。チーム状態は低迷、天気予報は試合の時間帯だけ見事に傘マークが並ぶ。女子吹く風はちょっと冷たく、これで雨が降ってきたら確実に心が萎える。こりゃ観客動員数ワースト(2011年第4節の1266人)を更新しちゃうんじゃねんきゃ?敷島につくとスタジアムは閑散としており、バックスタンドの売店も今日はなしとゆうなんだかなぁな状況。今日のスタメン発表、GK1清水慶記、DF19一柳、36チェ、20パク、5阿部、MF7高橋、9山岸、28岡庭、26高井、15岡田、FW33カン、リザーブはGK41牲川、DF16市川、2舩津、MF30松下、6小林、8鈴木、FW10マテウス・・・発表の段階ではDF4枚。ついに4バックになるんきゃ?ベテラン勢が軒並み控えで、今日は攻撃重視ってとこなんだんべか?
 雨が降り出すことなく19時試合開始。後半、風が強まるとは思えなかったんに、なぜかエンドを交代。ああやっぱり3-4-3なんきゃ。CHは山岸と岡庭、右WBは高橋・・・この布陣うまくいったことねぇし、エンドを交換したときの勝率悪りぃんべがな。オレは前節の愛媛戦に来られなかったんでカンの体躯を初めてみたんだけんど、なんだか一人図抜けた感じだぃなぁ。最初は互いに様子見だったけんど、ザスパが攻勢。20分過ぎから高井の左足ボレー、CKからカンのヘッド、高橋のFKと立て続けに好機をつかんだんだけんど、枠をとらえられず。その後は徐々に山口の攻勢。山口はシンプルにボールをつないで、サイドから何度もザスパDF陣の裏を取りシュートを見舞うが、いずれもゴールならず。もし山口に決定力があったら、前半のうちに試合を決められてたかもしんねぇ。このまま膠着状態で、前半を終えるかと思ったアディショナルタイム、右サイドの高橋が岡田につなぎ、カンへのパスはカットされたけんど、このこぼれ球、ゴール前に詰めたんは高井!GOOOOOAL!!! 今季5ゴール目!いやぁ高井はいっつもいぃ位置にいらぃなぁ。まさかのこの時間帯に先制、群馬1-0山口。今日は勝てるかもしんねぇぞ!
 後半開始。追加点がほしいザスパ。後半13分、今度は左サイドから高橋がクロス、ニアのカン・スイルが豪快にヘディングシュート炸裂!GOOOOOAL!!! J初ゴール!いやぁすんばらしい身体能力!久々の2-0に歓喜の場内、こりゃ勝つんじゃねぇ!?興奮の余韻が残る中、山口ボールで試合が再開すっと、あれよあれよとボールをつながれ、10秒かそこいらでシュートを見舞われちまった!なにやってんだか!失点、2-1。歓喜の余韻は一気に冷め、このままじゃ同点、いや逆転されちまうんじゃねぇかと一気に心配になってきたで。試合の流れは山口に傾き失点の恐怖にさらされる。おまけに空からついに雨が落ちてきた。後半26分、岡庭に代えてここで松下を投入。松下の奮闘で一気に守りが安定した感じだ。後半40分には岡田に代え鈴木、アディショナルタイムは4分だったけんど、山岸に代え、小林でそのまま試合をクローズさせて、2-1。今季ホーム7試合目でやっとホーム初勝利を果たした。雨もたいして強くならず試合終了のころにはいつしか止んでて、濡れずにすんだんも良かったぃ。
 試合後、ホームで今季初勝利の草津節が敷島に響く。やっと第14節で2勝目。勝点は7となり、降格圏脱出となる20位の山口との差を3に詰めることに成功した。ザスパの勝利を信じ、平日夜にずぶ濡れ覚悟で敷島にやってきた1600人のザスパバカ諸氏は「勝ち組」とゆえるだんべ(笑)攻撃は高井、カンと期待のFW陣が点を取ったもんの、今日は何度もサイドを崩されたり、裏を取られたりと、もし山口がもうちっと決定力があったら前半で確実に劣勢に陥ったと思うんさ。ディフェンス陣のなお一層の奮起を期待するで。 今日は若手主体かつ攻撃力重視での金科玉条の3-4-3の布陣だったけんど、やっぱ試合を落ち着かせてクローズさせたヴェテランの松下の力は、このチームに欠かせねぇと思うで。今日の勝利の陰の立役者とゆえるんべ。高い身体能力を見せつけたカンも、今後なお一層爆発してもらいてぇやぃ。(私生活ではバクハツしねぇでくんなぃね)讃岐も負けたんで、次節アウェイで讃岐との直接対決に勝てば最下位脱出がでぎるで。今日の結果をぬか喜びにしねぇためにも次節の結果が大事だで。・・・まぁでも今日は待望の今季初勝利の余韻に浸るとすんべぇか。【すずき@東毛】




■ 2017年5月21日(日) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第15節

カマタマーレ讃岐 1−2 ザスパクサツ群馬

Pikaraスタジアム 2517人

逆転!連勝!最下位脱出!



 ザスパは前半31分、ゴール前の守備が乱れて先制を許したが、同41分にMF高橋駿太のフリーキックがFW姜修一に当たって跳ね返ったところ、FW高井一馬が反応して同点ゴール。
 後半15分にはゴール前の混戦でこぼれたボールを高橋が浮かせ、FW岡田翔平がボレーで合わせて勝ち越した。その後攻め込まれる場面もあったが、後半出場のボランチ鈴木崇文らを中心に、粘り強く守った。(5月22日『上毛新聞』より引用)






■ 2017年5月28日(日) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第16節

アビスパ福岡 1−3 ザスパクサツ群馬

レベルファイブスタジアム 8025人

猛攻耐え3連勝!



 ザスパは福岡に20本のシュートを打たれながらも、1失点で抑えた。攻めては逆にFW姜修一とFW高井が前半3本のシュートを全て決め、決定力の高さで優位に立った。前半終了間際にFKからFWウェリントンに1点を許し、後半もセットプレーやクロスから繰り返し決定機をつくられたが、GK清水らが一体となった守備で防いで逃げ切った。(5月29日『上毛新聞』より引用)






■ 2017年6月3日(土) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第17節

ザスパクサツ群馬 0−2 徳島ヴォルティス

正田醤油スタジアム群馬 4186人

寒風の男祭り

 首位福岡を相手に3得点で勝利して3連勝でホームへ帰ってきたザスパクサツ。勢いに乗って4連勝なるか。相手は盟友徳島です。
 今節は世にも珍しい「男性無料招待」。ゴール裏にはサポっぽくない服装の人も多く「はじめて」とか「2回め」なんて話声も聞こえてきます。もちろん大半はいつもの熱いゴール裏の人たちですが、普段バックスタンドで見かける顔もちらほら。本来ならVIP扱いで指定席へ招待されるんじゃないのかな、と思えるスーツ姿の方も。いつもはそれぞれの席でそれぞれの見方をしている人が混然一体となっているゴール裏。なんだか不思議な雰囲気です。満員に近いゴール裏からいつもにも増した大声援でチームを後押しします。私も今日は微力ながら声出してゆきますよ! ...って、なにこれ、えらい寒ぃんだけど!一枚余分に着て来たのに寒みぃ寒みぃ!!6月とは思えない冷たい強風が吹く敷島です。
 今日のスタメンは、GK 1清水、DF 19一柳、36チェ、16市川、MF 7高橋、9山岸、28岡庭、5阿部、FW 15岡田、26高井、33「皇帝の帰還」カン・スイル。累積警告で出場停止のパクに代わって市川です。サブは、GK 41牲川、DF 2舩津、MF 30松下、6小林、8鈴木、FW 10マテウス、40盛田。ラーメン師範、久しぶりに出番はあるでしょうか。
 対する9位の徳島はここのところ勝ちきれない戦いが続いているようですが、裏を返せば簡単には負けないチーム。苦手意識はないものの難敵という印象が強いです。注目はザスパ・高井選手と徳島・渡選手。日本人トップの8ゴールで並ぶふたりのエースの対決です。
 コイントスで風下に陣取ったザスパ。徳島のキックオフで始まります。序盤は徳島ペース。追い風を得て一気に押し込みます。コーナーキックが続きますがどうにかしのぎきります。強風にも関わらずばたばたしたところは感じられないのは、赤城おろしの通り道にある下増田グラウンドでの練習成果でしょうか。15分を過ぎ、ボールがボランチで落ち着くようになると徐々にザスパがペースを握りじめます。19分、右からのクロスにヘッドで合わせたのはカンスイル。二人のDFに挟まれながらも頭ひとつ分抜け出して合わせるも、これはキーパー正面。そのボールがこぼれたところを狙いすました高井のシュートは身を挺したDFに阻まれます。惜しい!!このあともザスパペースで試合は進むもののゴールは遠い展開で前半終了。
 普段はバックスタンドから見ているので、ゴール裏からの視点は新鮮ですね。DFを交わして突破するカンスイルの技術、岡田のフリーランの頼もしさ、高橋のクロスの鋭さなどなど、ゴール裏だから見えることも多いなぁと個人的には発見が多い前半でした。気になるのはシュートを狙う大胆さというか図々しさというかがちょっと物足りないことかな。ゴール裏からの視点だと、シュートコースがよくわかりますね。え、そこでパス?!打たないの?!というシーンがよーくわかります。連勝しているチームとは思えないような攻めの慎重さがちょっと見ていて歯がゆかったりしました。
 寒いので辛口のケバブで体の中から暖を取りつつ後半です。後半も頭から攻勢をかけてくる徳島。しかしザスパは前半のようにペースを取り返せません。一方的に攻め立てられてしまいます。61分、カウンターで上がったカンスイルが潰されると返す刀で縦に早く入れられると、あっさりと守備の裏を取られ、徳島・渡選手にゴールを決められます。ザスパは鈴木、マテウス、松下を送り込みますが流れを変えきれず。松下選手は3バックの中央なのか4バックのワンボランチなのかという微妙な位置から左右に大きくボールを散らして徳島を翻弄します。おーさすが松下。これをもう少し早い段階から見たかったなぁ。しかし松下のサイドチェンジも功を奏さず。ロスタイムにはGK清水のロングフィードを徳島の選手がヘディングで跳ね返すとそれがラストパスとなり、またしても守備の裏を取られて今度は徳島・山崎選手に決められて万事休す。4連勝はならず。0−2の敗戦となりました。いや、徳島にもう少し決定力あるいは運があったら2失点では済まなかったでしょうね。後半ザスパのシュートはゼロ。残念ながら今日は妥当な敗戦だったと感じます。
 思えば福岡戦と裏表の試合だったかもしれません。前半のカンスイル選手のヘディングが、あるいは高井選手のシュートが入っていたら、前節と同じような流れになっていたかもしれません。前節同様に後半は圧倒的に攻められたけれど今節は守りきれませんでした。今のザスパは紙一重の差で結果が変わる状態なのかもしれませんね。
 徳島というのは、なにかときっかけを与えてくれる存在と感じています。ザスパが勝てないときは立ち直る手がかりになるのが徳島。ザスパが勝っているときは壁となって次への糧を与えてくれるのが徳島。今回の敗戦も次の勝利へつなげるきっかけにしてゆきたいですね。【ばた@前橋】



■ 2017年6月11日(日) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第18節

モンテディオ山形 1−0 ザスパクサツ群馬

NDソフトスタジアム山形 6639人

再び降格圏に転落



 ザスパは山形を上回る11本のシュートを放ち、セットプレーも生かしてゴールに迫ったが、無得点に終わった。前半3分に自陣でこぼれ球を拾われて先制を許すと、勝負どころで相手の堅守を崩せなかった。
 GK清水が前半43分にPKを止めるなど守備は奮闘したものの、攻撃の決定力不足が響いた。(6月13日『上毛新聞』より引用)






■ 2017年6月18日(日) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第19節

ザスパクサツ群馬 0−2 松本山雅FC

正田醤油スタジアム群馬 6828人

後味悪い敗戦

 3連勝の後の、連敗で再び降格圏に沈んだザスパ。今日の相手は策士、反町監督の率いる松本山雅FC。今節はJ2唯一の日曜夜の開催。他のJ2の試合は全試合土曜日に終了してて、下位チームがこぞって勝てなかったんで、今節勝ち点を得れば、降格圏を再び脱出することができるで。ザスパはチーム発祥の地の草津でミニキャンプを張り、鋭気を養ったと聞くで。例年草津の湯に浸かってくるとチームの運気が上向くんで、今節は期待大だぃね。
 今節はベイシアカインズスペシャルマッチで、ホーム側の入場者に今季のチームスローガンの「前に向かって全力」がデザインされたネイビーのTシャツがプレゼントされる豪儀さだぃね。松本からは緑のサポが大挙襲来して、敷島はまぁず賑わってらぃ。
 さて今節のメンバーはと・・・GK1清水、DF19一柳・36チェ・20パク、MF7高橋・9山岸・28岡庭・5阿部、6試合ぶりの先発の30松下、FW15岡田・26高井、リザーブはGK41牲川、DF2舩津・3川岸、MF6小林・8鈴木・14石田・27出岡・・・って核弾頭のカンスイルがベンチにも入ってねぇし!(´Д`)ケガしたん?うーん、今日大丈夫なんきゃ?一気の暗雲。おそらく今日も3-4-3なんだんべけど、じゃぁ誰がCFなんだんべか??
 そろいの支度(Tシャツ)で草津節(笑)選手入場、19時キックオフなんに夏至が近ぇんで、まだ十分に明りぃやぃ。高橋のJ2・J3通算100試合出場のセレモニーが終わり、またもやエンドを交換。こんな日は曇天なだけで、夜半になっても風なんか強くなんねぇだろうに、どうしてチェンジしたんかなぁ。後半に相手側に攻め込むんは興行的にもどうなんかと思うよ。
 どうやら今日のCFは山岸、シャドーは岡田・高井、ボランチには岡庭・松下のコンビのようだぃ。立ち上がりから松本に攻め込まれたけんど、ザスパも中盤の底に入った松下からのパス、前線のハイプレスはなかなか効いてたで。ザスパも2度ほど好機があったけんど、決めることがでぎなかったぃね。今日の主審はジャッジがなんだかおーか不安定で、選手もサポもやきもき感が伝わってくらぃ。前半21分、松本のFWがDFに倒されたとして、PKの判定(´Д`) ゴール裏からは遠いんでよくわかんなかったけんど、だいぶザスパの選手が主審に詰め寄ってたんさ。しかし判定は変わらず。PKのキッカーは高崎。清水は読み良く最初の右隅へのキックを跳ね返したけんど、それを高崎に詰められ失点。先制を許す。切り替えていきてぇところだ。その後は、松下や岡庭を中心に攻撃を組み立て、前線では岡田の奮闘が光るが決めきれず。ザスパのファールは厳しく主審に取られるんだけんど、ゴール手前の絶好の位置の松本のファールは流されちまって、なんだか不公平感がひしひし。森下監督もサイドライン近くまで近づき猛抗議。選手もサポも苛立ちが伝わってくらぁ。前半ATは山岸が肘打ちしたとして、黄紙を提示される。後で思えばこの辺りが試合後の事態の布石になってたんだと思う。
 後半開始、松本のペース。後半15分、松本のスローインのクリアボールをペナルティエリア手前中央から宮坂がシュート、これが決まっちまい、またも失点。これで、0-2。後半19分に阿部から石田、岡田から出岡の一気の2枚替え。石田は阿部のポジションに。今日は高井の方が消えてたんに、奮闘してた岡田を下げちまったんはどうかなぁ。後半31分にはチェから川岸へ交代。チェはケガでもしたんだんべか?松本の攻勢が続く。もうちっと松本に決定力があれば3失点ぐれぇしてたかもしんねぇ。ザスパも幾度かチャンスがあったけんど、松本の守備陣に巧妙に潰され、AT4分も時間をうまく使われ、そのまんま0-2で敗戦。
 試合後、よっぽどイラついてたんか、キャプテンとしての義侠心からなんか、山岸が主審に詰め寄り、まさかの赤紙提示で退場。審判団は警備員に囲まれての退場となったで。これで山岸は次戦出場停止で、なんとも後味の悪ぃ敗戦になっちまった。まぁ確かに主審の判定はなんだか不安定だったし、PKの判定を含めフラストレーションが溜まったんだとは思うんだけんど、判定が覆るはずもねぇし、山岸の行為はちっと軽率で余計だったぃなぁ。チームにたまった鬱積は、ぜひ次の天皇杯2回戦、そして次節の大分戦で爆発させてくんなぃ。
 これで3連勝の後、ずるずると3連敗で降格圏脱出はならず。前線でタメのでぎるカンスイルの欠場も痛すぎで3試合連続で無失点・・・あの3連勝で浮かれて、もうこりゃ今年は大丈夫だんべ?なんて思ってたんに、また降格の恐怖が目前に迫ってきたで。【すずき@東毛】




■ 2017年6月25日(日) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第20節

ザスパクサツ群馬 0−4 大分トリニータ

正田醤油スタジアム群馬 3421人

守備崩壊 再び最下位転落



 ザスパは前半、開始直後からFW高井が惜しいシュートを放つなど攻勢を強めたが、39分に守備の隙を突かれて先制を許した。  後半はサイドを起点にFW小林らが好機をつくるも、12分に相手FWに最終ラインを突破されて追加点を奪われると、18分にはPKを献上。3点差とされると、さらに21分に失点した。(6月26日『上毛新聞』より引用)






■ 2017年7月1日(土) ■

2017明治安田生命J2リーグ 第21節

京都サンガF.C. 1−0 ザスパクサツ群馬

西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場 6561人

ロスタイムに失点し5連敗



 ザスパは後半のアディショナルタイムにゴールを許し、水際で勝ち点を逃した。スコアレスで折り返した後半は開始直後からペースをつかみ、終盤にかけてFWの高井、盛田を投入して決定機をつくったが決めきれず、リーグ戦5試合連続無得点に終わった。(7月2日『上毛新聞』より引用)






Special Thanks
ご寄稿、ご協力、画像のご提供あんがとね! (順不同)

THES-NAMAKA@前橋 様
あきべー@北毛 様
yosuie@中毛 様
ばた@前橋 様
さねやん@九州 様
とも@川崎 様
え亥輪@前橋 様

製作協力:三束雨@藤岡



Copyright(c) 2017
すずき@東毛

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